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Channel: あたちのモンハン日記
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Massive Unidentified Target/PART5

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~グレート・ゲスコ・キャニオン、コンテナ102大破地点・・


信長「う~む・・どれもこれも本物のとうきびだな」きょろきょろ(あたり一面は大破したコンテナから飛び出したとうもろこしで溢れている)

ちょきんちょきんびっくり(あのでっかいハサミの先っぽで上手にもろこしを切っている)

信長「ダメだ。これではキリがない。最もUBUのやつも、とうきびの中身までは確認しなくともいいとは言っていたが・・・どうやら古代文明の秘宝というのは行ってしまった残り二台のコンテナのどちらかに収納されているのだろう」きょろきょろ

ちょきんちょきんびっくり(今度は無意味に頭の真上ではさみをちょきちょきする「あの動き」をする)

信長「うむ。UBUを追いかけるとするか。余は笑いながら地中に潜るくせがあるから口に土が入ってたまらんのだが・・どうも新大陸の土には未だ慣れんな・・・・ん?」


ビュオオオオオオオオオオオ風
(断崖絶壁に挟まれた道に真っ赤な砂塵が舞う)


信長「・・・・・・・(砂塵に紛れた無数の人型の殺意を感じる・・・)」パシパシパシ(砂嵐が信長の甲殻に当たる)


ビュオオオオオオオオオオ風


信長「強いな・・・」

パシパシ・・パシパシパシ・・・・

信長「・・・・・・・・」

パシーン・・・パシュウウウウウ・・・・ドンッ
(ひとつの微粒子が鋏に当って弾ける)

信長「!?」


ヒュオオオオオオ・・・・・・・・・・・・・・・
(やがて砂塵は止み、通りの視界も次第に良くなる)


信長「砂塵に紛れた火薬の様な「粉塵」・・・・」

スッ(かすかな焼痕が残る鋏を眺める)

信長「どうやら急がねばならないようだな・・この乾ききった大地が血の海と化す前に」ちょきーんちょきーんびっくり




「あたちのモンハン日記」
~Massive Unidentified Target~






大砂漠、非狩猟エリア12



ガーグァ「コケラ~!!」


GOTOGOTOGOTOGOTOGOTOGOTOsss
(断崖に挟まれた道を抜け、再び広大な大砂漠へと姿を現す一騎のガーグァ便)


エリクセン「ハァッ!!ハァッ!!」パシーンパシーーンびっくり(手綱を力一杯叩く)

GOTOGOTOGOTOGOTOGOTOsss

エリクセン「・・・・・・・・」ちら(荷車から外側に身を倒し後方を確認する)


GOTOGOTOGOTOGOTOGOTOsss
(断崖絶壁の間からもう一騎のガーグァ便が勢い良く抜け出してくる)

ムバラク「お~い!!」

エブエ「・・・・・・」(その横で大人しく座っている)


エリクセン「ハハッ!!どうやら無事に突破した様だな!!ガーグァ!速度を落とせ!!101号車と並走するぞ!!」ペ~ンドキッ(手綱でガーグァの横っ腹を優しくひっぱたく)

ガーグァ「コケラ♪」


GOTOGOTOGOTOGOTOGOTOsss(101号車が103号車に追いつき並走する)


エリクセン「生きてたみたいだな!!」ゴトゴトゴト

ムバラク「なんのあれしき!砂漠の民をなめるんじゃねぇぜ!!」ゴトゴトゴト

エブエ「よく言う。一番慌てていたくせにな」ゴトゴトゴト

ムバラク「む・・そんなことよりもあの連中は一体なんなんだ!?」

エリクセン「どうやらこいつの中身に興味がある連中の様だ」クイ(真後ろに積んであるコンテナを親指で指す)

