
スリー「私達を売ったわけ?」ザワザワザワ・・(こちらの存在に気づくマカルパ警備兵を睨みながら)
デヴィマッツォ「おじさん!?」
フェデリコ・パパグラーナ「こちらも現王国側と有効関係を保つ為には、貢物が必要でな。悪く思うな」ザッザッザッザッ・・(その背後から足早に迫りくるマカルパな警備兵達)

ゼット「おいおい。合従連衡のはずだろ?ご説明願おうか?」ゴキュッ

チチョ・シャンティ「簡単なことだ。こやつら月蝕の翳氷は、コズンダによって幽閉されていた先王の長子、アダンカ・コズタンの脱獄を手引きし、南部へと連れ帰り、正当な王家の後継者として掲げ、反乱軍を結成したからだ」あむっ(刺し身を素手で)
ラインハルト「あらまぁ・・・・」
スリー「かりそめの弑逆王より、彼の方が君主に相応しいと思うけど・・それが理由?」
フェデリコ・パパグラーナ「アダンカを担ぎ上げ、自分も王家に入るつもりか?ナンバー3」フッ
スリー「殺されたいの?いいわ。たった今、友好関係を破棄してあげる」スッ・・(振り上げようと掲げたその腕を素早く掴んで制御するウルクな灰虎猫)
ゼット「ハッタリだ。なぜなら俺達は、あんたらの計画を少なからずとも聞いちまったからだ」
スリー「・・って・・どういうこと?」ザッザッザッザッ

ゼット「逃げろって言ってんだよ。おらぁ!!」ガシャーーーーーン

マカルパ警備兵「しみるっ!!」ひぃ~~~っ

ラインハルト「わっ


ゼット「いくぞ!!」グイッ

フェデリコ・パパグラーナ「何をしておる。逃げてしまうぞ」(ほっとしながら大皿をテーブルに戻す警備兵に向かって)
ゼット「またな!!パパグラーナ!!」ぺんぺん

マカルパ警備兵「待て!!」ダッダッダッダッ

ラインハルト「あ~あ。行っちゃった。彼にはまだ聞きたいことが山ほどあったんだけどねぇ・・・でも、まだ彼らが捕まる可能性もなくはない・・よね?」(と、フェデリコの顔色を窺うと、「さぁな」と言わんばかりに首を左右に振る)
ハイモ「良かったミョ?」
ラインハルト「こっちにとっても彼女達にもとっても・・・・ねぇ、グランドマスター。さっき言ってたフィアンセっていうのは、スカルリーナ・コズタン・・・もとい・・スカルリーナ・シャンティのことだね?」
デヴィマッツォ「・・・・はい・・幼馴染でした・・。彼女の故郷は北部でも、ラ・エメシスでもありません。ここ、パパグラーナなのです」
ラインハルト「僕、アヤで探偵になろうかな。あとで相関図に書いておいて」こそっ(とミサキに)
「あたちのモンハン日記」
Anthem of a Dying lights
ダッダッダッダッダッダッダッダッ!!
(屋台や露天商に挟まれた一本道のマーケットエリアに募る人混みを避けながら、ゼットと共に駆け抜けていくスリー)
スリー「わざと私達を逃してくれたってこと!?」ダッダッダッダッダッ
ゼット「さぁな!!だが、遅かれ早かれ警備が来る予定だったのは確かだ!!」バッ

スリー「ここで私達が捕まっても、彼らの計画には関係がないものね!!」ダッダッダッダッダッ
ゼット「奴等は行方不明の奥方をどうしても味方につけたいようだ!!でなきゃ、わざわざ俺達の前でローゼンクロイツに依頼するか!?」ペタペタ(な食感のおリンゴをかじりながら)
スリー「・・私達にもスカルリーナ様を探せってこと?」ダッダッダッダッダッ
ゼット「お前らが、その奥方を迎えることができれば、東部との取引材料として使えるだろ?それを見越して、こっちの出方を見ようってわけよ。あのラギアじじい」ペタペタ
スリー「あなたがなぜ副官に選ばれたのか分かった。私達でいうところの、えでちゃんみたいな存在ね」ふむ・・(と走りながら)
ゼット「あ!モーレツマタタビ!!」キキィ~~~~

