~アヤ北部首都、エル・ディアラ・サンドリア外周エリア....


泥吉「えーーーーーー!!!!カーブーさんが決闘裁判の代理人にぃ~~~!!??」カルチャーショック!!(断崖の居住用洞穴の中で)

ゲルハルト「ニャろ?(面白くなってきただろ?)」ぶちっ(ジャーキーを牙で)

鉄平「UBUみてぇなこと言うなよ。殺されっかもしれねぇんだぞ?」ガリッガリッ(干し魚を)

ニャ太郎「相手は暗殺教団の強者達・・。いくら川村殿とて、そう簡単に倒せる相手ではないですな」ふむ・・
鉄平「捨て置けない・・・あいつらしいっちゃ、あいつらしいが・・」ガリッガリッ
ゲルハルト「ニャ~てけ、えっちらホニョ?(向こう見ずな正義心以上に、狙いがあるとでも?)」ぶちっ
ニャ太郎「サザンゴッドの連中もまた、川村殿の性格を知った上で、独房に潜入させたのでしょうか?」
鉄平「どうかな・・・ただ、あいつが問題児なのは確かだ」やれやれ
ニャ太郎「・・川村殿が引き起こす騒乱と偶然に乗じて・・・・可能性はありますな」ふむ・・
ゲルハルト「ゲニャらて(ゲンス・ゴンスもいる)」ぶちっ
鉄平「それそれ。看守長がゲンス・ゴンスだったってのも驚きだ」ガリッガリッ
泥吉「あっしがこっちで諜報活動をしている時には、すでにあの男が看守長でしたが、それほど有名な強者だったとは・・・お知り合いで?」
鉄平「いや。有名な罪人だよ。それがどういうわけか、こっちでは見張る側になってったわけ」やれやれ
泥吉「そうでしたか・・。今一度、探る必要がありやすな。囚われた族長のことも気がかりです」
ニャ太郎「川村殿の動向からも目が離せません。ジーナ・ジラントもまた、何か企んでいるやもしれませんしな」
鉄平「出方を見る必要はあるな」ぶちっ
泥吉「では、あっしが監獄エリアを見張りやす。ニャ太郎殿はアンティークショップを監視してもらえやすか?」
ニャ太郎「分かりました。では早速、行動するとしましょう」ザッ(泥吉と共に立ち上がる)
鉄平「気をつけろよ。相手はジーナにゲンス・ゴンスだ」
ゲルハルト「イーナ、ミーナ。アニャコン(イェル・ミナという新しい女看守長も勘が良さそうだ。操虫棍の使い手だ)」
泥吉「前に監視をしていた時に見た教団メンバーでしょうか?」
鉄平「あの猟虫を肩に乗せた女か・・・十分に気をつけてくれ」
泥吉「分かりやした。慎重に行動しやす」うむ(ニャ太郎と顔を見合わせ頷く)
ニャ太郎「では」
タッタッタッタッ・・びょっ

バオ~~~~~~~~ん
(共に洞穴の入り口に向かって走っていき、崖を飛び降りるやいなや、二人同時に忍術的な「どろん」を見せながら消え去る)
鉄平「ゲンス・ゴンス・・・これもただの偶然と思えるか?」
ゲルハルト「ニャ~ニャ(さぁな・・・(それにあの女看守長も・・・・やたらと俺の顔を見ていたが・・・))」
鉄平「また泥吉さんにUBUのことを伝えることができなかった」はぁ~~
ゲルハルト「ニャ~てニャ~よ。え~ちて、こにょ(気にするな。タイミングじゃなかったのさ。それより心配なのはカーブーだ)」
鉄平「だからUBUはいつもカーブーを泳がせておくのさ。監督も大変だよ」やれやれ
「あたちのモンハン日記」
Anthem of a Dying lights
~エル・ディアラ・サンドリア中央、
デスタミッタ・ジャマラン....

ア~~~ッア~~~ッ!!ア~~~ッア~~~ッ!!
(淡黒のドーム型大宮殿の周囲、五芒星の5つの角に配置された、上空を突き刺すように伸び切った黒龍の角のように鋭い漆黒の屋根を持つ尖塔が中心の主を護るように聳え立っており、そのいずれかの一基内部より、赤ちゃんの鳴き声が聞こえる)
ア~~~ッア~~~ッ!!ア~~~ッア~~~ッ!!
(尖塔の内部、円型石造の個室内は一人用の休憩部屋と思われる質素な家具(木造ベッド、食事用の丸テーブル&椅子)が置かれており、部屋の隅には赤ちゃん用のベッドも置かれている。また、壁にはクロス格子が内側につけられた窓があり、そこから見える景色と雲の高さより現在地がかなり高い位置であることも見て取れる)
ア~~~~~ン!!ア~~~~~ン!!
(部屋の中心では女中と思しき服装をした一人の女性が、なんだか「ロマンティックなお面」を被っている奇面族と思しき赤ちゃん(毛布にくるまれ状態)を懸命にあやしている)
女中「あ~~~よちよち


