ドギャアアアアアアン!!
(空中より瓦礫の山に向かってバウンドするように背中から激突するセフィティス)

シオン「セフィティス!!」ヴォオオオオオ!!(その背後から低空跳躍前脚叩き付けで襲いかかってくる滅尽龍の姿が)
ハロルド「前見ろバ~ロ~!!」
シオン「!?」バッ
ガシャアアアアアアアン!!
(シオンは咄嗟に右腕に装着している盾を突き出し、体ごと突っ込んできた滅尽龍の剛腕を踏ん張りながらガードする)
ヴォオオオオオオ!!
バオオオオオオオン!!
(唸る滅尽龍は続けて翼を広げ風圧効果を与えつつ恐怖の棘弾全発射を繰り出す)
ガーーーーーーン!!
キュイーーーーーーーン!!
(対するシオンはまずシールドバッシュで風圧を薙ぎ払うと、すぐさま盾を地面に突き刺し、カウンターフルチャージをもって飛んでくる棘弾を悉くガードする)
アンソニー「すごい運動神経」
シリウス「判断力もな」ふ~~
シオン「全力で・・!!」ガシャーン!!フオオオオオン!!(そのまま剣と盾をドッキングさせた斧を振りかぶり超高出力体勢に入るも)
ヴォオオオオオオオ!!
(咆哮の音撃を飛ばしてくるル’ヴォー)
シオン「いっ

カシャーーン!
ヒョルルルルルル!!
うええええええ
(シオンはすぐさま合体斧を分解して属性強化回転斬りにて高出力をキャンセルするも、音撃の衝撃でよろめいてしまう)
バオオオオオオン!!
(ル’ヴォーはダブルスレッジハンマーで赤土の地面を叩きつけながら振動+両腕の棘を発射してくる)
シオン「やばっ

ヒョーーーーーーン!!
ブスッブスッ!!
(ミオンを背中に乗せた蒼きガルクが跳躍してきてシオンの後ろ襟を噛みながら連れ去っていくと、その赤土の大地におそろしい棘が突き刺さってくる)

ジークガルム「デュエルは危険だ」スタッ


ミオン「もう決闘裁判はとっくに終わったミョ」
シオン「でも彼はやるつもりよ・・って、ぜんっぜん、敵視を引き付けられてないじゃない」んも~~
ヒュオオオオオオ・・・・(からっ風を受けるディストピアな五稜闘技場の隅でぼうっとしているドボルヘルムの囚人)

カーブー「ぜんっぜん、入れない」ヒュオオオオ・・・
「あたちのモンハン日記」
Anthem of a Dying lights
ハロルド「シオン!平気か!?」タッタッタッタッ
シオン「ええ。可愛いナイトさんとお話ししたかったけど」ぱんぱん(ギルドクロスを手で払いながら)
ハロルド「ウルのことは、あとでまとめて報告するよ。それより、あいつだ。すっかりここが気にいっちまったらしい」

ル’ヴォー「・・・・・・・・・・・・・・・・」ショショショショ・・(全身の棘を再生させながら立ち尽くしている)
ミオン「今、あいつは何を考えているミャ?」
ハロルド「ずっと、おんなじ。あいつの頭ん中は、今、お腹いっぱいで、眠いってことくらいだ」やれやれ
シオン「じゃあ、あれでも本気じゃないってことね」ちら・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(俯いたまま、おもむろに起き上がるセフィティス)
ハロルド「だから全員、かろうじて生きてる。けど、その代償にイェル・ミナを失った。読まなくたって分かる」
ミオン「あいつが連れていったんだミョ!」
ハロルド「なら俺達も同罪だよ」ふぅ~~(とライトブラウンのサラサラ前髪を)
シオン「その話も後で」ぽん(両手でハロルドとミオンの頭を)
ザッザッザッザッ(滅尽龍の出方を見ているハンギルのもとに行くシオン)
シオン「通常の狩猟人数になってしまいましたね」ザッ
ダル・ハンギル「セフィティスは使い物にならない。あのパン泥棒もな」
シオン「将軍はハンティングがお好きなようで」
ダル・ハンギル「生き甲斐だったが多くも奪われた。すべて、あいつにな」ショショショショ・・(回復していく滅尽龍を睨みあげながら)
ル’ヴォー「・・・・・・・・・・・・・・」うつら・・うつら・・
ダル・ハンギル「あいつの顔を忘れたことはない。だが、あいつは俺の存在など目に入っていない」
シオン「・・だったら焼き付けてやりましょう。私達の力で」

