UBU「ギルド非公認のクライムファイターズ、その名は・・ユクモクルセイダーズだぁ!!」
カーブー「よっ!いいぞ、あんまん女!!」
ショットリーパー「ユクモ薔薇十字・・・皆殺しにしてやるわぁああああああ!!」
「あたちのモンハン日記」
~3rd Stage
ザアアアアアアアアアアア!!
~ユクモ薔薇十字軍・撃龍船ブリッジ
マナブ「操舵士!状況報告を!!」
パソコン「ニャ太郎さん!デッキの上で何が起きてるんだい!?」(伝声管で話す)
ニャ太郎「あれは・・・・!!」じーー(ロージーから盗んだ双眼鏡)
パソコン「ニャ太郎さん!どうしたの!?」
ニャ太郎「姫君だ!!姫君が敵艦上におられる!!」
マナブ「なんと・・UBUさんが!!」
パソコン「艦長!?愛しの子が登場で、少しはいいところを見せないとまずいんじゃないの?」
マナブ「うむ・・・」ポッ(顔を赤らめる)
パソコン「さぁ、どうしたのさ。命令をくれよ!艦長!!」
マナブ「パソコン・・・よし!まずは再び、敵艦に横付けるんだ!!並走しながらUBUさんたちを援護する!!」
パソコン「ラ~ジャ~!!」カルルルルルル(舵を勢いよく旋回)
ズオオオオオオオオオ
ニャ太郎「よし、もう一度並走するのだな。今度こそバリスタで援護だ!」
「大砲もあるぜ?」
ニャ太郎「!!」くるっ
鉄平「久しぶりだな、ニャ太郎」
ニャ太郎「龍之様!!」バッ(片膝をつく)
鉄平「影丸からカーブーの伝言を聞いてな。小型気球船で大砂漠の中心にある、さっきの大岩場に停泊して様子を見てたのさ。そしたら案の定、とんでもねぇ「カーチェイスシーン」に遭遇しちまったもんだから、俺たちも是非そのデスレースに参加してみようと思って、岩場から飛び移ってきたってわけさ」
ニャ太郎「姫君も龍之様もご無事で何よりでございます。それから任務の都合上もあり、再会のご挨拶が遅れたことをお詫びいたします」
鉄平「よせよ。俺はユクモじゃ、ただのオトモアイルーだよ」
ニャ太郎「我ら影、それに今は亡きロベスニャエール宰相から見れば、貴方様は今も立派な君主でございます」
鉄平「そっか。そうだな・・・あ、それと砂原砂漠の最前線で俺と交代してくれた影丸から聞いたぜ?なんでもお前ら、ロージーのオトモになったんだってな?UBUの野郎が聞いたら・・知らねぇぞ~」にやにや
ニャ太郎「・・そ、それは・・・」
鉄平「ま、うち(UBUのオトモ)は既に定員オーバーだ。ロージーんとこなら、お前も活躍できるってこった。それより、君主命令を出すがいいかな?」ちら
ニャ太郎「ハッ!なんなりと!!」
鉄平「ここにあるありったけの兵器で、俺の君主及びお前の主を援護する!よいな!!」
ニャ太郎「御意!!」ガッ(「御意」のポーズ)
ロージー「ダラァ~!!UBUのどあほう!!来るんが遅いんじゃ~!!」ぷんすか
UBU「カブ雄!!早くその口うるさい妹連れて、艦内潰してきな!!」
ロージー「なんや遅れて来といてその偉そうなくっちゃ~(口は)!?いてまうど」
UBU「あんたが小学校の頃にした「クーラードリンクおもらし事件」を大好きなお兄さんの前でバラされたくなければ早く行きなさい」
ロージー「なっ・・・・脅迫やんけぇ~!!この人でなし!鬼畜!鬼婆ぁ~!!」
カーブー「フッ・・この「大物討伐」を俺に譲ってくれるんですね。UBUさん!!そいつは桁外れにタフだ!!気をつけて下さい!!」
UBU「あんたもね」にこ
ロージー「なんやねん。この突き放された感たっぷりの、めっちゃ切ないシチュエーション・・」
ファイヤージンガー「ユクモの嬢さんとクソ兄貴の絆は深いってわけだ」
ロージー「むきー!!行くわよ、お兄ちゃん」ガーン
(ハッチを開ける)
カーブー「お、おい!じゃ、じゃあUBUさん、くれぐれも気をつけて」
ロージー「行けっての」けりーん
カーブー「おわぁ~」(蹴っ飛ばされて中に入る)
ロージー「ほな。UBUちゃん・・あとは任せたでぇ~」(ハッチから顔を半分出してる)
ひょいっ(顔を引っ込める)
バーーーーーーン(凄まじい勢いでハッチを閉める)
UBU「やれやれ・・・さてと・・」ちら
ショットリーパー「今生の別れは済んだか?」
UBU「まぁねって、あんた、止めなくていいの?あの子たち、ほんとにあんた達の「お家」、壊しちゃうわよ?」
ショットリーパー「クックックック・・・構わんさ」ゴキッゴキッ(首をひねる)
UBU「あっそ・・(こいつ・・さっきまでの傷が回復してやがる。自然回復速度が半端なく速いのか・・そして、その為の時間稼ぎをするために黙ってたのね)」
ショットリーパー「艦内には俺の部下がうじゃうじゃいる。あのドボルマスクは自ら地獄へ下りてったようなものだ。そして、お前もな」サッ
UBU「なに?カラ骨なんか取り出して?悠長に弾でも調合しようっての?」
ショットリーパー「調合?貴様ら無能なハンターと俺は違うぜ」パクッ(カラ骨を食らう)
UBU「あー食べちゃった」
ガリッガリッガリッガリッ
