~結婚式前夜、ニャー神殿内、謁見室....
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(豪壮に装飾された広い空間は閑散としており、小窓から差す月明かりがフロアを照らしている)
ニャン=ジュスト「以上が明日の段取りでございます。陛下」(玉座の前のレッドカーペットの上でひれ伏している)
猛豚「・・・・・・・・」(一転を見つめたまま、一際優雅な玉座に深く腰を下ろしている)
ニャン=ジュスト「尚、当日の警備に関しては・・」
猛豚「み、皆で祝え・・」
ニャン=ジュスト「??」
猛豚「お、王の婚礼とは、く、国の猫民全てに見守られた中で、ち、誓いをたてるもの・・・ち、朕は、す、すべての猫民を照らす威厳ある太陽となり、お、王妃は、ね、猫民を優しく包み込む月となろう・・」
ニャン=ジュスト「君主とは天命を定め、天下を治める唯一無二な者。その王道を陰で支える王妃は、今宵の艷麗たる月夜の様に広く、寛仁でなければなりません。明日は国にとって初めての祝事。猫民が安心して陛下と王妃様の姿を見られる様、努めるのも私の責務でございます。どうか婚礼式が終わるまで警備に立つことをお許し下さい」スッ・・(頭を垂れる)
猛豚「け、卿には見届けて欲しい・・・お、王妃もきっと喜ぶ」
ニャン=ジュスト「・・・・・・・。有難きお言葉、感謝致します。然らば私めは神殿のバルコニーから、招待者と共にお二人の晴れ姿を拝見させて頂きます」
猛豚「う、うむ・・・お、王妃の具合は、よ、良くなるのか?」
ニャン=ジュスト「勿論です。仮にも幾千もの候補者から陛下が選ばれた王妃様を、天が見捨てるわけがございませぬ。主治医も日に日に体調が良くなっていると申しております。ご自身の部屋に引きこもり、外部との接触を断っておられるのも、全ては万が一でも陛下に病を移してはなるまいという、王妃様の聡明なご厚意あればこそ。体調が完治すれば、すぐに陛下の下に参るとも仰っておりました。どうかご安心を」
猛豚「ち、朕は母親を知らぬ天涯孤独の身・・・あ、愛を知らぬ。お、大砂漠より救護されてきた、お、王妃を一目見て、ち、朕は、未だ知らぬ母の愛情をそこに見たのだ・・」スッ(天を見上げる)
ニャン=ジュスト「・・・・・(やはり今の陛下の支柱となっている思念は、天命への恭順・・・となれば、その先にあるのは・・・世継ぎか・・)」
猛豚「あ、明日の式が無事終われば・・お、王妃と共に過ごせる。そ、それは安らかな時間になるだろう・・」スッ(おそらくマスクの下で両目を閉じているのであろうと思われる)
ニャン=ジュスト「はい。今後、陛下が軍場に立つことはなく、国の象徴として、神殿での優美な暮らしをお過ごし頂ける様、尽力致します」
猛豚「い、戦は好まぬ。ち、朕は、く、国の次世を築いていく」ちら(小窓から差す月夜を見上げる)
ニャン=ジュスト「ハッ。軍務と政は全てお任せを」
猛豚「ち、朕は、け、卿だけが頼りだ。じ、自愛せよ。ニャ、ニャン=ジュスト」ちら
ニャン=ジュスト「くれぐれも。身に余るお言葉、光栄に存じます」
猛豚「ち、朕は天下の傀儡だ。そ、そして・・」
ニャン=ジュスト「??」
猛豚「お、王妃を護る矛と盾でもある」
ニャン=ジュスト「・・・・・・。陛下でしか成し得ぬ恩寵。このニャン=ジュスト、必ずや明日の婚礼式と共に、今後の忠誠を誓いましょう」
カツカツカツカツ・・・・
(月に照らされた回廊を歩く二人のメイド猫)
コニー「にゅううう。今日も素敵な月夜ですにゅ」(立ち止まり夜空を見上げるメイドアイルー)
千恵子「そうだねぇ~。この分じゃ、明日の結婚式は晴れそうだね」(ベテランメイドメラルー)
コニー「にゅにゅにゅにゅ。大忙しですにゅ♪でも、千恵子さんと一緒なら、ドジなあたしでもなんとか乗り切れそうな気がしますにゅ」
千恵子「あたしなんかがいなくても、あんたは十分立派にやってのけるさ。それよりも本当に感謝してるよ、コニー・ファウラー」
