
シオン「かかってらっしゃい!!」ジャキィーーーン!!(王国騎士盾斧をそれぞれ両手に分解抜刀)
ワァアアアアアアアア!!
(大歓声を受けるシオンは左手に握る両刃のロングソードを敵に向けながら、右腕に装着する盾を身構える)
アンソニー「なんだかこっちまで緊張してきた」ワアアアアア!!
シリウス「そうだ・・予約はしてきたか?」ワアアアアア!!
ハロルド「なんのさ?」ワアアアアア!!
シリウス「葬儀屋のだ」ワアアアアア!!
ワァアアアアアアアア!!
(シオンと対峙する、見るからに魔術師タイプの暗殺者は両手を上向きに広げながら昂然と立っている)
ンーズィム「これはこれは可愛い剣士さん」PO~FOFOFO(妙に甲高い声で。フードの中は真っ暗闇で両目だけが怪しく緑色に光っている)
シオン「これはこれは偉大な魔術師さん。それとも錬金術?どっちだっていいわ。勝つのは私」チャッ・・(ロングソードの刃先を向ける)

ミオン「失礼ミャ!お墓が必要なのは、あの真っ赤なコートの方だミャ!」ぷんすか
シリウス「別に俺は、シオンに必要だとは言っていないぞ」フフ・・
ミオン「ミャったく・・・ほれやれぇ~~!!シオーーーーン!!」ワアアアアアア!!
シオン「よいせっ!!」フォッ!!(牽制斬り)
ンーズィム「PO~~!!」フォッ

シオン「それ!!」フォッ!!(斬り返し)
ンーズィム「POPO~~!!」フォッ

シオン「ぎぃ~~~っ!!」フオン!!(回転斬り)
ンーズィム「POPOPO~~!!」フォッ

ミオン「すばっしこい奴だミャ」
アンソニー「まぁまぁ、あれくらいは」
シオン「い~~~~~っ!!」ムオオオオオオン(剣溜め中)
フォッフォッ

ミオン「あ~~~ん!あれじゃ剣撃エネルギーがたまらないミャお

アンソニー「剣であれだ。斧モードにしたら余計に・・」
シオン「あったまきた!!」ガショーーーン

ハロルド「当たらねぇな」やれやれ(とアンソニー。シリウスは興味深そうに口元をほころばせる)
シオン「イヤ~~~~!!イヤ~~~~!!」ブオンブオン!!(ただの振り回し)
ンーズィム「POPO~~。危ない危ない。首を落とされてしまうな。ま、当たれば、の話だがな」フォッフォッ


カーブー「いいぞ!!押せ押せ!!」
ゲンス・ゴンス「クソつまらん」
カーブー「なんでだ!?バカ!」
ゲンス・ゴンス「あの時となんにも変わっちゃいないからさ」ブオン!!ブオン!!
シオン「はぁ・・はぁ・・・・」ぜぇぜぇ

カーブー「スタミナ切れか」
ゲンス・ゴンス「相手は大振りでも、とりあえずヒットできる、でかいモンスターじゃあない。これは対人戦だ」
ンーズィム「おやおや。もうお疲れかな?では、今度はこちらの番だ」チャッ・・(ベルト部の両端に携帯している両刃の刀身が大きく湾曲しているショーテルをそれぞれ両手に握る)
イェル・ミナ「あれ・・彼って・・」
セフィティス・ファルザーム「双剣使いだ」ワァアアアアア!!
アンソニー「シンプルな得物だね。僕好みだけど」ワァアアアアア!!
ハロルド「エレメンタリストの真骨頂を示すにはちょうどいいってことさ」ワァアアアアア!!

ゾフィ「ふぁ~~~あ・・・つまんねぇ試合・・・逃げてるだけじゃ、昨日のあいつと変わんねぇじゃねぇか」(フェンスとなっている塀を背もたれに。隣ではユーリィも試合をぼうっと観戦している)

ユーリィ「・・アルティメット・・ディフェンサー・・・安らかに・・」南無・・
若い男「おい、ねえちゃん!」(ゾフィの後ろの客席から)
ゾフィ「んあ?」
若い男「オッズが届いた。シオン、38倍、ンーズィム、1.2倍だ」
ンーズィム「休息ついでに面白いものを見せてやろう」ソイーーン(両手に握るショーテルの刃先を上向ける)
ゾフィ「はぁ?そんなにか?」
若い男「相手はゲ・アゲルゾンだぞ?見ろ!」ワァアアアアア!!
ンボオオオオオオオオオ

