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「アルル・ミール」の巻

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~ユクモ村、村長宅



カコーン・・・・カコーン・・・・・鹿威し
(和風チックの木床寝室に、おそらく鹿威しであろう風情のある音が聴こえる)


アルル「・・・・・・・・・・・・」ZZZZ・・・(見るからに温かそうな布団に包まれ眠っている)


カコーン・・・・カコーン・・・・・


アルル「・・・・・・・・・・・・・」パチ


カコーン・・・・カコーン・・・・・


アルル「ここは・・・・・・・」

バッ煙(何かを思い出したかの様に突然体を起こす)

アルル「・・・・・・・・・」ちらちら(とっさに今自分がいる場所を確認する)

スッ(衣服を開き、左肩を確認する)

アルル「・・・・・・・・・」(怪我を負っていたはずの左肩はすっかり癒えている)


??「あらあら。お目覚めでしたか」


アルル「!?」くる


$あたちのモンハン日記
ササユ「応急処置でしたので、ハンター向けの医療薬を使ったのですが・・まだ痛みますか?」

アルル「・・・・いえ・・・あなたが治療をして下さったのですか?」シュッ(毅然とした態度で衣服を直す)

ササユ「お手伝いをさせて頂きました」にこにこ

アルル「・・・・・ここは・・何処ですか?」

ササユ「ユクモ村です」

アルル「ユクモ・・・・・良かった・・・・」ギュッ(胸のアミュレットを握りしめる)

ササユ「??」にこにこにこ

アルル「・・・・・・・・・」キッ

くるっ(布団の上で正座したままササユの方を向く)

ササユ「????」にこにこにこ

アルル「治療をして頂いたのにも関わらず、大変無礼な態度をとったことをお許し下さい」スッ(土下座する)

ササユ「あらあら・・そんなこと気にして・・」

ギュッはぁ(両手を握られる)

ササユ「??」にこにこにこ

アルル「私は火の国国王オルハン・ミールの息女、アルル・ミールと申します!!どうか・・・どうか、ユクモ薔薇十字軍の丞相様に会わせて下さい!!」






「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~






あたちのモンハン日記
キザ夫「ヘイヘイ。村長さんちはこっちだよぉ~♪トゥギャざぁ~トゥギャざぁ~♪」ててててててsss

男「・・・・・・・・・・・」ザッザッザッザ・・チラチラ

女「・・・・・・・・・・・」ザッザッザッザ・・チラリチラリ

キザ夫「そんなに珍しい村かい?」

男「え・・い、いえ。村の中まで温泉が湧いていて、すごいなぁと思いまして・・」

女「観光地に来るのが初めてなものですから、お気になさらずに」

キザ夫「・・・そうかい?さ、こっちだよ」ててててててsss

男「ふう・・・」

女「・・・・さぁ、行きましょ」ザッザッザ・・・





~村長宅、居間

カポーン・・・・鹿威し(中庭が見える和風チックな居間に佇む四人の人物)

$あたちのモンハン日記
サムソン「すまぬがUBUは今、村にはおらぬのだよ。また、いつ戻ってくるか・・はっきりした事も言えぬ状態でな・・」

アルル「そうでしたか・・・」


村長「何かUBUちゃんに特別な御用でもお有りでしたの?」

アルル「はい・・・」

サムソン「ほむ・・・(アルル・ミール・・・火の国の姫だと申したが・・確か火の国は現在戒厳令がしかれていると言う・・。それが本当ならばこの子は立場を顧みず、危険を冒してまで渓流に来たということか・・・となると、グレンが同フィールドで遭遇したという暗黒団の兵士は、この子を捕縛する為の追手とみるのが妥当だが・・)」ちら

アルル「・・・・・・・・」(俯いている)

サムソン「どうかな、アルル姫(問題はなぜ暗黒団が火の国の情勢に関わっているかだ)」

アルル「はい」

サムソン「UBUのやつの代理というか、私でよければ相談に乗るが・・話してみても損はなかろうに」

アルル「サムソン様・・・」

ササユ「サムソンさんは元王国騎士団の隊長さんでしたのよ。今も村の自警団を務めてらっしゃる、とても頼りになる御方ですにこ」ちゃっ(お茶の入った湯のみをアルルに差し出す)

アルル「え・・村の自警団といいますと、ユクモ薔薇十字軍ですか!?」

サムソン「ほむ。元々は狩猟目的でユクモに来たのだがな・・成り行きというかなんというか・・」

アルル「お願いです!!是非とも、是非とも我が火の国をお救い下さい!!」


カタン・・(アルルの膝元に置かれた湯のみが倒れそうになる)


