ザッザッザッザッザッザッザッザッ・・・
（静寂した密林内を警戒しながら進んでいく猫蛮族隊。その先陣をきるは、両角が垂れ下がった砲弾型の兜（眼鏡状の顔当て付き）を被り、磨き上げられた長い木の柄の先に、大きなヘッドをつけた巨大な両手斧を持つ茶毛の獣人戦士であった）
ライアン「環境生物の気配が消えた・・・敵は間違いなく近くにいるぞ。警戒を怠るなよ」ザッザッザッザッ・・（後続では同じく武骨な骨兜やバイキングヘルムを被った屈強な獣人戦士達が頷きながら前進していく）
劉珍「蛮族隊の最大の特徴は、一見にしてその蛮勇たる剛力な精神にこそあるが、彼らの武器はそれだけじゃあない」（「ユクモノカンキン【三顧の礼】」を被った軍師が実直な眼差しで遠くを見上げながら言及している）
ファイヤジンガー「ただの力任せな軍団じゃないって言いたいのか？」うひいいいい（まだこわがって、まるまっているロージーの左肩の上より質問するドスビスカス）
ライアン「・・・・・・。止まれ・・・」スッ・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
（密林の木々に擬態した巨大な尾槌竜の両眼が一直線にこちらを捉えている）
ライアン「またあいつか・・・今度こそ叩き潰してやる」グッ・・！！（両手斧の杖部を両手で強く握りしめる）
ファイヤジンガー「武器は防具だと？」ナナッ？
劉珍「そう。連中が好んで使う大型の斧や太い刀身を持つ剣は、凶暴な鈍器であると同時に、敵の攻撃をも跳ね返す優秀な盾にもなるんだ」
ウオオオオオオオオオオ！！
（重機のような巨大な顔面をもって木々を薙ぎ倒しながら、爆音の咆哮と共に猛進してくるグランカッサ）
ライアン「楔を打ち込む。しっかり支えろ」ガシッ
（ライアンを先頭にピラミッド型に密着し合う猫蛮族隊）ウオオオオオオオオオオオ！！
（俯瞰図。密林の木々を根こそぎ掘り返しながらショベルカーのように突進していくドボルベルグに対し、三角形型の陣形を組んだ猫蛮族隊が迎え撃つ）
ライアン「・・・・・・・・・・・・・・」グワッ
（先頭に立つ部隊長を筆頭に、それぞれの武器（バトルアックス、ツーハンデッドソード、バスタードソード、ファルシオン、グラディウス等） を頭上高く振りかざす猫蛮族隊）グランカッサ「オオオオオオオオオオオ！！！！」ズドドドドドド！！（迫りくる怒涛の尾槌竜の顔面）
ライアン「今だ！！打てぇええええええええええ！！！！！！」
ブオオオオオオオオオン！！
（一斉に各々の得物を渾身の力をもって投擲する猫蛮族隊）
劉珍「彼らの武器は斬る為にあるんじゃない。破壊する為に存在するんだ。まともに当たったら即死だよ」やれやれ
ダギャアアアアアアアアアン！！
（巨大な尾槌竜の顔に穿たれる様々な凶器郡）
「あたちのモンハン日記」
～Fourth Stage～
グランカッサ「アオオオオオオオオオオオ！！！！！」（顔の皮膚をボロボロに削がれ、悶え苦しむ尾槌竜）
ライアン「得物を拾え！！そのまま殺せ！！！！」ウミャアアアアアアア！！（怒号と共に襲いかかる猫蛮族隊）
一也「グランカッサ！！しっかりするニャ！！」アオオオオオオオオ！！（悶える尾槌竜の背甲（コブ部）に乗りながらまさに鼓舞する）
マクシミリア「一也殿！！敵が襲ってきますぞ！！」チャッ（蓮根状の回転式弾倉（シリンダー）を有した、シルバーの「トーラス・レイジングブル」系の大型リボルバーボウガンを颯爽と構える）
ライアン「あれは疾風隊の・・・諸共粉々に叩き壊せぇええええええ！！！！」ズドドドドドド！！（各自得物を拾い上げながら猛進していく猫蛮族隊）
マクシミリア「させるか！！」ドギューーーーーーーン！！（斜め下に向かってリボルバーの弾丸を発射させる）
スオーーーーーーーーン・・・・・・
