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「仰せのままに」の巻

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~第三地区ボーダーライン....


ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・!!
(市街地エリア全体を揺らす激しい地響きの中、頭の上に二人の獣人種、背中に二人のハンターを乗せた雷狼竜が公道を爆走していく)


ゾフィ「急げぇ!!早くしねぇとマジであの金獅子がやられちまうぞ!!」ドドドッドドドッDASH!(雷狼竜の背に跨っている。その後ろにはしっかりゾフィの腰を掴んでタンデムするゼキの姿も)

ゼキ「そんな・・ヤウズが密告してたなんて・・・」ドドドッドドドッDASH!(背中に背負っているワイルドボウの毛が風に靡いている)

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ボニー「その張本人はどうしたのさ!?」(雷狼竜の頭の上で風を切りながら振り返って叫ぶ。その横では周囲を警戒することに集中しているゲルハルトの背中)

ゾフィ「密告者の連れの話しじゃ、単独で第二地区に監禁されてる女達を救出しに行ったらしい!!罪滅ぼしのつもりじゃねぇの!?」

ゼキ「違う!!ヤウズは・・ディララを救う為に仕方なく・・・仕方なく情報をリークしたんだ!!」

ゾフィ「そのせいで何人てめぇの仲間が死んだ!?どんな理由があるにせよ、奴は裏切り者だ!!」

ゼキ「そんな言い方やめろ!!」

ゾフィ「しょんべんくせぇ友情ごっこってか!?もっと現実を直視しろ!!そのヤウズってお友達はてめぇらを置いて、女と一緒に国を脱出するつもりだったんだぞ!?戦いをてめぇらに丸投げしてな!!」

ゼキ「違う・・きっとヤウズには何か作戦があるんだ・・・そうに違いない!!」

ゾフィ「勝手に妄想してろ!!だがな坊っちゃん!!てめぇのその甘っちょろい判断で、また仲間が死ぬかもしれねぇ状況にあるってことだけは理解しとけ!!巻き沿いくらったんじゃたまんねぇからな!!」ふん

ゼキ「クッ・・・ヤウズ・・・どうして僕らに相談してくれなかったんだ・・」ううう・・

ボニー「その問題は後で考えよう!!それとこの事は君の中だけに留めておくんだ!他の反乱軍の仲間に知れたら士気に関わるからね!!今はカイルスとソネルのことだけを心配をするんだ!!出来るね!?ゼキ!!」

ゼキ「・・・・・・・・・」こくり

ゾフィ「ちっ。あめぇんだよ。ここは戦場なんだ。狩猟とは違う、文句なしの殺し合いが行われてるバトルフィールドなんだよ」

ゼキ「・・・・・・・・」ドドドッドドドッ


アイオロス「みんな!おしゃべりはそこまで!!たくさんの人の気配と火薬の匂いがする!!」

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ゲルハルト「ニャア!!(止まれ!警部!!)」


ザザザァ~~~~!!
(砂埃をあげ、ドリフトブレーキで停止する雷狼竜)


ボニー「ここからじゃ建物が邪魔で何も見えないよ!」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・

ゾフィ「地震に奇襲か・・待ってろ!俺が見てくる!ほら!!てめぇも一緒に来るんだよ!!」グイッはぁ(ゼキの襟を掴み上げる)

ゼキ「ど、どこへあせる

ゾフィ「そこの屋上から観察するんだよ。行くぞ!!」

びょっジャンプ(ゼキの襟を掴んだままジャンプ一番、すぐ横にあった旧居住建造物の屋上に上がる)

ゼキ「うわっあせる

シュトッ煙

ゾフィ「いいか・・伏せてろ」じー(屋上の縁から顔を覗かせる)

ゼキ「僕も見ますびっくり」ぬう


・・・・・・・・・・・・・・
(建物越しに立ち昇る黒煙を確認する)


ゼキ「戦闘が始まったにしては静かですね・・」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・・

ゾフィ「見ろ!鎧竜だ!!」


・・・・・・・・・・・・・・・
(硝煙が上がる位置より少し離れた場所の建物越しに、鎧竜の頭部が4つぽっかり出ている)