エブエ「にしては随分荒っぽい鑑定士共だ」

ムバラク「一体俺達は何を積んでいるっていうんだよ!?」

エリクセン「エブエ!大破したあんたのコンテナ、中身は見たか!?」

エブエ「至って普通のコーンだった」

ムバラク「コーン・・じゃあなんだぁ!?俺達は命がけでコンテナ一杯のもろこしを運んでいるっていうのか!?」

エブエ「問題はそれに紛れたブツだろうな」

ムバラク「!?」

エリクセン「密輸の基本だろ?大量物資に紛れてお宝を輸送する。太古から人型がやってる常套手段さ」

ムバラク「じゃあ、その情報を知っている賊が襲ってきたっていうのか?」

エブエ「いや、正確には賊じゃないな。このコンテナに乗り移ってきた女ハンターは、自分をユクモ薔薇十字軍の所属だと言っていた」

ムバラク「ユクモ・・・砂漠の艦隊と抗争を起こしたっていう田舎の自警団がなんだってこんなコンテナに用があるんだよ!?」

エブエ「さぁな。それは俺達の仕事じゃない。それともうひとつ。ルドルスU装備を着た女兵士の群れは孤島のアフィアだそうだ」

ムバラク「おいおい・・・とんでもねぇ抗争劇に巻き込まれちまったんじゃねぇだろうな・・クソォ!!」

エリクセン「落ち着けよ。相手がなんだろうが、俺達はこのでっけぇブツをこの先のエリア13まで運べば任務遂行、クエスト達成だ。あと少しなんだろ?」

ムバラク「あ、ああ。この進路で砂漠を突っ切ればゴールの断崖が見えてくるはずだ」

エブエ「だったら死に物狂いで飛ばすんだな。ホワイト!速度は上げられないのか!?」

エリクセン「さっきの断崖で2騎共に相当疲労しているはずだ!無理に飛ばせばいつ「コースアウト」しちまうか分からねぇ!だから今はこの速度をキープだ!」パシーーンびっくり(手綱を叩く)

ムバラク「追っかけて来ねぇことを・・祈るよ!!」パシーーンびっくり

GOTOGOTOGOTOGOTOGOTOsss

エブエ「追跡者はまだ来ないようだが・・どうやら別のお客さんの様だぞ」ゴイン(背中のハンターボウを抜く)

ムバラク「ああ!?今度はなんだよ!!」きょろきょろ

エリクセン「今度のはまずいな・・・」ゴトゴトゴト

ムバラク「ああ!?何処にいるんだよ!?」ゴトゴトゴト

エブエ「空だ」ちら(頭上に目をやる)



ゴオオオオオオオオオ!!
(目の前に広がる青空に一隻の巨大飛空船(木製の海船をその倍以上はある気球で吊るしているタイプのやつ)が見える)



ムバラク「なんだぁ~!?今流行の空中キャラバンか!?」

エリクセン「そんな可愛いもんじゃないさ」ちら(飛空船に目をやる)



ゴオオオオオオオオオオ!!
(気球に吊るされた船の船首には、黒く塗られた飛竜の頭蓋骨が目印として付いている)



ムバラク「ドクロ・・エアジャックのいち団か!?」

エリクセン「空の海賊ごときなら可愛いもんよ。あの黒く染められた飛竜の頭蓋骨は、モンスター排斥を意味し、同時に人型至上主義の象徴でもある・・!」

エブエ「すると奴らが噂の・・!?」

エリクセン「ああ。砂漠の艦隊、ブラックガーディアンの登場だ・・!!」



ゴオオオオオオオオオ!!
(船団に立つ黒い軍服を着たモヒカンの大男が右腕に接合された老山龍砲を挙げ、何やら合図をしている)


エブエ「なるほど・・あのボウガンを腕に持つヴィランが、砂漠の死神こと、ショットリーパーというわけか」

ムバラク「ちょっと待て!!ショットリーパーだぁ!?ゲスコの政府軍でさえも一目置く、超一級の大陸指名手配犯だぞ!?」

エブエ「まずいな」

ムバラク「ああ!?」

エリクセン「左右に散るぞ!!ハァッ!!」パシーーンびっくり

ムバラク「なんでだよ!?」

エブエ「船を見ろ」

ムバラク「!?」バッ


ズゴオオオオオオオオオオンsss
(大砲が飛んで来る)


ムバラク「ちきしょおおおおおおお!!」パシーーンびっくり(迂回する)



$あたちのモンハン日記
ドガアアアアアアアアアアアン!!
(広大な砂漠に爆発が起きる。その両脇を駆け抜けるガーグァ便)



ムバラク「クソォ!!こんなクエスト引き受けるんじゃなかったよ!!これじゃただの戦場じゃねぇか泣」ゴトゴトゴト(泣きながら手綱を持つ)

エブエ「生還出来ればそれ相応の報酬が待っている」ギュリ(弓を空に構える)

ムバラク「届くのかよ!?」

エブエ「俺の矢は非公式ルートの爆裂矢だ。気球部に被弾出来れば墜とせるだろう」ギュリギュリ・・(狙いを定める)


ショットリーパー「操舵ジジイ!!速度低下、旋回180度だ!!真下にいるターゲットを見逃すな!!」

操舵ジジイ「了解じゃぞキャプテ~ン!燃焼ジジイ!!聞いたかぞい!?」ギョリギョリギョリ(トレじいみたいな恰好したちいちゃいおじいさんが船のでっかい舵を豪快に回す。黒いTシャツには「DRIVING MY LOVE」て書いてある)

