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(羽を広げ浮上していく黒龍の姿が水晶に投影されている)
「宝剣を回収。クエストを達成した模様」(揺らめく蝋燭の炎越しに見える人型の影。なんだか頭の先っぽが尖っている)
「今頃、宝剣を競り落とした間抜けな富豪は腰を抜かしておるじゃろうな」ギキョキョキョキョ・・(暗がりの円卓広間の中、フードを被った老婆と思われるシルエットが仄かな灯りに照らされ、不気味な笑みをあげる)
「てめぇが滅ぼした亡国の遺産をわざわざ取りに来るなんざ、余程デーモン・ロザリーに固執してやがるんだな」(壁際に蹲る巨人の影は、その左半身だけが何やら刺々しく、頭部に至っては右半分がざんばら髪であるのに対し、左半分はリザードマンの様な異形を見せている)
「連中が交わした契約は、まだ生きておる。あやつなりに楽しんでおるのじゃよ・・」ギキョキョキョキョ・・(フードから飛び出した尖端の長い両耳から察するに、この老婆が竜人であることが推測出来る)
「ロザリー家の末裔を利用して、新大陸全土をシュレイドの二の舞いにしようって魂胆かい?」ボリボリボリ(ざんばら髪を無造作に掻き散らす巨人の影もまた、その耳が尖っていることが確認出来る)
「さぁな。じゃが、連中が新たな計画を実行し始めているのもまた確かじゃ。のぉ?え~と・・・外界ではなんと呼ばれて・・・」
「肉まんだ」(答える人型の影)
「はて・・妙な異名じゃな・・」
「あなた方の予想は的中。今回もお見事でした」パチパチパチ・・(壁際にもたれながら拍手をしてみせる、頭部以外はレウス装備に身を包んだ肉まん君。髪型はメンズヘアの坊ちゃん刈り、中央の毛がスライム型に逆立っている)
「そうか。その頭から・・」
「この仕事にも慣れました。あなた方の立てたプロットを元に、ハンターズギルドとギルドナイツセクション、はたまたアサイラムのインターフェイスであるサフラへ計画を委託。ナイトにミッションを与え、必要とあらば、ロックアラックを中心とした闇クエスト委託場にも依頼をかけ、大陸へと拡散・・・状況に応じて、その内容を直接、各フィールド勢力に伝達することで目標を達成させる・・・同僚や上司がこの任務を知ったら、さぞ驚愕するでしょうがね」
「SBI(特別捜査局)の雷狼竜かい?知ったところで奴らの仕事は、モンスター被害以外の秩序を「人型」共に与えることだけじゃ。サザンゴッドの潜入捜査を名目に、二重スパイを演じているお前さんには関係あるまい」
「ネエチャン・・ヒドイ・・イイヨウジャンカ・・」
「おや。いたのかい」
カタカタカタカタ・・(円卓の間に入ってきたのは、なんだかカタカタと動く、見事に禿げた頭にショッキングピンクのヘアバンドをし、真っ黒なサングラス(トレじぃタイプの)をかけ、立派な白い髭(カイゼルタイプ)と顎鬚を生やしたちいちゃい竜人の翁であった。服装は蛍光イエローの狩人Tシャツにスカイブルーの短パンを着用し、柄にもないオシャレなワークブーツを履いているのだが、そんなヤングでド派手な格好よりも気になるのは、その喉元に銀色コオロギを当てていることだ。どうやら発声器官を持つ昆虫を喉元に当てることで、発声補助具の代用としているようだ)
「これは。お元気そうでなにより」(肉まんの挨拶にピースをしてみせる爺ちゃん)
「なんじゃ、盗み聞きしておったのか」ガポん(両目にはめ込んでいる義眼を取り外し、掃除をはじめる)
「オレノ・・カンカツノ・・チュウオウソウサキョクダッテ・・シッカリハタライテ、イルジャンカ・・」カタカタカタ・・(と動きながら、どこか「虫っぽい」声で話している)
「よく言うね。あのセクションには姉貴が受け持つハンターズギルド同様、同族の局長を置いて、委任させてあるんだ。あんたの功績なんてまるでないし、そもそもが中央捜査局自体が、「人型」共の目を欺く為だけに設立された傀儡機関だってことを忘れるんじゃないよ」