ゼキ「あれは・・!?」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・

ゾフィ「鎧竜グラビモス・・・の、搭乗兵器だ。って、お前「あれ」見るの初めてか?」

ゼキ「はい。今まで僕らを攻撃してきたのはブラックアーミーだけでした」

ゾフィ「ってことは、今まで温存していた戦力を出しきっての総攻撃と見たほうがいいかもな・・・」ぬう(少し身を乗り出して観察する)

ゼキ「これ、使って下さい」スッオペラグラス(双眼鏡を手渡す)

ゾフィ「気が利くじゃねぇか。いっつも姉ちゃんに借りてばっかだからよ、持ちあわせてねぇんだ、これ」じー(双眼鏡で遠方を観察する)

ゼキ「お姉さん・・アルルやクルセイダーズの皆さんと一緒に、離れ離れになってしまったんですよね・・?」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・

ゾフィ「同情した声出すんじゃねぇ。俺の姉ちゃんは頭と悪運がすっげぇいいんだ。必ずユーリィは火の国にやってくる。そしてこの戦いに勝つのは俺達だ」じー

ゼキ「・・・信頼してるんですね、お姉さんのことを」

ゾフィ「あたりめぇよ。てめぇらの友情ごっことはワケがちげぇんだよ」じー

ゼキ「・・・・・・・・・」しゅん・・

ゾフィ「・・・・・・。いいか?信頼ってのはくぐってきた修羅場と、一緒にいる時間が多いだけじゃ成り立たねぇんだ」

ゼキ「??」

ゾフィ「お互いに築きあげるんだよ。その為にはお互いをよく理解し合う為に、何回もディスカッションやディベートを繰り返して、相手を知る必要がある。もちろん、時には喧嘩も必要だ。なんてな、俺は一度も殴りあいじゃユーリィに勝ったことはねぇけどな」しっしっしっしっし

ゼキ「羨ましいです・・・僕らもシェルターで同じことをしてきましたが、結局ヤウズのことを知ることは出来ませんでした・・・」

ゾフィ「・・・・・・。なぁ、もしもそのヤウズって奴が、命懸けで許しを求めてきたら、おめぇ許しちまうだろ?」

ゼキ「え・・」

ゾフィ「時には相手を付け離して、独りで考えさせる必要もある」

ゼキ「・・・・・・・・・」

ゾフィ「でもよ、結局、そいつがおめぇ以外の、他の人間に甘えられる状況だったら、あんまし意味がねぇんだけどなふん

ゼキ「ディララがいるから・・・・じゃあ、僕はどうしたらいいんですか?」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・

ゾフィ「怒れよ」

ゼキ「え・・」

ゾフィ「お前が最初に俺の話を聞いて、込み上げてきた憤りをそのままぶつけちまえ。そうすれば、相手もお前の気持ちが分かるだろ?」

ゼキ「・・・・・・・」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・

ゾフィ「いいか?ハンターってのは理屈だけじゃ生きていけねぇ単細胞なんだ。頭で解決できねぇ様なら肉体でぶつかるのみ!!そんな時の為にも、俺達の体は丈夫に出来てんだよ」にや(双眼鏡を外し、ゼキに向かって微笑む)

ゼキ「ゾフィさん・・・・」

ゾフィ「もしも奴にまた会うことが出来たら、感情押し殺して優等生ぶってないで、お前の想いを全部ぶちまけちまえ。おめぇが出来ねぇなら、俺がやってやってもいいぜ?」しっしっしっしっし

ゼキ「ゼキです。僕の名前」にこ

ゾフィ「・・・・・・・。馴れ馴れしいんだよ。もやっし子照れる」ぷい(再び双眼鏡を覗く)

ゼキ「フフフ。素直じゃないのは、ゾフィさんも同じですね」

ゾフィ「うっせぇあぁっ?!」バガーーンびっくり(双眼鏡を覗きながら渾身の左ストレートをゼキの顔面に当てる。もちろん眼鏡がすっとぶゼキ)


ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ


ゼキ「うわっあせる」(殴られた拍子と地震の振動のせいで屋上から半身が出て落ちそうになる)

