
ゴオオオオオオオオオオオ!!
(山岳のように聳える砦蟹を偵察するかのようにその周辺を舞う蒼火竜。首にはドボルヘルムを被ったユクモノシリーズの狩人を乗せている)

カーブー「デブとパソコン・・それとあの雷狼竜は例の警部さんか・・・」むぅ~(と蒼火竜の首に跨がり、下の様子を窺っている)
ドガアアアアアアアアアアン!!
(近くの密林エリアより、大爆発と同時に黒いきのこ雲が立ち上がる。また、その前方では密林から半身を覗かせている弩岩竜の姿も見える)
カーブー「あいつは大砂漠で遭遇した・・・・連中も戦闘を開始したのか・・!」ビュオオオオオオオ


スサノオ「先輩!見ました!?この蟹、脚が回転しやがりましたよ!?」ビュオオオオオオオ

カーブー「まだ驚くことがあるぞ!!口の中を見ろ!!」ギュオオオオオオオオオン

ゴオオオオオオオオオオオ!!
(開かれたシェンガオレンの口部は強化ガラスで覆われており、その向こう側ではヘッドマウントディスプレイを装着した、漆黒のドクタースーツを身に纏った女史が腕を組みながらこちらを眺めている)
スサノオ「人が乗ってますよぉ~~~~!?」ビュオオオオオオオ

カーブー「ブラックギルドのモンスター搭乗兵器だ!!ん・・・外にも人が乗っているぞ・・?」
ゴオオオオオオオオオオオ・・
(頭上を舞う蒼火竜を「砦蟹の甲羅上エリア」から見上げる肉まん君)
肉まん君「クルセイダーズモンスターか・・?攻撃は仕掛けてこない様子だが・・・」
ブッチャービートル「ブキッ」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・(小刻みな振動音が鳴り響くと同時に甲羅上エリア全体が揺れ動く)
肉まん君「またか・・。しっかり掴まってろ」たしっ

カーブー「どこぞの勢力の特殊部隊の人だろうか・・・でも格好はハンターのそれだしな・・」ビュオオオオオオオオ

スサノオ「先輩!!どうします!?」ゴオオオオオオオオオ

カーブー「よし!!一旦、降下してデブ達と合流しよう!!」
スサノオ「ラジャーっす!!」グオ・・・・・・ン・・(了解する蒼火竜の背後で右腕を振りかぶっているシェンガオレン)
カーブー「スサノオ!!危ない!!」
スサノオ「へ?」
ダシャアアアアアアアアアアン!!
(垂直に振り下ろされた巨大な爪先を間一髪、旋回飛行で回避するスサノオ。直後、長い爪下も利用して密林ごと大地を叩きつける無表情なシェンガオレン)
肉まん君「まったく・・早く移動しなければならないというのに、よく動く砦蟹だ」フーーーーーー(と、頭上のビートルと共に溜息をつく)
スサノオ「あぶねぇあぶねぇ


カーブー「みんな!!大丈夫かぁ!?」ビュオオオオオオオ


ヴラドレン「いててて・・・なんて破壊力だ・・



ゼット「だから旧大陸の都市は、あいつを畏れて砦を作ったのさ。最も、その外壁だって今のチョップで破壊されちまうがな」ぼこん

ソユン「あ~んもぉ~!誰にも当たってない!!シュミュレーションじゃ上手くいってたのにぃ~!!」むぎぃ~~~~

サマーズ「ガオレンチョップを避けるとはな・・・」ふむ・・(同じくヘッドマウントディスプレイを装着したガチムチ系スキンヘッドな黒人男性)
スペンサー「おい、ソユン!あれを試したらどうだ!?」(同じ格好をした薄毛細身の白人系ギーク男性が物申す)
ソユン「了解!」ギュイン


アマテラス「みんな、大丈夫!?」バサーーーーン


バサリン「ええ。大丈夫です。スサノオ君も無事みたい・・・良かった・・」ふーーーー(上空を飛んでいる蒼火竜を見上げながら安堵の溜息をつく中二系桃岩竜)

バサ雄「俺たちは平気だけど、破斎さんは?」バチーーーーーン

アマテラス「あそこでチャンバラごっこしてる」ほら(と翼爪で指差す)
カキーーーーーーーン

コキーーーーーーーン

(ハッキネンの鎌威太刀と打ち合う破斎の骨塊)
ハッキネン「練習用のハンマーで何処まで持ち堪えられるかな!?」カキーーーーーーン

破斎「ただの骨塊にあらず!!怨恨絶えぬ我が妻たちの憎悪を受けるがよい!!そりゃああああああああ!!!!!」グルングルングルングルン

バサ雄「なんか恐ろしいことに言ってるけど・・・あ!また蟹が腕を振り上げたよ!!」グオ・・・・・・ン・・(岩竜越しに今度は両腕を振りかぶるシェンガオレンの姿)
ソユン「まとめてミンチにしてあげるわ!!スピーン・ガオレンチョップよ!!」くいん