スリー「前言撤回」むんずっ(猫首を掴んで持ち上げるその背後からは引き続きマカルパな警備兵達が追走してくる姿も)
ゼット「あっちだ!!」(建ち並ぶ石造りの縦長居住施設の間に見える「ほっそい小道」を指差す)
スリー「さすが」どいてどいて(とゼットの猫首を持ち上げたまま人混みをかき分けながら)
ゼット「あったあった」がさりごそり(とウルクネコメイルをまさぐり、ケムリの実を取り出す)
パキャッ

モワモワモワモワモワ・・・
マカルパ警備兵「くそっ!視界が

スリー「あなたのこと、本当のオトモにしたくなっちゃう」よいしょっ(とゼットを肩車しながら横になって細っこい道に入っていく)
ゼット「だったらウィンターナイツになれ。永遠にな。えゔぁ~えゔぁ~ナイ~~~~ツ♪ってな」
スリー「それにしてもコズンダめ・・私達をお尋ね者にして、グランデギルドと争わせるつもりなんだわ!ほんと姑息な奴!」ゴリゴリ・・ゴリゴリ・・(小道を挟む石造りな壁にゴシャシリーズをこすらせながら)
ゼット「二虎競食の計か・・ラギアじじいはそれを知っていて俺達に早く戻れと・・・・急いで外にいる仲間と合流だ」バッ

スリー「そのつもり!!」ピィ~~~~イッ♪(爽快な指笛を鳴らす)
タタタッ!タタタッ!タタタッ!
(街角の奥より、疾しき白雪のガルクが颯爽とこちらに向かって駆けてくる)

カーラ・スノウ「警備兵の姿が増えたみたいだけど?それってまさかあなた達の仕業じゃないわよね?」バッ!バッ!(その背中に跨る、前席からゼット、スリー。そして背後からは「いたぞぉ~!」と警備兵の声が飛ぶ)
スリー「ああもう!!やっぱりフェデリコを一発ぶん殴れば良かった!!」タタタッ!タタタッ!タタタッ!(一気に駆け出すガルクにマウントしながら)
ゼット「なぁ、スノウ。お前の主も、なんだか訳ありって感じだな。ま、血の気が多いのは嫌いじゃねぇが・・・にしても、ここ(アヤ)でも追われる身になるなんて・・・サザンゴッドの連中じゃあるめぇし・・・」タタタッ!タタタッ!タタタッ!
スリー「しっかり掴まって!!飛ぶわよ!!」タタタッ!タタタッ!タタタッ!(気づけば目の前には屹立とした立派な石造りの市壁&壁上からボウガンでこちらを確実に狙っている警備兵達の姿も)
ゼット&スリー「うええええええええええええ


ブワッ!!
(太陽を逆光に壁の上を軽やかに飛翔するガルクのシルエット)
ゼット&スリー「いやぁああああああああああ



タンッ!!
(見事、都市の外側(広大な緑の大地)に着地する白きガルク)
カーラ・スノウ「さぁ、帰るわよ!!」はぁ~~い♪(とスリー)
えゔぁ~えゔぁ~ナイ~~~~ツ♪
(森丘フィールドに似た雄大な緑滴る盆地エリアを一直線に駆け抜けてゆく白きガルクにスリーと共に跨がりながら、ご陽気に歌うウルクな灰虎猫)
~アヤ北部....

キィ~~~~ッ・・キィ~~~~ッ・・
(翼蛇竜が上空に舞う乾燥地帯に広がる低高度の山岳エリア、ひときわ小高い一枚岩の頂上、タンカラーなカムライシリーズ(傘は被っていない)を身に纏った狩人が、下の様子を窺うように岩場に片膝をつきながら覗き込んでいる)

肉まん君「・・・・・・・・・・・」キィ~~~ッ・・キィ~~~ッ・・

ゾフィ「どうだ?」バッ(崖側より、よじ登って頂上へ)
肉まん君「ああ。ここからなら、ばっちり監視できそうだ」キィ~~~ッ・・キィ~~~ッ・・
ゾフィ「まさかここまで来て、輸送者の強奪なんて「しょぼいクエスト」請け負うことになるなんてな」やれやれ
キィ~~~~ッ・・キィ~~~~ッ・・
(上空を旋回して飛ぶ、つがいの翼蛇竜)
ゾフィ「ったく・・どこにでもいやがる連中だな。音爆弾で落としちまうか」キィ~~~ッ・・キィ~~~ッ・・
肉まん君「知的生命体種のスパイならな。動きは普通のスカベンジャーだ。あいつらにも監視を手伝わせよう」キィ~~~ッ・・キィ~~~ッ・・(翼蛇竜を見上げながら)
ゾフィ「警報代わりか・・・良かったな。こいつの餌食にならんでニャ~」そりぃ~~ん