ぱしっびっくり(手を握られる)

ゾフィ「ったくしょうがねぇ草食系ハンターだなぁ~。ほれ」ぐいっはぁ(右手で双眼鏡を覗いたまま、すんごい雑にゼキを屋上へと戻す豚耳女)

ゼキ「・・・・・・・・・」じー(ぺたんと腰を下ろしながらゾフィを凝視している)

ゾフィ「う~む・・あ~む・・照れる」じー(双眼鏡を覗き、少しよだれを垂らしながらあれやこれや考察している様子。フルフルヘルムから少しはみ出る、美しいブロンドの髪がなんだか女の子っぽく魅せる)

ゼキ「・・・・・・・・・」


ボニー「遅いね・・二人共」じー(アイオロスの頭に乗り建物を見上げる。ゲルハルトの姿も見えない)

アイオロス「デートしてる場合じゃないのは承知でしょ。ふぁ~あ」

ボニー「よりによってこんな地震の時に奇襲を仕掛けてくるなんてね・・UBUも平気ならいいけど・・」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・

アイオロス「一応、僕の部下も一緒だからね。平気なんじゃない?それより僕はこのやたらと長く揺れる地震の方が心配だよ」ふぁ~

ボニー「あくび!!」パァ~んびっくり(でこを肉球でひっぱたく)


ゲルハルト「ニャイー!!」ぴょーんぴょーんぴょーんぴょん(建造物の間の小道からアイオロスの方へ四足走行で駆けてくる)


アイオロス「なにか分かったかい?」

ゲルハルト「にゃんにゃ(ああ。少し厄介な状況の様だ)」

ボニー「厄介?」ほにゃらえーはてなマーク


ザッザッザッザッザッザッザッ
(後方から遅れて走ってきた反乱軍の仲間達)


ボニー「あ、みんなも来たよ」お~い肉球 くろ


ゾフィ「やべぇ~ぞぉ~」ビュオオオオ煙(ゼキの襟を掴んだまま屋上から飛び降りてくる。必死に眼鏡を掴んでいるゼキ)


アイオロス「なんだい?次から次へと」ふぁ~あ・・パァ~んびっくり


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純平「みんな!ここにいたか!!大変だ!!」ぴょーんぴょーんぴょーんぴょん(別の道から四足走行で駆けてくる)


アイオロス「あれ・・彼って・・」

ボニー「純平だよ。鈴木純平。クルセイダーズの頼れるメンバーさ(´v`)」お~い

アイオロス「あのネコさんが・・頼れる・・なるほどね」

ゲルハルト「ミャア~(数は揃ったようだな・・・)」

ゾフィ「うし。したら反撃に向けての作戦会議といこうぜ。進行、頼むぜ、ゼキ!!」バンびっくり(おもいっきり草食系ハンターの背中を叩く)

ゼキ「は、はい!!」ゴホッゴホッ





~王宮中庭....

ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ!!

オルハン「な、なんとかならぬのか!?この地震はぁ~あせる」グラグラグラ

大臣A「なんとも地震ばかりは・・うおっとあせる」グラグラグラ(絵に描いたような傲慢デブのステレオタイプ大臣)

大臣B「そうだ!こんな時こそ、みんなで体を寄せ合ったらいいのでは!?」グラグラグラ(こちらも阿ることだけが才能の細目の野心家タイプの大臣)

大臣C「隙間があるから揺れる・・密集して密度を高くして振動に対抗するのですな?」グラグラグラ(見るからに責任転換だけで生き延びてきた感じの眼鏡大臣)

大臣D「妙案とみたり!!皆の者!!国王様を中心に密着するのだ!!」グラグラグラ(人のアイデアにしか反応を見せない他力本願型無能大臣。なぜか長髪)


そおおれぇ~~~~はぁ
(体を寄せ合う色とりどりの大臣達。実に見苦しい)


セウダ「・・・・・・・・・・」グラグラグラ(回廊の階段をおぼつかない足取りで降りてくる)

