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「紫のヴォルの人」の巻

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~MogaVillage....

ザザァ~~~~~ン


ア~~ア~~カモメ
(晴天を舞う海鳥達の下、板を繋いで作られた港の上で腰を下ろし、釣り糸を垂らしている漁師。左袖が大きく垂れていることから、この男が隻腕であることが窺える)


漁師「・・・・・・・・・・」ザザァ~~~~~ン(深々と麦わら帽子を被っているので顔全体は見えないが、肌の色と鼻の高さから、我々の世界でいうところのアジア系民族に近い人種であろうか。また口許は、無骨で斑な白髪交じりの無精髭で覆われている)


ギィ~~~~~・・ギィ~~~~~・・
(ハンターと思しき武具を身に纏った男女数名を乗せた小舟が港に停泊する)


漁師「・・・・・・・・・・」ザザァ~~~~~ン(釣り糸を見つめる男の横顔越しに、小舟より次々と港に上がってくる狩人達。その群衆の中でひときわ目立つ、「行商ばあ並」のでっかい風呂敷を背負ったヒーラーシリーズの少女。また、その少女が片手に持つ「黒い傘」を引っ張り、港にあげるのを手伝っている背丈の良く似た少女(上からフルフルヘルム、プライベートベスト、フルフルアーム、プライベートフリル、フルフルグリーヴを身に着け、背中には黒く長い刀身を持った双剣(ジルバ・アンセムだろうか?)を携帯)の姿も見える)


ポール「よっと」バッ煙(一番最後に小舟より「小粋に」港に飛び移ってきたのは、ご存知ロックラック装備が良く似合う、ナイスミドルのイケメンハンターである)


ザザァ~~~~~ン
(各々村の中へ散開していく狩人達。ポールは潮風を気持ちよさそうに受けながら、隻腕の釣り人の方へ歩いて行く)


ポール「調子はどうだい?」スッ・・(ごくごく「自然に」釣り人の横に座る)

漁師「早かったな」ザザァ~~~ン・・(釣り糸から目を逸らさず答える)

ポール「遠目に見たら、本当に地元の漁師だぜ?黄(ウォン)」ザザァ~~~ン・・

黄「有名人のお前ほど、顔を世間に晒せる身分じゃあないんでな」ザザァ~~~ン・・

ポール「結構大変なんだぞ?さっきも小舟で、双子の少女の質問攻めにあっていたばかりだ。「真面目なハントは儲かるか?」だってよ。まったく、最近の若いガールズハンターの思考にはついていけないよ」ん~~~~(足を伸ばし、姿勢を楽にする)

黄「それは結構なことだ。今の時代、正攻法で狩猟に勤しむ方が珍しい。狩猟が出来るからといって、ハンターになる道を選ぶ必要はないんだからな」

ポール「さすが元剣客。説得力が違うな。それにしても最近よく会うな?そんなに人手不足なのか?」

黄「継続して、フェリックスは離脱中。加えて、王(ワン)も休暇から未だに戻らん状態だ」

ポール「・・・・・・・・(まさか羽美の奴・・まだ水没林に・・?)」

黄「おまけに期待の新人を二人も続けて失った。サフラの気苦労も絶えんというわけだ」フッ・・

ポール「悪いな。報告書でも良かったんだが・・」

黄「古より、機密事項は口頭に限る。お前こそ、何度も都市(ロックラック)に帰還していては怪しまれるだろう?それなりの配慮というわけさ」

ポール「そうでもないさ。それなりに信頼を受けているんでね。それより、どうしてここ(モガ)なんだ?」

黄「モーテルの連中の動向を探っている。それでこのみすぼらしい格好というわけさ」

ポール「悪くない。本当だぜ?」(青空を見上げる)

黄「・・・・・・・・・・」(深々と被った麦わら帽子から見える口許は少しほころんで見える)

ポール「本題に入ろう」よっはぁ(体勢を直し、あぐらをかく)

黄「聞いてやろう」グン煙(右腕のみで「引いた竿」を引く)


ざぱぁ~~~~~んあせる
(生きのいいハリマグロが釣れる)


ポール「残念ながら俺が赴任して以来、クルセイダーズの主力モンスターの多くは、水没林へ移動してしまったようだ。このことからも次の戦地が水没林であることが推測出来る」

黄「そのようだな。モーテルの主力も同じだ。女帝直々に、猫どもの援軍に向かったという」パシャパシャあせる(暴れるハリマグロを木製バケツに入れる)

