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「Dragon Destruction編/PART3」の巻

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~水没林非狩猟エリア....



ビュオオオオオオオオン!!
(亜熱帯の上空を通り過ぎていく黒い飛竜の影)




ゴオオオオオオオオ!!
(一迅の風の如く空を切るナルガクルガ。その背中にはシルバーソル装備の老兵とそのオトモである黄虎猫、そしてユクモ装備のハンターを乗せている。また、足の爪にはでっかい風呂敷(勿論、温泉模様の)をぶら下げている)


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サムソン「どうだ!?少しは竜操術になれてきたか!?」カッカッカッカッカッ(大笑いしながらあぐらをかいて黒毛に腰を下ろしている。その腰には煌黒堅鎚を携えている)

ポール「操るなんてとても!彼に失礼ですよ!」ビュオオオオオオ(気持ちよさそうに風を浴びている)


グレンジャガー「おっさんと違って謙虚なこった!!姫姉のお気に入りなんだって!?噂通りのいい男じゃねぇか!!」ビュオオオオオオオ

$あたちのモンハン日記
ゲルハルト「にゃんにゃ(まったくだな)」(黒毛をラグ代わりに肘をついて横になっている。その横であからさまにムッとしたした顔のサムソン)

ポール「普通のハンターをやっていたら、こんな機会滅多にないさ!大砂漠で轟竜に拾ってもらい、熱帯地区のボーダーライン経由で今度は迅竜のフライトときたもんだ!どんなに高級な飛空船の旅よりも刺激的だよ!」ビュオオオオオオオ

サムソン「本来ならおぬしを一直線にユクモへ送ってやりたいのだがな!勘弁してくれ」へこり

ポール「とんでもない!俺も助かりますよ!」

サムソン「しかし平気なのか!?おぬしも知っての通り、水没林は現在、紛争の真っ只中でギルドより正式に狩猟禁止エリアに認定されたばかりなんだぞ!?いくら友人のハンターがその地域に向かったからといって、おぬしがわざわざ引き止めにいかんでもよかろうに!?」

ポール「目星はついていますよ!おおかた狩猟エリアのBCを拠点に、誰もいないのをいいことに、資源の採取を独占しているはずですよ!少しはあなた方を見習うよう、説教しながら都市に帰らせます!」



~十数時間前、ロックラック、ローゼンクロイツホスピタル....

ポール「太古のプロメテウスを搭載した大砲の破壊工作・・・それはまた厄介だ」(空き部屋の病室の壁際に背中をつけ、腕を組んでいる)


サフラ「タンジアでのミッションでお疲れの所、申し訳ございませんニャ。しかし今は人手不足故、どうかお察し頂きたい」へこり

ポール「レオ達は未だアサイラムの護衛・・シリウスも別任務か・・・」ちら

サフラ「♪」にこにこ(笑顔で肯定を示す)

ポール「俺は構わないが・・・あまりユクモへの帰りが遅くなるとまずいな・・」ふむ・・

サフラ「培った信頼に疑念を抱かれると?」さわさわ(無地のベッドの白いシーツをさわさわする)

ポール「その逆さ。心配されるのさ」にか(憎たらしいまでの白い歯がチラリと光る)

サフラ「流石の好感度ですニャ。ポール殿を推薦して実に良かったですニャ♪」フミフミ(シーツの上でたまらずフミフミしてる)

ポール「ミッションは了解した。しかし、一国の領土に潜入しての破壊工作ともなれば、チームが必要だ。他のメンバーは?」

サフラ「黄殿とクロエ殿ですニャ。クロエ殿に至っては先に現地入りをしてもらっていますニャ。今回の情報源も彼女からのものですニャ」スッ(資料を手渡す)

ポール「クロエ・テージョ・・・ナンバーは11・・。単独で警備の厳しい獣人の領土によく・・・分かった。腕は立つようだ。潜伏している彼女をどう見つければいい?」

サフラ「当ギルド、自慢の狩猟BCをお使い下さい♪ですニャ♪」フミフミ

ポール「そうか・・今は狩猟禁止勧告が発令されたばかり・・・旧狩猟エリア内ならフェイリンメイリン国とも距離がある・・。分かった。そこで狼煙でも炊いて、歓迎会の準備でもして待ってるさ」

サフラ「お気をつけて。同族とはいえど、悪漢共に太古のプロメテウスを乱用されるわけにはいきまぬので」へこり

ポール「任せてくれ」ピシッ(っと、二本指を立て、イケメン挨拶をかます)

