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「ここで会ったが百年目!!」の巻

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~水没林原生林エリア....

ドガアアアアアアアアアン・・・・
(現在地よりそれほど遠くない距離から爆発音が轟いてくる)



フレデリック「拡散弾・・・それも火力を改良したもの・・・。暗黒団め・・・やはり仕掛けてきたか」ドスン・・ドスン・・(木々の陰より姿を見せる紫水獣の女帝)


ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・・・煙
(紫水獣が見上げる原生林エリアの先から白煙が立ち上がり、自然界の生物とは思えぬほど一際高く聳える砦蟹の不気味な姿をおぼろげに覆い尽くしていく)


フレデリック「面妖な・・・何故あんなものが・・・・」


ザッザッザッザッザッザッDASH!
(木々の間を抜けながら飛んでくる「ちびペッコ」を先頭に、ひいこらと息を切らせながら後を続く灯魚竜に跨ったルドロスZ剣士&ガンナーの双子女子、そして後続からはルドルスUに身を包んだ「ピンク色」の女性兵士達が走ってくる)


エヴェレッソン「フレデリック様ぁ~~~あせる」バサバサバサバサDASH!


フレデリック「事態は把握している。あれの存在をな」(と、視線を遠方の砦蟹に向けたまま話す紫水獣の傍らに、跪くように着地してくるちびペッコ)



ガンピー「ひいひいあせるこの子達が慌てて駆けつけてくるやいなや、フレデリック様と合流しろって。まずはご無事で何よりでございます、フレデリック様」ひいひいあせる

フレデリック「北部の遠征、ご苦労だった。アルマとテルマも伝令に使わせてすまなかったな」シュタッ煙(灯魚竜の上から飛び降りる、ルドロスZ剣士&ガンナーの双子女子)

アルマ「それが変なんです」

テルマ「おかしいんです」

フレデリック「何があった?」

アルマ「私達二人がフレデリック様の命を受け、北部にいるガンピー様たちをお迎えにあがったのですが」

テルマ「すでにその駐留地に、暗黒団の姿がなかったんです」

フレデリック「なんだと・・・」ちら(傍らで翼を胸にあて、「謁見の姿勢」をとっているちびペッコを見下ろす)

エヴェレッソン「ちょうどこの子達が到着する直前でした。突然、暗黒団が動き出し、一目散に南下していったのです。まるであの砦蟹に呼応するかのように・・」

フレデリック「・・やはりな・・・。おそらくはあの砦蟹は、ブラックギルドの最新鋭の搭乗兵器だろう。奴らは、はじめから砦蟹が到着するのを待っていたのだ」

ガンピー「じゃあ、最初っから同盟なんて嘘だったってことですか!?」(すんごい濁声で聞く)

フレデリック「ああ。あの砦蟹を餌に、敵対勢力の注意を引き、もともと水没林に駐留させておいたブラックアーミー達にフェイリンメイリン国を占領させるつもりなのだろう」

エヴェレッソン「交易により、すでに十分なゼニーを回収したから、もう使い道がないと・・・」

ガンピー「領土を制圧することで、お馬鹿な獣人ちゃん達も奴隷に使おうって魂胆よ。売っぱらった品々も回収できるしね」

アルマ「卑劣!!」ぷんすかむかっ

テルマ「下品!!」ぷんすかむかっ

エヴェレッソン「だからですね?パフューム弾をあまり使うなとご命令されていたのは」

フレデリック「元より裏切るつもりの輩と共に、こちらの戦力を無駄に消耗させるわけにはいかないからな」

ガンピー「じゃあ、向こうもそのつもりで、援軍であるあたし達を無視して、作戦に移ったってこと?」

エヴェレッソン「そうね・・私達の相手は、あいつにさせるつもりなのよ」ちら


モワモワモワモワモワモワ・・・・・煙
(木々の向こう側で白煙に雲隠れする巨大な砦蟹のシルエット)


アルマ「むかつく~!!あんなでっかい蟹で私達を倒そうなんて!!」ぷんすかむかっ

テルマ「あんなでっかい蟹、脚もとからひっくり返してやっちゃいましょう!!」ぷんすかむかっ

エヴェレッソン「それこそ暗黒商会の思う壺のマカ壺の如しよ。挑発に乗ったらダメ。ねぇ、フレデリック様」(さも女帝の意志を代弁しきったかのように、してやったりの顔で媚びへつらうちびペッコ。両翼をスリスリして近寄る)