燃焼ジジイ「ぞいぞい!野郎ども、石炭を放り込むのを止めろ!火を弱めるんじゃ!!」(船の中心にある気球に熱気を送るための四角いバナー装置らしきもの(キャンプファイヤーの原理)を取り囲む黒のつなぎを着た作業員達。それを指示するスコップ片手のトレじいタイプのちいちゃいおじいさん。黒いTシャツには「BURN!!」って書いてある)

ショットリーパー「砲撃ジジイ!!旋回後、もう一発放て!!」

砲撃ジジイ「ああ!?なんじゃって!?キャプテンは一体全体、なんじゃってぇ~!?」(船の左右に搭載している大砲を指揮するこれまたトレじいタイプのちいちゃいおじいさん。黒いTシャツには「NICE☆SHOT!」って書いてある)

砂漠之海「船が回ったら、また大砲を撃てって言ったんだちゃんこ」(黒の軍パンを履き、上半身裸で髷を結っている「ただの」相撲取りが身をかがめ、砲撃ジジイの耳元で教えてやる)

砲撃ジジイ「そうかい。しかし、お前さん。今日はまた丸腰に近い格好じゃな」

砂漠之海「ちゃんとこれを付けてるちゃんこ♪」チラ~ん(耳に付けてる何やら嫌な感じの色をしたピアスを見せる)

砲撃ジジイ「??」

砂漠之海「これは「消臭ピアス」ちゃんこ。これを付けてればちゃんこのユニークスキル「ちゃんこフレグランス」の強臭を抑えることが出来るちゃんこよ」

砲撃ジジイ「なるほど。お前さんの体臭は緑毛獣(りょくけじゅう)の「それ」よりも強烈な臭いじゃからな。助かるわ」

ショットリーパー「黒の兵士(ブラックソルジャー)達よ!!準備は良いか!!なんとしても諸勢力が到着する前にジェネシスオーパーツを回収するぞ!!」

一同「おおおおおおおおおー



GOTOGOTOGOTOGOTOGOTOsss

エリクセン「ゲスコの旦那!!砂漠でミンチのこんがり肉になりたくなきゃ、しっかり大砲を避けながら進めよぉ!!」ゴトゴトゴト

ムバラク「分かってるわぁ~!!それよりも気球をとっとと墜としやがれぇ~!!」パシ~ンびっくり(手綱を力一杯に叩く)

エブエ「駄目だ。弓では距離があり過ぎる。走るしかないな」スッ(目をつぶって大人しく座る)

ムバラク「ちきしょおおおおおお!!ちきしょおおおおおおお泣」パシーンパシーンびっくり(泣きながら手綱を叩く)



操舵ジジイ「旋回良好!ターゲットの現在地は確認出来てるかぞい!?」

砂漠之海「あー。すごいガーグァを走らせてるちゃんこ。こっちが旋回している間に少し離れてしまったちゃんこよ」じー(呑気に双眼鏡で下を覗いている)

ショットリーパー「砲撃ジジイ!!キルゾーン圏外か!?」

砲撃ジジイ「・・・・・・・」(さっきまで起きてたのにもう寝てる)

砂漠之海「じいさん。砲撃は難しい距離かって聞いてるちゃんこ」こそこそ

砲撃ジジイ「遠いぞい」ぼそ(寝ながら答える)

ショットリーパー「仕方あるまい」ガチャコン(右腕の老山龍砲に弾薬をセットする)

砂漠之海「なんの弾ちゃんこ?」

砲撃ジジイ「今のカートリッジ音は・・」

砂漠之海「え?」(すげえバカな顔してる)

砲撃ジジイ「小型式E46集束焼夷弾だぞい」ギラ(サングラス越しに目が光る)



GOTOGOTOGOTOGOTOGOTOsss

ムバラク「エブエ!頭上のゲストの様子は!?」ゴトゴトゴト

エブエ「下降気味だな。ん・・・」ゴトゴトゴト(運転席から外側に身を乗り出して空中を見る)


ショットリーパー「コンテナごと燃えろ」にや(船首で仁王立ちになり、右腕の老山龍砲を構える)


エブエ「この距離で撃ってくるだと・・・まずい!!クラスター弾*か!!」

*投下後、空中で破裂することで子弾を散布し、多数の小規模な爆発を引き起こすなどして広範囲の目標に損害を与える爆弾。油脂を飛散させ母屋など対象物を火災に陥れる爆弾もある。