「そうじゃそうじゃ。お前さんにも「一応」役職を与えてくれた父さんに感謝するんじゃな」ゴシゴシ(義眼を袖で磨いている。その両目は眼球を外したことですっかり「しょぼしょぼ」している)
「ナンダヨ・・ソレジャ・・マルデオレガ・・イイトシシタ・・カイショウナシ・・ミタイジャンカ・・ソリャ~オレダッテ・・パパニハ・・カンシャシテルゼェ~・・」しょっ(っと、椅子に飛び乗る)
「ふん。そんなことより閑話休題じゃ。進めておくれ」ゴシゴシゴシ・・
「分かりました」
「マタ・・「ホンタイ」ガ・・デタッテキイタジャンカ・・?」
「ええ。ドラゴンペンタゴンの海域に出現した時と同様、今回もシュレイドの遺産を回収するだけで撤退しました」(肉まん君越しに見える円卓上の水晶にはもう何も映っていない)
「アイツハ・・ヒトメニ・・ツクノヲ・・キラッテルンダゼェ~・・」スッ(サングラスを外すと、その目は「3」の形であることが暗くてもなんとなく分かる)
「ブラックアーミーを派遣させたのは、オークションで宝剣を競り落とさせる為じゃなく、ハナから宝剣の買い手を引き付ける為の捨て駒じゃったのじゃよ」ゴシゴシ
「サイショカラ・・アノヤロウハ・・バイヤーノ「カエリミチ」ヲ・・オソウツモリダッタンダゼェ~・・」ぱちくり(瞬きして、3の目が1になったりしてる)
「シュレイド最後の秘宝がオークションに出されると知った俺等は、敢えて反勢力にその情報をリークすることで、黒龍の実態と衝突させ、奴の現状での力量を量りたかったんじゃが・・・どいつもこいつも怖気づいちまって、それどころじゃなかったようじゃな」やれやれ
「仕方ないさ。利益還元だけが目的の孤島と、ファイヤーウォーで実力を発揮しはじめたとはいえ、まだまだ戦力不足の火山だけでは、あいつには到底敵わないさ。それに前回の砂漠のミッション以来、他の賢い勢力はロックアラックからの全体クエストを警戒しているんだろ?特にオクサーヌ・ヴァレノフはね」ボリボリボリ・・(ざんばら頭の半身頭部を掻きむしる黒い影)
「ホントウハ・・オクサーヌチャンヲ・・ブツケタカッタンダゼェ~・・?」(喉に当ててる銀色コオロギが翁の声を代弁している。それにしても、なんだか「虫っぽい」声である)
「それは残念です。俺も是非、彼女と邪龍の繰り広げる、竜大戦時代さながらの狩猟を再現して欲しかったのですが・・」
「大戦?オクサーヌの嬢ちゃんにあの地獄を再現出来る実力は毛頭ないさ。いいかい?邪龍共を食い潰すのはあたしらの仕事だ。忘れるんじゃないよ、坊っちゃん」クスクス・・(嘲笑う不気味な巨人の影)
「これは失礼。オクサーヌの「討伐」は、あなたが統括するギルドナイツの役割でしたな。今回の件で彼らもまた、その目をもって黒龍の実態を確認出来たと思いますが・・その水晶があるのならば、わざわざナイトをあなた方の「目」の代わりに派遣する必要もなかったのでは?」
「ギキョキョキョ・・・ナイトに与えたミッションは、一連の騒動をレポートをさせることじゃない。あくまでも宝剣を無事に輸送させ、あやつの降臨をスムーズに「エスコート」させるのが狙いじゃったのだよ。それに俺等の目はナイツだけにあらず・・・と言ったところかのぉ・・」ギキョキョキョキョキョ・・・
「サシズメ・・ネエチャンノ・・スイショウハ・・アーケインパワー(秘儀)ガ・・ゲンドウリョクトイッタトコロジャンカ・・」しっしっしっしっ
「なるほど。錬金術の類ですか」
「お喋りはそこまでじゃ。なんにせよ、あやつは今回で、シュレイドの財宝をすべてコンプリート出来たんじゃ。また暫くは外界に姿を見せんじゃろうな」ボコン(両手で顔面を叩き、義眼をはめ込む)
「ソノアイダニ・・パパノタテタ・・ケイカクヲ・・ジッコウスルンダゼェ~・・」
