ゾンゲ「さぁ!!殺し合え!!さもなければ火山地区は死のフィールドと化すぞ!!」
バサ雄「父ちゃん、こんなやつの言いなりになっちゃダメだよ!!」
メガゼノス「しかし・・!」
月光「まずい事態になっただすな、カーブー殿」
カーブー「少々、のんきをやり過ぎたか・・」う~む・・
アンソニー「問題は彼らが持っているDH砲だ」ちら(岩壁の高い位置に空いた洞穴に立つ、黒い迷彩服の軍人二人を見上げる)
カニコフ「どうしたぁ!?早く戦えや!!」(首元にザザミのアイコンタトゥーをいれている金髪ベリーショートの白人兵士がRPGを向けている)
ハサミノビッチ「うおっと!その前にミリシアのモンスターは、ディルク・エクスナー様を呼びに行く一頭を選べや!!」(ガタイのいいスラブ系兵士。髪型がどことなく蟹っぽい)
ヴォルガトロン「好き放題言いおって・・!!」
「いいじゃねぇか、やろうぜ。マジなデュエルを」
ヴォルガトロン「??」ちら
スサノオ「さっきの借りを返してやるって言ってんだよ」ボコン(埋もれていた地面より全身を抜け出してみせる)
バサリン「ダメよ!スサノオ君!私達が戦う理由なんてどこにもないもの!!」
スサノオ「戦う理由・・・そんもん俺がここに着た時から、とっくに生まれてらぁあああああああ!!」ガシーーーーーン(両翼を力強く叩き合わせる)
ザイーーーーーーーーン!!
「あたちのモンハン日記」
~Youngblood War's~
メタルフィスト「どうすんだ?スサノオの坊主、仕返しついでに、マジで連中の指示に従うつもりみたいだぞ?」カリカリカリ(老怪鳥の頭の上に乗り、甲殻の老廃物を食べている)
蘇乞兒「うむ・・・あながち、それが良いかもしれんの」
メタルフィスト「はぁ?」
ワタリ「ガ~ミガミガミガミ!!さぁ、どうした!?」
イシ「ザ~ミザミザミザミ!!ビビってんのかぁ~!?」
ガネ「ガ~ミザミガミザミ!!殺れ~!!殺りあいやがれぇえええええ!!」
バサ雄「みんな!言うことを聞いちゃダメだ!!」
ヤングブラキディオス「いくぞ」ザッ
ヤングウラガンキン「死なば諸共だ!!マグマ三中の誇りにかけて!!」おおおおおおお!!
バサ雄「クソ・・本当にやるしかないのか・・!」
カーブー「如何にも中学生が好きなシチュエーションだが・・嫌いじゃない」ザッ
月光「待つだす。ついこの前、邪羅尼様から感情に身を任せ過ぎないよう、注意されたばかりじゃないだすか」ぐいっ(カーブーのドウギを猫手で引っ張る)
アンソニー「隙を見て砲弾を奪おう。それしかないよ」うんうん(後ろで頷く生臭坊主)
ゾンゲ「ええい!!じれったいザム!!早くやらぬか!!」ぽかち~ん(近くにいたワタリの頭を殴る)
蘇乞兒「ゾンゲとやらよ。単に戦えといっても、ルールは必要じゃないのか?」しょりしょり(翼で顎に蓄えた長い白ひげを撫でなから聞く)
ゾンゲ「む・・確かにそうだな・・。じゃあ、ザムだ。好きに決めろ」
蘇乞兒「うむ。まずは整理しよう。戦うのは、我らミリシアとマグマ三中連合軍 対 クルセーダーズとバベル中学連合軍でよろしいな?」ちら(遠くで腕を組んで静観しているカーブーを見る)
カーブー「ああ。構わない」
蘇乞兒「では次に決闘方式じゃ。互いに先鋒から大将まで決め、一対一の勝ち抜き戦というのはどうかな?」
カーブー「激アツ」こくり
バサ雄「うひょ~!!燃える展開!!」
アンソニー「やれやれ・・グルーミー更新だね」はぁ・・
蘇乞兒「では、まずそちらの先鋒は?」
スサノオ「俺だ!!俺がいく!!」ドスン
バサリン「スサノオ君・・・」
蘇乞兒「よし、いいじゃろう。じゃあ、こちらの先鋒はワシがいこう」ドスン
スサノオ「ええええええええええええええええ!?」
カニコフ「何をもたもたしてやがる」チャッ・・(高台よりRPGの狙いを定めながらぼやく)
ハサミノビッチ「おい、気張り過ぎてトリガーを引いちまうなよ」お、謎肉入りだ(と、のんきに携帯食料(スナック型・こんがり肉味)を食している)
メガゼノス「大先生!それなら俺が・・!!」ドスン・・ドスン・・(横切っていく老怪鳥に声をかける)
蘇乞兒「なぁに、構わんよ」ドスン・・ドスン・・
スサノオ「マジかよ・・・いきなり師匠(シーフォー)とかよ・・」
ゾンゲ「ちょい待ち!!」
蘇乞兒「なんじゃ~?」くるり
ゾンゲ「ディルク・エクスナーは誰が呼びに行くんだ?」疑念のザム~~
蘇乞兒「おお、忘れておった。こやつじゃ」ちら(頭の上の盾虫を見上げる)
メタルフィスト「え?俺?」
蘇乞兒「そうそう。なるべく早くな。「奴はまだ」この近くにいるはずじゃ」
メタルフィスト「・・・・・・・・・。分かったぜ・・任せな!!」
ぎょるーーーーーーーーん!!