（スーパースロー。悶絶する尾槌竜の背甲上より放たれたカラの実弾丸が、ゆっくりと回転しながら迫ってくる）
ライアン「黙ってろぉおおおおおおおお！！！！！」ブオオオオオオオン
（スロータイムをブレイクするように両手斧を瞬時に振りかざす）ダオオオオオオオオオオオオン！！
（ライアンが振り下ろした両手斧がカラの実弾丸を両断すると同時に小爆破が起き、その左右から得物を振りかざしながら突撃していく猫蛮族隊）
ファイヤジンガー「そんな狂暴な連中相手に大丈夫なのかよ？」うひいいいいいいい（ますますこわがるロージー）
劉珍「その為にこっちもグランカッサ同様、「重甲な」戦士を一頭追加した」フフ・・
ウミャアアアアアアアアア！！！！
（尾槌竜を各々の武器で攻撃しながら包囲し、その上を軽々と駆け上がっていく猫蛮族隊）
ライアン「叩け！！砕け！！穿ち殺せぇええええええ！！！！」バギャアアアアン！！バギャアアアアアアン！！（尾槌竜の側面にしがみつきながら、振りかざす武器によって甲殻を次々と破壊していく）
一也「さすがニャ！！だが俺たちだけにかまってていいニャ！？」ほにゃら！ほんにゃらーー！！（と本家同様に「鳴く」合金のにゃんにゃん棒で這い上がってくる猫蛮族兵を叩き落としながら警告する）
ライアン「なんだと・・！？」ちら・・
ドシーーーンドシーーーン！！
（グラビダッシュで木々を薙ぎ倒しながら突進してくる黒鎧竜）
ライアン「なんだ！？あれは！！」ドシーーーンドシーーーンドシーーーン！！（瞳に映る黒鎧竜が刻々と迫りくる）
ドオオオオオオオオオオオオン！！
（豪快なタックルで猫兵諸共、尾槌竜を転げ倒す黒鎧竜）
ライアン「クッ！！」ズシャアアアアアアア
（両膝を地面につかせながら、後方に大きく後退着地するも、少しでも距離をとられまいと、片手の爪で土を削りながらブレーキをかけている。また、ふっ飛ばされた他の猫も同様に颯爽と着地していく）一也「コラぁ～～！！痛いニャ！！メガゼノス！！」ぷんすか
（横転して尾槌竜の下敷きになっている。その手をひっぱり冷静に救いあげる伯爵の姿も）
メガゼノス「あ、ごめんごめん
ダディちゃんの出番がきたもんだから、つい興奮しちゃって」テヘッ♪グランカッサ「今のが一番効いたぞ・・・」グオン
（まだ張り付いている猫兵を振り払いながら起き上がる）メガゼノス「だからごめんて。それより、なんだってダディちゃんのグラビティカノンを使っちゃいけないんだ？一蹴してやるのに」バチーーーーーン
（飛びかかってきた猫兵を軽く翼ではたき落とす）一也「強力過ぎるからニャ。遠くの仲間にでも当たったら、即死ニャ。さぁ、いくニャ！！」ぴょん
（屈んだメガゼノスの頭部に飛び乗る）ライアン「臆すな！！木偶の坊が増えただけだ！！陣形を立て直すぞ！！」ウミャアアアアア！！（四足走行でみるみるうちに固まっていく猫蛮族隊）
マクシミリア「見上げたブレイブハートだ。だがそれもまた、軍師の計略通り」カルルルルルル（マグナムボウガンのシリンダーを軽快に回す）
劉珍「水没林では見かけない黒鎧竜の登場により、一瞬は戸惑うも連中はすぐに対応し、立て直してくるはず・・。一撃必殺のグラビティカノンを封じられたメガゼノスを鉄壁の陣にて、じわじわとにじり寄って攻撃を仕掛ける・・・・」チャッ・・（複数の獣人アイコンが描かれた小石を黒鎧竜のアイコンが描かれた小石の前方にそっと置く）
メガゼノス「なんだこいつら！！あっちいけ！！この！！」ブオオオオオオオン
（翼で足元ににじり寄ってくる猫蛮族隊を振り払おうとする）ライアン「なんの！！」ガシーーーーーーーン！！（各々持っている武器を盾に風圧効果に耐えてみせる）
猫蛮兵「放てぇえええええええ！！」ヒョウウウウン
ヒョウウウウウン（後続の部隊が矢を放つ）メガゼノス「いてててててて
」バシャアアアアン