ポール「軍の中心である知的生命体種は留守だが、渓流に居残っている飛竜種とは接触出来た。そこから推し量るに、クルセイダーズのハンター達は、人と同じように彼らとコミュニケーションを図り、規律にとらわれない共通の目的と、本来彼らが持つべき「自由な生態的地位」を与えることで、忠誠心と信頼を築き上げていると思われる」

黄「ニッチを共有しているわけではないのか・・」ふむ・・

ポール「俺も最初は渓流の何処かで、軍事訓練でもしているのかと思ったが、予想以上に拘束はしていないことに驚いた。また、人もモンスターも、種に優劣を齎す支配的意欲を持つ者は存在せず、互いに尊重し合い、話し合いの機会を積極的に取り入れることで、共通理解を図っている様子だ」

黄「それが不可解だという。人でも築きにくい信頼を、モンスターと行うというのがな・・」

ポール「それに関して模範となっているのは、三種共存から成る学園の存在が大きい。その証拠に、先日ユクモに来訪した書士隊は、積極的にその学園を訪問していた」

黄「教養を?モンスターが?笑わせる」ハン

ポール「無下に出来ない。なぜなら、その学園で戦闘があったからだ。しかも相手が凍土とくれば尚更にだ」

黄「・・・・連中の目的は?」

ポール「狙いは書士隊。俺たち(ギルドナイツ)同様、村に刺客を潜り込ませてきた。そしてそれを阻止したのが、他でもないクルセイダーズだ。話では学園の生徒達も力を貸したという」

黄「つまり、クルセイダーズは・・ユクモは凍土に牙を剥いたということか・・」ふむ・・

ポール「首魁であるUBUは、その意志をユクモにあらず、あくまでもクルセイダーズによるものだと、凍土に伝言したらしい」

黄「現地には行ってないのだろう?やけに詳しいな」

ポール「言ったろ?信頼されていると。今の話は、UBUに近い側近とも言える獣人から聞いた話だ。ほら、先の革命の発端者だよ」

黄「Lyniansの英雄、龍之鉄平か・・その学園には接触してみる価値があるようだな」

ポール「ああ。機会があれば行ってみるつもりだ」

黄「そうしてくれ。ユクモの団結力は、ギルドにとって脅威となりうるかもしれん。その他には?」

ポール「これがまた妙な話なんだが・・」(黄の顔を見つめる)

黄「なんだ?」スッ・・(帽子のつばを上げると、鉄製の眼帯を付けた深みのある顔が露わになる)

ポール「俺の到着とまったく同時期に、渓流地区内に知的生命体種の刻竜が出現した」

黄「!!」

ポール「ただでさえその生態・特徴が明らかになっていない刻竜に、理知と力の制御力が加わった、極めて危険度の高い存在だ。今は大人しく渓流地区の何処かに居座っているらしいのだが、クルセイダーズの連中をしても、奴が何処に潜んでいるのか把握出来ていないようだ」

黄「仲間ではないのか?」

ポール「今のところなんとも言えない。だが、その刻竜はクルセイダーズの連中に好意を抱いていているようで、先日のタンジアでのミッションの際、俺たちがいた海域に援軍として現れたくらいだ。この話・・・どう思う?」

黄「・・・・・・・・・・・」(右手で眼帯を押さえながら深く考え込んでいる)

ポール「あんたの右目には、「飛竜の赤眼」の欠片から作ったという義眼が入っているんだろう?噂では、剣客時代、刻竜討伐の依頼を受けたというが・・」

黄「その刻竜もまた、知的生命体種だった」

ポール「・・・・・続けてくれ」

黄「酷い土砂降りの日だった。轟々と大地を打ち付ける猛雨の森の中、某と刻竜は対峙した・・。睨み合ったまま、どのくらい時が経ったかわからんうちに、落雷と同時に某は奴の左目に渾身の突きを穿つことに成功した。当然、手応えは、たいていの相手ならば、間違いなく怯む威力のものだ。先制に成功し、完全に仕留めたと思った」

ピシャ・・ピシャ・・・・・・
(バケツの中のハリマグロが、次第に生命力を失って動かなくなる)

黄「だが、次の瞬間、奴の目は鮮血に塗れたような、凄惨たる悍ましい赤眼に光り、それを直視してしまった俺は、まるで金縛りにあっているかのように、身動きが出来なくなってしまった」

