
ボギャアアアアアアアア!!
(星型アリーナの中央で咆哮を轟かせる棘竜の刺々しい背中の上で腕を組みながら立っている薄紫を基調としたギルドクロスシリーズを身に纏った女性狩人)

ミオン「シオンだミャ!!」やれやれ(とアンソニーとシリウス)

肉まん君「フッ・・・血が騒ぐか」ワァアアアアアアア!!

シオン「おじいさん!!この子の自己紹介をしてあげて!!」(VIP席に向かって)
カトゥッロ「チッ・・・やってやれ」(とパーマの大男に)
パーマの大男「命で贖わねばならぬ棘の路(おどろのみち)を征くは、操竜荒ぶる女奇面戦士アジャリナとその相棒・・・・棘竜ドム!!」ワァアアアアアアア!!
カトゥッロ「小娘め・・・しかし、どうやって・・・」ワァアアアアアア!!
コズンダ「あのまま、モンスターが到着していなければ、観衆は興ざめしていただろう。助けられたな、カトゥッロ」フッ・・
ひょっ(ドムの背中よりタヒールに肩を貸しながら颯爽と飛び下りるシオン)
アジャリナ「驚きね!!お前も操竜できるか!?」シーオン!!シーオン!!(彼女の名を叫ぶ観客達)
シオン「翔蟲がいないから、ちょっと不安だったけど、この素敵な相棒のおかげ。がんばって」スッ(拳を差し出す)
アジャリナ「ありがとね」こちん


むおん(大きい顔を奇面族の相棒にこすりつけてくる)
アジャリナ「よく来てくれたね。ドム」ぎゅっ(相棒の大きい顔を抱きしめる)
ワァアアアアアアアアア!!
(大歓声を受けながら巨大な棘竜を背景にカーブー達のもとに戻るシオン)

カーブー「ナイスタイミング。さすがっすね」シーオン!!シーオン!!
シオン「間に合って良かったわ。これが一試合目でしょ?」シーオン!!シーオン!!
イェル・ミナ「残念。二試合目よ」シーオン!!シーオン!!
シオン「え?」シーオン!!シーオン!!
イェル・ミナ「あっという間に終わらせたわ。彼がね」シーオン!!シーオン!!
カーブー「ウッス。えへへへへ」デスカーブー!!こっち向いてぇ~~!!
シオン「へぇ~~~~~~~」(目を細めながら)
イェル・ミナ「そんなことより、こっちの試合の方が大事よ」そんなぁ・・(としょんげりカーブー)
マリク「どうするんだ?本当にやるつもりか?」ワァアアアアア!!(真っ赤な鉈(なた)のような片手剣を左手に握り、同色の円盾を右手に構えながら)
ゴジャランダ「少し計算は狂ったが、問題は棘竜だけだ」ガシャコン!!(アイアンガンランスに似た形状の赤い銃槍を突き上げるように展開させる)
ファ~~~~~~~あ・・・
(のんきにあくびをしている棘竜ドム)
マリク「睡眠薬はまだ効いているようだな」ワァアアアアア!!
ゴジャランダ「そういうことだ。ここで討伐しちまえば、コズンダ様に俺達の力を証明できる」ワァアアアアア!!
カーブー「看守長。あの二人も何か特別なスキルを?」ワァアアアアア!!
イェル・ミナ「さぁ・・・」ワァアアアアア!!
シオン「アジャリナと因縁があるようだけど?さしずめ、あの二人は下っ端ってことね」そんなはっきりと・・(とカーブー)
イェル・ミナ「どうかしら・・アゲルゾンには特殊なスキルを持つ人もいれば、狩猟技術を評価されて入団した人もいるから・・・・」ほぉ~(とカーブー)
シオン「イェル・ミナはどっち?」自分も気になるっす(とカーブー)
イェル・ミナ「あなたに近いかも。フフ」へぇ~(とカーブーだけ置いてけぼり。そもそも質問したのは彼なのに)
アジャリナ「お前ら。やられる前に答えるね」ひょっ(首を下げてきた棘竜の鼻の上に飛び乗り、象徴ともいえる角のようなを赤い棘を片手で握りながら体を支える)
ゴジャランダ「赤ん坊の居場所なら知らねぇぞ」ペッ
アジャリナ「そうか。なら逝くね。行け!!ドム!!」

