~渓流非狩猟区域、断崖上にある「とある」飛竜の巣....


アマテラス「ごげぇ~・・・ずごごごごご・・・・」(頂上エリアの巣で、全体をまあるくして寝ている桜火竜)
ガイウス「あの桜火竜・・・いや、彼女が知的生命体種の飛竜なのか・・?」ごげぇ~・・ずごごごごご・・・(頂上エリアにものすごい「飛竜のいびき」が反響している)
UBU「彼女はアマテラス。スサノオのお姉さんよ♪」ふごぉ~~~ふごぉ~~~
ポール「・・・・・・(ここが彼女の・・・ねぐらは普通のモンスターと同じようだが・・・そこらへんは当たり前なのか・・?)」きょろきょろ(している横で一生懸命ノートにスケッチをとっているコーネリアス)
ガイウス「見た目は普通の桜火竜と同じだが・・・」ふむ・・(遠目に寝ている桜火竜を観察している)
UBU「どうする?起こしてみる?」ごげげげげげ・・ふごぉ~~~
ガイウス「出来るのか?」ぞげぇえええええ!!んごごごごご・・・・・
UBU「この子ね、一度寝ちゃうとなかなか起きない「性質」なのよ。そのへんは本人に聞いてみて。んじゃ、いくわよ」ゴイン(アルレボを抜刀する)
ポール「おい、ちょっと待て


UBU「普通種も知的生命体種も一緒。寝てたらひっぱたく。それが大剣使いってもんでしょ」ギーーーン・・!(大剣を振りかぶり溜め切りモーションに入る)
ポール「ガイウスさん。下がった方がいい

ガイウス「構わん。智慧を持つ知的生命体種なら、獰猛な普通種のように暴れることもなかろう」
アマテラス「むにゃむにゃ・・・ぼげげげげげげ!!ふごぉ~~~~~」すやすや(顔に大剣の影が浮かんでいる)
UBU「はちょ~・・・・・」ギーーーーン・・!!(溜2)
ポール「それは偏見だっていうの

UBU「おりゃああああああああああ!!!!」バショーーーーーーン

ポール「逃げろぉ~~~~


ダギャアアアアアアアン!!
(頭角の角質をふっ飛ばしながら、桜火竜の「でこ」を容赦なく殴打するアルレボの刀身)
UBU「お客さんよ!!アマテラス!!」すたこらさっさっさ

アマテラス「まほっ!?」ぱちくり
ボギャアアアアアアアア!!
(渓流フィールド全体に轟く桜火竜の目覚めの咆哮)
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
~アマテラス宅(崖上)近くの森の中....

ザッザッザッザッザッザッザッザッ
(森の中を突き進むドボルヘルムを被ったユクモ装備の男と、その後に続く同じくユクモ装備のメガネ、デブ、ちびのハンター三人)

カーブー「許せん・・!今晩のおかずと考えていたモスジャーキーを盗んでいくとは・・・卑劣な盗賊猫め!!必ず見つけ出してくれるぞ!!」ザッザッザッザッザッ
デブ「やめようよ~。きっともう全部食べられちゃって・・」
ゴスッ

(背中を向けたままのカーブーに、刀の鞘でそのでかい腹の「みぞおち」を突かれるデブ)
デブ「うっ・・・・・!!」ガクン

カーブー「貴様は悔しくないのか!?俺のモスジャーキーをみすみすと目の前で奪われて!!」(真剣そのもののドボルヘルムの表情)
パソコン「うん」こくり
ゴスッ

(デブの二の舞いを喰らうパソコン)
パソコン「はっ・・・・・!!」ガクン

カーブー「だから成長がないという!!俺がお前たちの親ならば、間違いなく俺の下で修行するよう、きつく言って聞かせるぞ!!」(真剣そのもののドボルヘルムの表情)
マナブ「・・・・・・・(俺が二人いる設定なのか何なのか・・独善的とはまさにこのことだ・・)」はぁ~~
カーブー「ため息!!」ゴスッ