サフラ「本当なら弟殿のお見舞いにもっと時間を費やして欲しいのですが・・」しょんげり

ポール「おいおい。リックの入院費の全額負担を条件に、俺をナイツに勧誘してきたのはあんただろ?もうとっくに普通の生活が出来ないことには慣れたよ。これでもシリウスと同じ古株だからな。とっくに覚悟は決めているよ」パチリン(ウィンクしてみせる)

サフラ「信頼しておりますニャ。ではこれにて」へこり


ガラガラガラガラ・・・パタむ
(おじぎをかまし、引き戸から出て行くガイドネコ)


ポール「・・・・・・・・・・・。もういいぞ」

こしょりこしょり・・
(と、木製ベッドの下の隙間から姿を見せる白いエスニック衣装を纏った少女)

王羽美「うう・・・埃がつきましたううっ・・・」パンパン(白い手袋を付けた両手で服を払う)

ポール「よく我慢したな。偉い偉い」なでなで(頭を撫でながら、そっとショートボブの黒髪についた埃を落としてやるイケメンっぷり)

王羽美「それより、ミッションの話ですあぁっ?!」ぷんすか

ポール「ん?何を怒ってるんだ?」

王羽美「どうして私がメンバー外なんです!?」ぷんすかあぁっ?!

ポール「俺に言われてもな・・・それにお前はまだ「リフレッシュ休暇中」だろ?サフラも気を遣って・・」

ザッザッザッザッザッザッザDASH!
(一目散にドアに向かうウーメイ)

ポール「まさかサフラを追っかけて強襲するつもりか?」

王羽美「そんな下品な真似しません!」ぷんすかあぁっ?!(すげぇ怒り顔で振り向く)

ポール「だったら・・」

王羽美「前のミッション・・火の国で私は太古のプロメテウスの脅威をまざまざと見せつけられました。あんなもの・・・この大陸世界にあってはならないのです!!」

ポール「ウーメイ・・」

王羽美「ポールさん。あなたの言うとおり、「幸いにも」私はリフレッシュ休暇中の身です。故に私が自分の意志で何処に行こうとも、ギルドには関係ありませんよね♪」にこにま~(今度は打って変わって、実に無邪気な笑顔をしてみせる)

ポール「なっ!?」

ガラガラガラガラ・・
(引き戸から出て行くウーメイ)

王羽美「でわでわ。現地にて♪」(引き戸の隙間から笑顔を見せる)

パタむはぁ

ポール「はぁ~~~~~~~~~~~~~」(壁を背に腕を組んだまま首をがっくし落とす)



ポール「・・・・・・・・(まったく・・。あの子は一度そうと決めたら、老山龍でも動かないからな・・・弱ったもんだ)」ふぅ~~

ゲルハルト「にゃんにゃい?」ぽんぽん(肉球で太ももを叩かれる)

ポール「ああ、ごめん。水没林に迷い込んだ友人の安否が気になってね」

サムソン「捜索を手伝おうか?」

ポール「いやいや。クルセイダーズの手を煩わせるわけにはいきませんよ。すぐにとっ捕まえて帰ります」むん

グレンジャガー「おい!!もうすぐ狩猟エリアに入るぞ!!」ビュオオオオオオオ

ポール「では、サムソンさんも気をつけて」ビッ(っと、ユクモノカサを小脇に抱え、黒毛の上に立ち、二本指を立て、イケメン挨拶をかます)

サムソン「おぬしもな。ユクモで会おう」

ポール「・・・・・・・」にかっ(太陽光で白い歯がこれまた憎たらしいほどに反射する)


バッDASH!
(迅竜の背よりスカイダイビングするポール)


サムソン「大丈夫かのぉ・・・」ビュオオオオオ(迅竜の背より顔を覗かせそれを見送る)


ふわっと・・
(真下の密林地区に浮かぶユクモノカサ。どうやらパラシュート代わりにしているようだ)


サムソン「惜しい。実に清廉潔白でいいハンターなのだが・・クルセイダーズに入ってくれんかのぉ・・」

ゲルハルト「もみゃ~(お前が頑張れ)」ガリッキズ(「痛いっ」って顔をするサムソン)

グレンジャガー「よぉ!それよりこの荷物はなんだ!?結構おもてぇけど!!」

サムソン「雪左からの土産だ。おぬしらの武具だよ」

グレンジャガー「それってまさか、バランが被ってたダセェ兜じゃねぇだろうな・・汗あとよ、おっさんがなんだって水没林に来る必要があるんだよ!?」

サムソン「うちのじゃじゃ馬姫に野暮用を押し付けられたんだよ」ふぁ~~(あくびをかます)

グレンジャガー「野暮用?」はて

サムソン「会談だよ。ラインハルト公とのな」






「あたちのモンハン日記」
~Dragon Destruction編~







~とあるあたちのユクモ、釜飯専門店「禅」....