フレデリック「・・・・・・・・・(確かに、クルセイダーズや神殿の騎士団が「あれ」を見過ごすわけがない・・・・となれば、川村もまた・・・・・ん・・?)」


ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・・・
(フィールド全体を眩い太陽が燦々と照らしている)


フレデリック「・・・・・・・・(大気が蠢いている・・・・何かの予兆か・・・)」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・・


ズルッ煙(長い尻尾を引きずりながら、遠方に見える砦蟹が位置する方向へ前進していく紫水獣の女帝)


エヴェレッソン「フレデリック様!?」

フレデリック「面白い・・・ならば我らの力を見せつけてやるぞ」ズルズルズル・・

ガンピー「そうよ!!前は孤島をバトルロワイヤルに使われたでしょ!?今度はあたし達が借りを返す番よ!!」オオオオオオオオオ!!(激昂するルドルスUのアマゾネス達)

アルマ「そうと決まったら、やっちゃいましょう!!」オオオオオオオ!!

テルマ「皆さん!!フレデリック様に続くのです!!」オオオオオオオ!!

フレデリック「征くぞ!!アクアパラダイスモーテル!!水没林を制圧するのは我らだ!!(そしてお前もまた、我が配下に跪かせてくれよう・・川村よ!!)」






「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~







ぼけぇーーーーーーーーーー
(と、実にアホな顔して上を見上げているドボルヘルムの男を中心に、これまた実にバカな顔で同じ方向を見上げている浅黒い生臭坊主の姿が。そしてその二人の周りでは中二系蒼火竜、同じく岩竜、桃岩竜、そして桜火竜のおねえちゃんもまた、それぞれ長い首を上に向け、実にバカな顔をして見上げている)


スサノオ「すげぇでけぇ蟹・・・・」


バサ雄「姉ちゃん、あれ知ってる?」


バサリン「わかんない・・・火山では見たことないもの・・」


アマテラス「まほ子も超びっくり!!ねぇねぇ!!カーブーちゃん、あれなぁ~に!?」

あたちのモンハン日記
カーブー「はっはっはっはっ。いいかい?あれは・・」

破斎「シェンガオレン。通称、砦蟹と呼ばれる甲殻種ですな」(隣で「あっ!俺の解説を!!」って表情を浮かべるドボルヘルムの男)

スサノオ「シェンガオレンねぇ・・へんな名前」じーーーーーー(訝しげな顔で「でっかい」多種族を睨みつける中二系蒼火竜)


じーーーーーーーーーーーーーー
(その小生意気な蒼火竜の顔を捉えている双眼鏡視点)


カペラ「はぁ・・・・最悪」がくんふん(と双眼鏡を外し、肩を落とす)

アガッツィ「敵が集結してきたようですな。各自、準備を怠るなよ!!」(偉そうにキャプテンシートから下に配置されている三人の操縦士に命令するも、ぜんぜん聞いていない)


ハッキネン「ちょりゃあああああああああ!!!!」ブオオオオオオオオン煙(鎌威太刀を振り下ろす)

肉まん君「礼儀を知らない男のようだ」ひょっsss(難なくその刃先を交わす)

ブッチャービートル「ブキーー!!」(肉まん君の腕にしがみつきながら何かを訴える)

肉まん君「ん・・・?」


ブシュ~~~~~~~~~どろん
(刃をかすめたゴールドルナメイルの左肩より、溶解したような煙が立ち上がっている)


肉まん君「これは・・・・」ブキ・・(と、同じく顔をしかめる猟虫)

ハッキネン「ハハァ~~ハッハッハッハッハッ!!うまくよけたつもりのようだが、甘かったな!!この鎌威太刀【大溝腐敗(おおどぶふはい)】は、俺たち暗黒商会の工房が生み出した、抜群の斬れ味に腐食性の毒を加えた至高の逸品なのだ!!切られたら最後!!その切り傷から実に臭みを帯びたボツリヌス菌やら、いろんな「嫌な毒素」がてめぇの体を冒し、瞬く間にゾンビへ早変わりだぜぇ~!!」もすぅ~~~~(大鎌の刃から実に汚らしいオーラが迸っている)

肉まん君「この砦蟹が体内に宿す溶解液を改良したのか。王立武器工匠もお前らの技術力を見習うべきだな」パシャーーーンドキッ(やれやれ的な感じで左肩に消臭玉をぶつける)

