ドゴオオオオオオオオオン!!
ファイヤージンガー「マジかよ・・・俺たちゃ、ずっとこいつの上で寝てたってわけか」ムオンムオンムオン
UBU「そういうこと。なかなかいい隠れ家を選んだようね。まさにゲゲゾンも真っ青ってことで、下に降りて話を聞きましょ」バッ(森林地区となっている古龍の頭上から飛び降りる)
鉄平「カーブー。手を貸してやろうか?」
カーブー「俺はここから聞いてるよ。落下した時に腰を「やった」らしい」(大の字で寝ている)
ファイヤージンガー「んじゃ、俺を連れてってくれよ。浮岳龍をこんな近くで見るの初めてなんだ」
鉄平「ほいじゃ、俺のヘルムに乗れよ」むぎゅっ(両手でそっとカーブーの左肩にいるドスビスカスを掴んで自分の頭の上に乗せる)
ファイヤージンガー「おし、いいぜ」
鉄平「じゃあな、カーブー」バッ
カーブー「ヤマツカミ・・・なぜしてか、なかなか居心地がいいもんだな」カサカサカサ・・(腹の上をゲゲゾンが這っていく)
ムオンムオンムオンムオン
(六本の触手をムオンムオンさせながら、断崖絶壁に囲まれた森林エリアに浮かぶヤマツカミ科の古龍)
UBU「さてさて。まずはどこから話をすればいいものか」シュタッ(見上げれいる横に鉄平が着地してくる)
ファイヤージンガー「すげぇ!!マジのFloating Mountain Dragon!!最高だぜ!!フォーーーーー!!」
「わしゃ「ツカミ」じゃないぞよ」ムオンムオンムオン(必然的に大きな声が、周囲を覆う断崖絶壁に響き渡る)
UBU「わし・・おじいさまか。ヤマツカミ科は長寿で有名だもんね」ムオンムオンムオン・・
鉄平「ツカミじゃない・・?じゃあ「クライ」か?」ムオンムオンムオン・・
「残念。「クライ」でもないのじゃ」ムオンムオンムオン・・
ファイヤージンガー「浮岳でも浮峰でもないだと?んじゃなんだよ」
「「オモイ」。ヤマオモイじゃ」
カーブー「・・思い・・・なるほどな」ムオンムオンムオン・・
鉄平「ヤマオモイ・・なんだそりゃ?」ほにゃらて
UBU「疑問はあと。せっかく自己紹介してくれたんだから、今度はこっちの番。ヤマオモイさん!!はじめまして!!あたちはユクモのUBU!!こっちは鉄平とファイヤージンガー!!あなたの頭の上で寝てるのがカーブーよ!!」
カーブー「ウッス。どうも」ムオンムオンムオン・・
ヤマオモイ「ほほぉ。礼を心得ておる人間か。ということは、ワシを読んだのはおぬしらか?」
UBU「ほえ・・?そりゃ会えて嬉しいけど、別に呼んじゃいないよ」(横で「そんなはっきりと」と呟く鉄平とジンガー)
ヤマオモイ「そうか・・おかしいのぉ・・。確かに何者かの意志によって、導かれたんじゃがな・・・気のせいだったのかのぉ・・」ムオンムオンムオン・・
UBU「ほえ・・ほんじゃあさ、おじいさま、ここがユクモだと知らずに来たわけ?」
ヤマオモイ「ほうかほうか。この初々しい若齢林の香りは、ユクモの木のものか」ムオンムオンムオン(なんだか嬉しそうに喋っている)
ファイヤージンガー「流石、緑に優しい浮岳・・もとい、ヤマオモイのグランパだぜ」
鉄平「だからそのヤマオモイってなんだよ?」
UBU「ヤマツカミ科の始祖がヤマクライだってのは有名だけど・・オモイは聞いたことないね」う~ん
ヤマオモイ「粗暴な「クライ」と一緒にされちゃ困る。ワシは「emotional mountain Dragon」で、元は大陸の一部だった。いつしか意志を持つようになり、理知を与えられたのじゃ」えっへん
UBU「ほえ・・なんだかすごい話だね・・。じゃあ、正確にはクライ科とも違うわけだ」
ヤマオモイ「モチのロンじゃ」フフ・・
鉄平「爺さんだから、やっぱり言うことも古いな」ぼそ
ヤマオモイ「ぬしらの言葉でいうなら、希少な絶滅危惧種というところかの。その証拠に、ワシは「ツカミ」の連中よりも遥か昔の太古から生きておるのじゃぞ」えっへん
UBU「ほえ・・・じゃ、竜大戦時代も体験してるとか?」
ヤマオモイ「たぶんな」
鉄平「多分・・?覚えてないのかよ」
ヤマオモイ「なにせえらい昔のことじゃからな。思い出せんのじゃ。思い出したくもないし」ぽりぽりぽり(口元の触手で脇腹辺りの「部位」を掻く)
カーブー「フッ・・・」
UBU「今まで、何処にいたのさ?」
ヤマオモイ「ここから、ずぅ~~っとずぅ~~っと遠くにある大陸の巨大な古代樹の上でひっそり暮らしておった。長い間、その原生林は、悪意のあるモンスターや奸邪を抱いた人間には知られておらんかったのじゃがな。最近は人間までもが空を飛んで来る、どえらい時代になってしもうた。その被害を受けてな、やむを得ず「移住」を選択したのじゃよ」