ウィイイイイイイイイイン!!
(砦蟹が頭上に掲げるハサミ部が関節の法則を無視して豪快にスピーンをはじめる)
スサノオ「また回転した


カーブー「あれをまともに喰らったらバラバラにされるぞ!!」ビュオオオオオオオ

ブオオオオオオオオオン!!
(スピーンした両腕を地面に向かって振り下ろすガオレンボーグ)
ヴラドレン「ほら、早く起きろよ」(仲間を倒木の下から救い上げている)
ゼット「また来るぞ!!」ぼこん

ヴラドレン「え?」(バカな顔して上を向くブランゴヘルムの男)
ギュイイイイイイイイイイイン!!
(芝刈り機のように高速回転した巨大な蟹の手が「ダブル」で振り下ろされる)
ヴラドレン「緊急回避だぁあああああああ!!!!」バッ

ギャリギャリギャリギャリギャリ!!
(密林エリアの木々や倒木をまとめて木っ端微塵に切り刻みながら、大地を根こそぎ抉っていくスピーンガオレンチョップな「両蟹腕」)
アマテラス「みんな走るのよぉ~~~!!」ドスンドスンドスン!!(必殺レイアダッシュで迫り来る狂気の蟹腕から逃れる)
バサ雄「いちちちちちち!!」バチンバチンバチン

バサリン「飛ぶのよ!!バサ雄!!」バチーーーーン

ブワッサ!!
(スーパースロー。後方から鬼気迫る高速スピーンをみせる巨大な蟹のハサミをジャンプ一番、各々の翼を羽ばたかせ、緊急離陸によってなんとか交わす三頭の飛竜種)
バサ雄「ひょ~~~!!俺、一度でいいからこういうダイナミックな冒険をしてみたかったんだぁ~♪」バサバサバサバサ

バサリン「スサノオ君達は!?」バサバサバサバサ

アマテラス「あそこよ!!」ビュオオオオオオオ

ショウン!!
(スピーンした左ハサミで、目の前を飛ぶ蒼火竜に目掛けて「水平チョップ」をかますガオレンボーグ)
スサノオ「当たるかよ!!」ギュオオオオオオオオオン

ソユン「目標が小さすぎて全然当たらない!!」むぎぃ~~~~

サマーズ「落ち着け。スコット!!前進するぞ!!」
スペンサー「了解!!しっかりついてこいよ!!」
アガッツィ「ガオレンボーグ!!ぜ・ん・し・ん!!」(皆と同じくVRゴーグルみたいのをつけたまま、さもキャプテンらしく命令する)
ンッギャッギャッギャッギャッギャ!!
(回転する両ハサミで密林エリアを粉々に破壊しながら、ゆっくりと前進していくガオレンボーグをバックに全力で駆けていくブランゴシリーズの男とウルクシリーズの戦士達)
ヴラドレン「嘘だろ!?こんなの反則だぁあああああ


カペラ「オ~~~ホッホッホッホッホッホ!!逃げなさい逃げなさい!!」たまらないわね、こういうシチュエーション♪(VRゴーグルみたいのつけたまま嘲笑かましている)
アガッツィ「む・・・ガオレンボーグ!停止しろ!!」
カペラ「なんでよ?」むっ

アガッツィ「前方を御覧ください」
カペラ「はぁ?」(VRゴーグルみたいのを上に外して、ガラス越しの視界を眺める。もちろん目を細め、ガラの悪い顔で)
モワモワモワモワモワ・・・
(立ち止まったガオレンボーグが黒煙に包まれていく)
カペラ「なによ、これ」ケムリ玉にしては色が濃いわね・・
アガッツィ「ナパーム弾の煙ですな。おそらくクイーン小隊が交戦状態にあるのでしょう」ふむ・・
肉まん君「黒煙・・・・」モワモワモワモワ・・・

ブッチャービートル「ブキー」(やってらんないみたいな表情を浮かべる)
デブ「警部さん!動きが停まったよ!!」
パソコン「今がチャンスだよ!!」

アイオロス「やるだけ・・やってみようか」やれやれ
のしんのしんのしんのしん

(砦蟹の足元に忍び寄る雷狼竜)
デブ「いくぞ、パソコンよ!!」ジャキーーン

パソコン「おうよ、デブよ!!」ジャキーーン

ソユン「ん・・後ろ側にさっきの雷狼竜がいるみたいね」
スペンサー「やっと出番がきたぞ、ニック!」
サマーズ「任せろ。ガオレンパイルドライバーをお見舞いしてやる」ポチりっ