ハッキネン「その便利アイテムがいつまで持つかな・・」イッシッシッシッシッシ(と、こ汚い笑みを浮かべながら、これまたこ汚い緑色のオーラを放つ大鎌を持ちながら奇々怪々に迫りくる)

ブッチャービートル「ブキッ」ブッあせる(ツバ吐いた)

ハッキネン「え?」


ブシュ~~~~~~~~~どろん
(ビートルの放った唾液が大鎌の刃に付着するやいなや、その一部がみるみるうちに溶けていく)


ハッキネン「いっあせる」ブシュ~~~~~~~どろん

肉まん君「気をつけろ。うちの猟虫は、そいつをも上回る毒素を体内に持っているんだった」ぽんふん(白々しく手のひらを打ってみせる)

ハッキネン「なっ・・・それよりてめぇら!!何処の所属だ!?」

肉まん君「お前はさっき、「俺たち暗黒商会」と言ったよな?やはりこいつは、ブラックギルドのモンスタースーツだったか」やれやれふん(と、同じく呆れてみせる猟虫)

ハッキネン「むっ!!こっちはお前の所属を聞いてるんだ!!」ブオオオオオオオオン煙


バシャーーーーーーーンドキッ
ゴッ!!

(切りかかってきたハッキネンのこ汚い顔面に消臭玉をぶつけ、怯んだ瞬間に反転し、愛刀の柄で首後ろを小突く肉まん君)


ハッキネン「うげええええええええええ」ばたーーーーーん煙(一瞬にして一落ち確定)


ごろんはぁ(倒れたハッキネンを足ですくいあげ、砦蟹の上から落とす肉まん君)


ブッチャービートル「ブキ」

肉まん君「ああ、そうだな。トドメを刺すのが可愛そうなくらい、弱い護衛だったが・・・さて、暗黒商会が動いたとなれば、うかうかしていられないな」


カペラ「さて、どうしたものかしら・・・」


ああああああああああああああ・・
(目の前の強化ガラス越しに落下してくハッキネン)


カペラ「GOSH・・・・」はぁ~~~~


破斎「川村殿。どう致しますか?」

カーブー「うーーーーーーーーん・・・この砦蟹も気にはなるが・・・」


ザッザッザッザッザッザッ・・
(密林内より姿を見せるクリムゾンゴートを背負ったブランゴヘルムの狩人と、そのオトモのように傍らを歩く灰虎ネコに続き、ウルク装備を着込んだ凍土の戦士達が姿を見せてくる)


ゼット「なに揃いも揃って、アホ面して上見上げてんだ?とっととやっちまおうぜ」ガション煙(凍気を上げるワンドネコ=ダオラを肩に担いでいる)

カーブー「まだ敵だと分かったわけじゃなかろうに」うーーーん(と上を見上げたまま答える。周りの飛竜種達も同様に上を見上げている)


ヴラドレン「はぁ!?こいつがさっき、一発ぶちかましたのを見たろ!?ってことは、敵意があるって証拠だ!!だいたい、俺たちウィンターシュバリエは、てめぇをお守りするよう棟梁から指示を受けたからこそ、一緒に行動してやってんだぞ!!ありがたく思いやがれ」ふんはぁ

スサノオ「だって。どうします?まずはあの口うるさいブランゴヘルムのにいちゃんから、やっちまいます?」

カーブー「うーーーーーーん・・・」


ひょううううううう・・・・・・・ん
(見上げる巨大な砦の上から人型らしきものが急降下してくる)


アマテラス「人間みたいね。天上界の人かしら・・」

カーブー「アマテラス。助けておやりなさい」


バサッ煙(両翼を大きく広げる桜火竜)


ああああああああああああああ・・・
ばうんはぁ

(悲鳴と共に天上界から堕ちてきた人型らしき生物を見事、翼のクッションで救出するアマテラス)


ハッキネン「はぁ~~~~~~助かった・・・汗

カーブー「ん・・あのこ汚い男は・・」

ハッキネン「ん・・あのこ汚いドボルヘルムは・・」

カーブー&ハッキネン「ここで会ったが百年目!!」ジャキーーーーンドキッ(それぞれ愛刀を抜いて向かい合う)

ゼット「ほらみろ。やっぱり敵じゃねぇか」ばぁ~か

To Be Continuedふん





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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?

6/9(土)0時更新 「いちぃ、いちぃ、とは言うまいと思うていたが」の巻

をお送りいたします♪ほいだらさ!!次回も豪快に地面を這いつくばりながら読も見ようよえっへんむぎぃ~~








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