コニー「にゅにゅ?」
千恵子「だってそうだろう?あんたは王妃様専属の身支度係に任命されてすぐ、そのパートナーにあたしを選んでくれたんだからね。他にも優秀なメイド達がたくさん居るってのにさ」
コニー「にゅにゅにゅにゅ(首を振る)千恵子さんじゃなきゃダメだったんですにゅ。王妃様のお世話なんていう大任、あたし一人じゃとても心細くて・・・百戦錬磨の千恵子さんがいてくれれば安心して働けると思ったまでですにゅ」にこ
千恵子「こらぁ~。人を海千山千の山菜爺みたいに言いやがってぇ~。この」ちょん(肉球でコニーの額を軽く打つ)
コニー「にゅにゅにゅにゅ。あたし、一人っ子だったんですにゅ。だから頼り甲斐のある千恵子さんを、勝手におねえちゃんの様な存在だと思ってるんですにゅ」
千恵子「よしなよ。あたしなんざいいとこ、意地悪まま母がお似合いの性悪猫だよ?あんたみたいに純真な子猫ちゃんの姉だなんて、性に合わないよ」
コニー「迷惑ですにゅ?」キラキラキラキラ(潤々してる眼球)
千恵子「あ~もうちくしょう~!その逆だよ!あたしもあんたと働けて光栄だよ♪」ぎゅっ(抱きしめる)
コニー「にゅにゅにゅにゅ。嬉しいにゅ」むぎゅうう(千恵子の胸に顔面を押し潰されながらも微笑む)
千恵子「あんたのその罪深い天真爛漫な瞳に、旦那もやられちまったんだろうね」ちょん(肉球でコニーの額を押して離す)
コニー「にゅにゅ?」よれ
千恵子「ま、いいさ。それより旦那とは、まだ会ってないのかい?」
コニー「ふんにゅ・・」こくり
千恵子「あたしが工場に殴りこみにいってやろうか?こんな可愛らしい嫁を放っておいて武器兵器作りに明け暮れるなんて、あんたが許してもあたしが許さないよ!」ぷんすか
コニー「あわわわわきっと夫は、今大事な時期なんですにゅ。だから神殿にも来れないだけなんですにゅ・・」しょんげり・・
千恵子「じゃあ、あんたの方から会いに行ったらどうだい!?愛は時に勝ち得るものなんだよ!?のこのこ匍匐前進してるだけじゃ、幸せは掴めやしないよ!!」ぷんすか
コニー「あわわわわ今はあたしも王妃様のお世話でいつ何時、呼ばれるか分からないですにゅ。それに神殿内にいれば安心だと言ったのは千恵子さんですにゅ~」
千恵子「そりゃそうだけどさ・・外界に出たって今ほど賃金のいい仕事にはありつけないしね。なにしろ治安は断然こっちのが上。おまけに外の連中は血の気が多いからね。コロニーで一匹くらい野垂れ死んでても、お構いなしときたもんだ。人型の侵攻から身を守りたければ、国で働き重税を払う。そっか・・だからあんたの旦那は神殿内の仕事にあんたをつかせたんだね?」
コニー「ふんにゅ・・」こくり
千恵子「こんな可愛い奥さんを、強欲と暴挙に満ちた共同地区に置いておくのは危険だもんな」ちょん(コニーのおでこに肉球を当てる)
コニー「夫の夢が叶うなら・・我慢するにゅ」きゅむっ(左猫指にはめている、でっかい肉球の型をしたエメラルドグリーンの宝石が装飾された婚約指輪を握りしめる)
千恵子「健気だね。あたしはとっくの昔に戦争で旦那を亡くしちまったから、淡い思い出よりも、戦争を憎む気持ちの方が強くなっちまった。だからあたしみたいな若妻のガーディアンに需要があるってもんさ。平気だよ、コニー。あんたの旦那はそのうち、国を代表するお偉いさんになって、必ずあんたを迎えに来るさ」
コニー「千恵子さん・・・」
千恵子「フフフ」
コニー「・・・・・・・」にこり
??「チミたち、こんな所で無駄話ですかニャ」
コニー「!!」バッ(声のする柱の方を向く)
医者猫「今宵の王妃様の診断は終わったですニャ。早く花嫁部屋に行くことですニャ」(白衣を着た老白猫。髭がなんだかしょんぼりしている)
コニー「す、すみませんにゅ」ぺこり
医者猫「明日は大事な大事な結婚式ですニャ。くれぐれも・・・王妃様を刺激しない様に」
コニー「・・・・・・・」
