
パシャーンパシャーンパシャーン!!
(密林内の泥濘を意気揚々と直進していく鬼狩蛛。竜頭骨の「ヤド」の上では、クイーンが後方を向きながらカノン型ヘビィボウガンを膝射姿勢で構え、スコープを覗いている。また、鬼狩蛛の後ろからは、黒いスカルフェイスに漆黒のボディアーマーを纏ったブラックアーミー小隊が颯爽と続いていく)
スラッシュ「うんしょっとっチャ」にょ~~~ん

むんずむんず

スラッシュ「まだ追ってくるっチャ?」うんしょっとっチャ

クイーン「ほんと、しつこい男って大嫌い。プライドに固執してるから、周りが見えないのよ」(ライトブラウンの髪を風で靡かせ、スコープを覗きながら淡々と独り言のように語りだす)
スラッシュ「過去の話ししてるっチャ?どっちにしたって、ワガハイちゃまは砂漠の艦隊が嫌いっチャ」よいしょっとっチャ


ぬおおおおおおおおおん!!
(木々をなぎ倒し、顔面から飛びかかってくる弩岩竜)
クイーン「だから顔がムカつくんだって」ドシューーーーーーーン!!(冷静に砲弾を発射する)
バガアアアアアアアアアン!!
(顔面にナパーム弾を受けるも依然としてその速度を止めることなく、そのでかい顔面から黒煙をあげながら突っ込んでくる弩岩竜)
ショットリーパー「ぶぬわははははは!!その程度の膂力でこのバトラス艦を止めれると思うたか!?アシュリーよ!!今ならまだ戻ってくることを許してやるぞ!!」かんらからから(と、背甲上に立ってわろうている砂漠のヴィラン)
スコーーーーーーーーーーーン!!
(馬鹿笑いするヴィランの口の中にカラ骨弾薬がすっぽりハマる)
クイーン「ごめんね。その気はさらさらないの♪」
ショットリーパー「んぎぃ~~~~~~~~!!!!」ボギャアアアアアアン

スラッシュ「チャッチャッチャッ~♪おかしいっチャ!!」ケタケタケタ

クイーン「どこまでついてくる気かしら。ヴィランのストーキングほど、たちの悪いものってないでしょ?」ガション

スラッシュ「いいじゃないっチャ♪このまま誰が一番で領内に突入するか、デッドヒートを楽しもうっチャ!!」シュドーーーーーーーン

ダッダッダッダッダッダッ!!
(密林越しにチェイスを繰り広げる鬼狩蛛部隊と弩岩竜に並走していくサザンゴッドの面々)

ゾフィ「うひょーーー!!なんだあれ!?見たことねぇモンスター同志で鬼ごっこってか!?」ダッダッダッダッダッ


ユーリィ「・・図鑑によれば・・鬼狩蛛と・・」シュタタタタタタタタ

ボビー「問題はそいつの上に乗ってる女兵士と後続の部隊だ!!」ズッダッダッダッダッダッ

ニッキー「なかなかいい女に見えるぜ?こいつで口説いてみたらどうだい?ボビー」すっとっとっとっとっ

アイン「冗談言ってないで!!相手はブラックギルドに砂漠の艦隊よ!?弩岩竜の背中に乗ってるのがショットリーパーよ!!」パカラッパカラッ

ファーザーG「あれが悪名高い、砂漠のヴィランですか・・ほんとだ・・。右腕がヘビィボウガンになってる・・」ふむ・・
アイアンロック「鬼狩蛛とやらに乗っているかわい子ちゃんのヘビィボウガンも正規品じゃ~ねぇぞ」ダッダッダッダッダッ

ボビー「ハン!!俺の大砲の方が遥かにスペックは上だ!!」ズッダッダッダッダッダッ

リチャード「リチャード!!腹減った!!」ひいひい

ゾフィ「我慢しろよ!!今、それどこじゃないの!!」ダッダッダッダッダッダッ
リチャード「・・・・・・・・・・・」ちら
ダッシャッシャッシャッシャッシャッ!!
(リチャード視点。密林を重機のような顔面で押し倒しながら進む弩岩竜の顔面から「香ばしい」けむりがあがっている「ように」見える)
リチャード「うまそう・・・・」ごくり