サムソン「おっと」スッ・・(湯のみをおさえる)

アルル「あ・・すみません・・・」

村長「なにやら相当なご覚悟をお持ちで、国を出られた様にお見受け致しますが・・・まずはお茶でも飲んで一息されては」にこ

アルル「重ね重ねすみません・・・では・・頂きます」スッ・・

つぅ~・・(両手で湯のみを持っていただく)

アルル「!!ドキッ

ササユ「いかがですか?」にこにこ

アルル「・・美味しい・・・・♪」はぁ~

村長「おほほほ。ユクモの渓流が育んだ大自然の天然水を使っていますの」

ササユ「大陸広しど、このお茶が飲めるのはユクモだけなんですよ」にこにこ

アルル「まるで心が洗われる様な清涼感・・・そしてこの大自然の恵みとも言える癒やしの香りを放つ茶葉を育て、摘採した職人さんの温かい心までもが自ずと感じられます・・・噂通りユクモは、渓流の聖地なのですね・・・まったく羨ましい限りです・・。それに比べ我が国ときたら・・・」すっ・・(目を伏せる)

サムソン「お聞かせ願おうか」

アルル「・・・・・・・・」ちら

村長「お気兼ねなく」にこ

アルル「村長様・・・」


カポーン・・・カポーン・・・・


アルル「我が火の国は火山近郊で生まれ育った土着民から成る小さな国家です。国の長は我がミール家が代々受け継いでいます」

ササユ「アルルさんはその血筋を引いてらっしゃるのね。すごいわぁ」にこにこ

アルル「王族の血がもたらす因果や誇りといったものを、私は奢り畏れてはいません。私は少しでも国の民が暮らしやすい統治体制を築き上げることが、この大陸より授かった天命だと心得ています」

村長「ご立派です。尊き道を目指す者の威風たるご意志ですの」

アルル「いえ・・。ただ私は・・そう・・・今の腐敗したエスニック・ナショナリズムを撤廃したいだけなのです」

サムソン「現在火の国領土内で起きている内紛が、国政にこそ問題がある・・と?」

アルル「はい。全てはミール家がもたらした専制的なしきたりに原因があるです」



カポ~~ン・・・・



ササユ「まぁ・・生贄の通過儀礼・・・」

アルル「はい。我が火の国は自然崇拝を国教の支柱と定めています。なぜなら国の平和は、古来より火山にいると伝えられる「火の神」が守って下さっていると代々教えられているからなのです」

サムソン「具体的には?」

アルル「火山近郊の自然災害にはじめ、モンスターによる人的被害及び天災は火の神の怒りであると考え、生贄を捧げてそれらを鎮めようと人身御供の風習が義務付けられているのです」

村長「義務・・・何か過去の歴史に原因が?」

アルル「記録によれば初代ミール家が国を建立した時代まで遡ります。当時、国の調査隊が火山一帯で最も高くそびえる活火山、ジャバル・サマーン山脈の果てにあるという、通称「神の領域」を目指していた時のことです」

サムソン「・・・・・(神の領域・・・今ではギルドの手によって認知されたフィールド「神域」のことだろう・・)」

アルル「活火山の頂上近くに辿り着いた調査隊に、火の神と称するおおよそ人知を超えた者からお告げがあったというのです」

サムソン「ほぉ・・・」

アルル「底知れぬ巨大な噴火口から火山にこだまするその異質な声を聞いた調査隊は恐れおののき、その場にひれ伏したそうです。そして火の神は次のように調査隊に告げました・・・」


「今日この日付から年に一度、この場所に祭壇を作り、そしてそこに火の国で蓄積した食物を貢物とし、そして領内で育った狩猟者の資質を持つ、上位の者すべてを生贄として差し出すこと。さすれば火の国を自然災害、そして火山近郊に生息するモンスターの脅威、天災から守ってやろう。だが一度足りともこの盟約を破れば、火の国には災いが起こるだろう」


アルル「と・・そして続けてこうも伝えました・・・・」


「この先にある領土はまさしく神の領域。汝ら人類が決して踏み入れてはならぬサンクチュアリ。もしもその聖域を越えようものなら、その者は二度と大陸の大地を踏むことはないだろう。これを世に広めよ。火山の聖地を汝らが守るのだ」