コニー「いらっしゃいませにゅ~♪本日のオススメは「ちょっと角刈り椀方の気まぐれ★激アツ火山仕込みのマグマ風トウガラシのお吸い物」ですにゅ~♪」ワイワイガヤガヤ(店内はお客さんで溢れ、実に活気に満ちている)

板長「コニー!時間だ!!休憩いけ!!」(推定3mはあろうかという、しめ縄の様に太いねじり鉢巻を頭に巻いた大男が両手におぼんを乗せ、叫んでいる。どうやら板長自らオーダーをとっているらしい)

コニー「でもピーク時に休憩なんて・・」

板長「これしきの客、俺一人で対応してやるわ!!今行かないと入れんぞ!!休憩をしっかり回してみせるのも、優秀な従業員たる証拠だ!!はよぉ~いけぇええええええええ!!」(と、オーダーを取りながら咆哮効果を店内に反響させる。それをもろに受けたおじいさんの客はたまらず気絶してしまう)

コニー「はいにゅ♪」へこり


タッタッタッタッタッタッ
(厨房を小粋な小走りで駆け抜けていくコニー)


ごろり・・(エプロンのポッケから、でっかい肉球の型をしたエメラルドグリーンの宝石が装飾された婚約指輪が転げ落ちる)


コニー「あ・・・」


すっ・・(ゆっくりしゃがみ込み、しみじみと指輪を拾う)


コニー「・・・・・・・・・・・・・」

椀方「おう、休憩か?」(いっちょ前に料理台に向かいながらコニーに声をかける謎の角刈り男の背中)

コニー「はいにゅ」すっ(指輪をしまい、立ち上がる)

焼方「したらよ、コニー!わりぃ~んだが、休憩室行くついでに、こいつを個室に運んでくれねぇか!?」スッ(見るからに斬れ味抜群の出刃包丁で調理台に乗ったお刺身の盛り合わせを差す、目つきの悪い板前。勿論、角刈り、ねじり鉢巻、一重眼)

コニー「個室・・UBUさん達のご注文ですかにゅ?」

煮方「ああ。あのあんまん女。客として個室を陣取ってやがるんだ。働いてけっつーの」グツグツグツ・・(なんか豆みたいのがたくさん入った鍋をじーっと見ながらぼやく、板前帽子を被り、鼻を垂らしているぽっちゃり板前)

コニー「??」

椀方「おい。コニーは右耳が悪いんだ。もっと大きい声で話してやれ」こそこそ

煮方「悪口をわざわざ聞かせる必要ねぇだろ」グツグツグツ・・(鼻を垂らしながら鍋を見ている。一瞬、鼻水が重力に引かれ、鍋に入りそうになるも、間一髪のところですすりあげる煮方の腕前)

焼方「頼むぜ!コニー!」すとんとんとんとんとんドキッ(と、実に華麗な包丁捌きでサシミウオをバラしていく)

コニー「分かりましたにゅ♪」


とととととととと♪
(頭の上に大皿を掲げ、健気に個室に向かうコニー)


コニー「え~と・・確かUBUさん達の部屋は・・・」こしょこしょ・・こしょこしょ・・(と廊下の両側にある和室チックな引き戸の向こう側からお客の声が聞こえる)


まったく!!なんてものをフェイリンメイリン国は作ったんだ!!


コニー「・・・・・(今の声は・・ボニーさん・・・)」そっ・・(左耳を引き戸に当てる)


$あたちのモンハン日記
UBU「ちょっと落ち着きなよ。ほら、このアオキノコの煮付け、すんごい美味しいよ?元気が出ちゃう」あ~むはぁしょきーんキラキラオレンジ(食べると同時に小回復する)

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ボニー「なんだい!こんなもの!だいたいさ、釜飯専門店って謳ってるくせして、メニュー多過ぎなんだよ!!」あ~むはぁしょきーんキラキラオレンジ(と、文句言いながらしっかり小回復してる)

あたちのモンハン日記
フランソワ「さ、ニャ太郎。あなたもお食べになって」かしょり(煮付けの小皿を勧める)

$あたちのモンハン日記
ニャ太郎「ああ。頂こう」あ~むはぁしょきーんキラキラオレンジ

ボニー「よく呑気に食べていられるね!こうしてる間にも、そのとんでもない殺戮兵器の力で、水没林は人も猫も住めない所になっちゃうかもしれないんだよ!?」あ~むはぁしょきーんキラキラオレンジ