ボギャアアアアアアアア・・・・バサバサバサバサ・・
(森林エリアにこだまする飛竜の咆哮。同時に小鳥達が飛び立っていく)
カーブー「この声は・・・そうか。アマテラスの家(断崖上の巣)の近くだったか。行ってみよう」ぐいっ

~アマテラス宅(崖上)の下(崖下)....
う~~~~む・・(ツル草垂れる断崖絶壁を見上げる灰虎猫)

ゼット「あの女・・UBUとか言いやがったか・・。こんな所に書士隊を連れて来て、一体何を・・・」う~む・・
ボギャアアアアアアアア
(断崖上から聞こえる飛竜の咆哮)
ゼット「雌火竜のそれだ・・。そうか・・この上にクルセイダーズの仲間がいるのか・・・って、まさかあの女!!書士隊を殺しちまうんじゃねぇだろうな!?それだけは防がねぇと


アマテラス「いたぁあああああああい!!!!夢見がちな桜子の清らかな顔面をぶったの誰ぇええええええええええ!!!!!」ボギャアアアアアアアア

ガイウス「なんと・・本当に喋りおった・・・」ボギャアアアアアアア(両耳を塞ぎながらも怖じけず、桜火竜を見ている。隣では咆哮効果により「コテン」と後転したコーネリアスを支えるポールの姿も)
アマテラス「まふぅ~~!!睡眠邪魔する悪い子どこの子ぉ~~~~~!?」きょろきょろ(ブルーの綺麗な瞳を血走らせ辺りを確認している)
ポール「落ち着け、アマテラス!!君を起こしたのは・・・」はっ

こしょり・・
(アマテラスの足元で「あんまんみたいに」まあるくなって隠れているUBU )
ポール「あいつめ・・・一体何を考えてるんだ・・」よいしょっとな(コーネリアスを起こしてやる)
ガイウス「アマテラスというのか!!私はアカデミーより参上した・・」
アマテラス「へんてこりんなおじさん発見!!あたしとスサノオのお家から出て行けぇえええええええ!!!!」
ボウウウウウウウウン!!
(直線型火球を吐くアマテラス)
ポール「だから言わんこっちゃない


ショウーーーーーーーン!!
(二人の頭上を通り過ぎていく灼熱のファイヤーボール)
ポール「どうです?これで彼女達の本質は同じだということが・・」ちりちりちり(少し髪の毛が焦げてる)
ガイウス「説得をする」すっく

ポール「嘘だろ・・

アマテラス「あ~!頭痛い!!あ~!頭痛い!!殴られて起きたから、あ~!頭痛い!!」まきょおおおおお~

ガイウス「私の名はガイウス!!君たちの素晴らしい力を研究する為、遠路はるばる西シュレイドから来た!!」ザシュッ(巨大な桜火竜に向かって叫ぶ書士隊の真面目なおじさん)
アマテラス「シュレイド?何処だっけ?それ?」きょとん(突然ボーッとするやつ)
ガイウス「旧大陸だ!!君は行ったことがあるか!?」
アマテラス「やだ

ガイウス「なっ・・?」
アマテラス「このおじさん・・桜子を誘拐しようとしてる!!」きゃああああああ(両翼で恥じらいながら体を覆う)
ガイウス「違うんだ!!聞いてくれ!!」きゃああああああ
UBU「やれやれ。ここまでね」よいしょっとな(桜火竜の足元で立ち上がる)
アマテラス「誘拐犯の変なおじさんめ!!「だっふんだ」って言う前にあたいが成敗してやる!!」じりっ

ポール「まずい・・あのモーションは・・!!」
アマテラス「まちょ~~~~~~~~!!」
ガイウス「サマー・・ソルト・・・」(巨大な影に覆われながらまじまじと見上げる)
ぐるん!!ガイーーーン