ショットリーパー「フッフッフッフ・・俺の右腕はご覧のとおり特別(スペシャル)でな。だが、こいつ(ヘビーボウガン)のおかげでカラ骨を常時、摂取してなきゃいけねぇ体になっちまった。なんでも体内でこのヘビーボウガンと俺の右腕を「接合」しておくのに必要な成分がカラ骨にはあるらしい」ムシャムシャ
UBU「へぇ。お気の毒。それであんた、モンスターを闇雲に殺してるわけ?カラ骨欲しさにさ。それに、へんちくりんな人体改造はするべきじゃないって、昔、王立科学アカデミーの偉い人の本を読んだことがあるわ」
ショットリーパー「所詮、偽善の集いだ。大地の神をも畏れぬ人の勇知と力こそがこの大陸を制するのだ。弱肉強食。それが世の常だ」ごっくん
UBU「ふうん。それが「黒(無政府主義のシンボルカラー)」である所以?」
ショットリーパー「腐敗だ。このいつの世からか浸透していった、ハンター至上世界は腐りきっている。ハンターズギルドこそ帝国主義の愚かな開拓者であろう。次々と未開拓の地に足を踏み入れては、その自然の大地を「フィールド」などと総称し、そこで自分たちの生活圏を脅かす「本来の統治者」であるモンスターがいようものなら、威風堂々と何の恥じらいもなしに組織の手足である血に飢えたハンターどもを派遣し、その「聖地」を制服していく。その愚行を正当化させる為に、時にはモンスターの絶滅や生存を何も知らぬ無知な民衆に訴え、大陸を、そして人を支配していく。違うか?」
UBU「ずいぶんと穿った見解ね。ま、嫌いじゃないけど、あんたが言っても説得力に欠けるわよ?だって、人類至上主義を訴えてる黒の連中が実は思慮深い、思想理念を抱いた熱い政治犯だったぁ~なんて、週間「実話ハンタルズ」でも特集しないんじゃない?その「見せしめ」な訳でしょ?このなんの罪も無いモーランを戦艦にしてふんぞり返ってるのって。ドラゴニア(竜信者)の団体がこれ見たら、お得意のデモを起こすわよ。きっとね」
ショットリーパー「ロックラックじゃ何時からか、モーラン退治は戦うことになんの畏怖も投じないクソガキハンター共のパーティー場に成り下がっちまった。俺はそういった到底純粋戦士と呼ぶにはほど遠い、ギルドのハンター共も許せねえ。モンスター殺しを生活の宿主とし、ただ己の私利私欲のままに殺すその姿を、崇高な狩猟などと抜かすお前たちこそ、全大陸に居座る寄生虫だ!!」
UBU「なに?結局、世の中に正当な形として認知されてるハンターに対しての嫉妬心?いけないだすよ?そういう私利私欲で軍を興しちゃ。ええ、ちみこら?」
ショットリーパー「ほざけ田舎の自警団ごときが!我らブラックガーディアンの使命!!それは、忌まわしきモンスターを大陸から一掃し、そして己の強欲のままに組織を拡大し大地を貪り続けるハンターズギルドの壊滅!!生ぬるい共存世界に重撃の鉄槌を食らわし、新たなる人類の活路を開くこと!!」
UBU「そっか・・あんたも、酷いモンスター罹災(りさい)による「戦災孤児」の一人なんだね。そして、その幼い自分を助けてくれなかったギルドを恨んでいる・・それが今のあんたの力の源な訳ね」
ショットリーパー「悪の根源こそハンターズギルドに有り!!よって我らはギルド本部が所在する、ロックラック壊滅をここに表明する!!」
UBU「なんですって!?」
ショットリーパー「貴様は我らが主義主張の為、この峯山龍を真の意味での「破壊と繁栄の象徴」にしたと言ったな!?」
UBU「なにを考えてるの・・?」
ショットリーパー「この最恐のバトルシップで大都市を駆けたら・・さぞ快適なホットライドだろうな?」
UBU「なっ・・!!」
ショットリーパー「ギルドは政府にあらず!!決して民衆の恨みを買う最上位には立たず、聞こえのいい民主主義の名に隠れ、影で己の思想を擦り込む邪智暴虐な全体主義の悪徳機関!!それがハンターズギルドの本性であり、そのような惰弱な組織は滅するに相応しい!!」
UBU「上等じゃない。そっちがその気なら、あたち達のやることもひとつ。その「ただのテロ行為」を阻止するだけ。つまり殺し合う条件はこれで完全に揃ったってわけ。それでいいかしら?砂漠の死神さん」
ショットリーパー「新大陸の田舎に、貴様の様な戦士がいたのは以外だったがな。よかろう!その挑戦を受けてやるわ!!」
UBU「あら・・今時、非武装・中立なんて、太古の理想論よ?田舎の義勇軍だって・・馬鹿じゃないの」
ガシーーーーーーーーーーン!!
UBU「さぁ!!かかってこい!!この忌まわしい戦いに決着をつける!!」To Be Continued
ランキング参加中だ。皆の激励頼りにしているぞ!
さて、次回7/3はローズダンテ殿の「狩りピスト日記」をお送りする予定だ。
愛が奏でる狩猟の軌跡・・君には聴こえるか(予告編の最後の決め台詞っぽく)
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「それが「黒」である所以?」の巻
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