バシャアアアアアン（全身に水属性付加の矢が次々と浴びせられる）一也「にゃんて連中ニャ！！」ほにゃら！ほんにゃらーー！！（と鳴く合金のにゃんにゃん棒で飛んでくる矢を弾き返す）
マクシミリア「援護だ！グランカッサ！！」ズキューーン
ズキューーン（前進していく尾槌竜の頭部に搭乗しながらリボルバー型ボウガンを発砲する）グランカッサ「伯爵。しっかり掴まっていろ」グオン
（急反転し、ドボルハンマー付着の尾っぽを高く掲げる）猫蛮兵「来るぞ！！散開しながら矢を放て！！」ウミョオオオオオ！！
ダオオオオオオオオン！！
（弓矢隊が散開して空けた陣形の「スペース」を虚しくも叩きつけるドボルハンマー。同時にエリア全体に重甲な金属音がエコーして響く）
劉珍「おそらく陸の戦いにおいては五分。削ることは出来ても殲滅は難しい」
ファイヤジンガー「おいおい、駒はまだあるんだろ？なぁ？」うひいいいいいい
劉珍「言ったろ？「陸において」はって♪」パチリん（ウィンクかます）
ライアン「登れ！！甲殻は無理だ！！目を潰せ！！」ウミャアアアアアア！！（黒鎧竜の飛び乗っていく猫蛮兵達）
メガゼノス「なんて危険な発言をする獣人達なんだ
あっちいけ！！」しっしっ（するその翼から懸命にしがみついて離れない猫蛮兵達）一也「耐えるニャ！！メガゼノス！！もうすぐ仲間が・・・いてぇ！！」ドガッ
（駆け上がってきた猫兵に顔面を蹴られる）ライアン「ウラァアアアアアアアアアアア！！！！」ブオオオオオオオン
（両手斧を振りかざしながら飛び上がってきた）メガゼノス「うひいいいいいいいいいい
」（つぶらな瞳に投映されるライアンの英姿）ズガーーーーーーーーーーーーーン！！
（突如、空中より降下してきた流星のように光る物体諸共、地面に叩きつけられるライアン。同時にその風圧により黒鎧竜の体から悉く振り落とされる猫兵達）
メガゼノス「ホッ・・・・って、今のは？」
テツ「真の勇者は必ず遅れて参上するもの。さぁ、蛮勇達よ。この金毛獣王の前にひれ伏すがよい」ビリビリビリビリ・・（全身に電荷を帯びながら、尊大なナックルウォークにてにじり寄ってくる）
一也「テツ！！」しかもエレクトラコンガララモードの♪
ライアン「次から次へと！！」バッ
（斧を振りかざし金毛獣王に立ち向かう）テツ「勇猛さだけでは乾坤一擲！！勝利を確実にしたければ策あるのみ！！」バフウウウウウウウン
（すかさず振り返り、雷属性混じりのおならを豪快にかまし、ライアンをふっ飛ばす）ライアン「クソが！！集まれ！！方円の陣にて四方を守れ！！」ウミャアアアアアア！！（着地しながら号令をかけると共に、またたく間に集結しては陣を築いていく猫蛮族隊）
劉珍「ここからは、我が「2枚看板」が空より奇襲をかける」バシン！！（両手に持った「金銀」の火竜アイコンが描かれた小石を「王手」のように同時に地面に置く）
ライアン「守れ！！敵が疲労するまで持ち堪えろ！！！！」ンボオオオオオオオ！！（メガゼノスが吹いた火を両手斧を掲げてガードしながら号令をかける）
ドガアアアアアアアアン！！
（そのままガード体勢を意地したライアン隊の上空で爆破が起きる）
ライアン「今度は何だ！？」チリチリチリ・・（粉塵舞う空を見上げる）
ギュオオオオオオオオオン！！
（ライアン隊の上空を舞う金火竜。首元には刀を構えた侍猫とユクモノシリーズを身に纏った弓使いが搭乗している）
エリーゼ「みんな！！待たせたわね！！」ギュリギュリギュリ・・（強撃ビンを矢先に突き刺した月穿ちセレーネの弦を引き、狙いを定めながら激励する）
アルテミス「まったく、テツの奴を持ち上げながら飛んでいたから疲れちまったよ。この辺りでいいかい？芋助」ビュオオオオオオオ！！（真下の敵めがけて急降下していく）
芋助「御意」バッ
（金火竜の首から刀を振りかざしながら飛び降りる）ライアン「小賢しい！！撃ち落せ！！」シャッ