(アマテラスがサマーソルトを決めた瞬間、突如足元より飛び出したUBUが煌黒大剣で尾先を咄嗟にガードする)
UBU「おやめなさいな!!(ここであたちが格好良く登場して怒れる彼女を諭して鎮め、そして振り向きざまに書士隊に向かってこう言う・・「どう?これでも彼女たちとお友達になりたい?火の玉の餌食になりたくなければ、アカデミーに帰ることね」あたちはそう言うと、怯えるアマテラスの「でかい」頭を抱きながら「もう怖くないのよ・・。あたちはあなた達の味方。いつまでもユクモにいましょうね」と、大陸の母たる愛情をもって接する・・。それを見たガイウスさんは、「どうやらこの聖地には、おいどんのような下衆な学者が立ち入る隙はないようでごわすな。一丁、王都にでも帰って、おうどんを食べることにするでごわす。それじゃあ、さようなら。あ、それとこれ、コーディネーターとして働いてくれたお礼。300万ゼニーね」なんて言うのよ。これで作戦通り、上手にユクモから書士隊を追い出し、お金も丸儲け。ヤマオモイのおじいさま達の存在も公にならず、あたちは更に渓流の女神的存在として崇められ・・)
ばうん!ばうん!ばうん!
(サマーソルト直後、空中から下に向かって三連火球を吹くアマテラス)
UBU「え

ドゴオオオオオオオオン!!
バゴオオオオオオオオン!!
ドガアアアアアアアアン!!
(両翼を広げ、不死鳥のように浮遊する桜火竜の目の前で爆破地獄が起きる。爆発のたびに地面をバウンドする哀れなあんまん女の姿も)
ポール「これでもまだ説得をしてみますか?」ゴオオオオオオオ

ガイウス「さすが知的生命体種だ」きらきら

ポール「メンタルは・・ハンターより強いかもね・・

UBU「コラァアアアアアアア!!アマテラス~~~!!降りてきやがれ!!」ンボオオオオオ

アマテラス「まほっ!?お姫様ね!?桜子の頭「ぶったの」!!大剣にあたしの「皮膚」が付いているのが何よりの証拠!!」きぃ~~~~~~

ガイウス「そうか!UBUは知的生命体種の桜火竜の脅威を、自ら伝えようとしているのか!!」
ポール「絶対に違うと思いますよ」ぱんぱん

ガイウス「コーネリアス!!この一世一代の大狩猟!!細かいアクション、モーションを一つ残さず書き記すのだ!!」ボオオオオオオ

アマテラス「いっつもいたずらばっかりしてぇ~!!今日という今日は許さないんだからぁ~!!」ばっさばっさ

UBU「うるせえ桃色クソ女!!叩き落としてやるからこっち来やがれ!!」ゴイン

アマテラス「まほぉ~!?なんて口の悪いあんまん女!!あたいの火力で「焦げまん」にしてやるわ!!」すぅ~~~~~

ガイウス「まるで希少種のような動きだな・・知的生命体種は模倣が出来るとみていいのか・・」ふむぅ~(落ち着いて考察してる。その横では必死にメモをとるコーネリアスも)
ポール「分かってるなら避難する準備を手伝って欲しいな」がさりごそり(地面に穴を掘ってる)
UBU「焦げまんだぁ~!?だったらあんたを小麦粉と一緒に丸め込んで、「桜風味まん」にしてやるわ!!勿論、こしあんのね!!」
アマテラス「むきぃ~~~~~~~


ポール「さぁ、入って」(緊急用シェルターの小さい穴の中にガイウスとコーネリアスを無理やり入れる)
アマテラス「ブボおおおおおおおおお!!(燃えろ!!)」
ボウン!!ボウン!!
ボウン!!ボウン!!ボウン!!
(直線型火球五連発)
UBU「嘘

