
きょえええええええええええ!!

ボギャアアアアアアアアアア!!
ダオオオオオオオオオン!!
(薄暮の下、真正面から衝突する最終段階の多殻蟹と忿怒の迅竜)

グレンジャガー「やるじゃねぇか!!クソ甲殻種め!!」シュタッ


ゾンゲ「飛竜の出来損ないが!!人智融合の甲殻種を侮るなかれザム!!」シュタッ

グレンジャガー「チッ・・バランの野郎がいれば、あんなクソ蟹如き・・・次で終わらせてやるよ!!」ジャキーーーーーーン

ゾンゲ「我がタイクンは無敵!!喰らえ!!スピーディーザムザッ!!」ぽわぁ~~~~~ん

きょええええええええええ!!
ドシューーーーーーーーン!!
(例の雄叫びと共に高速スピーンをかましながら滑空攻撃を仕掛ける最終段階の多殻蟹)
グレンジャガー「うるせぇんだよ!!だいたいそんな技の名前じゃねぇだろうが!!」ダシューーーーーーン!!(多殻蟹目掛けて飛び上がる)
ガイン

ズギャギャギャギャギャギャギャ!!
(高速回転してきた多殻蟹の顔面部をエルボーのように突き出した両刃翼をもって、その勢いを研磨しながら静止させていくグレン)
ゾンゲ「ぎゃあああああああああああ!!!!!」ズンギャッギャッギャッギャッギャッギャッ

グレンジャガー「弱点丸見えなんだよ!!クソ蟹がぁああああああああ!!!!」グオン

ゾンゲ「やめろぉおおおおおおおおおおお!!!!!」ズンギャッギャッギャッギャッギャッギャッ

ブシャアアアアアアアア!!
(回転止まないゾンゲの口部目掛け、尖鋭な鋼鉄の爪で抉るように穿つグレン)
グレンジャガー「堕ちろ!!カス!!」ブオン!!(空中で反転し、無数の惨たらしい尾棘を持つ長い尻尾を振り上げる)
ダシャアアアアアアアアアアン!!
(空中より凶器の鞭で、宙に浮かぶゾンゲを迅竜必殺の「尻尾叩きつけ」により、おもいっきり地面に叩くグレン)
ゾンゲ「・・・・・・・・・・・・」バチバチ・・バチバチ・・(ほのかに放電しながら仰向けに痙攣している最終段階の多殻蟹)
グレンジャガー「まるでハエたたきだな」シュタッ

ちらっ・・(迅竜が見上げる暗がりの上空遥か、空中浮揚している巨大な黒い龍の姿)
グレンジャガー「問題はあの野郎だが・・・・」
トウン・・(上空に浮かぶ黒龍の口元が一瞬だけ発光すると同時に黒焔の矢が投下される)
グレンジャガー「嘘・・だろうがぁあああああああ!!!!」バッ


ドワアアアアアアアアアン!!
ゾンゲ「何が起きたんだ・・・」シュウウウウウウ・・・・(激しい硝煙の中、ゆっくりと起き上がる最終段階の多殻蟹)
ドガアアアアアアアアアアン!!
ドワアアアアアアアアアアン!!
(ゾンゲの周囲に次々と投下されてきた黒焔の矢が大爆発を帯びながら、敵の獣人兵士達はおろか、部下である暗黒団の兵士達をも巻き込みながら漆黒の大炎上をみせる)
ゾンゲ「!!」
ギャアアアアアアアア・・・・・
(生々しい黒い烈火に全身を覆われ、阿鼻叫喚をあげながら次々と倒れていく人型兵士達)
ゾンゲ「なんだなんだ・・これは・・・・」ヒョウウウウウウ・・・ン(その背後では再び空から投下されてくる流星のような黒炎の矢がいくつも見える)
ボオオオオオオオオオオ!!
(烈々と燃え上がる黒炎の火の海地獄に包まれながら、呆然と立ち尽くす最終段階の多殻蟹)
ゾンゲ「地獄の業火・・・・」ンボオオオオオオオオ!!
??「ゾンゲ様!!こっちです!!」
ゾンゲ「・・・・・・・・・!?」
ガミザミーーーーーーーーーーン!!
(黒い爆炎の中、必死に火の粉を「蟹手」で振り払いながら、片手に持つクーラードリンクを撒き散らしながら手招きしている三匹のガミザミ)