ショットリーパー「バーニングだ!!」

ズドオオオオオオオオオオオンドンッ



エブエ「ムバラク!飛ばせ!!」

ムバラク「やってるよぉ~!!」パシーンびっくり

エリクセン「ハァッ!!ハァッ!!」パシーンパシーンびっくり

ガーグァ「ゴケラッチョエ~!!」ズドドドドドドドドドsss


シュオーーーーーーーーーーーン
(広大な砂漠を猛進する2騎のガーグァ便を音速で追跡する砲弾)


エブエ「これまでか・・・」(運転席から身を乗り出し、後方より迫り来る砲弾を呆然と眺める)



ドガアアアアアアアアン!!
(突然爆弾が空中爆破する)



エブエ「!?」


ショットリーパー「なに!?」

砂漠之海「目標より遠い場所で爆発したでちゃんこ!!」ガバッ(船に身を乗り出して見る)

砲撃ジジイ「・・・・スナイプ・・・」

砂漠之海「え?」(すげえバカな顔してる)

砲撃ジジイ「燃焼ジジイ!!今すぐ高度を上げるぞい!!狙撃手がこの砂漠にいるぞいよ!!」



ボワァアアアアアアアアアアアン・・・・
(空中で爆炎が音を立て燃え上がっている)



ムバラク「今のすげえ音はなんだよぉ~!?」ゴトゴトゴト

エブエ「誤爆・・!?」(爆炎を眺める)

エリクセン「違うな!!前を見ろ!!」

エブエ「・・・・・・・・・びっくり


ザベーーーーーーーーーーン!!
(夜砲改をしゃがみ撃ちの姿勢で男らしく構える、ハプル装備一式に身を包んだ傭兵。その後ろには黒刀を背負った頭の先っぽが尖ったパンイチ姿(今日の色は「黄色」)のハンターと、族長の大剣を背負った上半身裸のジャギィフェイクのチョビ髭おやじが立っている。その左右を挟むようにして、デスギア装備の大男とゴアシリーズの傲慢な男がそびえ立つ)

リチャード「うううう・・・!!」(実に砂漠の風景にマッチするデスギアシリーズを全身に纏った大男が鬼鉄をまるで片手剣の様に軽々持っている)

ディッキンソン「ワッハッハッハッハッハ!!サザンゴッドの英雄!!ここに参上!!」(これまた身の毛もよだつゴアシリーズを纏った見るからに傲慢そうなハンターがエイムofトリックを片手に持ち仰々しく立っている。右腕には目つきの悪い汚らしい茶色のビートルタイプの猟虫がしがみついている)

ブッチャービートル「カナカナ・・・!!」ペチョりーん(最高潮によだれを垂らしている)

アイアンロック「思ったとおりの展開だが・・・おやぁ~?ガーグァ便は全部で三騎だったよなぁ~?一騎やらちまったかぁ~」ん~(ジャギィフェイクの隙間に双眼鏡を押し込んで覗いているちょび髭おやじ)

ディッキンソン「貴様がロックラックで一杯やろうなんて言うから遅れたんだぞ!!」

ブッチャービートル「ブキー!!」プッあせる(口からなんか吐いた)

肉まん君「まだ二騎残ってる。つまり護衛の任務は生きてるということだ」ジャキーンキラキラ青(黒刀を抜く)

ディッキンソン「そういうことだ!ジョニー!!スナイパー越しの砂漠の死神はどうだ!?」

ジョニー「カンカンだな。なにせ、自慢のクラスターをこの俺の貫通弾で落とされたんだからな。それと奴さん、こっちの存在に気づいたみたいぞ。俺に狙撃されないよう、飛空船の高度を上げている」グググ・・(しゃがみ撃ちの体勢のままスコープで飛空船をとらえている)

肉まん君「ジョニーはそのままガーディアンの砲撃をスナイプしてくれ」

ジョニー「ラージャー」スチャ(スコープを覗いたまま返事をする)

肉まん君「ロックとディッキンソンはガーグァ便に飛び乗って護衛。いいな」ザッsss

アイアンロック「それはいいが・・お前とリチャードは?」

肉まん君「俺の今日のパンツの色・・」

アイアンロック「ん・・・イエローか?」

肉まん君「黄色=注意だ」

アイアンロック「なるほど。任務の妨害者に対する警告ってわけか・・って、ことは?」

肉まん君「飛空船に飛び乗り、黒の兵士を斬る」キラーンキラキラ青(黒刀の鋭い刃が太陽の光で反射する)

To Be Continued..





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そんだこんだの次回「あたちのモンハン日記」ジ・ストーリーモードはぁ~・・

7/16(水)0時更新 「Massive Unidentified Target/PART6」


をお送りします☆次回もとてつもなくおっきい声を出しながら読もう叫ぼうコロコロ回ろうべあ



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