UBU「う~ん・・なんかごめん。ハンターを代表しておじいさまに謝罪するよ」ぺこり
ヤマオモイ「なぁに。お前さんが謝ることはないよ」ふおっふおっふおっ(大口で笑う口内より、やたらと白い「歯」がキラリと見える。どうやらホワイトニングをしているようだ)
ファイヤージンガー「空から飛んで来る人型っていえば、古龍観測隊や書士隊の連中だな。きっと。昔、ジャック・ザ・アイランドにも来たことがあるが、連中は植物よりモンスターに興味津々だからな。適当に調べて帰っていきやがった。勿論、その間は喋れる俺をはじめ、知的生命体種の植物や虫達は、口を閉ざしていたってわけよ。何故なら、連中よりも賢いからだ」(下で高らかに笑う鉄平)
ヤマオモイ「なんと、ドスビスカスのおぬし。ジャック・ザ・アイランド出身か」
ファイヤージンガー「ああ。大自然だけに恵まれた、大陸のオアシスだ。「上」には巨大な丸鳥がいるけどな」しっしっしっしっ
ヤマオモイ「やはり「いい」場所なんじゃな・・。知り合いの雷光虫に、その島の話を聞いてな。是非、次の「家」をジャック・ザ・アイランドにしようと思っていたのじゃ。」
ファイヤージンガー「ナイスチョイスだぜ。ってことはよ、その道中に、グランパは何者かの意志に導かれ、知らず知らずのうちにユクモに辿り着いてたってわけか?」
ヤマオモイ「いえ~すいえす」(白い歯を「い~」ってしながら答える)
UBU「なんだろうね・・。そんなことが出来そうな人っていったら、嵐龍のおじいさまか竜人の村長さんくらいだけど・・」ふむぅ~
鉄平「ワリィけど、翁。俺達があんたに会いに来たのは、その聡慧にして遠識兼照の知恵を授かる為だ。ここはひとつ、その願いを叶えてはくれないか?」
ヤマオモイ「これも何かの縁じゃ。ワシで出来ることなら力になろう」ムオンムオンムオン
UBU「良かったね、鉄平」(力強く頷くオトモ)
鉄平「実は俺の生まれたばかりの娘が白内障になっちまって、目が全く見えないんだ。大陸の植物に精通するあんたが、もし、目の治癒に効く素材を知っていたら教えて欲しい。この通りだ」ザシュッ(偉大なる古龍種の前に両膝をついて畏敬の念を示す獣人)
UBU「ヒントだけでもいいの。あたちからもお願い」スッ・・(鉄平と同じ姿勢をとる)
ヤマオモイ「よせよせ。確かにワシは龍族だが、尊大に振る舞うのは好きじゃない。はて・・・目の病気に効く植物素材とな・・」
鉄平「なんでもいいんだ。微かな可能性でもあれば、試してみるだけだ」
ヤマオモイ「そういうてもなぁ~・・・」う~ん(大口を開けて考えている)
カーブー「・・・・・・・・・・・・・」
ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪
カーブー「??」
ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪
(ヤマオモイの体内から、何やら「イキの良い」ビート音の振動がする)
ヤマオモイ「目に効く・・・」ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪(明らかにヤマオモイの口の中から聴こえる、重低音のきいたクラブサウンドのバスドラ音)
UBU「ほえ・・・なんだろ・・」ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪
ファイヤージンガー「グランパの口の中からだな。きっと」ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪
「万能薬なら、俺が知ってるぜ」ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪
鉄平「なっ・・誰だ!?」きょろきょろ
ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪
「よぉ。俺はこの雷光虫群、通称「massive beats」のリーダーやらせてもらってる、ライ夢(らいむ)ってんだ。よろしくな」ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪(ノリの良いクラブサウンドと共に、ヤマオモイの口内より飛来してくる大雷光虫。リズムと共に、その「照明」の灯りを色とりどりに変化させている)