UBU「あんただって食べてんじゃないのさ。平気よ。必ずみんなが、その大砲を破壊してくれるわよ」あ~むはぁしょきーんキラキラオレンジあ~むはぁしょきーんキラキラオレンジ

フランソワ「そうですわ。オルタロス偵察部隊の報告によれば、まだ実戦テストはしていないみたいだし、それにかなり大型の砲車のようで、最前線に到着するまでには時間を要するはずですわ」かしゃりこしょり(と、実に手際よくお料理を小皿に小分けする、スキル「女子力」発動中)

ニャ太郎「となれば、領土内の警備が厳しい工房内に接近するより、移動中を奇襲した方がいいな」とん(目の前に盛りだくさんのキノコの煮付けが乗った小皿を置かれる)

ボニー「そりゃそうだけど、連中にしてみれば、その兵器はリーサルウェポンなんだろ?そう簡単に前線に出してくるかな」とん

UBU「水没林に駐留してるのは、大陸でも随一の頭脳を持った伯爵とラインハルト公がいるのよ?それに劉君やエリーゼもサポート役として水没林に行ってもらったし、破壊工作なんてわけないでしょ」ひょっひょっひょっひょっぽけ~(と、口にものが入ったまま大口開けて笑う粗暴っぷり)

フランソワ「そうですわ。共同戦線の会談をうまく利用すれば、それを聞いたニャン=ジュストは必ず砲車を動かすに違いありません」

UBU「そうそう。バトルプルーフも含めて、必ず投入してくるよ」し~し~(爪楊枝)

ボニー「でもさ。一体全体、どうやって破壊するのさ。その大砲の中身は、ファイヤーウォーでギルドが投入してきた竜機兵にも搭載されていた、超危険な化合属性エネルギーが入っているんだろう?」

UBU「太古のプロメテウスねぇ・・・確かに厄介だわふん」し~し~

ボニー「エリーゼの話では、人も一瞬にして消せる破壊力だって聞いたよ。現にそれでボクらは、大切な同志を失ったんだ・・」

ニャ太郎「下手に破壊すれば、大陸汚染物質が外に漏れ、その濃度によっては・・・」

フランソワ「水没林全土が死の粉塵に晒されてしまいますわ」

UBU「・・・・・・・・・・・」

ボニー「そんなことになったら、フェイリンメイリン国にいる何の罪もない獣人達はみんな・・・ダメだよ!!なんとしても大砲の機能を停止させなきゃ!!」

ニャ太郎「その方法を技師から吐かせる必要があるな・・」

UBU「ここで考えられることは当然、伯爵達も考えてるはず。何か助言をしてあげられるとすれば・・・」う~ん・・


ガバッsss(突然引き戸が開く)


UBU「!?」チャッ(すかさず小太刀を抜いたニャ太郎が構える)


コニー「その兵器の止め方を知っていますにゅ!!」

フランソワ「あなたは・・・」

ボニー「コニー・・・そうか、君の旦那さんは確か、フェイリンメイリン国の技師だったね」

コニー「はいにゅ。皆様のお部屋を確認するのに、盗み聞きしてしまったことをお詫びしますにゅ」(両手を畳につき、慎ましく謝罪する)

UBU「気にしてないわ。それより、兵器の止め方を知っているって、本当?」(コニーに聞こえるよう、近づいて話す。それを模範に身を乗り出す一同)

コニー「フェイリンメイリン国に行く前・・田舎の農園で静かに暮らしていた頃の話ですにゅ。旦那が・・ロイがその兵器と似た設計図を自慢気に見せてくれたことがあったのですにゅ」

フランソワ「ドラゴンデストラクション。間違いありませんか?」

コニー「はい。ロイ・ファウラーの設計した兵器ですにゅ」

ボニー「そんな・・・・」

コニー「ロイはこう言ってましたにゅ。太古のプロメテウスと呼ばれる動力を使えば、大陸の技術は更に飛躍を遂げるだろうって・・・ドラゴンデストラクションはその動力を利用した、いわば、ロイの空想だったのですが・・・」

ボニー「ニャン=ジュストだ・・!!その設計図を見つけて、無理やり作らせたに違いないよ!!」ガターーン煙(机を叩く)

UBU「教えて、コニー。その動力を止める方法を」ガシッ(しっかとコニーの小さい両肩を掴む)

コニー「・・・・・・・・・・・」こくり(強い決断と共に頷く)

To Be Continued





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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはよ!?

8/19(金)0時更新 「Dragon Destruction編/PART4」の巻

をお送り致します♪ほんだらばさ!!次回もカミソリのような鋭い眼光をしながら読も見ようよぽけ~




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