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「Mosquito Amber Egg/PART6」編

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~大砂漠非狩猟エリア10....
$あたちのモンハン日記

ズドドドドドド・・・・
(陽炎揺らめく砂漠の遥か地平線の向こう側より、胸に大きなたまごらしきものを抱えて疾走してくるスーツ姿のこ汚い男)

ハッキネン「ハァ・・ハァ・・!!」へっこらへっこら(見事なまでの「ザ・運搬スタイル」をかましながら、琥珀のたまごを抱えて走っている)

ちら(一心不乱に走りながら恐る恐る後ろを振り返るハッキネン)


ワッシャッシャッシャッシャッシャッ!!
(地を這いながら爆走してくる無骨な竜骨型の兜を被った轟竜。首にはロックラック装備を纏った男女のハンターが跨っている)

$あたちのモンハン日記
バラン「待てコラァアアアアアア!!」ワッシャッシャッシャDASH!

$あたちのモンハン日記
ロージー「お願い、止まってぇ~~~~!!」

レオ「交渉はまだ終わっていないぞ!!」

ハッキネン「俺が請け負ったビジネスだ!!渡してたまるかっての!!」ひいひいひいDASH!

ロージー「見かけによらず誠実なのかしら・・」

ファイヤージンガー「でもよ、あいつのあの後ろ姿・・どっかで見たことあるような・・ないような・・」う~ん

レオ「どちらにしても、俺はあれを持って帰らないといけないんでね・・・聞いてくれ!!その琥珀を渡してくれれば、ギルドはハンターズ・サステナビリティに100万ゼニー提供する!!それでどうだ!?」

ハッキネン「・・・・・・・(NGOなんてどうでもいいが・・・それほどギルドはこいつが欲しいのか・・・ということは、相当な値打ち物ってことだな・・)」ひいひいひいDASH!

レオ「どうだ!?」

ハッキネン「ダメだ!!こいつは渡せない!!(そうと決まりゃ~闇市場で捌くまで!!もちろん金は独り占めだぜ♪)」ダッダッダッダッダッDASH!(更に加速する)

ファイヤージンガー「強情な野郎だな。ギルドに提供した方が、支援金はたんまり貰えるってのによ」

レオ「力づくでも止めて、説得するしかないな。頼む!バランさん!!」

バラン「任せな!!人間に追いつけないようじゃ、絶対王者の名に恥じるってな!!」


ズドドドドドドドド!!
(必死に琥珀のたまごを抱えて逃げるハッキネンの背後から、よだれを垂らして鬼気迫る兜を被った世にも恐ろしい轟竜の顔面。B級モンスター・パニックムービーのジャケを彷彿とさせる)


ハッキネン「助けてぇええええええええ!!」ひいこらあせる

バラン「オラァあああああああ!!」

がちぃ~~~~~んぎくっ
(轟竜の重牙をもってハッキネンが着ているスーツの背面に咬みつき、それをちぎってしまう)

ハッキネン「ひいいいいいいいいいあせる」(貧ぼっちゃまスタイルで遁逃を続ける)

バラン「ガッハッハッハッハッ!!尻を噛まれたくなければ、大人しく止まるんだな!!」

ハッキネン「おたすけぇ~~~~~あせる」ひいいいいいDASH!


ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・・
(ハッキネンの足元の砂場が激しく揺れ動く)


ハッキネン「はい・・?」ちら






ドシャアアアアアアン!!
(豪快にハッキネンを突き上げながら浮上してきた角竜)


ディアベル「イケメンハンターどこぉ~~~!?」(首には砂まみれのカーブーが必死に掴まっている)

レオ「さっきの角竜!?」

ロージー「お兄ちゃんも一緒だよ!!」むぅ~~ぶー


あたちのモンハン日記
カーブー「琥珀のたまごは!?」ざばぁああああああ(ヘルムの穴という穴から砂が零れ落ちていく)


あ~~~~れぇ~~~~~~~~
(ディアベルの真上から逆さまに急降下してくるハッキネン。それでもまだ琥珀をちゃんと抱えている)


カーブー「渡すものか!!きょえええええええええ!!!!」バッDASH!