千恵子「待ちなよ。刺激しない様にって、具体的にどういうことさ?あたし達の仕事を信用してないような言い方に聞こえるけど?」
コニー「ち、千恵子さん」
医者猫「簡単ニャ。所謂マリッジブルーってやつですニャ。いつも通り、余計な口は利かず、王妃様の身支度だけを済ますニャ」
てけてけてけてけ・・・
(猫背の後ろ姿を見せながら回廊奥へと消えていく)
コニー「・・・・・・・」
千恵子「気に入らないね。なんだい。偉そうに」
コニー「でも・・少しわかりますにゅ・・」
千恵子「そっか。あんたも前日はそうだったんだね?」
コニー「田舎の小さいチャペルでしたにゅ♪けど前の日はなんだか不安で・・明日は一生に一度の特別な日だっていう実感とは別に、意識はどこか別世界にいっている様な不思議な夜でしたにゅ・・」きゅむ(少し微笑みながら胸に手を当て感慨にふける)
千恵子「幸せな時間だったっていう証拠だよ」
コニー「王妃様もそうならいいけど・・・」
千恵子「いつもは病のせいか、うんともすんとも言わないからね。と言っても、さっきの主治医の言うとおり、こっちからは王妃様に話しかけないっていうのが、契約の条件のひとつだけど・・・少しはこっちに気を使ってくれたっていいと思うけど」
コニー「王妃様は昏睡状態から回復したばかりだと聞いていますにゅ。だからいつもお医者様のお薬が必要だって・・あたし達がいつも部屋に行くのはお医者様が王妃様を診られた後ですにゅ。きっとお薬の副作用でボーっとしてるんですにゅ」
千恵子「だいたいあの厳重警備な部屋がいけないよ。部屋の外では常時、警備兵が威圧を放って立ってるしさ、おまけに部屋の開き窓は中から鉄板を打ってあるんだよ?飛竜が火を吹いてくるわけでもあるまいし、少しやり過ぎだと思うけどね」
コニー「にゅううう・・お日様の光を浴びるのが一番お薬になるのに・・確かにやり過ぎな感じはしますにゅ。でも、それだけ国にとって大切な人だからこそ、厳重に警護する必要があるんですにゅ」
千恵子「かわいそうなもんだね。でもそんな体で明日の式はもつのかい?誓いを立てる前に倒れたりして」
コニー「あわわわわわなんて罰当たりなことを
」
千恵子「構わないよ。あたしはいつでも命を張って生きてるんだ。それくらいしか出来ないしね。気にいらなきゃ、ギロチンにでもかければいいさ。あんたも知ってんだろ?最近神殿内で見なくなったメイド達がいるって噂」
コニー「はいにゅ。神隠しになったって、もっぱらの噂ですにゅ。それと一緒に聞こえてくるのは、なんでも神殿の地下から、夜な夜な聞こえるという呻き声の話しですにゅ。消えてしまったメイド達は、その声の正体を突き止めようとして、帰らなくなったって・・・ひいいいいいいいい」ブルブルブル(自分で喋ってて怖くなってきた)
千恵子「とんだ子供だましだね。前にも言ったろ?官僚達のデートの誘いを断って、国から追放された猫がいるって話し。せいぜい今回も同じだろうよ。大方、金で買われたメス猫を地下で「調教」してんのさ。権力のあるやつが最終的に行き着く嗜好の極みだってんだろ?時代問わず、パラフィリアの限りを尽くした変態どもの終着地は、ペドフェリアかサディズムだろうよ。気持ち悪いったらありゃしないよ。せいぜいあんたも狙われない様に気をつけるんだね」
コニー「はいにゅ」
千恵子「さ、そんなことより、早いとこ王妃様の所に行こうか」ザッザッザッザッザッ
コニー「待ってくださいにゅ~」ててててて(両手をあげて追いかける)
ぴた(立ち止まる千恵子)
コニー「ふんにゅううう」ぼよん(千恵子のたくましい背中に顔面を埋める)
千恵子「静かに・・」しー
コニー「??」
千恵子「・・・・・・」そぉ~(窓際の方へ慎重に手を伸ばす)
コニー「・・・・・・」じー(千恵子の背中に隠れてそれを見守る)
千恵子「そらっ!!」シュッ(窓に向かって一気に手を伸ばす)
ブブブブブブブブ~
(慌てて夜空に向かって飛んで行く虫)