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!
(颯爽とエリアアウトしていくボール状の盾虫)
蘇乞兒「さて・・・」ちら
スサノオ「・・・・・・・・・・・」ふ~~~~~~
蘇乞兒「よし。特別稽古をしてやろう」スッ・・(左の翼を上げて構える)
ヴォルガトロン「老師。よいのですかな?」
蘇乞兒「おぬしは若者と声援でも飛ばしていてくれ。できれば、大きい声でな」(構えたまま、スサノオを見つめながら言う)
ヴォルガトロン「・・・・・・・・・。この場はお任せします」へこり
ドスン・・ドスン・・(後方で待機しているマグマ三中のヤングモンスター達の元へと歩いていく溶岩竜)
アンソニー「知らないよ。どうなっても」
カーブー「成り行きに任せるしかないでしょう。窮地っていうのは」
バサリン「スサノオ君・・・」
スサノオ「大丈夫だ。師匠には何か考えがあるんだ。ここは俺達に任せて下がってるんだ」
バサリン「・・・・・・・・・・・・」こくり
ドスンドスンドスンドスン!
(バサルダッシュで父のもとに駆け寄るバサリン)
バサリン「気をつけてね・・・スサノオ君・・」ちら(バサルダッシュをかましながら、憂慮な表情をもって振り返る乙女系桃岩竜)
ゾンゲ「さぁ!!準備は整ったぞ!!戦いを始めよ!!」
メガゼノス「偉そうに言いやがって・・!!」うぬぬぬぬぬ
蘇乞兒「よし、かかってこい。スサノオ」ちょいちょい(右の翼の尖端を丸めて挑発する)
スサノオ「・・・・・・(師匠はきっと何か考えがあるんだ・・・だったら弟子の俺は、その意図を拳を通じて悟るまで・・・)」ごくり
ヴォルガトロン「マグマ三中よ。皆で老師に激を飛ばすのだ」
ヤングイビルジョー「いけぇ~~~!!」
ヤングイビルジョー「やっちまえ~~~!!」
カーブー「バサ雄よ。こっちも負けていられないぞ」
バサ雄「頑張れぇ~~~!!スサノオ君!!」
バサリン「ファイト!!スサノオ君!!」
メガゼノス「こら!バサリン!大先生を応援するのだ」ぷんすか
バサリン「お父さん!!今のあたし達は敵同士なのよ!!あっち行って!!」
メガゼノス「敵同士・・・おまけに、あっち行って・・!!」ガガーーーーーン(これが後に伝わる「黒グラビの霹靂」である)
いけぇ~~~~~!!
やっちまえ~~~!!
ゾンゲ「ザァ~ムザムザムザム!この殺伐とした雰囲気、いいぞ。さぁ!!舞台は整ったザムぞ!!殺し合うのだ!!」
スサノオ「てめぇの言いなりになるってのかよ!!」いけぇ~~~!!
蘇乞兒「ならばかかってこい。さぁ、さぁ」やっちまえ~~~!!