ドドドドドドドドドド!!
ゴジャランダ「なっ!?」
マリク「飛べ!!」ゴイン(素早く納刀)
ゴジャランダ「ちっ!」ゴイン!
ドドドドドドドドド!!
(棘竜怒涛の猪突猛進をそれぞれ間一髪ダイブで回避する赤装束の二人組)
マリク「無事か!?ゴジャランダ!!」ズシャアアアア(赤土の上にうつ伏せのまま着地しながら)
ゴジャランダ「クソがぁあああ!!眠たいはずじゃねぇのか!?」ズシャアアアア
ドドドドドドドドド!!
(勢いそのままにVIP席のある角へ突っ込むように爆走していく棘竜)
カトゥッロ「ひいいいいいいい

セフィティス・ファルザーム「大丈夫。彼女はあんたと違って常に純真だ」ドドドドドドド!!
アジャリナ「ターンね!!ドム!!」グイッ!!(ハンドブレーキを引くように全身で抱きしめる赤い棘を力いっぱい上向ける)
ズザザザザザザザザ!!
(棘竜は勾配している星型アリーナの角席直前で赤土の大埃を上げながら両足を滑らせ、華麗なサイドターンを見せる)
カトゥッロ「うわっぷ

ウオオオオオオオオオオン!!
(次の瞬間、フェンス直前でUターンをしてきた棘竜の無数の棘を持つ尻尾が客席を薙ぎ払うように伸びてくる)
コズンダ「フッ」フオオオオオオオン!!(微動だにせず足を組みながら玉座にふんぞり返っているコズンダの目の前の空を斬りながら通過していく棘竜のおそろしい尻尾)
ドドドドドドドドド!!
ワァアアアアアアア!!
(再び赤土のグランド上をターゲット目掛けて爆進していく棘竜。同時に感極まる観衆の大歓声も)
ゴジャランダ「本当に眠り薬は効いているのか!?」バッ
マリク「そのはずだ!!」バッ
ズザアアアアアアアアアア!!
(左右に飛び散った赤装束の男達の間を抜け、Uターンしながら急ブレーキをする棘竜ドム)
シオン「あれ、こわいのよね」ブン(飛んできた赤土を王国騎士盾斧の盾で払いのけながら)
カーブー「自分は何回も轢かれたことがあります」ざばあああああん(丸腰なため、ドボルヘルムに赤土が豪快に当たる)
ゴジャランダ「マリク!!いつまで逃げるつもりだ!?俺がガードで引き付ける!!その間に使えるものを取ってこい!!」ガイン(ガンランスガード体勢に入る彼の奥では、指示通りアリーナの角へ向かって走っていくマリクの姿が)
アジャリナ「姑息な真似をしても無駄ね。ドム。あいつの相手をしてやるね」
ドスン・・ドスン・・
(アリーナの中央で銃槍を構えるゴジャランダにゆっくりと迫っていく棘竜)
アジャリナ「逃げ回ってないで、やる気になったか?」
ゴジャランダ「余裕だな!?アジャリナ!!」キュウウウウウウウン・・・(竜撃砲をチャージしながら)
アジャリナ「アホめが。そんな分かりやすい攻撃を誰が食らうか、アホめが。なぁ?ドム」
ファ~~~~~~~あ・・・
(ましても大あくびする棘竜)
アジャリナ「ドム?」しぱしぱ(と眠たそうに瞬きをしている棘竜の相棒)
ゴジャランダ「仲良く吹っ飛べ!!」
ドウウウウウウウウン!!
(寝ぼけ眼な棘竜の頭部目掛けて竜撃砲を放つゴジャランダ)
イェル・ミナ「!!」
カーブー「大丈夫」
モワモワモワモワモワ・・・
ケホッケホッ・・
(黒煙の中から、咳き込む棘竜のちょっと黒焦げになった顔面が)
アジャリナ「ふぅ~~~