アルル「そう言い残すと声は聴こえなくなったそうです・・・。調査隊は慌てて国に戻ると国王にそれを伝えました。ですが調査隊の虚言と思った初代国王はこれを無視し、引き続き調査隊をジャバル・サマーンに向けたのです」

ササユ「無理もないわ・・自分で聞いたならまだしも、人づてでは立証出来ないもの」

サムソン「ほむ・・して、その調査隊はどうなったのだ?」

アルル「残念ながら、二度と下山することはなかったそうです」

ササユ「まぁ・・お気の毒に・・」

サムソン「火の神の勧告を守らなかったことで、他に何か国に異変は起きたのか?」

アルル「はい。お告げよりちょうど一年経過したあくる日、火の国一画に、雹害と落雷が突如として起こり、その区画は全滅してしまったのです」

サムソン「なんと・・・それほどの・・」

アルル「はい。記録では数日間に渡り、幾数もの雷が町を焼き払い、逃げ惑う人々は先端の尖った氷の塊の様な巨大な雹に頭を打ちぬかれ、その区画に居住していた民はほとんど息絶えてしまったと伝えられています」

ササユ「まぁ・・空からそんなにいろいろ降ってくるなんて・・・こわいわ・・」

アルル「この天災を王族穏健派の重臣達は火の神の怒りと称し、国王を説得し、お告げの通りに事をなしたそうです。すると天災は止み、それからは何も起きませんでした。もちろん、その間、モンスターによる人的被害も不思議と起こらなくなったそうなのです」

村長「それではお告げが本物であると信じてしまっても無理はありませんの」

アルル「これを機にジャバル・サマーンの噴火口近くに、パルミュラと呼ばれる神殿を造り、そこに火の神への貢物、そしてハンターの資質ある上位数名を生贄として捧げ続けたのです」

村長「それを通過儀礼として、国の文化支柱に?」

アルル「そうです。そしてこの年に一度のイニシエーションを「焔祭」と名付け、国は代々受け継いでいったのです。全ての火の民は、この焔祭に備える為にその生涯を捧げるのです」

サムソン「ほむ・・・(アニミズムのレギュレーションという名の全体主義が国民を束縛し、そして支配しているのだろう・・・だが、これに若干の嫌悪感を抱くのはなぜか・・私もまた、恵まれた出生だという証拠か・・)」

ササユ「でも、どうして火の神はハンターの資質を持った人を・・」

アルル「さぁ・・・それには我が国の学者も数々定説を出してきましたが、最も定着しているのは、大陸より選ばれし強靭な肉体を持つハンターの肉体と魂を捧げることで、火の神は浄化されるのではないかと・・・最も、先進国の科学的根拠など到底ありませんが」

サムソン「うむ・・・伝承ではよくありがちな逸話ではあるが・・・・実際に耳にすると違和感しか生まれてこないものだな」

村長「そうでしょうか」

サムソン「ほむ・・」

村長「現にこのユクモも数年前、天災に見舞われました。今でこそ、古龍種の嵐龍による天災であると認知されていますが、ギルドもその関連機関も存在しない大昔ではどうでしょう?それに、この大陸に神と呼べる存在のものがいたとしても、私は驚きません」

サムソン「うむ・・・(そうだったな。村長は竜人族の子息・・・我らには感じない何かを予感しているのかもしれぬ・・)」

ササユ「だとしても・・生贄となる人達は気の毒だわ・・」

アルル「それなのですが、時が立つに連れ、生贄となるハンターの資質を持った者達は国では神格化され、本人達も救済の大致命者と自覚し、焔祭までその短い人生を全うすることが当たり前の通念になってしまったのです」

サムソン「ハンターこそ、大陸の大致命者だと?」

アルル「そう考える若者も多くいます。自分が人身御供となり、国を救う。その崇高な犠牲心を誇りにしているのも事実です」

サムソン「なるほど・・肝心のハンターの資質はどうやって分別をするのだ?」

アルル「国のしきたりでは国民は子をよく産み、そして物心がつく前にチャイルドシェルターと呼ばれる施設に強制的に収容されます。つまり、親である国民に代わり、国が子供を教育するという概念です。入学費はありませんが、基本的に重税よって学費が賄われているのです」

サムソン「火の国にはハンター自体が少ないと聞いておったが・・皆、素質のある者が人身御供となる為であったとは・・ほむ・・・」

アルル「シェルターではインプリンティングによるエデュケーションが行われます。つまり成熟期のハンターを火の神に生贄として捧げるにあたり、成人までに立派なハンターへと成長させ、火の神への生贄となることで国を救う英雄となる・・という教えをシェルターで強要、刷り込みされるのです」

