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Channel: あたちのモンハン日記
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「待ちくたびれたぜ!」の巻

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ドオオオオオオオオオオン・・!!
(婚礼が行われている神殿下エリアに突然、何かが崩れ落ちたような爆音が轟いてくる)


キーン「なんの音だ!?」ざわざわざわ・・

オステルマン「東からだ(まさか城壁が突貫された・・!?)」


鈴麗「陛下・・・何が起きてるニャ?」(怯えながら猛豚の腕にしがみつく)


猛豚「心配するな。さぁ、皆の者!!婚礼の儀を続けようぞ!!」

鈴麗「・・・・・・・・・」(心配そうな面持ちで神殿を見上げる)


ボウン・・!!
(神殿の外壁上に眩い閃光が走り、一瞬にして消えてしまう)


鈴麗「ほにゃ・・・・・」


オステルマン「キーン。兵器部隊の撤退は?」

キーン「ハッ。こちらに向かうよう伝令を飛ばしました」

オステルマン「うむ・・・・・・」ちら


ざわざわざわざわざわざわ・・・
(参列者達が何事かとどよめいている後方では、黒衣に身を包んだ邪龍教徒の猫達が例のごとく不気味な詠唱を口にしながら空を見上げている)


オステルマン「・・・・・・・・・・・・・」スッ・・(同じ青空をそれとなく見上げる)

キーン「将軍。ご命令を」(御衣の姿勢をとる背後では、セルタスネコやザザミネコ、ギザミネコらが隊列を組みながら同じく指示を待っている)

オステルマン「うむ」


サイーーーーーーーン!!
(刀を颯爽と抜いて天に掲げる巨漢の赤虎武者猫)


オステルマン「よいか!!如何なる事があっても、我々の手で陛下とお妃様をお守りするぞ!!婚礼の儀を邪魔するものは容赦なく斬り捨てよ!!!!」シャアアアアアアアア!!!!






「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~







~城壁東側.....

シュウウウウウウウウウ・・・・・煙
(大破した城壁の一部は瓦礫の山と共に崩れ落ち、激しい白煙をあげている)



ザシュザシュ・・ザシュザシュ・・・
(煙の中、瓦礫の山を登ってくる巨大な蜘蛛のようなモンスターのシルエット)



フォフォフォフォフォフォフォフォ


クイーン「あ~あ。一生懸命彼らが作った防壁だったのに。ずいぶん酷いことするのね、君って」(鬼狩蛛の上で片膝をつきながら下に向かって話しかける)


エリオット「このGHS(Ghost Hunting Spider)-V8000の装甲(甲殻)には、アミノタイトが練り込まれていて、本来は弱属性である火に対しても耐性が増しているんだ。更にこの一対の分厚い爪に、GHSが体内で精製する爆破属性を帯びた糸を吹きかけることで、破壊的なボマーパンチを繰り出すことができるってわけさ♪」ガシーンガシーンびっくり(ショベルカーのように大きな両爪を叩き合わせる)

スラッシュ「お前だって喜んで城壁に拡散弾をぶっ放してたっチャ」(横で微笑むクイーンが肩に担ぐカノン砲型ヘビィの砲口からモクモクと硝煙があがっている)

エリオット「なかなか頑丈な城壁だったのには驚いたけどね。さぁ、みんなも続いて」ザァ~~~~~~DASH!(瓦礫の山を下っていく鬼狩蛛の後ろから、「は~い」と返事をしながら滑走して続く暗黒団の兵士達)

スラッシュ「獣人を舐めるなっチャ。普通の大型モンスターなら、城壁を壊すのだって精一杯だっチャよ」ショリーーンショリーーンキラキラ(滑走していく鬼狩蛛の上で奇王剣(大剣)を研いでいる)

クイーン「そうね。あの防壁なら、クルセイダーズの子達も破壊するのに時間が掛かるでしょうね。ってわけで、あたし達が一番乗り♪」

スラッシュ「言ったっチャよ。獣人を舐めるなって」ショリーーンキラキラ(研ぎ澄まされた刃越しに遠方を睨みつける)



・・・・・・・・・・・・・・・・・
(ネコ式火竜車の部隊が隊列を組んで待ち構えている)



クイーン「早速、お出迎えが・・」スチャ・・(ヘビィの砲口を下げる)