ポール「あれはさすがに大怪我だろうな・・」(穴からこっしょり覗いてる。ガイウスとコーネリアスも)
UBU「どうにでもなれ!!ちきしょ~


ショウウウウウウウウ・・・・・
(横に構えたアルレボの刀身から紫紅色のオーラが迸る)
ガイウス「!?(なんだあれは・・!?)」
ポール「衝突するぞ!!」
バショオオオオオオオオン!!
バショオオオオオオオオン!!
バショオオオオオオオオン!!
バショオオオオオオオオン!!
バショオオオオオオオオン!!
(上空より放たれた火球がみるみるうちに煌黒大剣の刀身に吸い込まれていく)
UBU「おおおおおおおおおおお!?」バショオオオオオオオ!!(刀身から上がる凄まじい量の硝煙)
ポール「火球が消えた!?」
ガイウス「違う・・・煌黒大剣の持つ龍エーテルが、火属性エネルギーを・・・」
UBU「ほえ・・・・・」シュウウウウウウウウ・・・・(不思議そうに硝煙を上げる大剣を掲げている)
ガイウス「喰らったんだ」
アマテラス「なに・・今の・・

UBU「おひょ~っひょっひょっひょっひょっひょっ!!なんだか知らねぇけど、あたちの勝ちみたいね!!アマテラス!!」ひょ~~へへへへへへ(実に怒りを誘う下品かつ幼稚で卑劣な笑い声をあげる)
ひょ~~へへへへへへへ
(断崖の上から聞こえる魔女のような笑い声)
ゼット「ちきしょう・・あの女!書士隊の肉でも喰らってやがるのか!?」ぎゅりっぎゅりっ

カーブー「あれは・・!!」ダッダッダッダッダッ

ぎゅりっぎゅりっぎゅりっぎゅりっ・・
(真上を登っていく灰トラ猫のおしり)
カーブー「ここで会ったが何年目!?見つけたぞ!!盗賊猫め!!」
ゼット「ん・・・・?」ぎゅりっぎゅりっ(登りながら下を見る)
カーブー「きょえええええええええ!!!!」バッさぁ~~~~ん

ゼット「うおっ


マナブ「カーブーさん・・・これを・・・」(引きずられ、血だらけになった顔面を上げ、カーブーに石ころを差し出す)
カーブー「マナブ・・・お前の死は無駄にはしないぞ!!」ガシッ

ゼット「なんなんだ・・あのハンターは・・


カーブー「落ちろぉ~~~~~!!」ブーーーーーーーン

ゼット「いっ

ばちぃ~~~~~~ん

(見事、ゼットのお尻に石ころがクリティカルヒット)
ゼット「わにゃああああああああ

ぱっ

ひょうううううううううん
(頭から落下する灰虎猫)
カーブー「ハッハッハッハッハッハッ!!ざまぁないな!!」
ごちーーーーーーん

(頭同志ぶつかるゼットとカーブー)
カーブー「・・・・・・・・・・・・」クラッ・・
ゼット「・・・・・・・・・・・・」ふらぁ~~
ずでーーーーーーーーん

(両者ノックアウト方式で仰向けのまま地面に倒れるドボルヘルムと灰トラ猫)
ずるずるずるずる・・・・・
(倒れている二人のそばに、這いつくばりながら近づいていくゴンザレスの三人)
ザッザッザッザッザッザッザッ

(すごいスピードで土を掘り、カーブーとゼットを埋めていくゴンザレスの三人)
ゼット「・・・・・・・(後は頼んだぞ・・・バベンコ・・・)」ザッザッザッザッザッ

~集会浴場....

カポぉ~~~~~~ん
(夕暮れ時のオレンジ色に染まった西陽を受けながら温泉に浸かっているヴラドレン。同じく湯に浸かっている観光客のおじちゃんやおばちゃんから酒を頂いている)
ヴラドレン「うわっはっはっはっはっは。極楽極楽♪」ほれほれ飲みんさい

To Be Continued



次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事は!?
10/20(木)0時更新 「作者、ご来訪者数16万突破の祝辞を述べる」の巻
をお送り致します♪ぞんじゃあさ!次回もあんまんになったつもりで読もみよう
