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Channel: あたちのモンハン日記
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「Mosquito Amber Egg/PART8」

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ハァ~~~~・・
(口内から機械的な風音をたてる弩岩竜のデカい顔面)



クラーク「くっせぇ息吐き散らしやがって・・これでもあいつが生きていないっていうのか?ウル」

ウル「本当に臭いっチャ?よく嗅いでみろっチャ」くんくん


ハァ~~~~~~~~~
(巨人のような顔面の口内から「そよいでくる」においを嗅ぐ黒角竜)



アモン「生物のそれとは明らかに違うな・・・この人工的な香り・・何かを燃やしている煙のものか」

クラーク「そうか!燃石炭か!!」

ウル「んバ。つまり、このオディバトラスが蒸気機関で動いていることを証明するものっチャ」くんくん

アモン「モンスター搭乗兵器か。煩わしい」

ウル「お前こそ、よく搭乗兵器だなんておぞましい言葉を知ってるっチャね?黒角竜」

アモン「この期に及んで隠すつもりはない。所属はクルセイダーズだ。お前たち(ギルド)が働かない分、連中とは数多くやりあってきた」

クラーク「ほぉ。百戦錬磨のファランクスだったとはな・・マジで最悪な日に来ちまったぜ」やれやれ

アモン「お前が本当にUBUを捕えたギルドナイトならば、その力を見せてみろ」

ウル「・・・・・・・・・・汗」すっ(動揺したのだろうか、おかしげなお面を被る)

クラーク「・・・・・・(まずいな・・・知ってやがったか・・)」

ウル「プププ・・今は喧嘩をしてる場合じゃないっチャ。問題は・・ププ・・・こいつの目的だっチャ」ああ、おかちい(と、巨人の顔面を見上げる)

アモン「ならば俺にそうしたように、聞いてみればいい」

ウル「プップ~♪なかなか話の分かる黒角竜だっチャね♪ププ・・おかちくて、たまらない」すっ・・(お面を脱ぎ、上にやる)

アモン「アモンだ」

ウル「んダば、アモン。戦闘になったらウルちゃま達に構わず逃げろっチャ。こいつはワガハイ達がなんとかするっチャ」

アモン「・・・・・・・・・・」

ウル「そうと決まれば・・・」

すぅ~~~~~~~~~~~
(胸いっぱいに息を吸うウル)

ウル「やい!!!!コソコソ隠れてないで姿を見せるっチャ!!!!ブラックギルドの手先共だってことはわかってるっチャよ!!!!


操舵ジジイ「なんとでっかい声を出す子供じゃな。弩岩竜の口内を通して、ここまで振動してくるぞい汗

カペラ「耳の遠いもう一人の翁なら喜ぶでしょうけど・・感心してないで、舵取りの練習でもしたら?」(その背中にコソコソ隠れて頷いているアガッツィ。隠れているから顔は見えない)

操舵ジジイ「そうじゃのぉ~・・・まずは機動性の確認をするか・・ぞい♪」


ウル「む・・・「まだちいちゃい」ワガハイを無視してるっチャねむかっ」きぃ~~えっへん

クラーク「返答がねぇなら、いっそ口の中に入っていって挨拶でもするか?」あはははは


ギュウウウウウウウン・・・
(まるでスイッチが入ったかのような「生物的起動音」と共に、弩岩竜の全身が小刻みに震えだす)


アモン「その願いが叶いそうだぞ」

クラーク「なに・・?」




グワアアアアアアア!!



ウル「ダッあせる

アモン「脚力なら負けん」フン



ズワアアアアアアアアア!!
(砂漠の大地を飲み干すように大口を開けて追いかけてくる巨大な弩岩竜より、前傾姿勢で必死に遁逃する黒角竜)



クラーク「うおおおおおおおおおあせる」(黒角竜の背甲上で、長い首を窄み、必死に身を屈めて落下しないようにしている。ウルはその首に両手を回して落ちないようにしているが、体重が軽いため、風圧により体が綺麗に浮いてしまっている)

ウル「んババババババババババあせる」びゅおおおおおおsss


操舵ジジイ「なかなかのトルクじゃぞい。どうだ?燃焼ジジイ」(伝声管に向かって話す)

燃焼ジジイ「これならぁ~・・ドラッグレースにも参加してもぉ~・・優勝出来るぞぉ~い・・」(伝声管から返答がある)