ガガガガガガガガガ・・・・
(土埃をあげながら一斉に撤退していく火竜車部隊)


スラッシュ「ンバ??」きょとん

クイーン「まるでこうなることを予測していたかのように撤退していったわね」う~~ん(と、今度はヘビィの砲口を上向けて肩に担ぐ)

エリオット「城壁の上にいた見張り兵の姿も消えた・・・これって罠だと思う?」

クイーン「部隊を散り散りにしてあたし達を迎え撃つより、まとまって迎撃したほうが崩されにくいって判断したんじゃない?」ガションドキッ(弾を装填する)

スラッシュ「ってぇ~ことは、あいつらを追っていけば、敵の本隊と遭遇できるってことっチャね」パァ~~~ンびっくり(催促するように鬼狩蛛の頭をひっぱたく)

エリオット「OK。彼らの自尊心と共に、一網打尽にしてあげよう」



ガシーンガシーンガシーンガシーン
(望遠鏡視点。領内に侵入してきた鬼狩蛛を先頭に黒いスカルフェイスの軍人達が続いていく)


オリセー「おいおいおいおい・・!!マジで鈴木の予想通りの展開になっちまったじゃねぇか!!」


セルタス純平「オリセーさん!!状況は!?」ダッダッダッダッダッ煙(駆けてくる背後では、同じくセルタスの見張り兵らが屋上の縁で双眼鏡を覗いて監視の目を光らせている)

オリセー「最悪だ!!お前の言うとおりになった!!」チャッsss(望遠鏡を投げ渡すと、すぐさまそれを目にあてて状況を確認する純平)

セルタス純平「・・・・・・モンスタースーツ・・・領内を制圧する気だ」

オリセー「それで、どうするんだ?預言者様」

セルタス純平「それは俺の役目じゃないよ、オリセーさん。どちらにしても、領内でこのDD砲をぶちかますわけにはいかない。俺たちの標的は砦蟹だ。直にこっちに向かってくるはずだ」チャッsss(望遠鏡をオリセーに返す)

オリセー「工場長は?」チャッ(砦蟹がいると思われる方向に望遠鏡を向ける)

セルタス純平「仲間が・・同じセルタス部隊の仲間が代わりに呼びにいってくれた。間もなく到着するはずだ」

オリセー「そうか・・・そうだ!それとは別に南からも・・・」

セルタスネコ「大変だ!!モンスターの群れが南門に向かってくるぞ!!」

セルタス純平「!!(南・・・ついにきたか・・鉄平!!)」ひえええええ(と慄くオリセー)




ドドドドドドドドドドドド!!
(勇ましいドボルネコヘルムを被った歴戦の獣人戦士二人を頭に乗せた迅竜を筆頭に尾槌竜、化け鮫、大猪、そして右腕にサメ型ランスを装着した河狸獣が密林エリアを爆走してくる。また、その頭上からは金火竜と背中にガトリングガンを携えた銀火竜が低空飛行で追従してくる)



グレンジャガー「城壁が見えてきたぞ!!鉄平!!」ドドドドドドドsss

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鉄平「ああ!!俺にも見えてるぞ!!どう感じる!?一也!!」(腕を組む左腕にはクルセイダーズのエンブレムが刻まれた円盾を装着している)

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一也「ずいぶん大袈裟な防壁を作ったもんだニャて!!」グッ(合金のにゃんにゃん棒を力強く握る)


グランカッサ「このままぶちかますか?」ドドドドドドドsss

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フラワー「待って!!さすがにみんなの一撃でも、あの城壁は簡単に崩せそうにないわ!!ここは純平さんの指示通りにいきましょう!!」チャッ(爆走する大猪に跨がりながら双眼鏡を覗く後ろでは、芋助が抜刀斬りの構えで片膝をつき、いつ号令がきても対処できるよう身構えている)


ズドドドドドドドドドドド!!
(双眼鏡視点。みるみるうちに密林エリアを抜け、城門前に接近していく)


フラワー「ん・・・・」


ズドドドドドドドドドドド!!
(双眼鏡視点。城壁の上で警備をしている青いブレイブネコシリーズの兵士達が、同じく城壁上に「ずらりと並ぶ」大砲に各自、火を灯していく)


フラワー「来るわよ!!」ドドドドドドドsss

鉄平「ガルグイユ!!彭関越!!」ドドドドドドドsss


ガルグイユ「任せろ!!」ズッシャッシャッシャッ煙(両生種特有の体を捻らせる動きをもって前進してくる)


彭関越「さぁ、出番ずらよ!!鮫王!!」ガインキラキラオレンジ(走りながら掲げるシャークキングに命が宿されたように両眼が光る)



ドウーーーーーーーン!!
ドウーーーーーーーン!!
ドウーーーーーーーン!!

