~天空の島、森丘秘境エリア
カーブー「・・・・・・・」カピーン(凍結中)
ゼルベス「なんとも人間とは不便な生き物だ。とはいうものの、我が業火で解凍させるわけにもいくまい」
カーブー「・・・・・・・」カピーン
ゼルベス「マスク越しとはいえ、なんと愚かな顔なのだ。ぷぷぷ・・ゼルべっちゃん笑っちゃう。おっと、いかんいかん。こいつはここに日干しにしておくとして、私は金色のガーグァを探しに行くか」
トスットスットスットスッ・・・・(四本足で上手に歩き去る)
カーブー「・・・・・・・」カピーン
・・・・・・・・・
ドスン!!
カーブー「・・・・・・・」カピーン
ドスン!ドスン!!ドスン!!!ドスン!!!!
カーブー「・・・・・・・」カピーン
ぬう~(岩壁からすごくでっかい「なんか」が覗いてる)
カーブー「・・・・・・・」カピーン
「・・・・・・」じーーーーー(「なんか」がカーブーを見てる)
カーブー「・・・・・・」カピーン
「(☆ω☆)」きゅぴーん(「なんか」がカーブーを見てときめいた感じ)
「あたちのモンハン日記」
~巨神の島編
~天空の島、森丘エリア
ザッザッザッザッザッザ
暗黒団兵「・・・・・・」ちらちら(警戒しながら先陣をきっている)
ハッキネン「しっかし静かな島だなぁ。爺さんたちが老後をここで過ごしたかった気持ちも少しは分かるぜ」
キャメロン「じゃろう。だからといっておぬしは残らんでいいからな。金色のガーグァを捕獲したらとっとと島から降りてってくれ」
ハッキネン「へいへい。俺だってまだ「下界」で活躍したいんでね。で、ドクター。帰りはどうすんだ?ツルの木は消えちまったぜ?」
カペラ「・・・・・・」じーーーー(草花を見てる)
ハッキネン「ん~?なんだよ。その草花がそんなに珍しいのか?」
カペラ「太陽草がこんなにたくさん咲いている・・大気が綺麗で陽当りが良い証拠だわ」
ハッキネン「おい、観賞にふけるのもいいけどよ、どうやって帰る・・」
カペラ「それなら心配ないわ」ファサッ(髪を結わう)
ハッキネン「・・・・・・」じーー(見とれてる)
カペラ「なに・・?気持ち悪い顔で人のこと見て・・」
ハッキネン「ああなんでもねぇ。無事に帰れる手立てをあんたが持ってるなら心配ねぇ・・よ」ちら
カペラ「そっ。行くわよ」ザッザッザッザッザ
暗黒団兵「ハッ」ザッザッザッザ
ハッキネン「お、おうおい!爺さん、置いてっちまうぞ!」ザッザッザッザッザ
キャメロン「ほっほっほっほっほ。ええのお。若いっちゅうのは」
~一方、ロージー一行
ロージー「ええへえ疲れた・・もう登りたくない」へろへろ
ファイヤージンガー「ほんっとにお嬢はスタミナがねぇな!?デフォルトの状態でスタミナ-50とかって「病気」じゃねぇだろうな?気持ちわりぃ」
ロージー「やかましいわおんどれはわしの肩に乗っかっとるだけやからええわ!!登る身になってみい!?それになんやねん!この木ぃ、まるで螺旋階段やないか!!」タシタシッ
(八つ当たりで木を叩く)
ファイヤージンガー「知るか!おめぇが「出した」んだろ!!」
ロージー「ぷぷ・・そうよ」してやったり
ニャ太郎「少し休みましょう(やはり先ほどの笛吹の負担が激しいのか。ただ吹くだけではなく、精神力をも必要とするのだろう。笛の音で植物と心を通わせる・・これがマナというやつなのだろうか・・)」
ロージー「それよりこの階段・・キノコで出来てるのよ。ぷぷぷ」てしてしっ
(次の段のキノコを叩いてる)
