
ゼット「おい!ビールもう一杯くれや!!」しぃ~はぁ~しぃ~はぁ~(氷の神殿内、氷の円卓に座りながら、爪楊枝で。目の前には「空になった各種大皿」が)
かしこまりましたニャ!(お皿お片づけ中のキッチンアイルーが、慌てて皿を頭の上に掲げながら、氷の壁に空いている「専門の小さな穴」の中に潜り込んでいく)

スリー「ちょっと。まだ朝よ?」(同じく円卓で「てんこ盛りナポリタン」をダブルフォークでクルクルやりながら)
アダンカ「ハハハハ。酒豪のネコ殿か。頼りになる」カチャリコチョリ・・(マフラーのように長くて白い包帯を両目の上に巻いたまま、不慣れな手付きで手元のバランス良く盛られた朝食をいただいている。そんな彼の隣の席からハイメタU(メンズ装備)の従者がそれとなくアシストしている)
ゼット「さすがアダンカ様。理解力がおありだ。お前も見習えよ、スリー」げふぅ~~(嫌がるスリーに浴びせる)

えでちゃん「ふおっふおっふおっ。アダンカ様は寛大な心をお持ちじゃ」つんつん(円卓の上に乗りながらサシミウオの活造りを嘴で)
ゼット「それも美味そうだな・・・」じゅる・・
スリー「養魚場に頭から飛び込むのはやめてよね」じーーーーっ
ゼット「誰がそんなはしたない真似を・・・って、貧乏時代には、やったことあるか・・」しぃ~はぁ~しぃ~はぁ~
アダンカ「苦労されたのですね。都では、多くの獣人が奴隷となって働いています。私も小さい頃、彼らと親しくなりたくて、父に懇願したことがあります。だが、自称ネコアレルギーと称す、父の取り巻きに反対されましてね。そこで差別という悪しき実態があることを学びました。私は一度も獣人族を下にみたことはない」カチャリコチョリ
ゼット「人徳もおありだ。あなたのようなお方に、もっと早く出会えていたら、人生も大きく変わっていたでしょう。おお、わりぃな」どうじょ(と氷のジョッキを手渡すキッチンアイルー)
アダンカ「私も。あなたの英姿を見てみたかった。眠れる少女もね」フフ
ゼット「ご心配なく。ラザロスが付きっきりで診ています。直に目覚めるでしょう」ゴッゴッゴッゴッ(ジョッキをかっ食らう)
アダンカ「凄腕のハンターだと聞いております。スリーもね」にこっ(痛々しい包帯で両目を塞がれたまま、優しく微笑む)
スリー「・・・・・・・ありがとうございます」にこっ
ゼット「・・・・・スリー。そういえば、お前、船の上で、ちいとばかし変わった弓技を披露していたな。ありゃ~なんだ?」
アダンカ「ほぉ。それは興味深い」
スリー「え・・・あれは教えてもらったの」
えでちゃん「スリーには、月蝕の翳氷のメンバー以外にも、この南部に良き狩猟仲間がおったのじゃ」つんつん
ゼット「そのいかちぃ装備の素材を提供してくれったいうダチのことか?」(スリーが着ているゴシャシリーズを見ながら)
スリー「勘がいいわね。その彼から、奥義を教わったのよ」ふふふ
アダンカ「奥義とはまた凄いな」
えでちゃん「スリーはモンスターのように氷結袋を持っていなくても、体内で氷属性エネルギーを作り出すことができるのじゃ」つんつん
アダンカ「なんと・・・」
スリー「ふふ・・思念天氷ゴシャ輪廻」
えでちゃん「ゴシャの真理じゃな」つんつん(対し、不思議そうな顔を浮かべるゼットとアダンカ)
ゼット「ま、珍しい話じゃねぇな。俺達の大陸じゃ、そういうのをユニークスキルって呼んでる」ゴッゴッゴッゴッ
スリー「ユニーク・・・そうかもね」にこっ
アダンカ「私も見習いたい。私にもっと力があれば・・・・」
スリー「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
てってってってってってっ
(氷の大理石の上を歩いてくる白きガルクに跨った獣纏族の外交官さん)

ボワコフ「こりゃまた今日もごちそうでアリマスな」ひょっ(カーラの上から飛び降り、そのまま円卓の席、ゼットの隣に座る)
ゼット「ナイスタイミング」こそっ(と耳打ちすると、キョトンとするボワコフさん)

カーラ・スノウ「吹雪が止んだわ。イースランはレイコと一緒に見回りに。あなたも後で下りてみる?」
スリー「どうせブロディがいるんでしょ」やれやれ
アダンカ「私も皆に頼りきりではいけないな。どうかな?スリー。一緒に稽古でも」
ゼット「おっ。いいじゃないすか。なぁ、スリー」
スリー「え・・・でも、まだお体が・・」
アダンカ「ラザロスさんの話によれば、だいぶ体も良くなってきているという。軽い運動なら、是非にとのことだ」
ボワコフ「やったでアリマスね。激アツの特訓。カッコいいでアリマス」ポぅWOWWOWWOW