「では邪龍に関しては放置ということで?」
「監視の眼は他にもあるというたじゃろう?その為に我らは同族を外界に派遣させ、ハンターズギルドを創立させたんじゃ。計画通りギルドが「大陸の正義」と認識された頃合いをみて、中央捜査局や帝国軍も加え、勢力を拡大。「地上人」に秩序と均衡を与え、文明を築かせた後、いつ俺等が戻ってもいいよう、彼奴らに下準備をさせるのじゃよ。かつてのサザンゴッドと同じ様にね・・」ギキョキョキョキョ・・
「同時にアサイラムでは新兵器の開発や技術向上を行わせ、来るべき聖戦に備える・・・それが我ら、新大陸防衛機関、NWDA(New World Defense Agency)の目的ですからな」
「全ては順調じゃ」にやり(ボロボロの歯を見せながらほくそ笑む老婆。義眼の焦点が合っていないので気味が悪い)
「黒龍・・・マモーナスに関しては、奴と因果関係にある忌まわしき暴君、デーモン・ロザリーの血筋を継ぐ、白の同盟の残党・・・キャロル・ムーア・ロザリーに期待しようじゃないか」クックックックッ・・
「頼りになりますかね?田舎の自警団ごときが」
「Fatalisとはよくいったものじゃ。あの娘は黒龍というカルマに縛られておる。両親の命を奪ったマモーナスを討伐することに、宿命を感じているのじゃよ」
「カッコイイジャンカ・・!オレ・・ムーアチャンヲ・・ゼッタイオウエンシチャウゼェ~・・♪」
「ユクモの連中が、どうやってモンスターを手なづけているのかも気になるしね・・だからオクサーヌ同様、泳がせているのさ。モンスターを完全に隷属化出来れば、これとない兵器になるだろ?」クックックックッ・・・
「それも計画のうち・・・では、そろそろ地上に戻るとします」ザッ
「チョットマツジャンカ・・!!オレノ・・「タンドクライブ」ヲ・・ゲカイデ・・ヤルトイウ「ケン」ハ・・ドウナッタンダゼェ・・!?」(銀色コオロギを通して、かすれた声で怒号する)
「是非、上のサザンゴッドで。催し物は何を?」
「ソレハ・・「タンドク」ヲ・・ミニキテクレタラ・・ワカルジャンカ・・!!」ふんふん(興奮してるおじいさん)
「・・・・・・。俺としては、あまり人目に触れて欲しくはないのですがね・・」ちら(姉妹を見る)
「構わんさ。お主も知っての通り、俺等は長年の地下生活で目が退化してしまっておる。おぬしが地上から持ってくる手土産と報告だけが、唯一の楽しみなんじゃよ。ほれ、おぬしがくれた、このウルキーという新種の獣人の目玉もこの通り、大事にしておるぞ」ゴロン・・(言ってるそばから落ちる右の義眼)
「今度は少し大きめのサイズをお持ちしましょう」やれやれ
「それと、哀れな老いぼれの夢も叶えてやっておくれよ」お~よしよし(弟爺さんの頭を撫でる姉婆さん)
「サザンゴッドは来るものを拒みません。ましてやその箱庭都市を作り上げた創造主であられるあなた方ならば、いつでも歓迎致しましょう」
「今、新大陸が繁栄しておるのも、竜大戦をくぐり抜けてきた俺等、第一世代のワイベリアンズの尽力あればこそ・・。今度は地上人と龍族が、竜人にひれ伏す番じゃ」
「サザンゴッドが虚構の王国ならば、この洞窟はまさに地下牢獄・・・大陸の黎明を待ちわび、念願のジェイルブレイクが叶った時、龍族と人類はあたしらの前に跪くのさ。せいぜいあんた達「人型」は、来るべき竜人の世界に向けて、媚び諂う方法を学んでおくことだね・・」クックックックッ・・・ハッハッハッハッハッ!!(皮肉たっぷりに声を荒げて高らかに笑う巨人の影を背景に、円卓の間を後にする肉まん君)
「あたちのモンハン日記」
~黄金大剣は衰亡への誘い~
シュウウウウウウウウウ・・・・・・
(黒煙をひたすら上げる空母戦艦が浮かぶ海域は、従来の穏やかな波へと変わり、雲が晴れていく空の色も、かつてのブルーを描き戻している。硝煙上がる甲板の中央に自ずと募る、ハンター達と獣人、そして火竜の姉弟)