ポール「・・・・・・・・(ユクモに現れた刻竜と全く同じだ・・)」

黄「すると奴は、目の前で棒立ちになっている俺の左半身を容赦なく、あの忌々しい鋭い牙で屠り削ると満足したかのように飛び立っていった・・・奴のことを記憶しているのはそこまでだ。次に目が覚めた時には、左目を失い、そして左腕も欠損した状態だった。その時、はじめて気付かされたよ」

ポール「・・・・・?」

黄「某は運良く生き残ったのではない。あいつの意図によって、傷を負わされたまま「生かされた」のだとな・・」

ポール「・・・・・・・・・」

黄「奴は左目を傷つけられた報復に、某の左半身を「わざ」と襲った・・そして一生涯、その痛みを伴ったまま、また、刻竜の恐怖を背負ったまま、生き続けろと・・・「龍痕」を残していったのさ」


ザザァ~~~~~ン


黄「その後、懐に残っていた奴の赤眼の欠片を義眼に作り変え、混隻魔王が誕生したというわけさ・・・植え付けられた恐怖心に少しでも抗う為にな」フッ・・

ポール「・・・・・・同じ奴だと思うか?」

黄「大陸広しど、知的生命体種の刻竜などそうはおらん。そいつは左目に傷を負っていたか?」

ポール「いや・・・古傷は見られなかった。だが・・・敵対者の動きを封じ、浮遊させるという特徴は・・・まったく同じだ」

黄「間違いない。おそらくは目の傷は再生したのだろう。元々、モンスターは再生力の高い生き物だ。どうやら某は、奴に傷一つ残せなかったらしい」ひょっ煙(竿を投げ、釣り糸を遠くに飛ばす)

ポール「・・・・・・・。もうひとつ興味深い話がある」

黄「なんだ?」

ポール「あんたが光を奪ったユクモのハンター・・・川村カーブーにだけは、その刻竜がどこか敬意を払うような態度であったということだ。そう・・共感し合うように、互いの狩りのあり方を愉しんでいるようだった・・」

黄「・・・・・・・・・・。その様子では目が見えなくとも、生き生きしているようだな」

ポール「今は擬似的にだが、視界を取り戻すことに成功している。彼が愛用しているドボルヘルムに、何か仕掛けをしたらしい。俺から見ても強いぞ。今のカーブー君は」

黄「その方が報復のしがいがあるというものだ・・・。だが、安心しろ。今の某は剣客ではない。ナイツの一員である以上、個人的私怨による衝動には駆られたりはしない。シリウスのように、腹の内で何を企んでいるか分からんような、複雑な人間ではないからな」

ポール「任務に忠実・・・あんたも俺と同じさ」

黄「レオもな」

ポール「ん・・そうだな」


ザザァ~~~~~ン
(同じ海原を見つめる二人のナイト)


ポール「刻竜が・・奴がユクモに滞在する理由は・・・一体なんだろうな・・」


ザザァ~~~~~ン









「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~











ごきげんよ━━━━━━お!



ゾフィ「んあ~~!!ったく、毎度のことながら癇に障る女だぜむかっ」ぺっあせる(ツバを吐き捨てるその背後では元気に手を振っているアイシャの陽気な姿が)


ユーリィ「・・でも・・ナンバーワン・・受付嬢・・」ザッザッザッザッ・・(「でっかい風呂敷(いろんなモンスターアイコンが散らばった)」を担ぎながら歩くお姉ちゃん。その隣では、まだ手を振り続けてるアイシャに向かってアオキノコをぶん投げるゾフィの姿が。阿鼻叫喚をあげるアイシャ)

ゾフィ「ぎゃははははは。ザマァねぇってんだ。でもよ、ラッキーだったな。あいつの話じゃあ、ニャン次郎さんの次の宅配時間は、もうすぐだっていうじゃねぇか。ほぼぴったりの到着だ」すっ・・(背中よりペロペロキャンディを取り出す)

ユーリィ「・・予定通り・・だもん・・」(片手には「安心安全な航路をご提供★旅のオトモにこんな時刻表~孤島地方編」というのを握っている)

ゾフィ「まだ時間あんな。農場でも荒らしに行くか?」れろれろ(結構真面目な顔して言う)

ユーリィ「・・畑荒らし・・興味ない・・ファンゴじゃあるまいし・・」ブ~~~(と、鳴きマネをするお姉ちゃん)

ゾフィ「しっかし義理がてぇよな。ユーリィも。今更仕送りなんてよ」がじっぎくっ(ギザギザの歯でアメ噛んだ)