千恵子「くそぉ~!」ぴっ(指を弾く)
コニー「今のなんですにゅ?」
千恵子「猟虫だよ。この辺じゃ珍しいけどね」
コニー「猟虫・・・」
千恵子「知らないのかい?人型狩猟者の手伝いをする虫共さ。昔、故郷で猟虫を捕まえるバイトをやっててね。猟虫をたくさん捕まえちゃ、闇市に売りさばきに行ってたもんだよ」
コニー「よく分かりましたにゅ。あたし全然気づかなかったですにゅ」
千恵子「最近、よく見かける奴だね。耳を澄ますとさ、カナカナカナって聴こえるんだよ。下品な顔してたけど、新種かねぇ~」
コニー「神殿が気に入ってるのかにゅ・・?」ぼー(窓から見える夜空を見上げている)
千恵子「さぁね。それより行こう・・・・コニー?」ちら
コニー「月・・・」
千恵子「ん・・?」
コニー「王妃様にも見せてあげたいにゅ」
千恵子「・・・・・・・。さ、行くよ」
コニー「はいにゅ」
カツカツカツカツ・・・・・・
(頼りになる千恵子の後ろ姿を、夜空を少し気にしながら追いかけていくコニー・ファウラー)
「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~
~水没林フェイリンメイリン領外、とある密林地区....
バベーーン!!
ゾフィ「れろれろれろれろ」(木陰で腰を下ろしあぐらをかきながら、手持ちタイプのキャンディーを余すことなく舐めてる)
バラン「で、お前らが純平の依頼したサザンゴッドのトラブルシューターだってのは分かった」
ザベーーン!!
ユーリィ「・・・・・・・・・」(妹の横に女の子座りして慎ましく本を読んでいる。タイトルは「荒木が丘」)
ボニー「ちょっと!うちの轟竜が話してるんだ!本読むの・・やめなよ!!」
パチ~ん(猫お手でおねえちゃんの本を持つお手を叩いた)
ユーリィ「・・・あ・・」
ボサん(本が少し濡れ気味の芝生の上に落ちる)
ゾフィ「おい!!ユーリィに手ぇ出すんじゃねえ!!いくら可愛いオトモにゃんでも、頭かじるぞ!!」
ユーリィ「・・がじがじ・・」ぽす(本を拾い上げる)
ボニー「君たちが真面目じゃないからだろう!!君も何か言ってやりなよ、鉄平!!」
鉄平「確かに、純平はお前らにフラワーの捜索依頼をかけたんだよな?」
ゾフィ「何度も言ったろ。嘘は言ってねぇ~よぉ~だぁ~」ベロベロベロベロ
影丸「そしてその情報を売る為に、我々に接近した・・何故我らが薔薇十字軍だと?」
ユーリィ「・・・その鉢巻が・・それっぽかったから・・」スッ(指差す)
影丸「・・・・・・」(自身の頭に巻いてる鉢巻を見上げる)
ボニー「ふざけるのはおよしよ!!」ぺ~ん(ユーリィの指を猫お手で弾いた)
ゾフィ「だから手ぇ出すんじゃねぇよ!!クソビッチのオトモってのは、どいつもこいつも手癖がわりぃのか!?」ジャキーーン(テッセン(双剣)を抜き広げる)
ボニー「どうだか!!それより君は教養を学ぶべきだね!!」ジャキーーン(ネコ魔王剣を抜く)
むむむむ・・・(一触即発の事態で睨み合う豚耳女とシーフキャット)
鉄平「よせよ二人共。ここでお前らが斬り合っても何の得もねぇや」ふん
ゾフィ「鈴木って茶釜を穿いたネコにゃんは、クルセイダーズ所属だって聞いてたからな。水没林に不似合いな喋る轟竜が、ネコにゃんと仲良しこよしにいりゃ、そりゃユクモの連中しかいねえだろ?」ガション(呆れ気味にテッセンを納刀する)
鉄平「革命の成果がサザンゴッドの悪党にも聞こえてるのは、まぁいいことだ」
ゾフィ「その革命を率いた英雄ネコにゃんに、こんな所で会えるなんてな。しっかも行方不明のネコにゃんがフィアンセときたもんだ。聖人の道のりは人生苦難ってな。そうだろ?英雄ネコにゃん」
鉄平「うるせえやい」ぷい
ユーリィ「・・・ほら・・笑って・・・にらめっこしよ・・」いー(口元だけいーしてる)
ボニー「バカにして!なんだって純平は君たちなんかに依頼をしたんだか」ぷい
