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Channel: あたちのモンハン日記
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Recollection編あとがき~PART8

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~プラウズ家からのクエスト編~

盟主ムーアのもと、黒龍討伐を目標に掲げる白の同盟に続々と新たな同志達が募る中、同じく新体制である王都もまた若き女王プリム・クラーラのもと、民主化の黎明を迎える一方、獣人による軽犯罪が急増。プラウズ家が所持する農園もまた奇面族を中心としたゲリラ、ブラック・カーニヴァルの脅威に晒されていた。このゲリラ一掃のクエストをプラウズ家より受けたプリム・クラーラは一連の騒動の背景にある真相を掴む為、ムーア達を農園に派遣するのであったが・・。

以上、本編開始前のあらすじより

獣人差別問題がテーマであった本編には、ゲンス・ゴンス一味やブラック・カーニヴァルの面々が登場するのですが、後者には後のフニャンコ革命にも登場するジャック・ルー(声だけの出演)やその部下であり今も尚コアな人気を誇る首切りのハッチ(Behead Hatti)と宵闇のオートン(Darkness Orton)*も登場します。

そしてこの襲撃事件が後のフニャンコ革命激化へと繋がる伏線になっていたことが分かり、一連の出来事を経て、ムーアもまた後のクルセイダーズ結成へと繋がる意志を固めていくのでした。

*二人のBiographyはフニャンコ革命で登場した仲間たち♪を参照
余談ですが、これらブログ開始当初に「作ってしまった」素晴らしく適当な概要を今後、どのように活かしていくかも今後の作者の懸念材料であることには間違いありませんもぐもぐ


~ゲンス・ゴンス一味のその後

ムーアも認める大剣使いのゲンス・ゴンスがブラック・カーニヴァルと共に連行されていった場所こそ、かつて彼女も投獄された経験のある、セントヘレナッチョ島のゴッドジャスティス収容所でした。ムーアが投獄された頃、彼らはまだ牢獄にいたのか、或いは彼女がBBBやボニーらと共に暴動を起こしている間に脱獄したのかは分かりませんが、もし後者だとしたら、現代編にてゲンス・ゴンスが再び奇王剣を振るうときが来るかもしれません・・?


~シオンとニッキーが王都に託したクエスト、そしてミオンの今後の活躍

今回の騒動を引き起こした首謀者であるニッキーとシオンは一切姿を見せず、ムーアの正義心を利用して自分達の目標を達成します。その後、一連の騒動の報告を受けたプリムは改正後の法に基づき、保護団体の支援、指導も受けながら、正式にプラウズ家に対し、奴隷制によるプランテーションの解体及び被害者に対する賠償金の支給を命じます。そしてこの罰則は同様に奴隷制を当たり前としてきたヴァイデンフェラー家をはじめとする王都内の保守派に対して、より効果的な抑止力を発揮することになりました。ムーアは今回、ニッキーとシオンが自分自身に託したクエストを振り返りながら、二人の目的が奴隷制の撤廃以上に、自分たちの考えが正しかったことをそれぞれの両親に伝えたかっただけではないかと推測し、プリムもまた、彼らに代わり断罪の執行人になることを約束するのでした。こうして王都ヴェルドは新たな君主と共に新しい歴史を刻んでいきます。今回のムーアの記憶によれば、彼女が旧友二人に接近したのはこれが最後となり、シオンに同行していったと思われるミオンなのですが、現在モンスターハンラーライズの狩猟日記にてシオンのオトモアイルーとして活躍していることから、彼女もまた本編にカムバックしてくることは間違いないでしょう。


~第二次ヒンメルンの龍災編

まずこの「ヒンメルンの龍災」という言葉なのですが、これは「ちょいやーーーー!!」コキーーーーーンの巻にて、サザンゴッドの賞金稼ぎ、ワイアット・スープがUBUと遭遇した際、彼女の顔見て、「ヒンメルンの龍災の生き残り」と証言していることから、所謂、街のゴシップとして今も受け継がれていることが「8年前(の9月)に掲載されたストーリー」にて確認できます。

今でもたまにぼやかせてもらうのですが、今回のRecollectionシリーズの大まかなプロットは2013年に作られ(その直後、パソコンのHDDが寿命により破損。無情にもそのプロットはHDDの記憶と共に消失)、そこから(オジリナルのプロットを「頭の記憶」で呼び起こしながら)修正と追記をちまちま繰り返し、構成していきました。なので作者にとってはある種、今までのあたモンストーリーモードの集大成ともいえるエピソードであるからこそ、このあとがきも「なっがい」のでありまして・・。また上記で紹介したエピソードでは、ドンドルマでハンターの登録をしているムーアをスープが目撃したという証言もみられ、このことからRecollection No.5_197にて、ムーアが龍災後、ヒンメルンを下り、ドンドルマに向かったという彼女の証言とも一致しており、作者としては、ここに至るまでに8年掛かった・・・と安堵しているのでしたショボーン

