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Recollection編あとがき~PART3

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~復活者アースラとベアトリクス家

今回のRecollection編ではアースラの出生について明らかにされていないのですが、母親がベアトリクス家の末裔であり、また竜人族であった可能性が高いようです。また彼女の母親、ベアトリクス家はウー家に何かしらの理由から多額の借金を代々に渡って受け継いでおり、その返済に追われていました。彼女の両親が娘の名前(ミドルネーム)にベアトリクス家の名前を継がせたのもウー家に対する信用を守る為であったと思われます。アースラは生まれて間もない頃、両親と共に借金の返済を行う為、王都に向かう最中、山賊に襲われ、そして両親と共に殺害されてしまいます。アースラの「死の記憶」に基づけば、彼女は天に召される最中、両親から次のような言葉を受けました。まず父の声で「アースラ。お前はまだこっちに来てはいけない」と聞こえ、次に母から「白の使徒、アースラ。あなたにはやらなければならないことがあります。救いの恵みを授かり、あまたの死を乗り越え、この聖なる浄化による誕生が齎した命を紡いでゆくのです」と告げられます。その直後、アースラは白龍と契約を結び、再び生を授かったというのです。

以上の証言、またジェイソン・ウーらによる考察は
Recollection No.1_41を参照


彼女の死の記憶が正しければ、竜人族の血筋を引いているベアトリクス家は龍使徒の一族であった可能性が高く、マモーナスもまた、ジーナを簡単に吹き飛ばすほどの力を秘めていたアースラに対し「ベアトリクス家・・・・龍使徒の末裔か・・」と言葉を残していることから、アースラが龍使徒であったことは間違いなさそうです。

Recollection No.1_63

だとすればベアトリクス家もまた、何か重大な使命を帯びていることから一族の血を絶やさぬ為、借金をしてまで生き延びる必要があったと捉えるのが妥当でしょうか。



~第一次ヒンメルンの龍災と密会の時間

Recollection No.1_62のタイトル後から視点は本来の邪眼の主であるマモーナスに切り替わり、ストーリーはマモーナス編のクライマックスである、第一次ヒンメルンの龍災へと進んでいきます。


『契約を終結させたくば、その子を我に捧げよ。さすれば契約を満了としよう』


マモーナスは龍使徒である可能性が高いアースラとその血を受け継ぐムーアをなんとしても亡き者にしたく、支離滅裂な虚言を繰り返し、ロザリー夫妻を惑わしていきます。そして挙句の果てにはムーアを差し出すようアーロンに命じるのですが、そんな見え透いた邪龍の謀略にいち早く気づいたアースラは我が子を守る為、抵抗するようパートナーを説得します。そこに監視の目を続けていたジーナ・ジラントがロザリー夫婦の関係を引き裂くようにその変わらぬ姿と美貌をもってアーロンの前に立ち塞がるのですが、その光景を尊大に見下ろしていたマモーナスの視界が、突然の雪崩による激しい雪煙により覆われてしまいます。これに対しマモーナスは「干渉するなと言ったはずだ。邪魔をするな!!」と過剰な反応を示します。この感情はジーナが登場した直後、アースラの背後から立ち上ってきた雪煙の色を見て沸き起こったものとみられ、その台詞から雪煙の干渉=祖なるものの意志とも捉えることができ、他でもないマモーナスが反応していることからも信憑性は高いと思われます。

だとすれば、なぜ祖なるものはあの状況でマモーナスの視界を塞ぐ必要があったのでしょうか?

その答えは再会を果たしたアーロンとジーナの僅かの時間における密会に何か秘密がありそうです。

マモーナスが雪煙を払い除けると、山頂では我が子を抱きかかえながらジーナのもとに歩み寄っていくアーロンの姿が見え、彼女の横を通り過ぎたアーロンは突然、父の墓石を大剣で破壊し、そしてその刃を視点主に向かって突きつけます。先程までは運命を受け入れるかのように呆然と立ち尽くしていた彼に義憤を焚き付けた理由もまた、密会の時間に隠されているのでしょうか。
抗う道を選択したアーロンは次のようにジーナに言って聞かせます。