ゴキッぎくっ
(逆さまで落下してきたハッキネンの背中に見事なまでのライダーキックをかますカーブー。同時にハッキネンの手元から琥珀のたまごがすっ飛んでいく)


ハッキネン「ぎゃあああああああ」ズシャーーーーーン煙(頭から砂上に落下)

カーブー「しまった!琥珀は・・!?」


ごろごろごろごろ・・・・ぴた
(砂の上を転がっていく琥珀のたまごが、ロックラックブーツの足元にぶつかって止まる)


レオ「ラッキ~♪」むんず(琥珀のたまごを「ザ・運搬スタイル」で抱える)

カーブー「レオゲルク・シュナイダー・・!返せ!!それは俺のものだ!!」

レオ「残念。俺にはギルドの大義名分があるんでね♪サンキュー!バランさん、ロージーちゃん♪」んじゃ(と、運搬スタイルで駆けていく)

ロージー「って、そのまま都市へ行っちゃうのぉ~!?」

レオ「え・・・ああ、ギルドの運び屋がいるエリア13までね(ということにして、この場をやり過ごそう・・)」すたこらさっさっさ~

バラン「護衛してやるよ」ズドドドドドsss(ロージーを乗せたままレオに並走してくる)

レオ「気持ちだけ受け取っておくよ。ありが・・・」

ディアベル「イケメンハンターお待ちぃ~~~~~!!」ズドドドドドドDASH!

カーブー&ハッキネン「待てぇ~~~~~!!」(それぞれディアベルの左右の翼膜にしがみついている)

レオ「ゲッあせる

ファイヤージンガー「お嬢!あのヘボッチとか言う野郎の顔を見ろよ!!間違いねぇ、暗黒商会のクソ野郎だ!!」

レオ「なに!?」

ロージー「ほんとだ!!あのムカつく金髪冷酷女の下僕だ!!レオゲルクさん!!絶対にあの人に琥珀を渡しちゃダメ!!きっとよくないことに使うつもりだんだよ!!」

レオ「・・・・・・・(参ったな・・・ブラックギルドにだけは、この琥珀を渡すわけにはいかないが・・・さて・・どうする?)」すててててて(滑稽なザ・運搬スタイルにて真剣に考え込んでいる)

バラン「乗りな」むにょん(頭を伸ばしてレオをすくい上げ、再び首に乗せる)

レオ「Phew~(ここはクルセイダーズと共闘の道を選んだ方が良さそうだふんだが、もしも俺がギルドナイトだって分かったら、ただじゃ済まないだろうな・・・すげぇ嫌われてたし・・)」とすん(琥珀を抱え首に跨る)

ロージー「さぁ!エリア13へ急ごう!!」

バラン「おっしゃ!いっちょお騒がせに駆け込みますかぁ~!!」


ズドドドドドドドド・・・・
(豪快に爆走しながらエリアアウトしていく轟竜)


カーブー「ディアベル!!追いかけるんだ!!」(左側の翼爪にぶら下がりながら指示を出す)

ディアベル「了解~~~(どんだけぇ~の言い方で)」


はっくしあせる
(と、可愛らしいくしゃみをする角竜)


カーブー「どうしたんだ?」

ディアベル「おかしいわね・・・なんか寒い・・」ぶるぶる

カーブー「ここはあっついぞ?」じりじりじりじり

ディアベル「違うの。砂の中だわ」

ピキピキピキピキ・・・
(ディアベルの体表に、わずかだが霜が張っている)

カーブー「珍妙だな・・・」ふむ~

ハッキネン「なにやってんだ!!早く追っかけろ!!」(向こう側の翼の下より、カーブーと同じ体勢でぶら下がったまま叫んでくる。もちろん貧ぼっちゃまスタイルで)

カーブー「お前が命令するなむかっ降りろ!!」

ハッキネン「お前こそ降りろ!!いつも邪魔ばかりしやがって!!」

ディアベル「喧嘩しないの。あたしはイケメンハンターを追いかけなくっちゃ。行くわよ~~~~~!!発進~~~~~~(どんだけぇ~の言い方で)」ズドドドドドドドDASH!(急発進をかます)


お~~~わぁ~~~~~~・・・・・
(猪突猛進しながらエリアアウトしていく角竜の両翼爪に、必死にしがみつくカーブーと、貧ぼっちゃまスタイルのハッキネンの哀れな後ろ姿)






「あたちのモンハン日記」
~Mosquito Amber Egg~







~大砂漠非狩猟エリア12....