ロージー「ふぁ・・・行っちゃった・・・」ザザぁ~~~~ん・・
ポール「宝剣を献上してやったのは、名案だったようだな」(空を見上げたまま、隣で同じ姿勢のフレッカーに話しかける)
フレッカー「真の持ち主に返還しただけだよ。それに財宝はまた金で買えるが、命ばかりはそうはいかん。取り敢えず良しとしようじゃないか」ハハハハハハ
ポール「さすが・・大物だねぇ」にか
ダミアン「よくわからねぇが・・こっちはもうクタクタだよ」やれやれ(上を見上げて口を開けている茶アイルー。自慢のリーゼントはクシャクシャにくたびれてしまっている)
耶律恵烈頭「・・・・・・・。ダミアンさん!前、前!!」あたふた
ダミアン「ん・・・・」ちら
スサノオ「ん・・・・」ちら
アマテラス「あ、ロージーちゃんとポールちゃん発見♪」ボヘッ(口から火が漏れる)
ダミアン「火竜ボディガード!!なんとかしろぉ~
」あたふた(あっち行ったりこっち行ったりしてる)
ポール「大丈夫。彼らは攻撃してこないよ」にこ
ロージー「ジンガー!?大丈夫!?」ぽすっ(ポールの左肩の上で蹲っているドスビスカスを両手で優しく持ち上げる)
ファイヤージンガー「うう・・・土を・・・チャージしてぇ・・・」
ロージー「わかった。早く帰ろうね」すりすり(優しく頬で花びらに触れる)
ハロルド「う~ん・・・・」
ポール「目が覚めたか?フェリックス」
ハロルド「・・・・その者の名は・・・宿命の戦い・・・その者の名は・・避けられぬ死・・・」
ポール「お前が見たその危機は、もう行ってしまったよ。だから安心して・・」
ハロルド「ミラボレアス・・・天と地とを覆い尽くす・・・彼の者の名を・・天と地とを覆い尽くす・・彼の者の名を・・・彼の者の名を・・・・・・」ぶつぶつ
ポール「フェリックス・・・・?」
ハロルド「彼の者の名を・・・彼の者の名を・・・・・・」ぶつぶつ(背中にぐったりとつける子供の顔は、もはや精気を感じない)
ポール「お前・・・・(まさか・・・黒龍とリンクし過ぎて・・・)」
グラン!!
(突然甲板が傾く)
ロージー「うぎゃあああああ今度はなになに!?」
耶律恵烈頭「そうだったでニャす!船に穴が空いたままだったでニャす」
グラグラグラ
フレッカー「沈没するな」う~ん
ダミアン「呑気言ってないで・・・・ちょっと待て、ってことは!?」バッ(右舷側の階段を見る)
ガベーーーーーーーーーン!!
(クイーンとスラッシュを筆頭に上半身裸の奴隷達が立ち並んでいる)
クイーン「あなた達を排除するってことで意気投合♪それに船に隠してあったお宝も山分けってことで交渉成立♪」くすっ(っと、白い粉が詰まった瓶を見せびらかす)
フレッカー「あ。私の可愛いドスカコ」
クイーン「調味料と一緒に輸送するっていう常套手段は、そもそもうち(ブラックギルド)が考案したのよ?真似しちゃ駄目じゃない」ばこん(瓶の蓋を開け、奴隷たちにかがせてやる。みるみるうちに「覚醒」していく上半身裸の男ども)
スラッシュ「火竜まとめてぶっ倒してやるっチャ!!かぁ~かれぇ~~~~~!!」ダッ
うおおおおおおおおおおお!!
(奇王剣を振りかざしたスラッシュを先頭に、やたらハイテンションになった上半身裸の男たちが怒号と共に鬼気迫る)
ポール「まずいな・・」
ロージー「アマちゃん!スサノオちゃん!なんとかして!!」あたふた(両手にドスビスカスをしっかり掴み、ダミアンと一緒にあっち行ったりこっち行ったりしてる)
スサノオ「わりぃ・・さっきの戦いでなんか疲れちった」ボフ・・(口から煙が漏れる)
アマテラス「あたしも・・・限界・・・・」パタぁ~~~ん
ロージー「え~~~~!!ここで休眠状態~~~~!?」あたふた(一緒にあっち行ったりこっち行ったりするダミアン)
うおおおおりゃああああああああ!!