(両目を赤く光らせるンーズィムの両手が燃え上がり、それぞれに握るショーテルを丸ごと炎で包み込んでいく)
ミオン「なんだミャお!?」
ハロルド「あれがエレメンタリストさ」ワァアアアアア!!
「あたちのモンハン日記」
Anthem of a Dying lights
ンボオオオオオオオオオ!!
(炎のショーテルを両手に握りながら、ゆっくりとシオンに近づいていくエレメンタリスト、ザブ・アル・ンーズィム)
ンーズィム「PO~FOFOFOFOFO!!」ボオオオオオオ!!
シオン「大した曲芸ね(すごい・・・これがユニークスキルってやつなのかしら・・)」ボオオオオオ(黒い瞳に映る炎)
ンーズィム「曲芸ではない。これが・・エレメンタリストだっ!!」ボオオオオオオオ!!(右ショーテル横斬り)
シオン「いっ


ガチィ~~~~~~ン

ボオオオオオオオオ!!
(盾に炎のショーテルが当たると激しい火花があがる)
ンーズィム「まだまだぞよ!!」ボオオオオオオオ!!(今度は左ショーテル振り下ろし)
ガチィ~~~~~~ン

ボオオオオオオオオ!!
(盾が激しく燃え上がり、その裏側(シオンが装着している右腕)まで炎が燃え移っていく)
シオン「あっつ!!」ンボオオオオオ

カーブー「火やられ・・・シオンさん!!転がるんだ!!」
シオン「あつっ!!あつっ!!あつっ!!」ゴロンゴロンゴロン

ンーズィム「PO~FOFOFOFOFO!!これは失礼した。火傷は冷やすのが一番」シャバあああああああああ

アンソニー「すごいね」
ハロルド「大気中に潜んでいる見えない四大属性のエネルギーを常にチャージしているんだと」やれやれ
ンーズィム「そ~れ冷やしてやろう!!PO~FOFO!!」シャバーーーーン!!(両ショーテルを左右に広げてからのハサミ攻撃)
バシャアアアアアアン!!
(対し、シオンが咄嗟に右腕の盾を突き出しガードすると、荒波のような水飛沫があがる)
シオン「つめたっ!!」バシャアアアアアン

カーブー「まずい・・今度は水属性やられか・・スタミナに注意だ!シオンさん!」最悪なんですけど!!(と顔を拭っているシオンはまるで助言など聞いているどころではない)
ゲンス・ゴンス「まるで弱い。あれじゃあ、到底、このゲンス・・・おっと。バンザ・バンザ・・・」黙ってろ!!(とカーブーに注意される始末)
ンーズィム「PO~FOFO!!水泳はお嫌いですかな!?ならばこっちはどうだ!!」パキパキパキパキパキ(両目が青く光ると同時に両手が凍結し、瞬く間に両ショーテルをアイスソードに仕上げていく)
シオン「いっ!?」
ンーズィム「喰らえPO~FOFO!!」ヒョオオオオオ!!(氷の結晶舞うアイスショーテルをW振り下ろし)
バキャアアアアアン!!
(シオンは盾でガードするも飛び散った氷片が目に入る)
シオン「ぎゃああああああああああ」パキパキパキパキ(両目を中心になんだか全身が凍りついていく)
カーブー「なんておぞましい!!今度は氷属性やられだ!!ただでさえスタミナが減りやすいのに、加えてスタミナ減になるなんて!!」説明好きだな(とゲンス)
ンーズィム「PO~FOFOFOFOFOFO!!ならば、解かしてやろうかな!!」バリバリバリバリバリ!!(両目が黄色に点灯し、激しく放電する両手に握るショーテルの刃にもまた雷神が宿る)
シオン「今度は何~~!?」きょろきょろ(まだ目が痛いから瞑っている)
カーブー「ガードだ!!」
シオン「え?」(ようやくしょぼしょぼした目を開けながら)
ンーズィム「喰らえPO~FOFO!!」バリバリバリバリ!!(サンダーショーテルをジャンプ叩きつけ)
シオン「いっ

ガイーーーーーーン!!
バリバリバリバリバリ!!
(ガード=感電)
シオン「ぎゃああああああああああ」バリバリバリバリバリ

カーブー「可愛そうに!!更に雷属性やられとな!?ピヨりに気をつけるんだ!!シオンさん!!」もはやそういう問題じゃあないだろう(とゲンス)
ンーズィム「四大属性すべての状態異常を受けた感想は如何かな!?キョエエエエエエ!!」バッ(ダッシュしながら双剣を納刀し、シオンに飛びかかる)
がしっ(感電しているシオンの頭を両手で掴むンーズィム)
ンーズィム「ありゃああああああ!!」ごちぃ~~~~ん