スリー「う~~ん・・・・・・」
えでちゃん「スリーは農場の仕事があるですじゃ。これ、ゲシャ・ゴサ。お前がお相手になりなさい」へこり(と頷くハイメタな従者)
アダンカ「よし。そうとなれば容赦しないぞ」スッ・・(ハイメタの従者に手を引かれながら席を立つ)
ゼット「俺も飲み終わったら、参戦しましょう」
アダンカ「ありがとう。では」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(ハイメタの従者に導かれながら氷の会議室を後にするアダンカ)
スリー「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」(その姿を目で追っている)
ゼット「で、スリー」ゴトン

スリー「え?」
ゼット「お前。なんでアダンカ様を避けてるんだ?」ひっく
スリー「・・・・・・・・・・・・・・・・」
カーラ・スノウ「酔っ払っていても抜け目がないわね」きょろきょろ(と一人、みんなの顔を窺うボワコフさん)
ゼット「別に話したくなきゃいいんだぜ?こっちは、ただのゲストだからな。それで、お前らが良ければ・・の話だがな」ゴッゴッゴッゴッ
スリー「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
えでちゃん「ワシが話そう」ごっくん(活き造りを平らげながら)
ゼット「恋人だったとかやめろよな。姐さんは食いつくかもしれねぇが」やれやれ
スリー「茶化さないで!!」ダンッ!!
ゼット「・・・・・・・・・・・・・・・・・」(口を尖らせながらボワコフの顔を見る)
えでちゃん「落ち着きなさい。スリー」
スリー「ごめんなさい・・・」
ゼット「いいぜ。こっちも悪かった。おい、もういっぱいおかわり・・・いや、アイスティーがいいかな。それと、カーラとボワコフにも朝食を」はいニャ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(ゼットはそれとなく顔を上げると、浮き彫り細工が施されている大きなドーム型天井をぼうっと見つめる)
ゼット「ほんと。立派な神殿だ」(見上げる天井のレリーフには金環日食を示しているのであろう、重なり合った太陽と月が彫られており、その外周からはみ出している光の輪から燃え滾る紅炎(プロミネンス)が迸っている)
ボワコフ「あれは日蝕を表しているでアリマスか?」
スリー「光と闇の抗争・・・アヤ創世記・・お母さんから聞いた」
ボワコフ「母上から?」
えでちゃん「スリーの母は、この穹冥の要塞の長を代々務めてきた、クリスタル家の長女だったのじゃ」
ゼット「ほぉ。それで歴史にも詳しいてか」
カーラ・スノウ「グレイシア・クリスタル。彼女のお母様は、ル’ヴォーの侵攻によって被害を受けた要塞の復興にも尽力したの。それから、この子を授かって、数年後・・・・スリーがまだ幼い頃に・・・」
スリー「・・・・・・・・・・・・・・・・」

ヒョオオオオオオオオ・・・
(樹氷林エリアの上空を舞う風漂竜)

レイコ「ここのエリアにもいないみたいね」ヒョオオオオオオ(彼女の首に跨る同じくギエナシリーズを身に纏い、背中にはヘクター=グレイシアを背負った氷の戦士に話しかける)
イースラン・ザパ「ゲ・アゲルゾン・・・・吹雪に負けて撤退したか・・・・・・ん・・」ヒョオオオオオ
ヒョオオオオオオオオオオ
(樹氷林の中より、こちらを見上げている一頭の猛牛竜の姿が)
レイコ「ギヴンだわ。しばらく見ないと思ったら、こんなところに隠れていたのね」ヒョオオオオオオ
ブオンブオン・・ブオンブオン・・
(激しく首を振っている猛牛竜)
イースラン・ザパ「なんだ?」ヒョオオオオオオ・・
レイコ「引き返せ・・・戻れと言っているみたい」ヒョオオオオオオ・・
イースラン・ザパ「要塞が・・・・急いで戻ろう!!」
ビュオオオオオオオオオ!!
(上空を右旋回しながらUターンしていく風漂竜)
「あたちのモンハン日記」
Anthem of a Dying lights
~アヤ南部、穹冥の要塞....