肉まん君「仲間に見捨てられたか?」ザッ(呆然としているカーブーの背後から)
カーブー「黙れ、肉まん君。それともニックマンといった方がいいか?べぇ~~だ」カシャーーン(ドボルヘルムの口元が両開きにスライドし、実に汚らしい白い舌を出す)
肉まん君「フンッ。手助けしてやろうと思った俺が馬鹿だった。だが、それはお前のためじゃなく、彼女のためだ」タシッ(足元に落ちている刀剣を拾いあげ、滅尽龍に向かっていく)
カーブー「シオンさんか?それとも、うちのリーダー・・・」
シュッ(刀剣の刃がドボルヘルムに向けられる)
肉まん君「今の俺は、サザンゴッドの賞金稼ぎだ」にやっ
ミオン「シオン、どうするつもりかミャ・・」
ハロルド「別にここで勝てなくてもいい。撃退できれば勝ちだ」ぎゅっ(同じ背丈くらいのミオンの手を握る)
ダル・ハンギル「いくぞ、シオン」ザッ
シオン「あいつを倒せないなら、マモーナスなんて到底無理」ザッ・・
肉まん君「教えてやるよ。本当の太刀の使い方をな」ザシュッ
カーブー「ロイヤルスクールでは教えてくれなかったろ?どこ仕込みだ?」
肉まん君「フン。聞いたら度肝を抜くぞ」
ズゴゴゴゴゴ・・・・(またしても立ったまま寝ている滅尽龍に向かっていく四人のハンター)
カーブー「雷っていったら、どのモンスターを思い浮かべる?」
肉まん君「そうだな・・俺なら、雷狼竜かな」フッ
シオン「頭に飛び乗って、目を突いてやりましょう」
ダル・ハンギル「過激だな」フッ
ズゴゴゴゴゴゴゴ・・・
カーブー「雷狼竜、雷狼竜・・・」む~~~
肉まん君「・・・・・・・・・・・・・」チャッ・・(両足を広げ、低姿勢で刀剣を構える)
ダル・ハンギル「合図は」
シオン「お任せします」
ダル・ハンギル「よし・・・・・・・・」
ミオン「・・・・・・・・・・・・」はわわわわわ・・
コズンダ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ふむ・・
アンソニー「万が一の場合は・・」
シリウス「飛び込むぞ」
ズゴゴゴゴゴゴゴ・・・
シオン「・・・・・・・・・・・・・・・・」ジリッ・・
ダル・ハンギル「・・・・・・・・・・・・・・」スッ・・(両手に握るバスターソードとウォーハンマーを振り上げる)
肉まん君「・・・・・・・・・・・・・」ザッ・・
カーブー「あ~~~駄目だ」
肉まん君「??」
カーブー「ぜんっぜん。ぜんっぜん、集中できない」ぽわわわ~~~ん

キラキラキラキラキラキラ・・・
シオン「え・・・・」キラキラキラ・・・・
ハッ(突然、目覚める滅尽龍)
肉まん君「!!」
ル’ヴォー「・・・・・・・・・・・・・・・」キラキラキラキラキラ(煌めく粒子が舞い降りてくる青空を見上げている)
ダル・ハンギル「今だ!!」
ドウーーーーーーーーーン!!
(次の瞬間、滅尽龍は煌めく粒子を毛嫌いするように両手で払いながら両翼を羽ばたかせ、一気に上空に向かって飛び去っていく)
シオン「えーー・・・・・・」ぽかぁ~ん
ハロルド「撃退成功だ」パン(同じく顔を見上げるミオンとそれとなくハイタッチ)
ヴォオオオオオオオオオ!!
(咆哮をあげながら忌避反応を示すように遥か上空に向かって飛んでいくル’ヴォーの表面が凍結していく)
ブオン!!
フォッ!フォッ!
(冷気を振り払うように翼を広げ、雲のない透き通った大気中にホバリングしながら慌ててあたりを見渡す滅尽龍)
キラキラキラキラキラキラ
(遥か向こう側の青空より煌めく粒子が舞ってくる)
ヴォオオオオオオオオオ!!
ドシューーーーーン・・・
(ル’ヴォーは嫌悪感剥き出しに煌めく粒子が飛んでくる方向にけたたましい大咆哮をあげると、それとは真逆の青空に向かって逃げるように飛び去っていく)
キラキラキラキラキラキラ
キラキラキラキラキラキラ
キラキラキラキラキラキラ
ゴオオオオオオオオ・・・・・
GOOOOOOOOO!!
(無数に広がる雲の上に浮かぶ、円錐をひっくり返したような形の巨大な浮島)

BBB「フォーーーーッ!!ウェルカム・トゥ~~~~~~~・・・・・・AH~~~~~~~~YEAH~~~~~!!!!」(レジェンドのマイクパフォーマンスみたいに。そんな彼を背中に乗せている炎王龍は心底嫌そうな顔をしており、ビーの後ろで正座しているパノは舌を出しておどけている)
Anthem of a Dying lights/第二章 完
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次回からはしばらくAnthem編第二章のあとがきが続くぞ
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