シオン「ぎゃああああああああああ」ピヨピヨピヨピヨ

ミオン「まずいミャ

アンソニー「彼、すごいね。まるでうちのナンバーワンみたい。今は行方不明だけど」ワァアアアアア!!(アリーナの中央で両ショーテルを掲げ、喝采を浴びるンーズィム)
シリウス「確かにすごいが、レベルが違う。レオには到底敵わないさ」ワァアアアアア!!
ハロルド「つまり勝機はある・・・かな・・」ぎゃあああああああ(とピヨりながら千鳥足でふらつくシオン)
ゾフィ「買いかぶり過ぎだったかな?」ぎゃあああああああ
ユーリィ「・・まだまだ・・これから・・」いやぁああああああ・・ずでぇ~ん
シオン「ひぃ・・ひぃ・・・・やるじゃない。そうこなくっちゃね」パンパン(燃えたり、水浸しにされたり、冷やされたり、電気ショックを受けたりと散々な目にあった自慢のギルドクロスをはたきながら起き上がる)
ンーズィム「余興はここまでだ。我がエレメントの力、とくと見せてやろうぞ」ショイーーン(無属性に戻ったショーテルを構える)
カーブー「剣を構えろ!シオンさん!」
ゲンス・ゴンス「無駄だ」
カーブー「だからなんでだ!?馬鹿クソ野郎!!」
ゲンス・ゴンス「ハンターとしての力量はさておき、お嬢様に殺し合いは向いていないからさ」フッ・・
シオン「へぇ・・へぇ・・・・見せてもらおうじゃないの」ガイン(左手にロングソード、右腕に両刃を持つシールドを装着しながら)
ンーズィム「よかろう。では、こんなのはどうかな?」フォオオオオ・・ジョジョジョジョ・・(対しこちらは右手を発火させ、炎のショーテルを、左手は放水させ、水のショーテルを展開)
ミオン「ずるいぞブーブー!!」
シリウス「当たらなければいいだけの話だ」ワァアアアアア!!
ハロルド「でも、それじゃ盾斧の良さが出ないじゃん?」
シリウス「盾に頼りすぎるから当たるんだ。ハンターの基本性能とは、まず相手の特性を見極め、すきをみて攻撃しながら安全の確保も同時に行うことにある」
ンーズィム「喰らえPO~FOFO!!」ンボオオオオオ!!ジョボオオオオ!!(火・水による両剣を振りかざしながら)
シオン「うるさい属性!」フオン!バッ

ンーズィム「避けるだけじゃ私は倒せないぞ!?」ジャキィーーーーーン!!オオオオオオオ!!(鬼人化と同時に大歓声をあげるオーディエンス)
フォンフォン!!フオン!!
(火と水を宿るショーテルを次々と振りかざす鬼人の連撃を後退しながら慎重に見極めつつ交わしていくシオンに観衆からブーイングが飛ぶ)
ミオン「なんでミョ!?昨日の逃げてるだけのあいつは人気だったのに

アンソニー「でもいい調子だ」ブーブー!!(アリーナではンーズィムの鬼人乱舞を冷静に交わしていくシオンの英姿が)
ンーズィム「PO~FOFO!!どうしたどうした!?昨日の戦いのような展開を期待しているのか!?」フォンフォンフォンフォン!!
シオン「口もうるさい・・!」ヒョッヒョッヒョッ

ンーズィム「んならコリャーーー!!」ズゴーーーン

シオン「!!」よろっ・・
ンーズィム「喰らえPO~FOFO!!」ンボオオオオオ!!ジョボオオオオ!!(火・水、両ショーテル叩きつけ)
シオン「なんのっ!!」ガシッ(盾と剣を頭上にあげてのガード体勢)
ミオン「あ~~ん!!ダメミャお!!」
ダシャアアアアアアアン!!
(火と水が迸る重撃を振り上げた盾と剣でなんとか防ぐもその衝撃により体勢を崩されるシオン)
シオン「クッ・・!!」
ンーズィム「エレメントは手だけにあらず!!」パキパキパキパキ!!バリバリバリバリ!!(両足もまた左が氷、右が雷によって覆われていく)
ズゴーーーーーーーーン!!
(再びガラ空きの腹部にエレメンタリスト渾身のドロップキックを食らってしまい、氷と雷の両属性エネルギーのエフェクトを派手に撒き散らしながら後方に大きく吹き飛ぶシオン)

肉まん君「!!」バッ(思わず客席を立ち上がる)
ミオン「シオーーーーーン!!」ワァアアアアアアアア!!
ハロルド「盾に頼るから・・!」ワァアアアアア!!
ミオン「鉄蟲糸技の癖なんだミャ!!」
シリウス「なるほど・・カウンターを狙うつもりが不発に終わったというわけか」
アンソニー「ああ・・・・カムラ流の・・」
ミオン「シオンはそのやり方でしか狩猟をしてこなかったんだミャ!でも今は頼りの翔蟲がいないんだミャお!」ワァアアアアア!!
To Be Continued
みんなの激アツ一票でしっかり応援してほしいミャオ♪

次回「あたちのモンハン日記/Anthem of a Dying lights」
第156話 「見つかって良かったね」
8/10(木)0時更新予定
作者は最近、CCレモンのおメロンミックスがお気に入りだそうだミャお
レモンなのかおメロンなのか・・い~~~っ!!ミオンも飲みたいミャオ!!
そんだらば!!
次回も見よう!!読も見よう!!ミャお♪
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