UBU「ほえ・・・珍しい音と光を放つ大雷光虫だね・・」ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪
ライ夢「俺達がぶつかり合って、このクールな次世代サウンドを奏でてるんだぜ♪ほら、踊れよ、田舎のハンター♪」ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪
UBU「なんでそんな事が出来る様になったのさ?」(七色に変色する発光に照らされながら、少しムッとした顔で聞く)
ライ夢「わかんねぇの?だから田舎ってのはやだねぇ~。いいか?ヤマオモイの爺さんの体内は、他の「マウンテンキャッチ」や「マウンテンイーティング」とは訳がちげぇのよ」ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪(七色に発光する大雷光虫を前に、眩しそうな顔をみせる一同)
UBU「ヤマツカミ達の吸引に晒され、捕食された雷光虫達が、長い時間をかけて突然変異したり大型化するっていうのは知ってるけど・・」ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪
鉄平「訳が違って、どういうことだよ?」ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪
ライ夢「そんなダセェ「メット」被ってちゃ、知らなくっても仕方ねぇな」ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪
カーブー「・・・・・・・・・」(ヤマオモイの上で、なんだかしょんげりした顔を見せるドボルヘルムの表情)
ライ夢「このヤマオモイの爺さんの体内は、まさに楽園!他の岳龍亜目には見られない大陸のユートピアが存在するのさ♪」ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪(BPMがより速くなり、発光も激しさを増す)
UBU「ユートピア?なによそれ」むぅ~
ライ夢「いい顔だぜ、田舎のハンターガール。じゃあ、ここで質問だ。イケてねぇ浮岳龍共はなんで浮いてっか知ってるか?」ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪
UBU「ムッ・・」
鉄平「堪えろ。バステトの為だ」
UBU「いいわ。答えてやろうじゃない。ヤマツカミやヤマクライの浮遊能力は、吸引して捕食した生物から発せられる腐敗ガスが元になってるのよ」ふふぅ~ん♪
ライ夢「ヒュ~~。しっかり勉強してんじゃねぇか、クソハンター♪正解だ。普通の連中は、その貯めこんだガスを利用して浮いてんだ。あんたら人型が開発した気球船と同じ要領ってわけだ」ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪
ファイヤージンガー「じゃあガスがある限りは、ずっと浮いてられるのか?」
UBU「そうね。けど、狩猟武器などによる過渡のダメージを受けてしまうと、そのガスが抜けてしまい、落っこちちゃうってわけ。でもガスはすぐに溜まるから、本体が絶命するまでは、何度でも浮くことが出来るのよ。最も、その高熱ガスを外敵に向けて攻撃してくるのは勘弁だけどね」
ライ夢「クソツカミの中には、俺達の仲間(大雷光虫)を時限爆弾みたいに使う連中もいやがる。これには理由があって、ヤマツカミの体内で異常進化した大雷光虫は、一旦、外に出ちまうと、その環境下に耐えられなくなって爆散しちまうからなんだ。雷光虫ってのは、おめぇらも知っての通り、一匹一匹が発電力を持ってるだろ?その電力が、ヤマツカミの体内ガスの影響を受けて、てめぇでも制御出来ねぇほどに膨れ上がっちまうからじゃねぇかって、俺は予測してるぜ」ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪
鉄平「同じ雷光虫なのに、わかんねぇのか?」
ライ夢「だからおめぇはバカ猫だってんだ。いいか?雷光虫がヤマツカミに飲まれた時点で、もう普通じゃねぇんだよ。つまり、奴らの体内に飲まれちまったら最後。二度と外には戻れねぇんだよ。認知症になったばあちゃんがよく譫言の様に言ってたぜ。「ハイッタラ、デラレナイ・・・ハイッタラ、デラレナイ・・・」ってな。マジでホラーな話だろ?」ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪
ファイヤージンガー「するとお前らが外に出てこれるのは、グランパが普通のヤマツカミの生態とは違うからってことか?」
ライ夢「だから爺さんの体内は楽園なのよ♪」ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪
UBU「だって、おじいさま。よかったね」
ヤマオモイ「自分の「中」のことは知らなんだ」ムオンムオンムオン
ライ夢「おまけにこのクールな爺さんは、実に大陸エコ問題に優れた食事法を持ってるんだぜ。言ってやれよ、爺さん!」ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪
ヤマオモイ「すごい上から目線なのが気になるが・・ワシは他の同族と違ってな、この大陸世界の大気を食うておるんじゃよ」すううううううう
UBU「ちょ、やめて」ゴオオオオオオオ
(危うく吸われそうになってよろめく一同)
ライ夢「なっ、ウケんだろ!?爺さんってばよ、無限に広がる、この大陸中の空気を吸ってるだけで、何年も生きられるんだ!!マジで爺さんこそ、ファッキンFloating Peak Dragon!!大陸の一部だってのは伊達じゃねぇんだよ!!」ドゥッタ♪ドゥドゥタ♪ドゥッタ♪ドゥドゥタ♪(ドラムンベースみたいなサウンドを鳴らし、派手に発光してみせる)
ファイヤージンガー「俺達(植物)と似てるな」
ライ夢「その通りだ、ハッピードスビカス!この爺さんをはじめ、「ツカミ」や「クライ」の体表を覆う植物、そして龍木や龍苔と呼ばれる特殊な性質をもった大陸素材は、浮岳龍の体液を栄養源にして育ってるんだぜ!!な、笑えんだろ?」ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪
UBU「別に笑やしないけど、おじいさまはどうやってガスを作り出してるのさ?」
ライ夢「聞いてちびんじゃねぇぞ!!いいか!?この爺さんの体内の中心には、でかくて図太い大木が生えてんだ!!俺達はその大木を、世界樹(ユグドラシル)って呼んでてな。その世界樹がなんと、爺さんの飲み込んだ大気を、特殊なガスに変換させてるんだ!!どうだ!?ちびってもいいんだぜ!!」ドゥッタ♪ドゥドゥタ♪ドゥッタ♪ドゥドゥタ♪
UBU「知ってた?」ちら
ヤマオモイ「今の今まで知らなんだ」ムオンムオンムオン・・
ライ夢「更に驚くのは、世界樹の作り出すそのガスってのは有害物質じゃなけりゃ、メタンでもねぇ。ましてや気球に使うヘリウム、水素、あるいは石炭ガスでもない、あくまでも清らかな特殊ガスなんだ。一度そのガスを吸っちまったら・・・この汚れないユクモの空気でさえ、美味く感じねぇほど、ぶっ飛んじまうぞ!?」ドゥッタ♪ドゥドゥタ♪ドゥッタ♪ドゥドゥタ♪
UBU「まるでいにしえ麻薬のヘビーユーザーみたいね」
ファイヤージンガー「その大木が生み出す特殊ガスの恩恵を受けて、粋なサウンドを出せるように進化したってわけか」ドゥッタ♪ドゥドゥタ♪ドゥッタ♪ドゥドゥタ♪(ビートを鳴らすことで肯定するライ夢)
鉄平「翁の仕組みについては分かった。話を戻すが、お前はさっき、万能薬を知っていると言ったな?それはその世界樹に関係してるのか?」
ライ夢「イエ~スイエスイエス♪世界樹の根本に生えている、爺さんの神龍苔をうまく使えば、世界中のあらゆる病気を浄化出来るかもな」ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪
鉄平「頼む。その苔を分けてくれ」
ライ夢「いいぜいいぜ。いい面になってきたな、ドボルネコヘルム。あんたらの話は体内から聞かせて貰ってたぜ。あんた、娘が白内障なんだろ?」ドッ・・ドドッ・・・(リズムが少しメランコリックなビートを刻む)
鉄平「ああ。娘に俺の顔を見せてやりたいんだ」
ライ夢「グッド!!ツカミに飲まれて爆死しちまった、クソオヤジに聞かせてやりてぇ台詞だぜ!!」ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪
鉄平「じゃあ・・」
ライ夢「ファックノーーー!!」ドドドドドドドドド!!(スラッシュメタルばりの高速ツーバスサウンド。爆音でふっ飛ばされるUBU)
鉄平「条件があるなら言え!!こっちはマジなんだ!!」
ライ夢「だったらこっちだってマジな要求をさせてもらうぜ!!」ドドドドドドドドド!!