ぬう(石造りな天井の穴(梯子が立てかけられている)から赤装束の男が顔を覗かせてくる)
赤装束の男「早く寝かせろ!うるさくってかなわねぇ

女中「すみません

ザッザッザッザッ・・(部屋の出入り口外より、螺旋階段を上がりながら部屋に入ってくる赤装束の女。片手にはランチバスケットを持っている)
女中「あ!イェル・ミナ様!」ア~~~ッア~~~ッ!!
イェル・ミナ「高い所にして正解だったわね」やれやれ(と部屋に入ってくる彼女の肩には相棒のちいちゃいオオナナホシの姿も)
赤装束の男「四六時中、泣かれちゃ~、たまったもんじゃないですよ。交代が来て、やっと寝ようと思った途端、泣きやがる」ア~~~ッア~~~ッ!!(抗議するように更に音量を高める赤ちゃん奇面族)
イェル・ミナ「あなたも赤ちゃんの時はそうだったのよ。ほら、おいで。ジャス」ア~~~~~ン!!ア~~~~~ン!!(女中より慎重に手渡される)
ジャス「イ~~~~ッ!!イ~~~~ッ!!ブーーーーーッ!!」
イェル・ミナ「おむつもまだ大丈夫だし・・・お腹は?」イ~~~~ッ!!イ~~~~ッ!!ブーーーッ!!ブーーーッ!!
女中「先程、ミルクをあげました」
イェル・ミナ「そしたらねんねしなきゃダメでしょ?」
ジャス「ブルルルルルルルル!!ブーーーーーッ!!」じたばたじたばた(毛布くるまれ状態から脱出しようと試みる。中は「ゆめかわなむちむちロンパース」を着ているようだ)
赤装束の男「まったく母親に似て、血の気の多いガキだぜ。ミルクって、面の穴に突っ込んで飲ませたのか?へんてこな一族だ」
ジャス「イ~~~~~~~ッ!!」ぶんっ

赤装束の男「いてぇ


イェル・ミナ「運動神経もご両親に似て、良いようね」パシッ(ジャスを抱いている方とは別の手で落ちてきたイガイガボールをキャッチする)
赤装束の男「早く寝かせてくださいよ。赤ん坊の鳴き声が外の連中に聞こえたら、ここにいる全員、処刑にされちまいます」やれやれ(と引き続き天井の穴より器用に頭だけ出しながら)
イェル・ミナ「そうよ、ジャス。だから大人しくしましょうね」ほら(とイガイガボールをそのちいちゃい手に握らせる)
ジャス「イ~~~~~~~ッ!!」ぶんっ

赤装束の男「いてぇ


イェル・ミナ「ププッ・・。これは没収ね」パシッ
赤装束の男「このクソガキ!!こうなったら睡眠弾で眠らせてやる!!」
ジャス「ブーーーーブーーーー!!ガーーーーー!!ギーーーーーッ!!」じたばたじたばた

女中「困りましたね・・・」
モニョモニョ・・(イェル・ミナの肩にとまっている、ちいちゃいオオナナホシがその愛らしい触覚や口元を動かしてみせる)
ジャス「フフ・・・・フフフ」(おかしいらしい)
イェル・ミナ「いい反応。もっと見せてあげて、クク」
モニョモニョモニョモニョ・・
ジャス「ア~~~ッア~~~ッ♪」パンパン