ファイヤージンガー「なんだよ今更。さっきのやつらが登ってたツルの木より、こっちの方がいいデザインだって言いたいのか?」
ロージー「コクコク」すごく頷く
ファイヤージンガー「だったらとっとと登れ。こっちの方が登りやすいんだからな」
ニャ太郎「しかし改めてこう間近で見ると、凄い作りですな。大木の周りを頑丈なツル草が覆い、その上を階段状に色とりどりのキノコが並ぶ・・まさに植物が織り成す螺旋階段だ」
ファイヤージンガー「見ろよ。ツル草とキノコをくっつけてるのはネンチャク草だぜ?ご丁寧に、特質を活かしたなんともまぁ~世にも不思議なロフト階段だよ」感心
ロージー「素敵なグリーンファンタジーよね」よっこらしょ
(いよいよ座った)
ファイヤージンガー「てめぇ、なに休んでんだ」
ロージー「いやだもう登りたくなぁ~い!!」じたばたじたばた
ニャ太郎「うーむ・・困ったな」
ファイヤージンガー「立てぇ!金色のガーグァを捕まえたいんだろ!?」ぺしーん(おさげをひっぱたく)
ロージー「うひーくすぐったい!!それやめんかぁ!!」ぷんすか
ファイヤージンガー「忍び、おめぇの「にんぽう」でなんとかならねぇか?この貧弱なカリピストを担いで走れる術とかよ」
ニャ太郎「いや、そう都合のいいものはない。それよりローズダンテ殿、通常の狩猟笛の力でスタミナ減少を無効化すれば?」
ロージー「ソレコレナイ」真顔で背中にしょってる笛を指差す
~説明しようローズダンテがロックラックの闇ブローカーから高値で買った狩猟笛は、至ってドノーマルな「ユクモノ笛」なのだ。ご存知、ユクモノ笛にスタミナ減少無効はないのである!
ファイヤージンガー「だったら立って登りやがれ!!」ぺっしーん(今度は首を叩く)
ロージー「いったぁーいもうやだ!帰りたーい
」
ニャ太郎「うーむ・・これは困ったな・・・ん?」
ガサガサガサガサガサ
ファイヤージンガー「なんの音だ!?」
ニャ太郎「何かが・・上がってくるぞ!!」
ガサガサガサガサガサ
ニャ太郎「なっ・・あれは!?」
ロージー「ふぁ・・でっかい虫さん達がいっぱい登ってくる」
ガサガサガサガサガサ・・・ピタッ(ロージーたちの前で止まる)
ファイヤージンガー「おお?なんだこいつら。にが虫に、セッチャクロアリ・・それにキラビートルまで・・ドスヘラクスもいるぜ!なんだこりゃ、この島の巨大インセクト祭りじゃねぇか!!まるで「虫フェス」だぜ!!」
ロージー「むしふぇす・・」ほけー
にが虫「カナカナカナカナカナ」
ロージー「ありゃ。あなた、さっき会ったにが虫さんね?なになに?」
にが虫「カナカナカナカナカナ」←触手をぴこぴこさせたりしてる
ロージー「そうなの。たいへんなの。そうそう。そうなの」
ファイヤージンガー「・・・すげぇな。お嬢のヤツ、虫語まで話せるのか」
ニャ太郎「お前も分かるのだろう?なんと言っている?」
にが虫「カナカナカナカナ~カナカ~ナ」
ファイヤージンガー「虫の連中はさっきの軍人達を島を荒らす侵入者とみなしているようだぜ。で、お嬢にあいつらを追い出して欲しいって頼んでいる」
にが虫「カナカナカナカナカナ!!カナッ!!」←すごく怒ってる
ロージー「ええ!ひっどぉ~い!!」
ニャ太郎「今度はなんだ?やけに怒っているようだが・・」
ファイヤージンガー「なんでもあのにが虫が合コンをする予定だった光蟲達が、あの軍人たちに発砲されて怪我をしたらしい」
ニャ太郎「無理もないな。連中もこの島の大きな虫達を見て驚いたのだろう」