スサノオ「師匠・・・スサノオ!!いきまぁ~~~~~す!!」ザッ
ダスンダスンダスンダスン!!
(老怪鳥目掛けてレウスダッシュの猛進で鬼気迫るスサノオ)
スサノオ「はちょおおおおおおお!!(師匠に俺の成長を見てもらう絶好の機会・・俺の拳法を受け取ってください!!)」ダスンダスンダスンダスン!!
バッ
(ライダーキックの体勢で飛び上がる蒼火竜)
スサノオ「超爆烈覇・蒼天神封滅却火凰拳!!秘儀!!毒爪騰空・・・」ビュオオオオオオ
蘇乞兒「長い」ぱかぁ~~~ん(いつのまにか飛んでいた老怪鳥がキック中の蒼火竜の頭を翼でひっぱたく)
スサノオ「いてえ」ずでぇ~~~ん
(お尻から着地)
あっはっはっはっはっはっ!!
だせぇ~~~~!!
つ~~か、くせぇ~~~~!!
(こしょこしょ笑いながらバカにするマグマ三中陣営)
ヴォルガトロン「いいぞ。もっと野次を飛ばすのだ」ばぁ~かばぁ~か
スサノオ「いちちちち・・・さすが師匠・・」ばぁ~かばぁ~か
蘇乞兒「そのまま聞くのだ。スサノオ」ばぁ~かばぁ~か
スサノオ「へ・・・・(そうか・・この野次に紛れて、師匠は何かを伝えようとしている・・)」ばぁ~かばぁ~か
蘇乞兒「メタルフィストが今、助けを呼びにいっておる。それまで時間を稼ぐぞ」ばぁ~かばぁ~か
スサノオ「・・・・・ウッス!!」ばぁ~かばぁ~か
ワタリ「何やってんすかね、あの蒼火竜」む~
イシ「尻もちをついたまま、一向に動かない」む~
ガネ「まさか密談してるんじゃないだろうな」む~
ゾンゲ「そりゃザムってるな。おい!貴様ら!!早くやり合わんか!!」んもぉ~ザムなんだから
ヴォルガトロン「む・・いかんな・・。みんな!もっと罵声を飛ばすんだ!!」ばぁ~かばぁ~か!!ばぁ~かばぁ~か!!
スサノオ「へっ。まったくうるせぇ連中だ。ってことで、師匠。芝居とは言え、俺の成長した姿を見てもらいますよ」ピッ(往年のブルース・リーの如く、鼻っ柱を翼爪で弾く)
蘇乞兒「よかろう。さぁ、こい」ばぁ~かばぁ~か!!ばぁ~かばぁ~か!!
バサリン「スサノオ君・・負けないで・・!!」ばぁ~かばぁ~か!!ばぁ~かばぁ~か!!
スサノオ「いくぞ!!超爆烈覇・蒼天神封滅っ・・・」
蘇乞兒「それがいかん」とんっ(いつの間にか背後にいる老怪鳥に後ろ首を「とんっ」される)
スサノオ「いてえ」ずでぇ~~~ん
(顎から地面に項垂れる)
アンソニー「なんだか緊張感ないね」ばぁ~かばぁ~か!!
カーブー「そうっすか?俺には中学生達の気迫がひしひしと伝わってきますよ」ばぁ~かばぁ~か!!
月光「それはおそらく、この罵声のせいでは・・」うんうん(と頷く生臭坊主)
スサノオ「くそ・・どうやったら師匠に俺の一撃を見てもらえるのだ・・」ばぁ~かばぁ~か!!
蘇乞兒「今のおぬしに足らぬは、光風霽月の神気よ」
カーブー「こうふうさいげつ・・・・って、なんだ?月光」ばぁ~かばぁ~か!!
月光「さわやかな風と晴れた月を例えたことから、心が清らかでわだかまりのないことを言うだす。しかし、それが何か?」ばぁ~かばぁ~か!!
カーブー「モンスター読唇術。まったくこのヘルムには不思議なスキルが宿り過ぎているが・・・なるほど。今のは役にたった。ばあちゃんは、俺にその心を身につけろと言っていたのか」ばぁ~かばぁ~か!!
月光「??」ばぁ~かばぁ~か!!
蘇乞兒「メタルフィストの奴、まだかのぉ・・・・」ばぁ~かばぁ~か!!