イェル・ミナ「とどめよ。クク」ひょっ(肩から飛び降りるクク)
びょっ(赤ちゃんの「ちょっと出たぽん」の上に着地する、ちいちゃいオオナナホシ)
こちょこちょこちょこちょ(その「てんとう的」な六本脚で赤ちゃんの体を両サイドより挟み込みながらのくすぐり攻撃)
ジャス「きゃ~きゃ~♪フフフフ・・フフフフフフフ」(もうやめてよ的な感じで手をパタパタさせながら)
こちょこちょこちょこちょ
ジャス「フフフフ・・・・フフフ・・・・・・・・ZZZZZ・・・」
赤装束の男「やった。おちた」(ちいさい声で)
イェル・ミナ「さすが、クク。いいメイドさんに慣れるかも」ひょっ(飛び上がり、肩の上に戻ってくる、ちいちゃいオオナナホシ)
そぉ~~~~~~~~~(赤ちゃん用ベッドにジャスを寝かすイェル・ミナ)
ジャス「フフ・・・フフ・・・・・・・ZZZZZZZ・・」すやすやすや
イェル・ミナ「いい夢をみなさい・・・ジャス」なでなで
女中「ありがとうございました」
イェル・ミナ「ぜんぜん。お礼ならこの子に言って」モニョモニョ
ガヤガヤガヤガヤガヤ・・・・・・(ようやく室内が静かになったこともあり、作業をしているような喧騒や音が地上より聞こえてくる)
イェル・ミナ「龍堂の改築?」
赤装束の男「はい。ここのところ、ずっとやってますよ。そのうち宮殿内の竜像も撤去になるでしょうね」
女中「ここも対象になるのでしょうか?」
イェル・ミナ「さぁ・・・それより、今のうちにあなたも休んで。君は交代が来るまで、しっかり見張ること」
赤装束の男「兵舎の連中やモンスター共も大人しくしていますよ。ここに赤ん坊がいると分かったら、飛竜種に乗ってすっ飛んでくるでしょうね」やれやれ(と顔を引っ込める)
女中「・・可愛そうなジャス・・・・お母さんのもとに帰れるのでしょうか?」
イェル・ミナ「・・・・・大丈夫よ。これ、分けて食べて」スッ(持ってきたランチバスケットを)
女中「わざわざすみません。お忙しいのに」
イェル・ミナ「宮殿の見張りよりマシ。退屈してない」フフ
女中「イェル・ミナ様が看守長なら、罪人達もみんな改心すると思います」フフ
イェル・ミナ「そうならいいけど・・・」はぁ・・
女中「なにか問題でも?」
イェル・ミナ「ええ・・少しだけ・・」
赤装束の男「あれぇ~~~監獄エリア・・・今って、運動の許可を出してるんすか?」(天井より声だけが。きっと手持ちの双眼鏡で都市内を見て回っているのだろう)
イェル・ミナ「いいえ。どうして?」
赤装束の男「前の看守長が、大タルを台にして腕相撲してますよ」
イェル・ミナ「相手は?」
赤装束の男「角の生えたヘルムを被った上半身裸の囚人です」
クラッ・・(立ち眩みするイェル・ミナ)
女中「大丈夫ですか?」
イェル・ミナ「ええ・・・平気。外に出てるのは二人だけ?」
赤装束の男「はい。でも、不思議とまったく逃げる様子はなさそうです。それにしても、いい勝負してんなぁ・・」
イェル・ミナ「はぁ・・・・・」ザッ
女中「お戻りに?」
イェル・ミナ「その前に宮殿に寄っていくわ。あの問題児のことについて知らせないと・・・注意するのはその後。じゃあ、頼んだわよ」へぇ~~い(と返事だけが。部屋に残った女中は深々と一礼している)
カツカツカツカツカツカツ・・(塔の螺旋階段を下っていくイェル・ミナ)
イェル・ミナ「ジャス・・・どう思う?」カツカツカツ・・
クク「心配ね。アジャリナの精神状態も」
イェル・ミナ「・・・・・それもコズンダ様に伝える」カツカツカツカツ!!(意思と共に足を速くさせながら)
クク「デスカーブーのこともね」
ガタン

クク「大丈夫?」
イェル・ミナ「・・・・その名前とあのヘルムの顔を思い出すと・・・・・大丈夫・・行きましょう」パンパン(顔を叩いて気合を入れる)
クク「デスカーブー」
ごちん!!(よろけて壁に体側面を激突させるイェル・ミナ)
クク「デスカーブーの呪い。奇面族の秘術より効果があるかも」モニョモニョ(と嬉しそうに口元の触覚やらを愛らしく動かしながら)
クク「もう、やめて!」
デスカーブー
ガタン

デスカーブー
ごちん!!
デスカーブー
きゃああああ・・・ゴロゴロゴロ・・
(階段を踏み外し、体側面をぶつけ、しまいには階段からちょっとだけ転げ落ちるイェル・ミナであった)
To Be Continued

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次回「あたちのモンハン日記/Anthem of a Dying lights」
第84話 「あれ、かなりやるわよ」の巻
11/24(木)0時更新予定
ちょっと早いが、今年はクリスマスエピソードをやる予定だぞ!
また詳しいことは中継ぎ記事にてお知らせするからな!
ほいだら次回も見よう!読も見よう!!
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