それ以外にも「ちょいやーーーー!!」コキーーーーーンの巻では、ムーアの現在の登録名である「Ursula・Beatrix・Urban(アースラ・ベアトリクス・ウルバン)」、つまり母の名前を受け継いでいることも示唆しており、「まさに奇跡・・いや軌跡だな」からもフォンロンのラグナロクやヒンメルン悪夢の歌劇事件、そしてムーアがロザリー家の末裔であることなど、スープは「かなりいい線」までいっていたことが分かるのですが、最後はムーアの手によって口封じされてしまいます。また彼女の過去(最初の殺人はベックフォードであり、ウー家の取り立て人などのクエストを十代にやってのけていた)を顧みれば、相手が人間であろうと目的を妨げる者には容赦しないという彼女のパーソナリティに潜む残酷な一面(これもロザリー家の血筋からなのでしょうか)も垣間見れる「なにげに重要なエピソード」でもありました(以上の情報をスープに提供した男もまた、その当時、既にムーアが交流を深めていたと思われるアモンの手によってデリート済みとなっているようです)。そしてそんな彼女のパーソナリティを構築していった記憶の過程がRecollection編にて明らかにされるのでした。


~盟主ムーア時代の白の同盟

王都の黎明期突入と共に白雪神殿でも盟主としての才能を発揮しつつあったキャロルムーア指導のもと、白の同盟にもまた新しい人材が続々と集まってきます。モーガン、李俊、そして「名もなき三銃士」をはじめ、正式に同志となったアポロンや一時的な賓客として歓迎されたボワコフらに支えながら盟主ムーアが問題を解決していく中、白雪神殿は刻々と運命の日蝕へと向かっていきます(アポロンが頻繁に空を見上げるようになったのは同時期から)。


~ボワコフとの別れ

ムーアはオヨネさんの死を見届けた後、ボワコフから突然の別れを告げられます。オヨネ殺害の犯人がシセであると確信のあったボワコフは、それに気づいてしまったことから神殿にトラブルをもたらすのではないかと恐れ、故郷への出発を早めることにしたのですが、作者としてもボワコフとはアイスボーンの狩猟日記からの「付き合い」で、いつかストーリーモードにも登場させたいと思っていた為、このままボワコフと一緒のムーアをもう少し書いていたいという願望もありました。なので「ボワコフさん」との別れは作者にとってもなんだか心苦しく、寂しかったのを今でも覚えています。Recollection編を書いていた頃の多くの時間はワールドシリーズ(野球のじゃなくてMHWやMHW:I)に夢中になっていたので、ゲーム内を通じて環境生物も含めた、たくさんのオトモダチと出逢うことができました。また近年のコンシューマー機は手軽にスクリーンキャプチャやビデオキャプチャができることから、プレイの度にたくさんの思い出を残すこともでき、彼らにスポットを当てる狩猟日記を書けば書くほど、彼らに対する愛着も増していき、「お勝手ながらに」ストーリーモードにも登場させたいという衝動にも駆られていきました。

作者はMHP2G狩猟全盛期頃より、そういったキャプチャ作業をあれこれ外部機器を使いながら、プレイ時間にも勝るくらいの撮影時間やその編集作業に費やしてきたので(当時は動画をYouTubeにアップロードする速度や容量も現在ほど大きくなかったので、今に比べると時間が掛かることも多かったと思います)、デジタルな彼らにより密着できるようになったテクノロジーの進歩に感謝しながら、あたモンワールドが三種共存をテーマとするように、自分なりにデジタル文化ともそれなりに共生できているのかなぁ・・とも思います(笑)


~ロロの息子シセ

彼もまた複雑な家庭環境とその背景にある因果に悩まされていた一人でした。父親はフォンロン古塔のラグナロクにて初代盟主オクサーヌ・ヴァレノフに忠誠を誓ったダラーハイド。ロロの相性で親しまれていた彼は外街で知り合った女性との間にシセを授かります(オクサーヌ編で彼女がロロに対し、しばしば気遣っていた子供とはシセのことであったことも判明します)。ロロは神殿に忠実であった為、外街にはたまにしか顔を出せず、そんな父親とはあまり会えなかったとシセは記憶していたようです(彼の弓術はそんな父親との貴重な時間から習得したもの)。母親と二人暮しの時間が多かったシセ少年に悲劇が訪れたのは、ヒンメルン悪夢の歌劇事件直後。ギルドナイトの抗争に巻き込まれたシセは、オクサーヌの命で家族のもとに駆けつけてきた父と一緒に愛する母親が殺される光景を目の当たりにします。その後、心身ともに傷ついたロロはシセをオヨネのもとにあずけて失踪してしまいます(ロロの晩年については「Recollection No.6/Part1」を参照。ここでもまたバステトが回収してきた記憶の断片が繋がっていきます)。

シセの告白を受けたムーアはそこで初めてギルドナイトの名前を聞かされ、オクサーヌ同様、彼女もまたギルドナイツとの長きにわたる戦いの宿命に導かれていきます。


「君君たり・・臣臣たり・・・」


奇しくも盟主に忠誠を誓ったロロとシセは主こそ違えど、この言葉を口にし、そして最後の別れを迎えるのでした。



~手書きの相関図と白鳥魔子

二章で自身のルーツを知ることになったムーアは、調査で得られた情報を相関図にまとめていきます。また倉庫で眠るオクサーヌの彫像にも興味を抱き、彼女こそ、アーロンが残した武芸書に記されていたと思われる白鳥魔子という人物であり、また初代盟主だったのではないかと推測していきます。そしてこれらの謎をシセと共に調査していくのですが、日蝕の時間はもうすぐそこまで来ていたのです・・。





みんなの激アツ一票でしっかり応援してほしいミャオ♪チュー

★あとがきも次回で終了!
「Recollection編あとがき~PART9」は10/18(月)0時更新予定だミャ★



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