ササユ「その資質が見受けられなかった子は・・?」

アルル「英雄、つまり生贄になれなかったハンターは強制的に国王軍へ従属となります。また我が国の資金源である「アミュレット」を掘る為のガリンペイロに選ばれる者も多く存在します」

サムソン「アミュレット・・・現代のハンター社会には欠かせなくなった、大陸の恩恵を受けた「御守」のことか。しかしなんとも・・」

ササユ「自由はないのね・・」

アルル「高い文化を持つ先進領土では理解できないでしょうが、それが火の国の現実なのです」

ササユ「・・・・・・・・・・・」

サムソン「ほむ。火の国では成人の儀式として、ラングロトラの防具を身に着けると聞いたことがあったが・・・まさかそれが人身御供の「印」として装着するものであったとはな・・・赤は火を意味する。そういうことか・・」

アルル「人身御供のハンターは自分で着用する為に、火山のラングロトラを狩猟し、防具を作るのです。すべては国を救う為に・・・」

ササユ「シェルターから逃げたりする子はいないのですか?それに我が子をいくら国の為とはいえ、収容所に容れたくない親だっているのでは・・?」

アルル「はい。ですがそういった者は親族から罰せられます。苛烈な誅罰によって命を失う者もいるくらいです」

ササユ「そんな・・・かわいそう・・」

サムソン「所謂、「名誉の殺人」というやつだな。原理主義、民族主義を持つ領内ではさほど珍しくはないが・・・国を守る為とあらば、致し方ないと・・?」

アルル「すべては焔祭を怠った時に起こる天災が原因なのです。初代国王以外にも儀式を怠った国王達がいたそうですが、すべて同じ災いを領内に受け、結局は生贄を捧げることで落ち着きました。以来、火の神の怒りを買うことは国を滅ぼすという概念へと変わっていったのです」

村長「火の神は国そのもの・・・大陸との因果が本当に・・・」

サムソン「悪いが村長。我らギルドのハンターというのは、この大陸で起こる不可解な出来事の起因を見つけるのが趣味でな・・。私はそう簡単に受け入れることは出来んよ」

村長「・・・・・・・・・・・・」

サムソン「アルル姫。そなたは先ほど、国民の暮らしやすい統治体制を気づくことが自分の天命だと言っていたが・・それが今回、我ら薔薇十字に求める救済と関係しておるのだな?」

アルル「はい。今こそ国を救う真の英雄が必要な時なのです。それがあなた方、ユクモクルセイダーズなのです」

サムソン「ほむ・・・」しょりしょり(顎鬚を撫でる)









~ユクモ近郊、渓流非狩猟エリアの森..



ドスンドスン・・・



グレンジャガー「・・・・・・・・・・・・・」ドスンドスン・・

キョロキョロ

グレンジャガー「・・・・・・・・・・・・・」くんくん

ドスンドスン・・


バッサ・・バッサ・・・バッサバッサ・・・


グレンジャガー「・・・・」ちら





ドシャーーーーーーーーーン・・・・




グレンジャガー「この木々の中、見事な着陸だぜ。よく俺が見えたな」

アルテミス「なぁに。下を見たら緑の景色に紛れた黒毛が見えたもんだからね。一服ついでに立ち寄ったのさ」ぶるぶるぶる(首を小刻みに振る)

グレンジャガー「その様子じゃ、渓流のレセプションに不似合いな客はいないって事か」

アルテミス「あんたが殺った暗黒団の連中だろ?まったく腹が立つじゃないか。いよいよこのユクモに侵攻してくるなんざ、いい度胸だよ」

グレンジャガー「どうだかな。ただの斥候じゃなさそうだったが・・」

アルテミス「じゃあなにかい?あんたが匿ったっていう、行き倒れの人型のメスが連中を引き寄せたって言うのかい?」

グレンジャガー「さぁな。マレビト相手に俺が尋問するわけにいかねぇだろ?だからおっさんに任せた」

アルテミス「賢明だね。ワケありの線に間違いはなさそうだ。それにしてもあんたってさ、人型のメスには優しいんだね」にやにや

グレンジャガー「ケッ。泣かれたら鬱陶しいだけだ。それに怪我人を放って置いたなんて姫姉にバレてもみろ?俺の自慢の黒毛が食用チキンにみてぇに剥がされちまうよ」

アルテミス「アッハッハッハッハ!違いないね。けどさ、人一倍戦闘を好むあんたが敵の心理を分析するなんて、お姫様が見たら感動するだろうよ。常日頃の説法も無駄じゃなかったってさ」