にが虫「カナカナカナカナ!!カッカッカッカ・・・・カナ!!」
ロージー「うん。分かったよ。ひかり子さん(光蟲)を傷つけたあの軍人達をこの島から追い出せばいいのね!任せて!!」とん(胸を叩くが実に頼りない)
ファイヤージンガー「その意気だ。これで上まで登る元気が出たろ?」
ロージー「ない・・」しょげりん
ファイヤージンガー「どうしようもねぇな!こいつはよ!!」ぺちーん(頬を叩く)
キラビートル「クワックワックワックワッ!!」←すごくイキってる
ロージー「ええ!ほんと!?」
ファイヤージンガー「おい、やったじゃねぇか!お嬢!!」
ニャ太郎「どうした?」
セッチャクロアリ「クッチャクッチャクッチャ」←なんかネバネバな体液が口から出てる
ニャ太郎「なんと言っているのだ?」
ファイヤージンガー「こいつらが上まで乗っけてってくれるってよ!!こいつぁとんだインセクトトロッコだぜ!!」
ドスヘラクス「クォーックオックオックオックオッ」←誇らしげに笑う
ロージー「くぉーっくおっくおっくおっくおっ、いー」←それをマネして更に歯を見せる
~カペラ一行、天空の島・森丘エリア
ハッキネン「なんだよ!?植物以外なんもいねぇじゃねぇか!!やい爺さん!ほんとに金色のガーグァなんているのかよ」へえこらへえこら
キャメロン「言い伝えじゃからな。それに臆病なおぬしにとっては何も出ない方がいいのではないのか?」ザッザッザッザ
カペラ「クク・・」
暗黒団兵「・・・・・・」
ハッキネン「う、うるせえよ!!」かぁ~(赤くなる)
カペラ「キャメロンさん」
キャメロン「はえ?」
カペラ「この天と地の、二つの島から成るジャックザアイランド・・我々が聞いていた逸話とは少し違い、少々戸惑いました。ですが、両者ともに素敵な島ですね」
キャメロン「ほう。おぬしにも風情があるとはな。少し意外じゃが・・それと逸話とはなんじゃ?」
カペラ「大陸における、ジャックザアイランドに関する記述で最も有名なのは、巨神伝説でした。けど、それも地上の島に生息しているあの驚異的成長を遂げた虫達のことだったのですね」
キャメロン「むう?」
ハッキネン「まったくとんだ巨神様達だぜどうせそれを誇張して、大陸のいい「土産話し」にしたのもあんたらの先代だろ?」シュボッ
キャメロン「いや、巨神伝説は本当の・・」
暗黒団兵「カペラ様、あれを!」ぴしっ
カペラ「!!」
ハッキネン「どうした!?」
ちら~ん
ハッキネン「あれは・・!」
カペラ「金のたまご!!」
ハッキネン「おうおう!その向こうにも金のたまごが落ちてるぜ!?」
キャメロン「ふむ・・どうやら近くに・・・」
「コケー」
カペラ「え・・」
キャメロン「おったぞ!金色の丸鳥じゃ!!」
ハッキネン「うっひょー!!岩場の影から憧れの彼女とはまさにこのことだぜぇ!!ガーグァ相手なら俺に任せろってね!!」バッ
金色のガーグァ「コケー!!」ステテテテテテテ
ハッキネン「野郎!待ちやがれぇ~!!」タッタッタッタッタッタ
カペラ「ちょっと!!」
キャメロン「なんとも・・なんの策も持たぬ無謀なハンターじゃて」やれやれ
暗黒団兵「追いますか?」
カペラ「もちろんキャメロンさんはあなたがおんぶして差し上げて」
ダッダッダッダッダッダッダ
ハッキネン「はぁはぁ・・野郎・・・どこ行きやがった」きょろきょろ
しーーーーーーーーーーん
ハッキネン「なんだぁ・・ここ」
パリッ(なんか踏む)
ハッキネン「枝・・?」
カペラ「もう!勝手な行動しないでよ!!」タッタッタッタッタ