アモン「・・・・・・・・・・・」ドスン・・ドスン・・・


ジリジリジリジリジリ・・・
(地平線上に見える巨大な残丘)


アモン「・・・・・・(ギルドアサイラム・・・。UBUの命令に背くことにはなるが・・やはり捨て置けん・・)」ドスン・・ドスン・・



とっとっとっとっとっとっ・・・
(アサイラムの丘を背景に、地平線上へ「イン」してくる一羽のガーグァ。背中に緑色の装束を纏った幼女を乗せている)



ウル「熱くねぇっチャ?」(跨っているガーグァを気遣う)


クラーク「ああ、大丈夫だ。レオが調合してくれた丸鳥用のクーラードリンクが、キンキンに効きすぎて頭痛がするくらいだ」ははははは

ウル「ダンカン達が都市とアサイラムを行き来してくれてるおかげで、物資には困らないっチャ♪ハンターが見かけたら驚きっチャね。砂漠を駆けるガーグァなんて見たら。プププ・・おかちい」(口を両手でおさえてわろうている)

クラーク「それが俺達、GTC(Guild Transportation Command:ギルド輸送軍)の役目だが、また妙な時に来ちまったな」

ウル「んダば、未確認生物なんていねぇ~ヂャ」むぅ~照れる(と、周囲を警戒している)

クラーク「人間の千里眼なんてそんなもんさ。ハロルドの坊主は別としてな」とっとっとっとっ・・

ウル「・・・・・・。容態はまだ悪いっチャ?」

クラーク「ああ。相変わらず気味の悪いわらべ唄に取り憑かれてやがる。黒龍伝説という名の悪夢にな」

ウル「・・・・可哀想っチャ・・・早く治ればいいんバ・・」しょんげり

クラーク「可哀想なのは心の優しいお前もさ。本当なら、ハロルドのそばにいてやりてぇのにな」

ウル「仕方ないっチャ・・。ウルちゃま達は、脱獄者や侵入者の「魔の手」から、アサイラムを守るという重大なミッチョンを請け負っているっチャからね」

クラーク「あの時とっ捕まえた、え~と・・UBUとかいうハンターだ。脱獄後は、すぐにファイヤーウォーで暴れてたらしいな。ポール・ベインズからの報告だ」

ウル「ユクモに潜入しているっチャろ?ポールも大変んバ。あいつも弟のそばにいてやりたいだろうっチャに・・」

クラーク「それと、ウーメイが行方不明らしい。有給休暇はとっくに切れているってのによ、ちっとも帰って来ねぇんだ。さすがのサフラもカンカンだぜ?」

ウル「ダッ!?ワガハイ、全然知らなんバあせる

クラーク「ま、あいつのことだ。そのうち、何事も無かったかのようにケロッと戻ってくるとは思うが・・報告不足ってことで、処罰は免れないだろうな」

ウル「そんなのブッブ~!!ウーメイはナイトの中でも一番、真面目な奴なんだっチャ!!そんなウーメイが約束を守らないってことは、何か凶悪事件に巻き込まれているかもしれねぇってことっチャ!!それなのに何が処罰だっチャ!?ブッブ~!!マニュアルなんてブッブのブ~!!」ぎゅううううDASH!(丸鳥の首をしめる)

クラーク「ぎゃああああああ!も、もしもの話だ!!無事を祈ろうぜ」パッ(手を離してもらう)

ウル「ふぅ~~ふぅ~~むかっ」カポン(顔を紅潮させながら、自制心を取り戻すように頭に付けている「おかしげな面」を被る)

クラーク「そうだったな。お前のその綺麗な髪の毛をいつも編んでくれるのは、他でもないウーメイだもんな。悪かったよ」

ウル「ぷぷぷ・・ハロルドにウーメイ・・・上位メンバーに二人も「欠員」が出ちまったのが、実におかしいっチャ・・・レオもきっと心配するっチャ・・・」ククク・・(面をつけながら不気味に笑う)

