~ユクモ商店街、釜飯専門店「禅」....

あ、それ♪あ、それ♪あ、それ、それ、それ、それ♪
(店内をご陽気な盆踊りで小回りしている芸者モードな雪左をはじめ、ねじり鉢巻のジャブ吉、トンコ、キザ夫)
とんちきちんちん♪とちきん♪とちきん♪
あいやいやいや、とちきん♪とちきん♪
(お座敷サイドからはフランソワ、フラワー親子が箸で茶碗などの陶器を叩き鳴らして拍子を取っており(バステトはもらったのであろう吹き戻し(ウニみたいに多方向にたくさん出るタイプの)を)、テーブル席では車椅子に乗ったロイに寄り添うコニーと「ほろ酔いサムソン(二つ名)」が会話をしている。以上から今日は「ほぼ貸し切り状態」であることも窺える)

サムソン「わはははは(から笑い)。愉快愉快」ちびちび(と熱燗をやっている)

ロイ「なるほど・・アヤの内訌・・・・それに邪龍教か・・・確かに気になりますね」わはははは(から笑い続けるサムソン)

コニー「サムソンさんは行かないにゅ?」
サムソン「一応、村長には「外出許可」はもらったが・・・」
ロイ「警備上の問題ですね」
サムソン「ほむ・・UBUの警護の為、大砂漠に向かわせたメンバーもおる。喪に服しておる信長をはじめ、休息が必要な仲間もな・・・」ちらっ・・(赤ら白ひげ細目顔で店内を)

トンコ「こりゃ~!!あたちの頼んだ「おぶどうのジュース」はまだニャ!?」

ジャブ吉「□△!○▲◎!!」
雪左「あら・・ジャブ吉はんが頼みはった「ロマンキノコのI LOVE 釜飯」もまだきてないどすね」

キザ夫「ああ、ごめんよ。この店はいつも人手不足なのさ」イ~ッ!!イ~ッ!!(怒って「手持ちの包丁」を振り回すジャブ吉)
椀方「今すぐお持ちしやす

トンコ「早く持ってこないと店内にある全てのテーブルや窓を叩き割るぞニャ!!」ブンブンブン

椀方「ぞニャって、そんな立派な包丁持ってるなら少しくらい手伝ってくれても・・」ぶつぶつ
トンコ「ニャんだってぇ~!?」シャアアアアア!!ひええええええ

コニー「私が持ってくるにゅ」すんなり
椀方「すまねぇ、コニー

ロイ「いえ。楽しませてもらっています」あ、それ、それ、それ♪(再び回りだすトンコやジャブ吉)
椀方「こんな時、あいつがいてくれれば・・・旦那、UBUの野郎はまだ帰ってこねぇですか?」
サムソン「ほむ・・・・私も手伝おう」ザッ
ガラガラガラ・・(引き戸を開けて店内に入ってくる鉄平、そして吾郎&おトキさん)

フラワー「あら、鉄平。バステト、パパが来たわよ」ちぃ~ん!!ちぃ~ん!!(母に抱かれながら目の前のテーブルに置いてある茶碗をがむしゃらに箸で叩いている我が子に向かって)

フランソワ「なにか頼まれますか?今日のおすすめは、「あら奥様、最近話題の美容に良いってウツクシメジに栄養剤を入れてみたネチョネチョスープ」です」(お座敷席に向かってくる鉄平たちに向かって)

鉄平「いや、そんな気持ちわりぃもんいらねぇ」ガーーーーン


泥吉「ジャブ吉の野郎・・すっかりお調子に乗りやがって・・」あ、それ♪あ、それ♪(と、キザ夫やトンコと電車ごっこしている奇面族を見ながら)

吾郎「立派なお店ですね・・ここでお嬢さんが「アルバイト」を・・・」へいです(と食器を片付けるサムソン(威風漂うシルバーソルシリーズの上から「お母さんタイプのエプロン」をしている)が返事をする)

おトキ「板長。私達も手伝いましょう」
椀方「いやいや!!そんなお客さんに

吾郎「いやぁ~こう見えても少しばかり料理には覚えがありましてね。厨房はどちらです?」かちゃりこちょり(と片付けを始めるおトキさん)
椀方「こちらです!さぁ、どうぞ!」
泥吉「あっしにも手伝わせてくだせぇ」そりゃ~ありがてぇ~!(厨房へ消えていく三人)
鉄平「・・・・・・・・・・・・・・。村長さんは?」あ、それ、それ、それ♪あ、それそれ♪(ほぼ貸し切り状態の店内を見回しながら)
フラワー「先に来られていたモミジィさん達をご自宅までお見送りに行かれたわ」ちぃ~ん!!ちぃ~ん!!(母の胸に抱かれながらひたすらに茶碗を双剣ばりに掲げた箸で叩き散らすバステト)
鉄平「そうか・・入れ違いか・・・」ちぃ~ん!!ちぃ~ん!!
フラワー「そっちこそ、一也さんは?」
鉄平「ああ・・そのことなんだが・・・ちょいと準備を・・な」ぽりぽり
フラワー「行くのね?アヤに」
鉄平「・・すまない。あいつの旧友が困ってるっていうなら、代わりに俺たちが行くべきだ」
バステト「あ~ニャ~あ~ニャ~!!」ちぃ~ん!!ちぃ~ん!!
フラワー「あたちも連れていけって」ちぃ~ん!!ちぃ~ん!!
鉄平「今回、お前達を戦いに巻き込むわけにはいかない。それに村に何かあった時の為にも・・」