カペラ「まだ加速出来るわよ。もっと燃焼してみたら?」(不敵な微笑を浮かべながら伝声管に向かって檄を飛ばす)

燃焼ジジイ「よっしゃ~・・!!バーンナップじゃぞぉ~~~い・・!!」



グバああああああああ!!
(砂の大地を裂き進みながら更に加速する弩岩竜)



ウル「マジで喰われちまうっチャ~~~~~~あせる」びゅおおおおおおsss

アモン「これしきで!!しっかり掴まってろ!!」




ズドドドドドドドド!!
(卓越した強靭な脚力により、みるみるうちに背後の弩岩竜との差を広げていく)



クラーク「お~~~たぁ~~~す~~~けぇ~~~~~あせる」グワングワンDASH!(と、背甲の上で飛んだり跳ねたりしてる)

ウル「んババババババ・・!!なんてしつこい奴っチャ~~~!!」びゅおおおおおおDASH!(丸鳥の首にし抱きつき、宙に揺られながらも、後方より追いかけてくる弩岩竜のデカい顔面をしっかり捉えている)


操舵ジジイ「ホーミング性能も大したもんだぞい」ぞいぞい(のんきに舵をとっている)

カペラ「元々の闘争本能を利用しているだけ。制御出来てしまえば、可愛いいもんでしょ?」くす


クラーク「このままじゃ俺の身が持たねぇ!!なんとかしろぉ~~~!!」グワングワンDASH!

アモン「本当に煩い連中だ。その嘴でしっかり噛み付いてろ」ズドドドドドドsss

クラーク「あんたの硬い背甲じゃ無理だぁ~~~~!!」グワングワンDASH!

アモン「モヤっと


操舵ジジイ「よぉ~そろぉ~♪パクんと尻尾を噛んでやろうかぞ~い♪」ぎゅりぎゅり(舵をとりながら潜望鏡を覗いている)

アガッツィ「待て!黒角竜の様子がおかしいぞ!!」(コクピット背後の潜望鏡を覗いている為、顔が見えない)



ズザザザザザザザザ!!
(潜望鏡視点。凄まじい砂埃をたてながら、砂中へ潜っていく黒角竜。その尻尾を必死に噛み付いている丸鳥と、その首になんとか掴まっている少女の姿も見える)



操舵ジジイ「生意気な!!ダイブして叩き潰してくれるわ!!」それよ(と、背後から優しく操縦パネルを指差す女史)


ぼちんドキッ
(赤くてまあるいボタン(撃龍槍タイプを小型にした感じの)を押す操舵ジジイ。感極まってよだれがビリョビリョに垂れている)




あんぎゃああああああ・・・・
(スーパースロー。太陽光を背に大口を開けてダイブしてくる弩岩竜。目の前の黒角竜は既に砂中へと潜り、尻尾だけが飛び出している)





ダシャアアアアアアアン!!
(スーパースロー解除。砂の大地に「腹から」豪快に着地する弩岩竜)



操舵ジジイ「くぅ~~~~!!惜しかったぞい!!」ぴぃ~ん(指を弾く。鼻息を荒くしながら)

カペラ「平気よ。エリア周辺なら砂中ソナーで探索出来るから」ふぁさっ(金髪をかきあげる)

アガッツィ「あれ・・・」じー(潜望鏡を覗いている)

カペラ「なに?旧キャプテン」

アガッツィ「そんな呼び名やめてください汗そんなことより遠方から誰かが走ってきます」じー

カペラ「見せて」ゴスッドキッ(かなりキツめの肘打ちをアガッツィのみぞおちにかまして、潜望鏡を強奪LOOKする女史。アガッツィは余程の苦痛なのか、その場に屈んでしまった為、顔は見えない。しかも一落ち確定)


じーーーーーーーーーー
(潜望鏡視点。砂漠の地平線上に見えてくる人型のシルエット)


カペラ「??」



ズドドドドドドドドドド!!
(エリアインしてきたのは爆走するスーツ姿のハッキネン。口から泡を吹きながら、明らかに「キマってしまった形相」で一心不乱に駆けて来る)



カペラ「・・・・・・・・」グンジャンプ(何も言わず潜望鏡を上にやる女史。その傍らでは「う~ん・・」と言いながら蹲っているアガッツィの姿も)







「あたちのモンハン日記」
~Mosquito Amber Egg~








~大砂漠非狩猟エリア12....