ぎゃ~ぎゃ~ぎゃ~ぎゃ~
(引き続き、巨大な氷壁の下で挑発行為を繰り返している一頭の凍魚竜と、その周辺の雪海を泳いでいる凍魚竜の群れ)

アナスタシア「・・・・・・・・・・・・・・・」こっくりこっくり・・

サドンデス「・・・・・・・・・・・・・・・」コクコク・・

ルナストラ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」ドスン・・ドスン・・(ゆっくり歩きながら崖縁より見渡せる広大な雪原エリアを見下ろしている)
ぎゃ~ぎゃ~ぎゃ~ぎゃ~
(崖下に小さく見える凍魚竜の群れ)
アロイな氷の戦士「うるさいと思うが、我慢してくれ」
ルナストラ「大丈夫。彼女達は気にしてないわ」(仮眠をとっている冰龍と風翔龍を見ながら)
インゴットなちょっとぽっちゃりした氷の戦士「ハハ。しかし、改めて、偉大な古龍種とこうして話しができるなんてな」
ルナストラ「スリーから聞いたわ。前は、この南部にも知的生命体種がいたって」
アロイな氷の戦士「ああ・・。彼らがいなくなって、一番辛いのはスリーだ」
インゴットなちょっとぽっちゃりした氷の戦士「彼女をはじめ、俺達も君達を信頼している。本当に感謝しているよ」
ルナストラ「お礼は我がプリンシアに言って。きっとお喜びになるわ」
アロイな氷の戦士「早く目覚めるといいな」
ルナストラ「ありがとう」フフッ
インゴットなちょっとぽっちゃりした氷の戦士「よし。そしたら俺達も飯にするか」
アロイな氷の戦士「ああ。それじゃ、頼んだぞ」
ルナストラ「ごゆっくり」ひらり(頭を下げる炎妃龍。対し、洞窟の奥に戻りながらサムズアップで応える氷の戦士達)
ぎゃ~ぎゃ~ぎゃ~ぎゃ~
ルナストラ「はぁ・・・・・・・・・」ドスン・・(振り返り、一歩踏み出す)
??「あぶないでちゅ

ルナストラ「??」スッ・・(蒼いお手を上げる)

シルシル「ふぅ~~。ありがとう、古龍のおねえちゃん」へこり(氷質な地面に空いている、ちいちゃい穴より顔を出している
ルナストラ「はじめまして。愛らしいシルキーモギーさん」ひらり(優雅に挨拶してみせる)
シルシル「うふふふ。シルシルちゃんだよ。今まで、ちょっとこわかったけど、あいしゃちゅ(挨拶)ちにきたの」へこり(鼻を垂らしながら)
ルナストラ「それはご丁寧に」ふふ
シルシル「しゅごぉ~~い・・・おねえちゃんも、しょのオトモダチも、みんな、おっきくて、カッコいい龍だねぇ~♪」ポぅWOWWOWWOW

ルナストラ「ありがとう。あなたも白い毛がとっても素敵よ」
シルシル「ふふ。うれちい。シルシルちゃんもね、おねえちゃん達のおてちゅだいをちたくて、勇気をだちて、きてみたの」えっへん(鼻を垂らしながら)
ルナストラ「えらいわね」
ぎゃ~ぎゃ~ぎゃ~ぎゃ~ぎゃ~!!
(崖下から、より一層激しい怒号が聞こえてくる)
シルシル「あのうるさい声が噂のブロディでちゅか?」ぎゃ~ぎゃ~ぎゃ~!!
ルナストラ「ええ。視界が良くなって、活きも良くなったみたい」やれやれ
シルシル「あれぇ・・・・」(お空を見上げる、その白い顔が影に覆われていく)
ルナストラ「ん・・・・」ちら・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(太陽が灰雲によって遮られていく)
サドンデス「敵襲発見」パチッ(覚醒するように目覚める風翔龍)
ルナストラ「え?」
ザオオオオオオオオオン!!
(次の瞬間、崖上より巨大な白いシートが幕のように急降下してくるやいなや、弓形の巨穴を塞いでしまう)
ルナストラ「!?」
サドンデス「猛牛竜の白毛を縫い合わせて作られた人工的なシートであるとみられる。シートの両端より人型数名の気配も感じられることから、彼らが崖上よりシートと共に急降下してきたものと思われる」
ルナストラ「目的は?」ファサファサ・・(目の前の視界を塞ぐ白毛のシートが風に靡く)
アナスタシア「風力を弱めるため」パチッ(同じく目覚める冰龍)
シルシル「どういうことでちゅか?」ぱちくり
ルナストラ「シルシルちゃん」
シルシル「??」
ルナストラ「緊急クエストよ。今すぐ、中にいるスリー達にこのことを伝えて。できるわね?勇敢なシルキーモギーさん」
シルシル「・・・・はい!!」
To Be Continued
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次回「あたちのモンハン日記/Anthem of a Dying lights」
第132話 「ドューラ・エグゼスト」
5/18(木)0時更新予定
侵入者だろうが、なんだろうが、俺達、エヴァーウィンターナイツが撃退してやるぜ!!
そんじゃ、次回も読も見てくれよな!!
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