ワタリ「お迎えにあがりました!!」

イシ「さぁ!!こちらへ!!」

ガネ「急いで!!」
ゾンゲ「お前たち・・・・どうして・・」
ワタリ「俺達がゾンゲ様を見捨てるわけないでしょうが!!」
イシ「まったく!!俺達がいなきゃ、ほんとにゾンゲ様はダメなんだから!!」
ガネ「一緒に戦いましょう!!カニカニ大作戦は始まったばかりでしょう!?」
ンゴオオオオオオオオオ・・!!
(揺らめく業火のフィラメントが「蟹模様」に猛り狂う)
ゾンゲ「この作戦は最新鋭の超大型搭乗兵器、ガオレンボーグの試運転も含め、他勢力を圧倒した後、フェイリンメイリン国領内を制圧することで、改めてブラックギルドの力を世界に示すことが目的・・。そしてその支援をするのが、同じ甲殻種である鬼狩蛛と・・・・」
ワタリ&イシ&ガネ「ゾンゲ様率いるガミザミ三尾蟹です!!」ボオオオオオオオ!!(蟹模様の炎がよりいっそう激しく燃えあがる)
ゾンゲ「いつの間にか成体に近づいていたんだな・・・タイクン、どうやらお前たちを見くびっていたようだ・・。よし!!そうと決まったら、このザザミソが燃え尽きるまで、戦い続けようぞ!!」
ワタリ「よっしゃ!!ここで戦果をあげれば俺達も正式な兵士として採用されるに違いないぜ!?」
イシ「でも安心してください、ゾンゲ様!!」
ワタリ「仮に昇進したとして、ゾンゲ様のコナフキダケのメンテナンスはサボったりしませんから」てへっ
ゾンゲ「フッ・・タイクン、わらっちゃう・・」チラぁ~ん

ワタリ「そんなことより早くいきましょう!!」
イシ「そうそう、こんな所にいたら「養殖」みたいに「茹」で蟹になっちまうぜ」ぴゃっぴゃっ

ガネ「さぁ!!ゾンゲ様、俺達にいまいちど号令を・・・」ヒョウウウウウウ・・・・ン
ゾンゲ「はっ


ダガアアアアアアアアアン!!
(木っ端微塵に吹っ飛ぶガミザミ三尾蟹)
ゾンゲ「ワタリーーーーーーーーー!!!!!イーーーーーーーーーシ!!!!!ガーーーネーーーーーーーーー!!!!!」
ボチャボチャ・・ボチャボチャボチャ・・・・
(俯くゾンゲの背甲に飛来してくる濃緑色の味噌状物質)
ねちゃ・・・(そのペースト状になった固形物をドリル状の蟹手ですくい上げるゾンゲ)
ゾンゲ「なんと美しい・・極上ザザミソ・・・・」
ドワアアアアアアアアアアン!!
(また近くで爆発が起きる)
ゾンゲ「・・・・・・・・・・・・・・・」ちら(上空を見上げる)
ゴオオオオオオオオオオ・・・・・
(辺りを包む漆黒の火先が不気味な揺らめきをみせる遥か頭上、外界を見下ろすように羽ばたいている邪龍の姿)
ゾンゲ「何がカニカニ大作戦だ・・・・所詮、俺達は捨て駒に使われたに過ぎん・・・」
ぎゅっ(手に付着した中腸腺を守るように抱きしめるゾンゲ)
ゾンゲ「帰ろう。お前たちと出逢ったあの場所へ・・・」
ボオオオオオオオオオオ!!
(よりいっそう激しさを増す黒焔の海を渡っていく最終段階の多殻蟹の後ろ姿)
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
バオオオオオオオオオオオオン!!
バオオオオオオオオオオオオン!!
(宵闇の神殿エリアに襲いかかる黒焔矢の雨が、大地に降り注ぐと同時に舞い狂う大業火の荒波)

鉄平「みんなこっちだ!!」ダッ


フラワー「あの黒い龍は一体なんなの!?」バオオオオオオン!!