鉄平「要求・・言ってみろ」
ライ夢「おうよ!爺さんの苔が欲しけりゃ、このユクモ地方にいる女を連れて来い!!今すぐにだ!!」ドドドドドドドドド!!
鉄平「女・・?なら、ここに・・」ちら(股をおっぴろげて倒れている主人を見る)
ライ夢「ファック!!誰がそんな人型の雌モスだって言った!!俺が言ってる女ってのは、俺と同じ、雷光虫のイケてる女のことだ♪」ドッドッドッドッドッドッ(心臓の鼓動が心拍数を示すかのようにビートを刻む)
鉄平「はぁ?」きょとん
UBU「その群れの中に雌はいないわけ?」(雌モスと侮辱され、少し怒った顔で聞く)
ライ夢「いねぇから必死にリズム刻んで、踊り狂って、辛いことから現実逃避してんだろうが!!」ドドドドドドドドドド!!(またしても怒涛のツーバスサウンドの咆哮効果によりすっ転ぶ、おお!我らがあんまん女)
ファイヤージンガー「俺・・なんかあいつが愛しく思えてきたよ」
ライ夢「それにユクモには大陸中から、多くの知的生命体種が集まってるっていうじゃねぇか・・・この群れの中で・・massive beatsのメンバー内じゃ、今のところ喋れるのは俺だけなんだ・・」ドッ・・ドドッ・・・(ライ夢に対し、申し訳無さそうな顔をしてみせる他のメンバー(雷光虫)達)
ファイヤージンガー「分かるぞ。その気持ち。俺も故郷ではいつも一人の男だった」じ~ん
ライ夢「もう少し時間が経てば、こいつらも喋るようになるかもしれねぇが・・・俺は寂しくて仕方ねぇんだよ!!」ドドドドドドドドド!!(怒りのツーバス)
ファイヤージンガー「なっ。あいつに優しくしてやろうぜ。ネジ曲がった純真ほど、修復するのは難しいんだ」(なんだかなぁ~という顔をするUBUと鉄平)
ライ夢「俺の想いが分かったらとっとと行け!!娘の為に苔が欲しけりゃ、とびきりのいい女(雷光虫の)を連れてこぉ~~~い!!」ドドドドドドドドド!!
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
鉄平「雷光虫の・・女・・」ぽかぁ~ん・・
ライ夢「おっと!お前がクエストから逃げるかもしれねぇからな。そりゃ~~~~」ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪(音を刻みながらヤマオモイの頭上に飛んで行く)
カーブー「ぐう・・ぐう・・・」(すっかり寝てるバカ)
ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪
(寝てるカーブーの背中に潜り込み、運搬する大雷光虫)
ライ夢「連れてけぇ~!!」
ドゥン♪ドゥン♪ドゥン♪
(棒状態で仰向けに寝ているカーブーが、ヤマオモイの頭上から綺麗に真横の姿勢を保ったままゆっくりと降りてくる)
ファイヤージンガー「なんだぁ?クソ兄貴が「寝ながら」飛んで来るぜ」
UBU「やな予感しかしないわ」はぁ~
ライ夢「いいか!?お前らが女(雷光虫の)を連れてくるまで、こいつを人質にさせてもらう!!それと、この爺さんの存在を厄介な人型に漏らしてみろ!?その時点でクエストは消滅!!爺さんにも飛んでってもらうからな!!イコール、爺さんの希少な苔は二度と手に入らねぇってことだ!!それを理解したら、とっとと連れてこぉ~い!!」ドドドドドドドドドドド(最速のBPM)
鉄平「爺さんの意見はよ」
ヤマオモイ「関係ないみたいじゃな」
UBU「残念だけど、あの雷光虫にあたち達の思いは、そう簡単には届かないみたいね」はぁ~~~~~~~
カーブー「う~ん・・なんか・・・背中がピリピリするなぁ・・」むにゃむにゃ
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストリーモードはさ!?
7/20(水)0時更新 「にかぁ~~~~~」の巻
をお送りいたします♪ほんじゃあさ!!次回もねじり鉢巻きめこんで、ちらし寿司でも作りながら読もみようよ
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「オモイ」の巻
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