肉まん君「ほぉ~。百竜武器か」
ゾフィ「流行ってんだってな。もちろん改造品だけど」そりぃ~んそりぃ~ん

肉まん君「属性は?」
ゾフィ「雷と麻痺」そりぃ~んそりぃ~ん・・バチバチ・・ビリビリ・・

肉まん君「ハハッ。(ゾフィが被っているフルフルZヘルムを見上げながら)それ繋がりってところか」
ゾフィ「おお!?さすが肉まんだぜ!!高級ってのが流行りらしいが、ならこっちは極上フルスカードってな!!キャハハハハハハハハ!!」そりぃ~んそりぃ~ん!!バチバチ!!ビリビリ!!
肉まん君「閃く双刃より放たれる、無数の斬撃・・鬼人の力を纏いて、瞬速を得ん・・。永久戦士のお前に相応しい武器だと思うよ。できれば鉄蟲糸技も見てみたいもんだがな」
ゾフィ「てっちゅう・・里の狩人は蟲を使うんだってな。お前、行ったことあんのけ?」そりん(両刃を背中に納刀させながら、その場にあぐらをかく)
肉まん君「昔に・・少しだけな」フッ・・
キィ~~~~ッ・・キィ~~~~ッ・・
(一枚岩の頂上エリアでお互いにあぐらをかきながら上空の翼蛇竜を見上げる肉まん君とゾフィ)
肉まん君「下の連中は仲良くやってるか?」キィ~~~ッ・・キィ~~~ッ・・
ゾフィ「洞穴のモーテルにはジーナとネコにゃんしかいねぇよ。ふぁ~~あ・・」
肉まん君「ドボルヘルムとユーリィは?」キィ~~~ッ・・キィ~~~ッ・・
ゾフィ「周辺エリアの偵察もかねて、食料探しの採取ツアーだと。気になったのは、なんだかユーリィが、珍しくご機嫌だったんだ。「あらまぁ・・」なんてよ」
肉まん君「フフッ・・ジーナといい、まったくあのドボルヘルムにはチャームのスキルでも入ってるのか・・?」
ゾフィ「んあ?それがクソドボルを選んだ理由じゃねぇのか?なんつったって、あいつは、あのクソビッチのお気に入りでもあるからな」
肉まん君「・・・じゃじゃ馬ならしか・・・少し妬けるかもな」ぼそっ
ゾフィ「ん・・今、じゃじゃ馬っつったか?」ギロッ(鋭い敵視)
肉まん君「・・・・・・少しパトロールしてこよう」スッ・・
ゾフィ「俺があのクソビッチと同じだってのか!?」バッ

肉まん君「え・・・」ちら
ひゃっはぁ~~~~~!!
(ゾフィの豪快なドロップキックが)
肉まん君「いっ!?」
嘘だろぉおおおおおおおお・・・・・
(背中にドロップキックを受け、一枚岩の頂上から落下していく哀れ肉まん君の咆哮が山岳地帯にこだまする。そして落下して弱った彼を襲おうと上空の翼蛇竜達が急降下していくのであった...)
To Be Continued

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次回「あたちのモンハン日記/Anthem of a Dying lights」
第40話 「だからか。これ偽物よ」の巻
6/9(木)0時更新予定
いててて・・・まったくゾフィの奴め、本当に死んだら、どうするつもりだ・・
キィ~~~ッ!キィ~~~ッ!(迫りくる翼蛇竜)
いててててて!!やめろ!!本当に音爆弾するぞ!?
どうしたぁ~?なんだぁ~?(と遠くからカーブーの声)
よし、ほら、あっちいけ(懐かしの「石ころ」を声がする方へ投げる)
キィ~~~ッ!キィ~~~ッ!(それを追っかけていく)
なんだ!?いててててて!!よせ!!やめろ!!毒をヘルムにかけるな!!
くすくすくす・・くすくすくす・・(おそらく翼蛇竜に突かれているドボル&それを「きっと遠くから見て笑っているお姉ちゃん」の声が)
フッ・・たわいもない(カッコつける彼の頭の上には「ちゃんと毒やられ」のブクブクも)
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