従者の女性「王妃様!!今は危険です!!どうかお部屋の方に!!」

セウダ「私の心配はいりません!それよりも反乱軍の首魁はどこに!?」グラグラグラ

従者の女性「中庭で磔にしています」グラグラグラ(王妃と手を取り合う)

セウダ「案内しなさい」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・


ソネル「なんだ・・この地震は・・・」グラグラグラ・・(野太い杭に上半身を鎖で拘束されている)

UBU「また今までのとは少し違うね」グラグラグラ・・(ガスマスクみたいのを顔面に付けたブラックアーミーに扮装したままパテオを360度見回してる。各階の回廊から悲鳴を上げて立ちすくむ従者の姿も確認出来る)

ソネル「やっぱり今のうちに脱出しよう!鎖を解いてくれ!!」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・

UBU「いやだ」にっこりにま~(ガスマスク越しに微笑む、おお!我らがあんまん女)

ソネル「はぁ!?なんでだ!!」

UBU「いやだと言ったらいやだ」ぷいぽかん

ソネル「あんた一体ここまで何をしに来たんだ!!」

UBU「だってまだでしょうに。和平交渉が」

ソネル「なっ・・・」


ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ!!
(一階の回廊に姿を現す、従者に手を引かれた王妃の姿。その左方向では大臣に身を固められてる国王の姿も)


ソネル「国王夫妻・・・」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・

UBU「あら。お母様もお目覚めで。ちょうどいいんじゃない?演説するにはさ」

ソネル「・・・・・・・・」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・

UBU「アルルのことも含め、いずれご挨拶はしなくちゃなんでしょ?」にこ

ソネル「・・・・・・・。鎖を解かないのは、この方が演説に悲壮感とインパクトを見ている者に与えるからか?」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・

UBU「こっくり」

ソネル「まったく・・アルルも、とんだ性悪ハンターを連れてきてくれたもんだ」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・


セウダ「あの兵士・・・あのクレイモアは・・・」グラグラグラ

オルハン「おお!セウダよ!!こんな所で何をしておるのだ!?早く部屋に・・うっぷ」ぎゅうぎゅうぎゅうDASH!


ソネル「国王夫妻に物申す!!!!」


セウダ「!?」

オルハン「なんだぁ~!?」ぎゅうぎゅうぎゅう


ソネル「今起きているこの災害は、誰の意志によるものか!?」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ!!


大臣A「囚人が偉そうに!!」ぎゅうぎゅう

大臣B「知れたこと!!」ぎゅうぎゅう

大臣C「古来より国を脅かす天災が起きる時は、火の神がお怒りになられている証拠だ!!」ぎゅうぎゅう


ソネル「怒りとはなんだ!?見えない虚像に怯え、それを追求することも諦め、無駄に人身供犠を続ける国政こそが、市民にとって最大の恐怖と怒りの矛先であるとなぜ認めない!!」


大臣D「黙れ小僧!!国王様がそんなことも気付かずに、焔祭を無理強いしてきたと思うているのか!!」

大臣A「過去何度も生贄は中止にしてきた!!だがその都度、この国は災害に襲われ、多くの市民の命を犠牲にしたきたのだ!!」

大臣B「その経緯も含め、代々火の国の国王は、血の涙を流し、焔祭を実行してきたのだぞ!!」

大臣C「すべて火の民を思えばこそ!!貴様ごときテロリストが口を挟むでないわ!!」

大臣D「ただ抗うだけで理想が叶うと思うな!!」


セウダ「・・・・・・・・」グラグラグラ・・・


ソネル「国の理想とはなんだ!?火の民の現状は、子を産み、そして我が子をシェルターに送り、重税を払う為にやりたくもない仕事に就かされ、再び子作りをする繰り返しの人生!!シェルターの子供たちは教育の自由も許されず、ただひたすらにハンターの資質があるかどうか判定される毎日を過ごし、ハンターに選ばれた者は成人と共に生贄にされる!許されざるは王宮の者のみがその横行から逃れ、その悍ましいしきたりを隠す為、外交を一切断ち切り、真剣に国政の改変から目を背け続ける詭計にだけ長けた佞臣どもだ!!貴様らこそ恥を知れ!!」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ!!