ゾフィ「フフフ・・・さてクイズです。なぜして鈴木という茶釜スカートを穿いたネコにゃんは、俺達に依頼をかけたのでしょう?」クックックックック
ボニー「君らがサザンゴッドで有名なトラブルシューターだからだろ?」
ゾフィ「残念。答えの語尾に「でしょう」が足りないでしょう」ブブー(バツサインをする)
ボニー「知らないよ、そんなの。それよりボクは君の頭の中身の構造を知りたいよ」ぷい
ゾフィ「しっしっしっしっし。じゃあ、もうひとつ。さっきまで俺達と一緒にいた、下品かつ、人様によだれを見せることでなぜだか優越感を感じ、パラフィリアを得ようとする、変態かつ実に気持ちの悪い、腐ったチョコレート色したビートル型の猟虫は何処に行ったのでしょう?」にやり
バラン「お?そういや、いねぇな」キョロキョロ
鉄平「偵察でしょう。どうだ?」
ゾフィ「すげぇ・・完璧だ・・!流石は革命を率いた英雄ネコにゃん・・!!」グッ(手に汗握る)
ボニー「おバカ言ってないで、何処に偵察に出したんだい?」
ユーリィ「・・にゃあ~(ネコみたいに鳴く)・・・・神殿」
鉄平「神殿は相当な厳重警備らしいからな・・」
影丸「流石に猟虫であれば、敵も疑りはしないだろう」う~む
ゾフィ「俺達はあのビートルを斥候に使って、この水没林にお前らの探してるネコにゃんがいるって情報を得たのさ。やるだろ?なぁ」つんつん(バランの腹をつんつんする)
バラン「あの猟虫、喋れんのか?」
ユーリィ「・・ぜんぜん・・」ブンブン(首を振る)
ゾフィ「俺はさっぱり分からねぇんだけどよ、ユーリィが「なんとなく」分かるんだと」
ボニー「へぇ~。君、虫語が分かるんだ」
ユーリィ「・・・・・・・・」つん(「無視」してる)
バラン「けどよ、フラワーの居場所なら俺らも知ってるからここにいるんだ。問題はどうやってその厳重警備の神殿に接近するかだろ?」
鉄平「たいした情報じゃなきゃ、悪いが俺たちだけでやらせて貰うぞ。時間が惜しいし、お前たちは人間だからな。フェイリンメイリン国の連中に存在を知れてみろ?即、ギロチン台行きになるぜ」
ゾフィ「まぁ待ちなって。直に現在の神殿の様子を見てきたビートルが戻ってくるからよ」
ユーリィ「・・策戦を練るには・・最新情報は必至・・・作戦会議はそこからでもいい・・」
鉄平「・・・・・・・・」
ブブブブブブブブ~
(月夜を背景に飛行してくる猟虫)
ゾフィ「ほれみろ、帰って来たぜ。報酬は俺達も欲しいからな。共同戦線といこうや」お~い(ブッチャービートルに手を振ってる)
バラン「どうする?鉄平」
鉄平「フラワーを助ける為なら、イバラの道も、悪党の情報もすべて使えるものは使い切ってやるぜ」パン(掌に拳を打つ)
ゾフィ「そうこなくっちゃ。エモーショナルだけじゃ人は救えねぇ」
ユーリィ「・・まだ・・夜は長い・・もん・・」
ボニー「少し心配だけど・・フラワーさんを助ける為だ。やってやろうじゃないのさ!」
バラン「そうと決まったら、今宵もお騒がせにいこうぜ!!」
お~(一同感極まる)
To Be Continuedランキング参加中だぜ!みんなの激アツ一票で応援してくれよな
次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードは~
5/18(月)0時更新 「マリッジブルーと恋泥棒/その四」の巻
をお送り致します♪今夏リリース予定のWin10なのですが、7&8からの無償アップグレードの期間は一年とのこと・・ちょっと様子みてからにしようかなと思ってたら、あっという間に一年経過なんてことも
うかうかしてられませんね
そんだこんだで次回も見て読もう
いい!?見てから読むんだよ!?ふふ。ばか
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「マリッジブルーと恋泥棒/その三」の巻
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