『ジーナさん!!目を覚ませ!!あなたはあいつに操られているだけなんだ!!』


この台詞からも視界が雪煙に覆われている間、二人の関係に何かしらの進展があったことが見受けられます。

その後、龍使徒としての力を覚醒し始めたアースラはある秘策を実行するのでした。



~アースラが我が子に授けた秘策

アースラはマモーナスの奸計を見透かしながら、黒の契約を交わすことを望みます。


『私の命と引き換えに・・この子に・・・キャロルムーア・ロザリーに永遠の希望をお与えください』


アースラの願い。それは仮にも絶望を欲する宿敵に希望を約束しろという矛盾した内容でした。

願いの内容など気にもとめないマモーナスは喜んでこれを受け入れ、すぐさま赤子のムーアを丸呑みしてしまいます。

慌てふためくアーロン、してやったりのマモーナスに対しアースラは次のように返答しました。


『あなたの契約の力が本当ならば、我が子はあなたが生きている限り、絶望を希望に変え続ける強い子に育つでしょう』


そしてマモーナスはこの言葉の真偽を確かめぬままアースラの生命を奪い去ります。

瘴気と化し、マモーナスによって吸い寄せられていく盟友達の魂をアーロンは呆然と見上げたまま自身もまた絶望に堕ちようとした次の瞬間でした。

視点主が吸い上げる瘴気の渦が下から眩い煌めきの粒子へと変わっていき、これを吸い込んでしまったマモーナスは拒否反応を示すかのように悲痛の叫びをあげるやいなや、飲み込んだムーアを吐き出してしまいます。

アーロンは邪龍の体内より放り出された我が子を抱きしめるのでしたが、その白い発行体に包まれた姿を見て、その光の正体をアースラによるものだと瞬時に認識します。


アースラの秘策


それは白の契約を受けし龍使徒の末裔が、未知なる力を秘めた邪龍の体内を通じ、その魂を我が子に授けることだったのです。

アースラの母が娘に残した言葉


『あまたの死を乗り越え、この聖なる浄化による誕生が齎した命を紡いでゆくのです』


つまり、キャロルムーアは「アースラの生命(希望)の煌めき+マモーナスの持つ龍属性エネルギーを宿った唯一無二のハイブリッドな龍使徒」として生まれ変わったのです。


『私は・・いえ、私たちは絶対にあなたを恐れない。逃れられぬ死。キャロルムーア・ロザリーが生き続ける限り、あなたは死の淵を彷徨い続けるがいいわ』


こうしてムーアはマモーナスさえも忌避する(拒否反応ともいうべきか)「母の加護」という希望の光を魂に宿され、超越した邪龍への耐性を手に入れました。

そう。アースラの秘策とは、マモーナスに我が子を殺すことができないという呪いをかけることだったのです。

その尊い命と引き換えに・・・すべてはキャロルムーアのために・・。



~マモーナスの契約の力の真偽

マモーナスは契約通り、「永遠の希望」を授かったキャロルムーアに対し、絶対的な弱耐性を持つようになります。また彼の望みを叶えるという力の真偽には否定的な要素が強いのですが、キャロルムーアがアースラの加護を受けたことにより、マモーナスにとってもキャロルムーアが宿敵となったことには違いなく、こうして二人の運命の戦いは火蓋を切るのでした。


~アーロンの意志は師カールと共にアポロンへ

カールの素材によって作られた炎剣リオレウスでマモーナスに立ち向かったアーロンの意志もまた、彼の狩猟の師でもあったカールとドリスの間に生まれたアポロンに受け継がれ、そして彼もまた白の同盟の盟友となって、以後、ムーアを護ることに忠誠を誓います。


~アイスボーンとのブッキング

以上でマモーナス編の回想録(Recollection_No.1)のあとがきと注釈は終わりになります。

この回想録の中でも最も重要なエピソード(第一次ヒンメルンの龍災)を更新していた頃を振り返ると、ちょうどMHW:Iの発売時期と重なっていた為、当時はアイスボーンの狩猟日記にストーリーモードが埋もれてはまずいと、その創作意欲が「ゲームの方」に負けないよう持続するのもまた大変だったことを思い出しましたタラー

あたちのモンハン日記は、狩猟日記やその他ゲームの日記と、そしてメインであるストーリーモードの併用から成り立っているので、これに関しては今後も気をつけないといけません(その後、Rize発売時期にも同じ思いをするのでした・・)。

さて、次回のあとがきは、ストーリーモード史上、作者が最も力を入れた?UBUことキャロルムーアの回想録について述べていきたいとおぼいます照れ

おたのちみにバイバイ



みんなの激アツ一票が俺達を熱くさせるぜ!!

次回「あたちのモンハン日記」も「Recollection編あとがき~PART4」をお送りするぜ!!
最近、作者はXXもやりたいと思っているんだが、なにぶんあっちの方は「ロージー(カリピストしばりプレイ)だから、やるのを嫌がっているんだ!!わらっちゃうぜ!!





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