ゾフィ「はぁ?」ダッダッダッダッダッ
リチャード「決めた!!リチャード!!あれ食う!!」
シュドドドドドドドドドド

(と、綺麗な弧を描きながら密林内を突き抜け、弩岩竜に向かって走っていくリチャード)
ゾフィ「バカ!!あいつは足しか引っ張れねぇのか


ユーリィ「・・でも・・いいかも・・」シュタタタタタタタタ

アイアンロック「はぁ?まさか、ここでどんぱちやろうってのか!?」ダッダッダッダッダッ

ニッキー「ははぁ・・読めたぜ。あれに乗っていく気だな?」すっとっとっとっとっ

アイン「乗る・・?」パカラッパカラッ

ユーリィ「・・砦蟹に・・領内を・・破壊される前に・・クエストを達成させる・・」シュタタタタタタタタ

ゾフィ「おい!!ユーリィ


ニッキー「おもしれぇ。俺も一度、ああいうのに乗ってみたかったんだよな」すっとっとっとっとっとっ

ボビー「よっしゃ!!俺の大砲が、あいつらの「火砲もどき」よりも優れているってことを証明してやるぜ!!おりゃあああああああ!!!!」ズッダッダッダッダッダッ

アイン「なんでみんな、わざわざ無駄に迂回しながら走っていくのよ


ファーザーG「我々も急ぎましょう!!」カパッ

シュタタタタタタタタタ!!
(サザンゴッド組の反対側から、密林越しにチェイスを繰り広げる鬼狩蛛部隊と弩岩竜に並走していく紺色と青銀のギルドナイト二名)

シリウス「始まったな」シュタタタタタタ

アンソニー「でも、なんでブラックギルドと砂漠の艦隊が潰し合ってるんだい?」ドガアアアアアアン・・(言ってるそばからクイーンの放ったナパーム弾の爆破音が密林エリアに轟く)
シリウス「あの状況からみて、ブラックアーミー達は領内を目指している様子だ。砂漠の艦隊が攻撃をしながらそれを追走しているということは、ブラックギルドが何かしらのタブーを犯したのだろう」ドワアアアアアアアン・・
アンソニー「裏切ったってことか・・。まったくグルーミーな連中だよ。それより、後ろの砦蟹は放って置いていいの?」シュタタタタタタ

シリウス「他勢力に任せよう。俺たちはこのすきにミッションをコンプリートする」ガチャッ

アンソニー「何する気?」
シリウス「あれに飛び乗る」チャッ・・(並走する弩岩竜にスリンガーの狙いを定める)
アンソニー「僕はガーグァ便の方がいいけど・・仕方ないか」チャッ・・
ドシューーーーーーーーーーン

(弩岩竜の背甲に向けてフック付きのロープをスリンガーより発射する、まさしくいぶし銀な青銀ナイトと紺色ナイトの色男)
とすっ


(弩岩竜の「いがいが」した背甲に飛んできた2つのフックが引っかかる)
アンソニー「って、背中の上にでっかいモヒカン男が見えたけど!?」しょるるるるるるる

シリウス「ショットリーパーだ!!見つからないようにすれば問題はない!!」しょるるるるるるる

アンソニー「それとさ!!なんだってオクサーヌ・ヴァレノフは、僕をメッセンジャーに砦蟹のことをシリウスさんに報告させたのさ!?」しょるるるるるるる


シリウス「さぁな!確かなのは、俺たち(ギルド)を利用して、何かを企んでいるということだけだ!!」シュタッ

アンソニー「あのモヒカンの人・・オクサーヌほど頭は良さそうには見えなかったけど・・」そろぉ~り・・(棘の影から様子を覗き見る)
・・・・・・・・・・・・・・・・
(同じく向こう側の棘の影より、フルフルヘルムを被った少女と黒いヒーラーシリーズの少女がこちらを同じように覗き見ている)
アンソニー「へ・・?」
ゾフィ「げえええええええええ!!!!ギルドナイトーーーーーーー!!??」
がばっ