ひいひいふうふうはぁ
(見事なまでの「ザ・運搬スタイル」にて琥珀のたまごを抱え、小高い砂丘の頂上に「イン」してくるロックラックシリーズを身に纏ったガッチリ体系の金髪白人)

レオ「へぇこら。あとひとエリアでアサイラムか・・・・・んっ!?」



アギギギギギギギギギ・・・
(砂漠の遠方で奇妙な唸り声をあげて佇んでいる弩岩竜の姿)



レオ「おいおい・・いつからセクメーア砂漠と地続きになったんだ?」

??「隙あり~~~~~~~!!」

レオ「!!」


ズシャアアアアアアアsss
(琥珀のたまごをレオの胸から奪取し、そのまま砂丘を転がり落ちていくカーブー)


あたちのモンハン日記
カーブー「むわははははは!!今度こそ頂いたぞ!!レオゲルク・シュナイダー!!」ゴロゴロゴロゴロゴロDASH!(どう見ても砂丘をただ転がり落ちていくだけのカーブーだが、しっかりその胸には琥珀のたまごを抱いている)


レオ「ったく・・・可愛いロージーちゃんの兄貴でも、そろそろ我慢の限界だ。って、待てよ。ロージーちゃんの兄ってことは・・・あれがローゼンクロイツの息子~~~!?」

$あたちのモンハン日記
ロージー「ちがわぁ~~~い!!」」ずがーーーーんsss(レオの背中に見事なまでのドロップキックを決め込みながらエリアインしてくる)


バラン「ははははは。同じ兄妹でも血の繋がりはねぇんだよ。ローゼンクロイツのお嬢さんが、勝手にカーブーを兄と慕っているだけだ」ドスン・・ドスン・・(余裕をかましながらインしてくる轟竜。頭には鉄製剥き出しの竜骨型のアーメットを被っている)


ディアベル「大丈夫!?イケメンハンター!!」(顔面から砂に埋れているレオに駆け寄る)

レオ「ああ・・そういうことだったの・・。少し安心・・」ずぼっ(ディアベルの尻尾に包まれ、砂中より引き上げられる)

ロージー「ごめんね・・お兄ちゃんが迷惑ばかりかけて・・」

レオ「ハンターってのは破天荒なものさ。君が気にすることはない」パンパンはぁ(服に着いた砂を払う)

ロージー「・・・・お兄ちゃんはあたしのこと、どうでもいいと思ってるの・・。だからちいとも言うことを聞いてくれない・・・だってあたしは、みんなの言うとおり、ただの押しかけ妹だもんね・・」しょんげり

ファイヤージンガー「んなことねぇよ。お前はハンターになりたくて、憧れだったクソ兄貴を本当の兄妹だと思って慕っているんだろ?愛情表現が少しばかりラディカルなだけで、やってることは間違っちゃいねぇ。きっと・・いや、明確に、そして聡明にだ」

ロージー「レオゲルクさんの言うように、本当の妹だったら良かったのにね」なでなで(左肩の優しい相棒を撫でる)

ディアベル「ロージーちゃん・・なんて健気・・」ぐすん(あのつぶらな瞳に「竜のナミダ」を浮かべる情に脆い角竜)

レオ「・・・・・・・。実は俺にも妹がいてね」

ロージー「え・・」

レオ「君たちと同じ義理の関係だが、俺にとってはかけがえのない存在なんだ」

ロージー「ふぁ・・・」

レオ「妹は孤児でさ。まだ小さいのに、俺より過酷な人生をたぁ~くさん歩んできた強い子なんだぜ?狩猟のことばかりしか考えていない脳天気な俺なんて、いつも妹に怒られてばかりだふん

バラン「その「しっかりさん」をあんちゃんが引き取ったってわけか」

レオ「うん・・俺も孤児だからさ。妹の辛さがよく分かるんだ」

ロージー「え・・・・」

レオ「俺は両親の顔すら知らない。俺が知っていたのは、親から授かった名前だけ。それだけを誇りに、生き抜くため、類稀な力を頼りに、ガキの頃から「ハンターごっこ」に明け暮れ、気づけばギルドのハンターになって大陸を駆け回っていた・・。目標は、世界でナンバーワンのモンスターハンターになること。自分自身にクエストを与えることで、孤独感や寂しさを紛らわせていたのさ」

