ゴルゾン「あんぎゃあああああああああああ!!!!!!」(ドアの向こう側から無意味に威嚇かましてくる恐怖の赤鉄仮面男)
ムーア「ぎゃああああああああああああ

ゴルゾン「フモォオオオオオオオ!!」ゴイン

ハッ

ひょっ!!(鋭いダークネスのさきっぽ(しかも巨大昆虫の神経毒が仕込んである)が突き出され、反射的に手を引っ込める)
ムーア「こんなことならもっとヴィルヘルム相手に「対人戦」を練習しとけばよかった・・

ニッキー「このっ・・!!」バッ

バシーーーーーーーーーーン

(ランス薙ぎ払いモーションによって再び視界の外にふっ飛ばされてしまう)
ムーア「ニッキー!!」
バッ(彼がくれたそのわずかな時間を利用してハルバードを手にする)
ムーア「もう許さないぞ」ゴイン

Recollection No.5_78
ゴルゾン「・・・・・・・・・・・・・・・」ふしゅ~~ふしゅ~~(赤鉄仮面越しでも分かるくらい「口で」荒々しく息をしながら「やたらと充血した邪眼」をもってこちらをじっと捉えている)
ムーア「・・・・・・・・・・・・・・・・・」ハァ・・ハァ・・(対し視界に映る斧剣の刀身が呼吸音と共に上下に揺れ動いていることから両肩で息をしているのであろう、極度の緊張状態であるようだ)
ゴルゾン「フモッ」しょっ

ムーア「こわくないこわくない・・・アポロンの怒り時に比べたら・・・相手はあたちと同じ人間だ・・!」ハァ・・ハァ・・(牽制モーションに動じず、自分を言い聞かせながら次第に呼吸を整えていくと視界の中で揺れ動く刀身もまた動きを止め、それに合わせてピントが合っていく)
ゴルゾン「ホニョッ」しょっ

ムーア「あたちのブーツのさきっぽにだって(状態異常の飛び出しナイフ)が仕込んであるんだぞ」しょりぃ~~ん(足元を見下ろすと両足ゴツメのブーツのさきっぽから紫瘴気を放つナイフ(右足毒)と緑おどろおどろしいナイフ(左足パラライズ)が自信なさげに飛び出す)
ゴルゾン「フニョッ」しょっ

ぽきりぃ~~~~~~~~ん

(両足ブーツのさきっぽナイフが鋭い両ランスの槍先によって、いとも簡単にへし折られる)
ムーア「ああ!!まだ一度も試したことなかったのに


ニッキー「化け物め・・・・」ザッ(顔を上げると三度視界の左端から現れるガッツある彼の姿が)
ゴルゾン「ウ~~~」(それに気づき、一瞬ニッキーの方に首を向ける)
ムーア「すきありちょりゃああああああああああ!!!!」(一歩前進ステップと共に大剣を振りかぶり豪快な袈裟斬りかます)
ゴルゾン「はにょっ!!」ガイーーーーン

ムーア「ぎぃっ


ニッキー「ムーア!!目を伏せろ!!」(視界の左端からそんな声が)
ムーア「ほえ?」(ちらっと見るとニッキーが何かを今まさに投げるモーションをしている)
ニッキー「くらえ!!」ブンッ

ゴルゾン「ナァ~~~~~~~!!」バチぃ~~~~~ん

バショ~~~~~~~~ン

(ニッキーが投げたものはどうやら閃光玉だったようで部屋の外より眩い光が室内に浴びせられる)
ムーア「ぎえ~~~~~~

ゴルゾン「あ゛っ~~~~~~~~

ニッキー「今だ!!行くぞ!!」グイッ

ムーア「どこでそんな「いいもの」手に入れたのよ!?」ダッ

ニッキー「王都御用達の行商人からくすねた・・って、どけぇっ!!」ケリィ~~~ん

ゴルゾン「んも~~~~~~~


ムーア「ププッ」
ニッキー「脱出するぞ!!」ダッ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(瞬時にあたりを見渡すと等間隔に連続的に続くアーチ状の窓から青白い月明かりだけが廊下を照らしており、ガーディアンの姿は見えない)
ニッキー「あっちだ!!」(右側に向かって走り出そうとしたその時)
ゴルゾン「ウモーーーーーーーー!!!!!」バギャアアアアン!!ズドドドドドド!!(室内より壁をダブルランス両脇に挟み込んだ突撃体勢で突貫してきてピンポイントでニッキーを轢いていく)
ムーア「ニッキーーー!!」
ニッキー「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ビリビリ・・ZZZZZ・・・(麻痺&睡眠によりうつ伏せのままノックダウン)
ムーア「今のあたちでもランスの本当の使い方がそんなんじゃないってことだけは分かる」ゴイン