ゴジャランダ「クソッ!!」ゴイン!ダッダッダッダッダッ!!(それを確認するとすぐに銃槍を収納し、星型アリーナの角に向かって走っていく)
シオン「今日はアイテム有りデスマッチなの?」
カーブー「ウッス。自分が一個、拾ったから、残りは4つです。うち、2つは使えるやつかと。ほら」
マリク「アジャリナ!!ドムから下りろ!!」ガシャーーン!!(地面から展開されてきたバリスタを構えながら)
シオン「ワオ。まるで百竜夜行」やれやれ
アジャリナ「アホめが!!誰が友達、見捨てて逃げるか!!アホめが!!」ファ~~~~~あ(と眠そうなドム)
マリク「仕方ない・・!」カリカリカリカリ・・(バリスタの照準を合わせる)
トシューーーーーーーーーーン!!
アジャリナ「ほれっ!!」グイッ!!(全身で抱きしめる赤棘をレバーのように右へ傾ける)
ん~~~~~~~~~~・・・
(寝ぼけ眼なドムは、なんとなく首を右側へ傾け、バリスタの弾を避ける)
ヒョウウウウウウウン!!
(勢いそのままに客席目掛けて飛んでいく大矢)
カーブー「まずい!!」ヒョウウウウウウウン!!
ヒョン!!
ガイーーーーーーン

(顔を伏せる観衆達がいる客席の前でイェル・ミナとシオンが跳躍し、向かって左側からイェル・ミナがハイアーザントップで、右側よりシオンが右腕に装着している盾で、それぞれ同時に大矢を弾き返す)
ゲンス・ゴンス「い~~~っアブねぇ


シオン「頭に刺されば良かったのに」シュタッ(同じく隣で着地しながら微笑むイェル・ミナの小顔すぎる横顔)
アジャリナ「ふぅ~~~~・・感謝するね・・。って、こりゃ~~!!危ないだろが!!」ぷんすか

マリク「だったら、その兵器から今すぐ下りろ」カリカリカリカリ・・
カーブー「あの二人。運だけは良いかも。ほら」
うんしょ・・うんしょ・・(別のアリーナの角では、赤土の上に大砲が展開されており、その玉を運搬スタイルで運んでいるゴジャランダの姿が)
ゴジャランダ「見てろ・・バケモノめ」ゴトン(玉をセットすると大砲の後ろ側へとまわり、砲身の角度を上向ける)
ドウーーーーーーーーン!!
(大砲の玉が弧を描きながら、アリーナの中央で眠たそうにしている棘竜の背中目掛けて落下していく)
アジャリナ「アホめが!!」パクッ(お面の口元のハート型な穴に向かって何かを放り込みながら、素早く棘竜の背中へ移動していく)
ボオオオオオオオオオ!!
(全身発火させながら棘竜の背中を移動する、ゆめかわな奇面族)
カトゥッロ「あれは!?」
コズンダ「ほぉ・・・・・」にやり
アジャリナ「アイヤーーーーー!!!!!」ドシューーーーーン!!(炎の弾丸となった彼女は、その火力を利用して大砲の玉、目掛けて飛び上がる)

ボガアアアアアアアン!!
「あたちのモンハン日記」
Anthem of a Dying lights
イェル・ミナ「火を畏れ、火を恐れるな・・・・あれが、ハハーン族の秘技・・・」ボガアアアアアアン!!(空中爆発を見上げながら)
シオン&カーブー「た~まやぁ~♪」
ボオオオオオオオオオ
シュタッ
(奥で眠りにつく棘竜の前に燃え上がりながら着地してくる炎の奇面族の戦士、アジャリナ)
アジャリナ「ドムはあたいが護るね」ボオオオオオオオ!!
To Be Continued
ランキング参加中なんだ!
みんなの激アツ一票で応援してくれよな!!

次回「あたちのモンハン日記/Anthem of a Dying lights」
第168話 「ああん!!言わんこっちゃない!!」あちゃ~
9/21(木)0時更新予定
作者はダイミョウザザミの本場のハサミによる「カチンカチン」ってやるモーションが大好きで、あれを見るとホッとするらしいぞ。ちなみに俺は、あのハサミで首を「グッ」てやられ、何度も首をもっていかれそうになったことがあるぞ。というわけで!!次回も見よう!!読も見よう!!
■あたちのモンハン日記てなぁに?
■あたモン目次録