大臣A「な、なんという暴言を・・・!!」

大臣B「誰ぞ!!あの者の口を早く閉じるのだ!!」


セウダ「なりません!!」


オルハン「セウダ・・・」


セウダ「反乱軍首魁、ソネル・スナイ。あなたはその言動を、その命と国の責務に捧げる覚悟はおありですか」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ!!


ソネル「勿論です。セウダ・ミール王妃」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・


セウダ「あなたが過去、王宮に対して送った嘆願書によれば、まず焔祭の撤廃をした後、ハンターになった者は市民の為、国の為に、災害の元凶調査を行う。そうでしたね」


ソネル「不可解なものにも必ず根拠があるからです。現に焔祭を行う際、眠らされ、パルミュラ神殿に運ばれたハンター達は跡形もなく消えています。これが何を意味するか。確実にハンターをさらった者がいるという証拠です。あなた方の「認識」が正しければ、仮にそこで目覚め、逃げることが出来たとしても、それはまた災害を生む要因になります。ですが焔祭の記録を見る限り、生贄を祭壇に捧げた年は災害は起きていません。これは即ち、元凶が生贄を受け取った証拠であります」


大臣A「な、なんと・・火の神を厄介事の様に・・・」あわわわわ


ソネル「畏れるにあらず!!」


セウダ「!!」


ソネル「火の神が誠に存在するというのであれば、まずはその梟雄断つべし!!我らの敵は王宮でも反乱軍でもないはず!!国民の敵は、今も昔も火の神なのです!!」


ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ!!


オルハン「ひいいいいいいあせる」パラパラパラ・・(王宮の天井から砂埃が落ちてくる)

大臣B「な、なんという暴言を・・・」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・(一段と揺れる地響きに対し、怯える王宮内の人々)


ソネル「怯えるなかれ、火の民よ!!今こそ憤激の大鎚を振り下ろすのだぁああああああ!!」


ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・・・
(ソネルの一喝により、大地の揺るぎが一瞬怯んだかのように弱くなる)


オルハン「これが・・・誠の大陸の意志によるものなのか・・・」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・

セウダ「望みを申しなさい。ソネル・スネル。その返答次第によっては、そなたの傍らにいる見届人が、裁きの大剣を振るうことになるでしょう」


UBU「・・・・・・・・」ちら

ソネル「・・・・・・・・」こくり


セウダ「さぁ、答えるのです。あなたの咆哮が、国の悲哀に満ちた歴史にどう刻まれるのか・・・国王と私が見届けましょう」

オルハン「・・・・・・・・」ごくり


ソネル「国王オルハン・ミール、王妃セウダ・ミール。このソネル・スナイ、許されるのであれば、必ずや国の脅威となる元凶を見つけ出し、その首を取って参りましょう!!」


セウダ「・・・・・・・・・・・・」


ソネル「・・・・・・・・・・・・」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ!!


セウダ「お征きなさい」


ソネル「!!」


セウダ「あなたの侠が誠であるのかどうか・・その優れた肉体をもって証明してみせるのです!!ソネル・スナイ!!」


ソネル「王妃・・・セウダ・・!!」


セウダ「その道標は頼ます!!UBU!!」バッ


UBU「お望みとあれば♪」ファッ煙(ガスマスクを放り投げる)


ガイーンドキッ(二刀の大剣を抜刀するUBU)


大臣達「ひええええええええええ」



ガシャアアアアアアアアン!!
(二刀流の大剣をクロスさせ、磔刑のソネルを拘束する鎖を断ち切るUBU)




「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~






ソネル「おおおおおおおお!!??」バギャアアアアアアン衝撃(飛び散る鎖の破片が希望の流星に変わる)


セウダ「さぁ、征くのです!!この国の未来はたった今、あなた方、ハンターに託されたのです!!ソネル・スナイ!!ユクモのUBU!!」


ソネル&UBU「仰せのままに」ガシッドキッ(御意の姿勢で王妃に跪く)


To Be Continued





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次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事はぁ~

10/25(日)0時更新 絶対に未定キラーン

をお送りいたします♪なんだかんだでさ、次回も読もうよべあ





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