ユーリィ「・・小生の責務・・・・半田千恵子の代わりに・・」

ゾフィ「コニーだっけか?あのメイドアイルーにゃん。ユクモで暮らしてんだからよ、生活には困ってねぇだろ?」がりがりっ

ユーリィ「・・どこにいても・・お金は必要・・だもん・・」ザッザッザッザッ・・

ゾフィ「おいおい。まさかその風呂敷に、大量の札束が入ってるとか言うんじゃねぇだろうな・・」


ごとん煙(板張りの港の先に到着し、風呂敷を下ろすお姉ちゃん)


ユーリィ「・・見る・・?」

ゾフィ「見る」こくり

ユーリィ「・・見ろ・・」ふぁさっはぁ(風呂敷の紐を解く)



ヴォる~~~~~~ん!!


ゾフィ「んあ・・なんだこりゃ・・。兄貴の「面」じゃねぇか」モブが好きなふん

ユーリィ「・・サザンゴッドの・・質屋にあった・・」がしょんびっくり(ヴォルアドミラルを被るお姉ちゃん。「ふおっふおっふおっふおっ」と笑う)

ゾフィ「なんでそんなもん持ってきたんだよ?」ふおっふおっふおっふおっ(と、へんてこりんな小躍りをしながらわろうているお姉ちゃん)

ユーリィ「・・ニャン次郎さんに・・顔バレしない為・・」ふおっふおっふおっふおっ(その場でくるくる回る)

ゾフィ「名乗らないで荷物を送る気か?」

ユーリィ「・・・・・・・・・」ふおっふおっふおっふおっ(ヴォルのまま頷く)

ゾフィ「そりゃ結構だが、匿名で宅配してくれるかね?」よいしょっとな(腰を下ろす)

ユーリィ「・・・・・・・・・・」(ヴォルのまま、鳩が豆鉄砲を食ったような顔してる)

ゾフィ「偽名使えよ。あ~~~~・・・・「紫のヴォルの人」ってのはよ?」

ユーリィ「・・・・・・・・・・」こくり(ヴォルのまま頷く)

ゾフィ「そんで、肝心の荷物は何を送るんよ?」ザザァ~~~ン(潮風に豚耳が靡く)

ユーリィ「・・これ・・」ごろん(風呂敷の中に転がっている、かなり「でかめな」どんぐり)

ゾフィ「・・・砲丸どんぐり・・・・そんな重てぇもんやるのか?確かに、こっからテロス密林は遠いから珍しいっちゃ珍しいけどよ・・」てんてん(その名の通り砲丸の如く重量感のあるでっかいどんぐりを叩く)

ユーリィ「・・叩いちゃダメ・・それ・・脆いから・・」

ゾフィ「んあ・・そうだったな。落とすとすぐ割れちまうんだった・・・・って、そっか。この中に、金が詰まってるんだな?」

ユーリィ「・・・・・・・・・」こくり(無表情のヴォルのまま頷く)


ザザァ~~~~~ン(ヴォルアドミラルと砲丸どんぐりを小脇に置き、並んで座りながら海を見つめる双子の少女の後ろ姿)


ゾフィ「ふぁ~あ・・・暇だから魚でも串刺しにすっか?」しょきぃ~ん(ジルバ・アンセムで真下を泳いでいる魚を狙おうとする)

ユーリィ「・・どう思う・・?次の・・クエスト・・」ザザァ~~ン

ゾフィ「・・・・ターゲット。フェイリンメイリン国に潜伏している、邪龍教宣教師の誘拐・・か・・」ザザァ~~ン

ユーリィ「・・しかもまた・・水没林・・」ザザァ~~ン

ゾフィ「断っても良かったんだぜ?肉まんの持ってくるクエストは、たいてい依頼人は不明だからな。しかも今回は誘拐ときたもんだ。ターゲットを無事、依頼人の下まで護送・・が俺たちの任務だ」ザザァ~~ン

ユーリィ「・・他に・・受注した・・ハンターは・・?」

ゾフィ「俺が知ってるのは、肉まんとロックの野郎に、あとリチャードだけだ」ふぁ~あ

ユーリィ「・・リチャード・・・・帰ってきたんだ・・」

ゾフィ「おう。なんかえらいボロボロになって帰ってきたみたいだけどな。それにすげぇ臭かったらしい。何があったか知らねぇが、あいつに会うのは久しぶりだ」

ユーリィ「久々の・・ベストメンバー・・」


ザザァ~~~~~ン


ゾフィ「しかしよぉ、肉まんって不思議じゃね?確かに俺たちにとって、退屈過ぎる普通のクエなんざ、すでに「オワコン」だけどよ、あいつってば、いつもどっかからヤバゲなクエスト持ってくるじゃんか」