(よだれを垂らしながら傾く甲板上を駆けてくる奴隷達と奇面族。その隊列の背後ではクイーンがしゃがみ撃ちの体勢でカノン砲を構えている)
スラッシュ「メッタ斬りっチャああああああああ!!!!」ブンブンブンブンブン
ロージー「うひいいいいいいいいいい」(ダミアンと抱き合って泣く)
ダオーーーンダオーーーーン
(銃声と共に吹っ飛ぶ奴隷達)
スラッシュ「なんだっチャ!?」
アラン「ふい~。荒波を飲まされて、ようやく酔いが覚めたぜ」(甲板の端でAW型ボウガンを伏射で構えている茶猫の小隊長)
ダミアン「あいつは俺が魚を売ってやった・・」
ロージー「アランさん♪」
アラン「どうやら最終ステージには間に合ったようだな」フッ
クイーン「スラッシュ!構わないわ!まとめてサメの餌にしてやりましょう!!」
「待てぇええええええええええい!!」
スラッシュ「ダッ!?」
スサノオ「この聞き慣れた如何にも漢らしい大喝の主は!?」
カーブー「あちょおおおおおおおおお!!」
みょ~~~~~~~~~~ん
(手首を「いい角度」で曲げたまま両手を広げ、ワイヤーアクションの様な「不自然」な飛び方で甲板上に飛んで来る、謎のドボルヘルムの男)
ロージー「お兄ちゃん♪」
スサノオ「なんてカッコいい登場の仕方なんだ!!あれぞ真の漢の姿!!」(息巻く蒼火竜の下で溜息をつくポール。後ろでは顎をぐったり地面につけて寝てる桜火竜の姿も)
スラッシュ「あいつは・・・野郎ども!!あいつが先っチャ!!今こそ、火の国での報復をしてやるっチャ~~~~!!」ブンブンブンブンブン(大剣を振り回す奇面族の後についていく奴隷達)
カーブー「やっと俺の出番だぜ!!喰らえ!!秘技、ゴッドカーブー六神合体・・」
ショーーーーーーン(その真横を通り過ぎていく赤い影)
カーブー「む?」(バカそのものの表情を見せるドボルヘルム)
ダシャーーーーーーーーーン!!
(奴隷達をふっ飛ばし甲板上に着地してきた老怪鳥)
蘇乞兒「ホッホッホッホッ。どれ、ワシが最終稽古をつけてやろう」
メタルフィスト「有りがたく思いな!!凶賊共が!!」
スサノオ「かっけぇ・・・・なんて「かっけ過ぎる」漢達なんだ!!」ぐかぁ~(その後ろで熟睡しているおねえちゃん)
カーブー「なんだなんだ?」しゅとっ(甲板の端っこにそれとなく着地するドボルヘルム。まるで状況を理解していない)
ドスーーーーーーーン!!
(そのカーブーを張り倒して甲板エリアに「イン」してくる灯魚竜。背中には数名のルドルスU&Zの女兵士達を乗せている。その勢いに押され再び海に落ちる、おお!我らが悲しきドボル!!)
ガンピー「あたし達を忘れてもらっちゃ困るわ!!宝剣を大人しくよこしなさぁ~い!!」(みんな海中に潜っていた為、こちらも状況をまるで把握出来ていない)
スサノオ「うおおおおおお!!この燃えるシチュエーション・・・再び俺の火炎袋が燃えたぎるぜぇえええええ!!」バサアアアアア(翼を広げる。風圧によりコロコロと後転するロージーとダミアン。その風を気持ちよさそうに浴びている桜子さん)
フレッカー「もう宝剣はないというのに」グラグラグラ・・(だんだん傾いていく甲板エリア)
ポール「この隙に避難ボートで逃げればいいさ」
スラッシュ「コラァ~~!!こうなったらまとめてぶっ倒してやるっチャ~!!」(後ろで息巻く奴隷達)
ガンピー「負けるもんですかっての!!」むき~(傍らでボウガンを構える女兵士達)
蘇乞兒「ホッホッホッホッ。これは面白い武闘会になりそうじゃな」ビシッ(っと、酔拳特有の腰を引いた構え方を見せる老怪鳥。その頭上で敵を睨みつける七色の盾虫も)
スサノオ「最後にこのエリアに立ってるのは誰か!!ラストマン・スタンディングの開始だぁああああああああああ!!!!」ボギャアアアアアアアア(咆哮効果。それによりまた転がるロージーとダミアン)
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*お詫びのお詫び
またすても今回記事の更新ボタンを押し忘れ、通常時間に更新出来なかったことをここに深くお詫び致し、以後も気を引き締めて更新ボタンをポチっとなすることをここに誓います
そんだこんだで!次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードは!?
7/2(土)0時更新 「黄金大剣は衰亡への誘い/PART14(最終話)」の巻
をお送りいたします♪ほんだらばさ!!次回も包丁片手にキッチンでスピーンしながらお料理ついでに読もみようよ
ラララァ~
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「黄金大剣は衰亡への誘い/PART13」の巻
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