ゴルゾン「フゥ~~~~~~~~」じりじりっ
ムーア「前におトキさんがキッチンに出たゴキブリを仕留めようとした時、今のあんたと同じ声を出してたっけ・・・狩猟なら受けて立つわよ」
ゴルゾン「モシューーーーーーー!!!!!」ズドドドドドドド

ムーア「ばぁ~か」ひょっ

ンモ~~~~~~~~!!
ズドドドドドドドドドド!!
(部屋から顔を覗かせると廊下をダブルランス突進で走り去っていくあいつの後ろ姿がその凄まじいダッシュの速度の分、しっかりと遠のいていく)
ムーア「一生やってろ、バカ」んも~~~~~~・・・・・
ダッ(と倒れているニッキーに駆け寄る)
ムーア「ニッキー!起きて!!」
ぱしぃ~~~ん


(うつ伏せで寝ている彼の「後ろ頭」をおもいっきり馬鹿力で「二発も」叩くも全く目を覚まさない)
ムーア「まったく・・!」ゴイン

ンモ~~~~~~~・・・・
ズドドドドドドドド・・・!!
(背後から明らかに「帰ってくる音」が)
ムーア「嘘でしょ!?どこでUターンしたのよ

ンモ~~~~~~~~!!
ズドドドドドドドドドド!!
ムーア「やっぱ駄目だ

ゴルゾン「フモーーーーーーーー!!!!!」ズドドドドドドドド!!(赤鉄仮面越しにものすごい粘着質なよだれを垂らしながらダブルランス爆走かましてくる)
ムーア「マジでキモい」シュボッ

バチバチバチバチ・・(そしてその火をシオンがくれた狼煙の導火線につける)
ムーア「これでも喰らえ、バカ」スッ・・(狼煙を直進してくるあいつに向かって)
ドシューーーーーーーン!!
(発火した狼煙より火薬の玉が白煙の軌跡を描きながら廊下を一直線に飛んでいく)
ゴルゾン「ンガゴォオオオオオオオオオ!!」ズドドドドドドド!!(向かってくる火薬玉を充血しまくった両目でしっかりと捉えつつ突進かましてくる)
シャキーーーーーーン

(赤鉄仮面の塞がれている口元が左右にスライド式に素早く開かれると、実に不衛生かつ見るも無残な汚らしい口が大開きに火薬玉を迎え撃つ。そしてもちろん「歯」は全体的に黄色い)
あむっ(火薬玉を食べちゃう)
ムーア「いっ

ゴルゾン「ブホオオオオオオオオオ!!!!!」ボガアアアアアアン!!ズドドドッドッ


ムーア「こわいもんか・・!!アポロンの火球だってガードできたんだ・・・あれだって・・!!」ガイン

ズガアアアアアアアアアン
(あっさり弾かれ、大剣ごと宙を舞う)
ズドドドドドドドドドドド・・・(空中で横向きに回転していく視界に映り込む廊下では、突進の勢いそのままに通り過ぎていくあいつのダブルランスなその姿が)
ずでぇ~~~~~~~~~ん

(背中から廊下に落下)
はぁ・・はぁ・・・(仰向けで倒れたまま虚ろな視界に窓越しの満月がこちらを覗き込むように映り込んでいる)
ムーア「あに見てんだよ・・・」はぁ・・はぁ・・・
ぬう(その光景を遮るように「もう戻ってきた」恐怖の赤鉄仮面男が覗いてくる)
ムーア「悪夢だ・・・」はぁ・・はぁ・・・
ぶすっ

パかぁ~~~~ん

(まず麻痺槍で腹部を突かれ、続いて丸刃(睡眠付加)で頭をひっぱたかれてブラックアウト)
To Be Continued

★次回ストーリーモードは7/6(月)0時更新予定です★