クラーク「俺としては、お前のメンタルが一番心配だ。だからと言って、秘密を知らないのも嫌だろ?」

ウル「ンバ。ダンカンはギルドで数少ない友達の一人っチャ」ぎゅう(長い首に抱きつく)

クラーク「もう一人の親友、レオはなにやってんだ?」

ウル「ぷぷぷ・・運搬ミッチョンだっチャ。それが問題なく成功する為にも「道中」の整備をきちんとしておかないといけないんバ♪」ぷぷぷぷ

クラーク「なるほどね。しっかし未確認モンスターなんてどこにも・・・ん・・」


ドスン・・ドスン・・
(遠方からこちらへ向かって歩いてくる黒角竜)


クラーク「黒角竜・・・デカいな・・。だが、未確認モンスターってのは言い過ぎだな」

ウル「でもねぇっチャよ」むぅ~(と、面を上げ、目を細めながら遠方を眺めている)

クラーク「??」

ウル「あの「テカり方」・・・こっち(新大陸)のそれとは似てるようで違うっチャ」むぅ~(目を細めてる)

クラーク「甲殻のグロスが違うって・・?俺には同じにしか見えねぇが・・・流石、大地の申し子と褒め称えたいが・・ってことは、あちら産(旧大陸)の黒角竜が大砂漠にいるって言うのか?」

ウル「だとすればお前たちと同じ(知的生命体種)だっチャ」むぅ~照れる


ドスン・・ドスン・・
(次第に互いの距離が近くなる黒角竜と幼女を乗せたガーグァ)


アモン「・・・・・・・(砂漠に子供を乗せた丸鳥が一羽・・・問題はその子供が着ている装束だが・・)」ドスン・・ドスン・・

クラーク「本当にでかいな・・。あの立派な黒巻き角は、一隊のファランクスをも上回る威力だろうが・・・どうする?」

ウル「聞いてみればいいっチャ。おい!!そこの黒角竜!!止まるっチャ!!」バッ(両腕を広げ、停止のサインを示す)

アモン「・・・・・・・・・(UBUを誘拐したギルドナイトの一人は、緑色の装束を着た子供であったというが・・・)」ドスン・・・・(一歩前進で踏みとどまる)

ウル「もしも言葉が分かるのなら、ここから先には近づかない方がいいっチャ。これは警告であり、忠告でもあるっチャ」

アモン「・・・・・・・・(一切怖じけず、説き伏せる・・・この実直さは子供ならではのものか、或いは・・・)」

ウル「早く去るっチャ!!お前を危険な目に晒したくねぇっチャ!!」

アモン「・・・・・・・・(嘘はないようだが・・これでUBUの言うことが本当だと確信がとれた。エリア13はギルドの統治下というわけか・・)」ふぅ~~~~

ウル「さ、早く行くっチャ」にこ

アモン「・・・・・・・・(このようなあどけない少女までもが・・・いや・・それが時代というものか・・・)」くるっ

クラーク「行ってくれるみたいだな」

ウル「んダば、出来るだけウルちゃまは、モンスターとは戦いたくねぇっチャ」ふぅ~~~~


ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・・
(砂漠の大地が揺れ動く)


ウル「ダッ!?なんだっチャ!?」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ!!

アモン「・・・・・・・・・・(まただ・・・先程の振動とは少し質が違うようだが・・・近い・・!!)」


モコモコモコモコモコ!!
(ガーグァが立つ砂漠の大地がみるみるうちに膨れ上がり、砂丘となっていく)


クラーク「うお~~~~~っとあせる」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ!!(砂山から落ちそうになる)

アモン「乗れ!!」

クラーク「すまねぇ!!」ダッsss








ドシャーーーーーーーン!!
(砂の海を突き上げるように出現してきた弩岩竜)




アモン「弩岩竜・・!!」

クラーク「クソ・・・UMWってのはこいつのことだったのか・・!!」(砂埃を受けながら、アモンの背中より巨大な影の主を見上げる)

ウル「んババ~~~~~」むぅ~~~照れる

To Be Continued




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次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事ダブルクロスはさ!?

2/23(木)0時更新 たぶんMHO関連の話題をばさaya

をお送りいたします♪んじゃあさ!次回もPCモニターにスラムダンクを叩き込みながら読も見ようよぽけ~




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