暗黒団兵「・・・・・・」(キャメロンをおぶってる)タッタッタッタッタ
ハッキネン「わりぃわりぃ。この辺まで追い込んだんだけどよ・・」きょろきょろ
カペラ「はぁ!?あんた、なにしてくれてんの!?逃がしたっていうわけ!?」
ハッキネン「まぁそう怒るなって」
キャメロン「ふむ・・・しかし・・ここは・・」じろじろ
暗黒団兵「どうしました?」
キャメロン「あたり一面、木の枝で覆われておるな・・なんじゃここは」
暗黒団兵「・・・・・」きょろきょろ
カペラ「あんた、これで金色のガーグァを捕まえられなかったらギャラなんかあげないからね!!むしろ死罪よ!!私の研究所でその間抜けな頭の中身がどうなってるのかメス入れてあげるわ!!どうせカラッポなのがオチでしょうけど!!ふん!!」
ハッキネン「(金色のガーグァが)いるって分かっただけでも収穫だろうが!?捕まえりゃいいんだろ!?捕まえりゃ!!」
暗黒団兵「・・・・・・・」
キャメロン「そうか・・ここは・・・おーい、おぬしら!大変じゃぞぉ~」
カペラ「だいたいあんたは元々胡散臭かったのよ!こんなことなら伝説のトレジャーキング、フェルナンド・ピサロを世界中探し回ってでも見つければ良かったわ!少なくとも、こんな臆病でヤク中のジャンキーハンターよりマシだったかも!!」
ハッキネン「上等だ!冷酷クソメガネ!!もしも俺が金色のガーグァを捕まえたら、ギャラを倍にしてもらうからな!!」
カペラ「できるもんならやってみなさいよ!!そのへっぽこな腕前でね!!」グン(ハッキネンの胸ぐらを掴む)
キャメロン「おーい。大変じゃぞって」
暗黒団兵「ん・・・これは・・」
キャメロン「どうしたんじゃ?」
暗黒団兵「大変です。自動マーキングにモンスター反応有り」
カペラ「だからハンターなんていう理解不能で無節操な生き物は嫌いなのよ!!なんとか言いなさいよ!!ええ!?」グングンッ(ハッキネンの胸ぐらを引っ張る)
暗黒団兵「カペラ様、緊急事態発生。モンスター出現です」
カペラ「なんとか言いなさいってのええ!?・・って、なんですってぇ
」
ガアアアアアア!!
カペラ「!?」
暗黒団兵「そこ!!」ジャッ(改良ボウガンを向ける)
ババババババババ
ブワッ
ハッキネン「なんだ!?連射を交わしやがったぞ!!」
キャメロン「あそこの岩の上じゃ!!」
暗黒団兵「はい」スチャッ
バババババババ
ブワッブワッ
カペラ「岩場を飛んで・・・ちょっと!なんなのよ!!あれは!?」グイッ
ハッキネン「うぎー知らねぇよ!!」
スタッ
暗黒団兵「・・・・・・・」スチャッ
キャメロン「ほう・・これはこれは」
ドスンドスン
ハッキネン「おいおい・・なんだよ・・あのモンスター!!」
カペラ「嘘でしょ・・・なんでこんなところに・・」
バーーーーーーーーーーーーン!!
カペラ「古龍がいるのよ!!」
ゼルベス「ここ(天空の島)にも侵入者か・・まったく、あいつ(UBU)と関わるとろくなことがない」
To Be Continuedランキング参加中だ。みんなの影ながらの援助が俺たちを支える。
それとなんでも作者はお腹を壊した挙句に風邪を引いて散々なGWだったらしいぞ。
みんなもアイスクリームの食べ過ぎには気をつけよう
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巨神の島編~しょの六
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