グオオオオオオオオオオン!!
(突然、砦蟹の後ろ両脚が垂直に上がり、前傾姿勢になる)
デブ「なんだ

アイオロス「やな予感しかしない。しっかり掴まって!!二人共!!」ダッ

ゴオオオオオオオオオン!!
(巨大な杭打ち機のような両脚が垂直に地面を穿つと同時に全力疾走で退避していく雷狼竜)
アイオロス「うおっと


サマーズ「ちょろまかと・・・」チッ・・
ソユン「でしょ?本当にムカつく」しょりしょり(またしてもネイルのお手入れをして気を紛らわせている)
スペンサー「でもその前にこの鬱陶しい煙をなんとかしろよ」がじっ

ソユン「分かったわよ」ギュイン

ウィ~~~~~~~~~ン・・
ビュオオオオオオオオオオオ

(両腕のハサミ部を回転させながら、蚊を振り払うように辺りを覆う黒煙を吹き飛ばしていくガオレンボーグ。常に口が開いており、更にそこが強化ガラスで覆われている為、なんとなくメカっぽく見える)
ソユン「視界確保」
アガッツィ「ご苦労」
スペンサー「キャプテンの顔って見たことある?」(前方のソユンに話しかける)
ソユン「興味ない」しょりしょり

「こちらクイーン小隊よりガオレンボーグへ」ジーーーーー
アガッツィ「おっと。噂をすればだな。こちらガオレンボーグ。キャプテンのロベルト・アガッツィ少尉だ。そちらの状況は?」むんず(VRゴーグルみたいの装着したまま、ハンディタイプの雷光虫型通信機を耳にあてる)
「同じくアシュリー・クイーン少尉よ。君たちがいる隣のエリアで砂漠の艦隊と交戦中。例のバトラス艦隊とショットリーパーが相手よ。できれば彼らも君たちに任せて、あたし達も領内に向かいたいんだけど。どうかしら?」ドウウウウウウウウン(通信機の向こうから発砲音が轟く)
アガッツィ「了解した。引き受けよう。北部より敵領内を目指しているゾンゲ隊と協力し、攻撃を開始してくれ。敵を引きつけた後、我々も領内を目指す」ジーーーーーー
「かしこまり。作戦名は・・なんだっけ」ガチャッ(弾を装填した音が聞こえる)
アガッツィ「カニカニ大作戦だ」
カペラ「ダサいわね」
「それじゃあ、よろしくね」ブツッ・・
サマーズ「アシュリー・クイーン・・・重砲の扱いは一級らしいな」ゴクッ

スペンサー「それだけじゃねぇ。すげぇいい女だって噂だぜ」しっしっしっしっ
ソユン「その下品な顔に風穴開けてもらったら?そうすれば少しは清潔になるかも・・・って、ちょっと待って!!」
アガッツィ「どうした?」(皆と同じVRゴーグルみたいのを装着はしているが、大した活躍もせず、ただ尊大にキャプテンシートに深く腰を下ろしている)
ソユン「遠方から膨大な龍属性エネルギーを感知!!」
スペンサー「ヘイ!!この反応ってまさか!?」
サマーズ「ああ・・噂のドラゴンデストラクションという大砲のようだな」パリーーン

「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
デブ「いてててて・・・大丈夫かい?パソコン」
パソコン「ああ・・・のけぞり無効を選んでおくべきだったかも・・・」
ザッ・・(倒れている二人を庇うように背を向ける雷狼竜の後ろ姿)
パソコン「警部さん・・?」
アイオロス「遠くからもの凄い龍の力を感じる」
パソコン「え・・・?」
アイオロス「どうやら、領内の猫さん達が反撃を開始するみたいだ。さぁ、二人共、僕に乗って!」
アガッツィ「慌てるな。あれを試す絶好の機会がきたと思え」フフ・・(ゴーグルのグラス部に浮かぶシェンガオレンのモンスターアイコンがEmergencyを示唆するように激しく点滅を繰り返している)
カペラ「ガオレン・ドラゴン・ブロック、起動よ」フフ・・(同じくチカチカするゴーグル越しに微笑む女史のどアップ)
To Be Continued
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
6/23(土)0時更新 「今の気分はどうです?」の巻
をお送りいたします♪ほいだらさ!!次回もフローリングの上で横になったまま豪快にスピーンかましながら読も見ようよ