ユーリィ「・・謎・・」ざぱぁ~~~ん

ゾフィ「だよな。名前だって「おもいっきし」偽名だしよ。ま・・サザンゴッドの連中だけじゃなく、ハンター自体がそうだけどな・・。にしたって「謎が過ぎる」。俺の出すクイズ以上にな・・」ふむぅ~照れる

ユーリィ「・・でも・・腕は確か・・信頼も出来る・・今のところは・・」

ゾフィ「ワケありは、サザンゴッドに住んでる連中にとっては、当たり前のステータスだけどよ・・・ま、裏切られねぇうちは金づるに使わせて貰うさ」ふぁっはぁ(港から両足を垂らしたまま、仰向けになって寝そべる)

ユーリィ「・・サザンゴッド自体が・・謎・・」ふぁっ(はぁ同じ体勢で仰向けになり、青空を見上げる双子の姉妹)

ゾフィ「サザンゴッドの伝承・・知ってっか?」ア~~ア~~(頭上をかもめのような鳥が舞っていく)

ユーリィ「・・かつて・・新大陸でも有数の・・文明を誇る・・大都市だった・・」

ゾフィ「ああ。なんでもその文明を授けたっていうのが、竜人族だっていうんだろ?」

ユーリィ「・・らしい・・けど・・あくまでも伝承・・出典や・・記述は・・一切・・ない・・」

ゾフィ「ビブロフィリアの姉ちゃんでも分からねぇんじゃ、しょうがねぇ・・・なぁ、ほんじゃあ、こんな伝承は知ってっか?」さてクイズです♪(と、嬉しそうに姉の方を見る)

ユーリィ「・・サザンゴッドの・・真下には・・巨大洞窟が・・眠っている・・でしょう・・」

ゾフィ「ちぇ。正解。ほら、両替所のワイベリアンのババアがいんだろ?」

ユーリィ「・・おたけさん・・認知症・・」

ゾフィ「あの婆さんが譫言のように言ってた。サザンゴッドの下には、巨大洞窟が眠っていて、そこに地下王宮があるんだって・・。なんかロマンのある話じゃね?」しっしっしっしっ

ユーリィ「・・アドベンチャーは・・好きだけど・・秘宝には興味ない・・もん・・」

ゾフィ「俺は掘り当ててみてぇなぁ~♪お宝ザックザックってねぇ~♪ほら、あいつ、なんだっけ、伝説のトレジャーハンター・・え~と・・」

ユーリィ「・・フェルナンド・・ピサロ・・」

ゾフィ「そうそう♪憧れんなぁ~♪大陸を股にかけ、危険な冒険を毎日送る・・・って、ハンターそのものじゃねぇか。んなの飽き飽きだ。つまんねぇの」ケッ

ユーリィ「・・そんなに・・退屈なら・・自分でクエを・・委託してみれば・・?」

ゾフィ「おっ。名案かも。『サザンゴッドの秘密を暴け!』なんてな。そんなクエストもおもしれぇかも」しっしっしっしっイシシ

ユーリィ「・・報酬は・・?」ザザァ~~~ン(妹の譫言を聞きながら目を閉じ、微笑みながら潮風を感じる)

ゾフィ「あんまん。きゃははははははにこっ


ザザァ~~~~~ン


ゾフィ「次もまた水没林・・・ファイヤーウォーがなんだか大昔のように感じるぜ・・」ふぁ~あ・・

ユーリィ「・・憂いを・・絶つ・・」


ザザァ~~~~~ン
(モガの港の俯瞰。港で仰向けに寝そべる双子の少女の下に、筏に大タルを乗せたニャン次郎が海を渡ってやってくる。双子とは反対側の港では、ポールが釣り人に別れの挨拶を告げ、去っていく)

To Be Continued







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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?

3/31(金)0時更新 「猫婦人のお紅茶会」の巻

をお送りいたします♪今回双子が話題にあげていた、リチャードの身に何があったか復習したいお方は・・

「Massive Unidentified Target/PART9」の巻

をご参照あれ♪ほいだら次回もダブルクロスに読も見ようキラーン





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