シリウス「先客がいたようだが・・どこの勢力だ・・」
アンソニー「なんだか超グルーミーな展開・・」マジだよ!!ギルドナイトだったんだよ!!えーーーーーーー!!嘘ーーーーーーーー!!(と溜息つくアンソニーの向こう側から、明らかに複数人いることを示唆させるサザンゴッド組のでっかい声が)
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~

ショホオオオオオオオオオオ・・・・
(砦蟹の前方から、ミスト状になった赤紫と紅の微粒子が神秘的な煌めきを見せながら上昇していく)
肉まん君「なんだ・・・・一体なにが起きたんだ・・・」ショホオオオオオ・・・(坊ちゃん刈りの頭の上にビートル型猟虫を乗せながら、舞い上がっていく微粒子を見上げている)
キラキラキラキラキラ・・・・・・
(次第に大気に溶け込んで消滅していく微粒子達)
肉まん君「属性エネルギーなのか・・?」キラキラキラキラキラ・・・・・
ブッチャービートル「カナカーナ(龍属性)、カカーナ(火属性)」キラキラキラキラキラ・・・・・(その生意気な面の瞳に投映される属性エネルギーの微粒子)
肉まん君「悪いが、虫語は専門外でな。動きが止まっているうちにみんなを追いかけよう」ザッ

ブッチャービートル「カナ!!(待て!!)」てしん

肉まん君「だから遊んでいる暇は・・・」
ブッチャービートル「ブキーブキー!!」びっびっ

肉まん君「・・・・・・あれは・・・」
ぽへぇ~~~~~ん
(「ヤド上エリア」の真下、ぽっかりとした巨大な空洞状になっている「龍頭骨の目」の縁に梯子が打ち付けられている)
肉まん君「なるほど・・・あそこから「中」に入るのか・・・・ん・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(砦蟹より少し離れた平地から、こちらを見上げている雷狼竜はじめ、ユクモシリーズに身を包んだ三人の狩人(うち一人はご存知ドボルヘルム)の姿)
肉まん君「あのジンオウガは・・・・・」フッ・・
デブ「ねぇ!砦蟹の上に誰かいるよ!?」ほんとだー(とパソコン)

カーブー「なんだと?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(カーブー達が見上げる砦蟹が背負う龍頭骨の上から、頭部以外ゴールドルナシリーズに身を包んだ狩人が、龍頭骨の刳り貫かれた目に向かって指を差しているのが見える)
カーブー「何かを伝えたいようだが・・・」(その隣では双眼鏡を覗くパソコンの姿が)
パソコン「梯子発見!!あそこから中に入れるんだよ!!」お手柄じゃないか!(とデブ)

アイオロス「あの男は・・・・」
ドドドドドドドドドドド・・・
(砦蟹の下方に見える密林エリアより、重槍騎馬隊を筆頭に、銃槍歩兵隊、そして侍達からなる足軽部隊が到着してくる)
カーブー「あれは・・・・」
パソコン「神殿の騎士団だよ!!」
ドドドドドドド・・・(砦蟹を警戒しながらこちらに向かって進軍してくる神殿の騎士団(その中には気品溢れる獣人騎士達の姿も)。また各部隊の側方には毒怪鳥、星竜の姿も見える)
ラインハルト「お~~~~~~~い♪」(長蛇の後方より、肩車をされながら陽気に手を振っている)
カーブー「あの人は?」
デブ「ロージーちゃんのパパ」
ラインハルト「お~~~~~~~い♪」(下で肩車をしている羅刹は、実に迷惑そうな表情をその龍頭骨型の面頬に浮かべている)
カーブー「あの親にして、あの娘ありか・・。うちも人の事は言えないけど」はぁ

To Be Continued




次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
7/3(火)0時更新 「相変わらず無口な奴だが」の巻
をお送りいたします♪ほいだらさ!!次回は大人しく読もう