マクシミリア「敵味方関係なしに無差別な攻撃を繰り返している」バオオオオオオオン!!

一也「しかもあんな高い所にいたら、手も出せないニャ!!」ダオオオオオオオオン!!

芋助「目的はなんだ?」ヒョウウウウウウ・・・・ン・・

影丸「分からぬ。だが、敵であることには違いない」ダオオオオオオオン!!
鉄平「ようやく分かったよ」ヒョウウウウウウ・・・・ン
フラワー「??」
鉄平「あの黒龍こそが、長年UBUが追い求めてきた宿敵なんだ」ボガアアアアアアアン!!
トウン!!トウン!!
(翳りの空より、神殿をかすめるように次々と投下されていく黒焔矢の雨霰を屋上エリアの縁より、しっかりと手を繋ぎながら眺めているUBUとBBBの後ろ姿)

BBB「世界の終焉って、こんな感じなのか?」

UBU「終わりにはさせない」キッ(上空を睨みつける)

ボニー「UBU!!これは一体なんの冗談なのさ!?」ダッダッダッダッダッ(セルタス純平と共に駆けてくる)

セルタス純平「上空の黒龍・・・わざと神殿を外しているようにみえるが・・・」
UBU「待ってるのよ」
セルタス純平「??」
UBU「純平。大砲の準備を急がせて。リミットは太陽が隠れている間。さぁ、急いで!」
ヒョウウウウウウ・・・・・ン!!
ヒョウウウウウウ・・・・・ン!!
(神殿の外壁東側に黒焔の矢が次々と投下されていく中、階段状になった神殿の外壁上よりポールを人質に、その背中に凶針(ライトボウガン)の銃口を突きつけるジーナ)
ポール「これがお前の望んでいたシナリオか?」(背中越しに語りかける)
ジーナ「私に希望などありません。あるのは宵闇に包まれた絶望のみ」ヒョウウウウウウ・・・・・ン
王羽美「黒龍・・・・どうして・・・」ザシュッ(肩をおさえながら起き上がり、翳りに覆われた上空を見上げている)

カーブー「アンジェリカ!!俺だ!!分からないのか!?」

ロージー「お兄ちゃん・・・・この異常な光景が見えていないの・・?」ドワアアアアアン・・・

????「我は・・我は・・・我は闇・・・・・」
ザッ・・・(外壁の陰に身を隠す肉まん、ロック、リチャード)
アイアンロック「おいおい。こんな野外フェス、俺は見たかねぇぞ」
肉まん君「こんな時に邪龍が来るとはな・・・・(待てよ・・・この事を「彼女達」が知っていたとすれば・・・・この報告をさせる為、現地でのナイツの指揮権を俺に託した・・!?)」
リチャード「リチャード、あいつらキライ」(下を見ている)
アイアンロック「ん・・・」ちら
喉あらば叫べ 耳あらば聞け 心あらば祈れ
(経文を唱えながら黒衣に身を包んだ無数の邪龍教徒の猫達が神殿外壁を登ってくる)
邪龍教徒の獣人「天と地とを覆い尽くす、彼の者の名を」ガシッガシッ

邪龍教徒の獣人「その者の名は、ミラボレアス」ガシッガシッ

BBB「待っているって、何をだ?」ヒョウウウウウウ・・・・ン・・
UBU「絶望」ドガアアアアアアアン・・
ジーナ「さぁ・・・貴方方の美しい絶望をあの方に捧げるのです」(その遥か頭上、漆黒の渦を巻く穢れた上空に浮かぶ黒龍の姿)
To Be Continued



皆様の激アツ一票があたモンを元気にするのです

次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
8/22(水)0時更新 「喰らい尽くしなさい」の巻
をお送りいたします♪ほいだらさ!!次回も持てる限りの緊迫した表情をみせながら読も見ようよ