（弓矢隊が矢を上空に向ける）ドシューーーーーーーーン！！
（飛び降りていくる芋助目掛けて一斉射撃が行われる）
芋助「きょえええええええええ！！！！」シャキーン
シャキーンシャキーン！！（向かってくる矢をニャン鉄剣で悉く弾き返しながら急降下していく）ライアン「俺が相手だぁああああああ！！！！」ガイン
（両手斧を掲げて迎え撃つ）カキーーーーーーーーーーン！！
（降下してきた芋助の刀を両手斧で受け止めるライアン。同時に頭上から金火竜が渾身のサマーソルトを猫蛮族隊に浴びせるも、棘状の尾先を各自の得物でガードする猫蛮族隊の勇猛たる英姿）
エリーゼ「・・・・・・・・・・・・・」ギュリッ（スーパースロー。「逆さ」になった金火竜の首に両足の力だけで掴まり、確実に目下の敵を捉えつつ、弓を目一杯引き、溜め撃ちのエフェクトを全身に迸らせながら「強撃ビン付きの矢先」を向ける）
ドシューーーーーーーーーーーーン！！
（逆さになったエリーゼから放たれる渾身の一射）
ライアン「なんの！！この程度で倒れるものかぁああああああ！！！！！」ドガアアアアアアアン！！（背後の部隊に爆破が起きるも一切動じず芋助の刀を押し返す）
ズンギャッギャッギャッギャッギャッ！！
（突如、レーザー砲の連発が上空よりライアンの目の前に放たれ、射手の矢が止まる）
ライアン「この煙の色・・・龍属性・・」シュウウウウウウ・・（目の前の地面から赤紫色の硝煙が上がっている）
ビュオオオオオオオオオ！！
（上空を舞う銀火竜の背中には、その胴を中心に革のベルトによって括り付けられた7砲身から成るガトリング砲の長い砲身が顔を覗かせており、その後方では、砲身を支えるレバーを両手に持ちながら下に向かって狙いを定めているサムソンの姿も見える）
サムソン「まったく、おっそろしいものを作りおったもんだ
えーと・・」サンダーソニック「ガトリングドラゴンキャノン・アベンジャー（Gatling Dragon Cannon-Avenger）、通称、GDC-Aだ」ビュオオオオオオオ
サムソン「ほむ。どうやら私より銀火竜の方が暗記力が良いらしい。そんなことより・・」ガイン
（砲身の向き変え、狙いを定める）ウンダッダッダッダッダッダッダッ！！
（再び上空を舞う銀火竜の背中より放たれるマゼンダ光のレーザー弾が、高速連発をもってライアン隊に襲いかかる）
ライアン「散れぇえええええええ！！！！」
バッ
（スーパースロー。やむを得ず四方に飛び散ったライアン隊の中央に着弾していく紫紅色のレーザー弾）
ライアン「・・・・・・・・・・！！」（スーパースロー継続。ダイブしながら前方の異変を察知する）
ボギャアアアアアアアアア！！
（スロー継続。四方に飛び散った猫兵の前方で、黒鎧竜、尾槌竜、金毛獣王、金火竜が咆哮をあげて迎え撃つ）
ライアン「・・・・・・・・・・・」ちら・・（スロー継続。覚悟を決めた眼差しで上空を見上げる）
バウーーーーーーーーーン！！
ファイヤジンガー「容赦ねぇな。確実に」うひいいいいいいい
劉珍「当たり前だ。連中が我々と決着をつける覚悟なら、俺もまた私怨の報復をさせてもらうまで（見ていて下さい・・スミス隊長・・！！）」
ドガアアアアアアアアン！！
ボオオオオオオオオオ・・・・・
（広大な密林フィールドの一画が焼け野原になり、激しい硝煙を炊きあげている）
To Be Continued
ランキング参加中ナンダ！ミンナノ激アツ一票デ応援シテオクレ
次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ！？
4/24(火)0時更新 「なにも変わっちゃいないさ」の巻
をお送りいたします♪お詫び：今回もまた下書きUP状態にしておくのを忘れてしまい、少し遅れての更新になってしまいました
以後、気をつけます