ザンコ「たぁ~いへぇ~んですわぁ~~~!!」ばぎゃああああん

鉄平「どうした?」てててててて!(鉄平の姿を確認するやいなや二足歩行で小走りしてくるザンコ)
ザンコ「川村様がまた単独で旅立たれましたの」こそっ(周囲に気を配りながら小声で)
鉄平「カーブーが・・・・どういうことだ?」(バステトもまた変事を悟り、箸を置く)
ザンコ「川村様にクエストの依頼がありましたの。依頼人はサザンゴッドの住人とだけ。依頼内容は女性の護衛だとか」
鉄平「・・・・行き先は分かるか?」
ザンコ「安息の聖地とだけ」
鉄平「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
泥吉「お待たせいたしやした~。「ロマンキノコのI LOVE 釜飯」でさぁ~・・って、お前が頼んだのか!」イ~ッ!イ~ッ!(よこせよこせとジャブ吉さん)
鉄平「泥吉さん!ちょっと!」
泥吉「へいへい。ご注文ですね。ちょいとお待ちを」(メモと鉛筆を取り出す)
鉄平「安息の聖地。なにか知ってるかい?」
泥吉「・・・ラ・エメシス。古代アヤ語で「安息の聖地」。アヤ大陸の中央に位置する王墓にして、邪龍教の巣窟だと認識しています」
鉄平「な?このすべての連鎖を都合のいい偶然の一致とみるか?」
フランソワ「きな臭いですわね・・我々をアヤに向かわせようとしている黒幕がいるようですわ」
鉄平「カーブーが動き出したんだ。一軍の出撃を急げって、俺には聞こえる」
ザンコ「報告が遅れましたのは、川村様の旅支度のお手伝いと、この書状を授かる為」スッ・・
鉄平「・・・・・・・・・・邪羅尼の婆さんを説得させちまうとは・・・さすが武神様だ」ほら(と文をフラワーとフランソワに読ませる)
フラワー「夢幻如来衆は引き続きユクモと盟を継続・・・渓流地区及び村の警護を約束する・・・・」
フランソワ「これで警備面の問題はクリアですわね」
鉄平「早くしないと人質の命も危ない。タラスクギルドに関しては現地の様子を実際に見てからだ」
泥吉「それじゃあ・・あっしらと一緒に・・・」
鉄平「ロイ!!雪左!!」
雪左「どないしはりました?」キコキコ・・(ロイが乗っている車椅子を押しながら)
鉄平「すまないが、今すぐ俺たちの武具を用意してほしい。ザンコ、手伝ってやってくれ」もちろんですわ(とザンコ)
ロイ「それは構いませんが・・・」
鉄平「すまない。急を要する。泥吉さん、みんなと一緒に物資を運んでもらえるかい?」
泥吉「喜んで!!」
「あたちのモンハン日記」
Anthem of a Dying lights
はいよぉ~~!!ドス大食いマグロの活造り一丁上がり!!
(今日も頭に巻いているねじり鉢巻が「しめ縄」のように太い相変わらず巨漢の板長をはじめ、厨房で躍動する料理人達)
吾郎「やるねぇ~。久々に燃えてくるぜ」トントントントントン!!(トンコに借りたのだろうベリオSネコ包丁の見事な包丁捌きでキャベツを千切りしながら、その属性効果を活かしつつ、シャキっと歯ごたえのある冷やしキャベツに仕上げていく)
おトキ「見て。板長」(こちらに背を向けたまま調理台の方を見つめている)
吾郎「ああ?休んでる暇・・・・これは・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(調理台の隅に、ちんまりと置かれた和蒸籠セット)
椀方「ああ、それね。うちで「たまに」働いているバイトの「自前」だそうで。あんまん作りが、べらぼうにうまい娘なんですよ。けど、今は砂漠の街で医療中だとか・・。早く、あいつの作ったあんまんを食べてぇですよ」ははははは(とドス大食いマグロの活造りを頭上に抱えながら厨房を出ていく。それとすれ違いに鉄平がおもむろに中へ入ってくる)
吾郎「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」グッ(溢れてくる涙を拭う。そっと寄り添うおトキさん)
鉄平「吾郎さん、おトキさん」
吾郎「ああ・・すまねぇ。今すぐ・・・」
鉄平「ロックラックに向かってください」
吾郎「え・・・」
鉄平「吾郎さん、世界一のキッチンアイルーになるんでしょ?だったら俺たちが世界一だって認めるハンターのもとに行くべきです。あいつのそばにいてやって欲しいんです」
吾郎「鉄平さん・・・・」
鉄平「俺は出発します。あいつの分も暴れてくるつもりです」グッ(サムズアップする)
おトキ「お待ちを!!」
鉄平「??」
おトキ「長旅になることでしょう。少しお時間をくだされば、お食事をお作りいたします」スッ・・(UBUの蒸籠を抱きしめながら)
鉄平「フッ・・・また携帯あんまんか・・・ありがとうございます」へこり
吾郎「気をつけるんだぞ」
おトキ「必ずまた逢いましょう」
鉄平「はい」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(ハグを交わす三人を「おいおい」と泣きながら見つめるトンコとキザ夫)
トンコ「激アツ愛情シーンだニャ・・」ぐすんぐすん
キザ夫「あんまんが繋ぐ絆・・・この光景もまた、天下一のあんまん女が導いてくれたのさ」ぐすんぐすん
トンコ「・・あんまん女といえば・・・あいつは学校に来たニャ?」
キザ夫「ノン。今日も来ていなかったよ」ぐすんぐすん
トンコ「・・・元気でやっているかニャ・・・・スサノオは・・」(廊下の小窓から夜空を見上げる)
To Be Continued
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次回「あたちのモンハン日記/Anthem of a Dying lights」
第20話「とてもとても悲しい記憶」
3/31(木)0時更新予定
UBUにゃんや鉄平達がいない分、あたち達がユクモを守るんだニャ!!
けど・・早く帰ってきてほしいニャ・・
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