(城壁の上に並ぶ大砲が微妙な時間差を置きながら火を吹いていく)



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張虎「かましてやるぜ!!ウォーターシャーーーーーーーークッ!!!!」カイ~~~ン・・キラキラ(かっこよくホオジロザメの顔面どアップのカットインが戦場に走る)




シャホオオオオオオオオオオオ!!
ブシャアアアアアアアアアアア!!
ドガアアアアアアアアアアアン!!

(宙に向かって化け鮫が氷ブレスを、同じくシャークキングが水流ブレスをもって次々と飛来していくる大砲の玉を迎撃していくと同時に、空中で激しい爆炎の渦が沸き起こる。そしてその火の海の中を掻い潜りながら一直線に飛翔していく金銀火竜)


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サムソン「あちぃいいいいいいいいい!!!!」んぼおおおおおおお炎(全身火やられ)

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ロージー「うひいいいいいいいいいい!!!!」んぼおおおおおおお炎(金火竜の背中でまあるくなって伏せるも背中が燃えている)

あたちのモンハン日記
アラン「鈴木の手紙によれば・・・城門の上・・・・・」チャッ(同じく爆炎の中、金火竜の背甲上より伏射姿勢で冷静に対物ボウガンのスコープを覗いている)



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(スコープ視点。迫りつつある城壁の正門上に「白い肉球プリント」が描かれている)



アラン「ゲルハルトが埋めた爆薬ポイント・・・見えたか!?」



アルテミス「もちろんよ!!さぁ!!派手にぶちかましてやろうか!!」


サンダーソニック「突貫せよ、陸を往くクルセイダーズの同志よ」スウウウウウウ・・・(飛空しながら大きく息を吸い上げる)








バウウウウウウウウウウウン!!
(空中を並走しながら舞う金銀火竜が同時に、城門に向かって火球を上から吐く)







ブレイブネコ「撤退ニャああああああああ!!」ぴょ~~~ん煙(慌てて城壁の内側に飛んでいく見張り達に紛れ、逆に前進してくるゲルハルトと直政)




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ドガアアアアアアアアン!!
(城門が城壁諸共木っ端微塵に飛び散ると同時に、その上を飛翔していく金銀火竜の足にそれぞれ飛び移るようにしがみつくゲルハルトと直政)



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影丸「成功ですぞ!!サムソン殿!!」ぎゃあああああああ(と燃えているサムソンをバックに下の様子を窺っている)

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ゲルハルト「待ちくたびれたぜ!サミュエル!!」ビュオオオオオオオsss(爪に掴まる真下は火の海と化している)

ゲルハルト「こりゃ~!!ゲルハルト!!もっと火薬の量を少なくできんかったのかぁ~!!」んぼおおおおおおお炎(背中を燃やしながら銀火竜の体をよじ登ってきたゲルハルトに手を貸す主人)


グレンジャガー「おっしゃあああああ!!みんな腹くくれ!!サーカスの火よりあぶねぇぞぉおおおおおおお!!!!」ドスンドスンドスンドスンsss(火の灯りに狂喜乱舞の笑みを照らされながら突進していく迅竜)

鉄平「今回は正々堂々いってやるぜ!!クルセイダーズ!!!!いくぞぉおおおおおおお!!!!!




ウオオオオオオオオオ!!





バオオオオオオオオオオオン!!
(爆炎のゲートにそれぞれ身を投じていくクルセイダーズモンスターの怒涛の後ろ姿)


To Be Continued




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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?

7/21(土)0時更新 「四面楚歌の婚礼」の巻

をお送りいたします♪ほいだらさ!!次回も豪快に側転しながらアイスクリームを食べつつ読も見ようよぽけ~







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