ロージー「でも目標を実現したのは立派なことだわ」

レオ「ハンター界ではね」フッ

ロージー「??」

レオ「実際、獣人や竜人、モンスターや大陸で生きるすべての生物を含めたら、誰が一番強いなんて分かりやしないし、食物連鎖の頂点に立とうとも思わない。けどさ、もしも最強と言われる奴を倒せることが出来たら、その次に自分を待っている目標とは何なんだろうって・・・俺はバカだからさ、いちいち実戦してみないとわかんねぇんだ」ははははは

ファイヤージンガー「クソ兄貴とはまた違った実直なハンターだな。きっと」ぼそ(ロージーに耳打ちをする)

レオ「俺が親から受け継いだ唯一の財産・・それは名前だ。俺が後世に残るモンスターハンターになれば、シュナイダーの名前もまた歴史に刻まれる。だからこそ、同じ孤児である妹にも、俺と同じ苗字になってもらって、二人で一緒に大陸に爪痕を残してやろうぜ!って、俺達が大陸で一番強い兄妹になってやろうぜ!!って、契りを交わしたんだ。な、すげぇバカな話しだろ?」にかっ(と笑うレオの顔は純真な子供の笑みそのものである)

ロージー「レオゲルクさん・・・」(その奥で感慨深げな表情を浮かべる二頭の飛竜種)

レオ「君たちが掲げる三種共存・・ひいては大陸の生命は平等であるという思想と同様、絆に血の繋がりなんて必要ないのかもな」(ロージー、そしてファイヤージンガー、ディアベル、バランを見渡すレオ)

ロージー「絆に・・血の繋がりは関係ない・・・」

ファイヤージンガー「聞いたろ?お嬢。この金髪のにいちゃんは、自分の過去を晒すことで、お前を励まそうとしてくれてるんだ。だったらそれに応えてやれ!」ぺちぃ~~ん(葉っぱの手でロージーの頬をはたき、叱咤激励する)

バラン「そうだぜ、ロージー。本当にお前がカーブーのことを想うのなら、それこそとっ捕まえて、今のあいつが働いている悪事を正してやらねぇといけねぇ」

ディアベル「そうよ!それが出来るのはあんただけなのよ!!ロージー!!自信持って!!こんなことでくじけちゃダメ!!」がんばっ!

ファイヤージンガー「押しかけ妹?上等じゃねぇか。だったら、あの自由奔放で未成熟なクソ兄貴に、お前がいなきゃダメなんだってことを知らしめてやろうじゃねぇか。その為に俺たちはいるんだぜ?それが仲間だからだ」

ロージー「みんな・・・」


たしっ(左肩のドスビスカスに頬をなすりつけながら、角竜と轟竜のでっかい顔面にハグするロージー)


ロージー「そうだね!お兄ちゃんの悪事を止めなきゃ!!」うん!!

レオ「僭越ながら、俺も手伝わせてもらうよ」ぽん(ロージーの肩に手を置く)

ロージー「レオゲルクさん・・・でも、お兄ちゃんは「ちいとばかり」厄介よ?」

レオ「任せろ。ハンターとのデュエルは得意なんだ」にかっ

ロージー「ふぁ・・・」

ファイヤージンガー「そのクソ兄貴はどこいった?」きょろきょろ

レオ「あそこだ」ほれ


すたこらさっさっさぁ~~~~
(と、広大な砂漠を不慣れな運搬スタイルで駆けていくドボルヘルムの男の小さい後ろ姿)


ロージー「こらぁ~!!お兄ちゃん!!琥珀を返しなさぁ~い!!」


すたこらさっさっさぁ~~~~
(と、運搬スタイルのまま、右腕を掲げ、綺麗に中指を突き立てるドボルヘルムの男のちいさい後ろ姿。突き上げた中指の先端が太陽光を受け、「チラリん」と光っているのがまたムカつく)


ロージー「あのクソ兄貴がぁ・・・!!」(豹変したようにおさげが逆だっている。左肩のドスビスカスをはじめ、一同やれやれのポーズ)

To Be Continued青い鳥





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次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎダブルクロスは!?

3/1(水)0時更新 なんもまるで決まってないんですよaya

をお送りいたします♪だったらさ!!次回も見ないふりして見ればいいじゃんかぽけ~







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