スサノオ「よし!!今だ!!飛竜無影脚!!」
ぬらり(と、老怪鳥の懐になんとなく接近する中二系蒼火竜)
スサノオ「もらったぁ~!!はちょらえ~~~~~~!!」びょっ(渾身のキックを老怪鳥の脇腹目掛けて浴びせようとする)
蘇乞兒「遅いのぉ~~~~」ひょっ(お腹を引っ込めて毒爪を難なく避ける)
スサノオ「きぃ~~~~~!!こうなったら・・・飛竜大真空波だぁあああああ!!」バッ(両翼を大袈裟に広げて掲げる)
ブワアアアアアアアアアア!!
(両翼を地面に叩きつけるように後退しながら羽ばたかせ、老怪鳥に突風(風圧効果)を浴びせる)
蘇乞兒「お~涼しい」びゅおおおおおおおおお(すっかり垂れている耳がぶわっと広がる)
うわぁ~~~~~~~~~(と、風圧により、揃って尻もちをつく火山のヤングモンスター一同)
ゾンゲ「いけ!!クックを殺るんだ!!」ひええええええ(と、風圧でふっ飛ばされそうなガミザミ三尾蟹が必死にゾンゲの臀部にしがみついている。もちろん、鋏を使って)
スサノオ「高度良し!!今度こそ!!」びゅおおおおおおお(両翼を広げたまま風の反動を利用し、洞窟の天井近くまで飛翔している)
カーブー「いい角度だ!!」びゅおおおおおおお(揃いも揃って、風に飛ばされないように、岩場にしがみついている)
バサリン「スサノオ君!!今よ!!」(いつの間にか例の岩に擬態しながら風圧に耐えつつ声援を飛ばしている)
メガゼノス「ねぇ、バサリン。君、ひょっとして、彼のこと・・」
バサリン「ええ、もちろん大好きよ♪」にょっ(地面より頬が真っ赤になった顔を出して見せる)
ビュオオオオオオオオ!!
スサノオ「秘儀!!毒爪騰空飛脚ーーーーーー!!」
蘇乞兒「むう!?」
ズギャーーーーーーーーーン!!
(老怪鳥の上半身に見事、火竜必殺の地上急襲がヒットする)
バサリン「きゃっ♪やったわ!!」(隣で死んだような顔しながら、立ったまま一落ちしている黒鎧竜の父)
バサ雄「いいぞ!!スサノオ君!!」
スサノオ「よっしゃ!!」しゅたっ
蘇乞兒「う~む。今のはなかなか効いたぞ」ぴよぴよぴよブクブクブク
(気絶&毒)
ゾンゲ「ザ~ムザムザムザム!!愉快愉快!!これぞ権力者の遊び!!我がザザミソも満足というのもの!!」
カニコフ「おい!見たかよ!今のすげぇ技!!」
ハサミノビッチ「甲殻種以外、興味ねぇな」ふぁ~あ・・
??「じゃあ、俺もか?」
ハサミノビッチ「!?」バッ
カイルス「オラァアアアアアアアア!!」
ズガーーーーーーーーーーーン・・
(岩壁の高い位置に空いた洞穴から、悲鳴と共に黒い迷彩服の軍人二人がすっ飛んでくる)
カーブー「あれは・・!?」
ヴォルガトロン「成功したようだな」フッ
蘇乞兒「野次に紛れ、完全に気配を消した瞬間移動・・・明鏡止水の心、ようやく手にしたか。狩人のスキルとて、今のあいつを読むことは出来まい」
ラヂャーーーーーーーーン!!
(洞穴からロケットランチャーを摘んだ巨大な金獅子が威風堂々姿を見せる)
ゾンゲ「なんだ!?あいつは!!」ザムーーーーン
カイルス「俺の名はカイルス・バッカス!!誇れる兄貴の意志を継ぐものだ!!」ボキッ(RPGを両手でへし折る。また頭の上にはニコニコしている盾虫の姿も)
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ひと狩りひと読みしたらポチっとな
次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事はさ!?
8/18(金)0時更新 たぶん「なぜなに★あたモンのおコ~ナ~」でしょうか
をお送りいたします♪ほんだらさ!!次回もゼリーを咀嚼中の口の中身をインスタにアップしながら読も見ようよくっちゃらくっちゃらと
意外と綺麗かも
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「Youngblood War's/PART8」の巻
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