グレンジャガー「ヘン。姫姉がいねぇから迂闊な行動は尚更出来ねぇ。頭の悪い俺でもそのくらいは分かるってことだ」ペシーンペシーンドキッ(あのトゲトゲの尻尾を地面にぺしぺしする)

アルテミス「・・・・・・本当だったら、あんただって砂漠に探索に行きたいんだろう・・?お姫様のさ・・」

グレンジャガー「ケッ。そりゃ俺の分野じゃねぇし、冷静沈着なアモン達に任せりゃいい。おまけにクソ暑い砂漠は好きじゃねぇ・・好きじゃねぇがな・・」

アルテミス「強がりだね。けど、あんたは偉いよ。みんながお姫様とフラワーの捜索に行ってる間、こうやって渓流の見回りを買って出るなんてさ。川村朝にいた頃の、血気盛んなあんたとは大違いだよ」

グレンジャガー「ハン。川村朝っていえばよ、カーブーの野郎を探しに行ったんだろ?お前の同期の、あのハイな舞姫が」

アルテミス「アマテラスさ。あの子なら休まずに東方まで飛行出来るからね。最適な任務さ。必ずボスを連れ帰ってくるよ」

グレンジャガー「それもこれも、信長の野郎がしっかり姫姉達をサポートしなかったからいけねぇんだ・・!あのカニミソ野郎・・マジで姫姉とフラワーの身になにかあったら・・こいつを顔面に叩きつけてやるぜ!!」バショーーーンぎくっ(あのトゲトゲの尻尾を地面に叩きつける)

アルテミス「落ち着きなよ。お姫様のことだ。何か考えがあって身をくらましてるのかもしれないよ?それより心配なのはフラワーの方さ。あの真面目な子がお姫様の真似をするとも思えないしね・・・まったく鉄平の気苦労は絶えないってわけさ」

グレンジャガー「わからねぇ。女がいなくなったからって、てめぇの本来の任務ほっぽり出して水没林から大砂漠に移動するなんざね。てめぇの弱点晒してる様なもんだぜ」

アルテミス「なんだいあんた。つがいの良さをまだ知らないだなんてウブなこと言うわけ?それもお姫様(UBU)の影響だったり」

グレンジャガー「っせぇ!!だから女はお喋りで嫌なんだ!!オメェこそマスターの帰りが遅くて心配なくせしてよ!!」ぷんすか

アルテミス「確かに・・・ボスと・・それにロージーがいてくれたら少しは楽なんだろうけどね・・」ちら(空を眺める)

グレンジャガー「ほらみろ。人型依存症はお前の方だろうが。とにかくだ。賑やかでねぇのは確かだってことだ」

アルテミス「違う意味で賑やかにされても困るけど・・・それを阻止する為の警備で、今があるって事さ」

グレンジャガー「旦那はよ?」

アルテミス「桃毛と一緒。別エリアを警戒中だよ」

グレンジャガー「そうか・・・・ん・・・」クンクン

アルテミス「なんだい?」


ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・
(地震により、森全体が静かに揺れ出す)


グレンジャガー「チッ・・・」

アルテミス「やだねぇ。また「これ」かい。まったく新大陸のプレートはどうなっちまったんだよ?まさか旧大陸と一緒になろうとしてたりね。そうしたら向こう(旧大陸)の連中とも交流が図れていいかもよふん

グレンジャガー「金火竜の仮説を聞いてる余裕はねえよ。それよりだ・・」クンクン

アルテミス「なにか匂うのかい?」

グレンジャガー「いや・・・今一瞬だが、人型の匂いがした気が・・・」キョロキョロ

アルテミス「妙だね・・・よし。あたしは上から警戒してみるよ」

グレンジャガー「ああ頼む。姫姉のいない間に「事を起こさせる」わけにはいかねぇからな。とりあえず、今日は今日で凌げれば幸いってことだ」ちら(眩しそうに空を眺める)



ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・・・



To Be Continued







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そんだこんだで次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはぁ~

10/19(日)0時更新 「アルル・ミール/そのニ」の巻

をお送りします☆次回も読んでsao☆笑ってぽけ~転がりまわろうくるくる









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