~水没林、旧狩猟エリア....

しゃばしゃばしゃばしゃば・・
(水浸しの大地を行く二機のネコ式火竜車。と言っても前面装甲の装飾は火竜ではなく、猫型に仕上がっており、キャタピラの側面を覆うホイール的なカバーにもパウパッドマークが採用されている)
ガガガガガガガガガ・・・

(小刻みに揺れながらゆっくりと進んでいく火竜車は二機共、「カジキマグロ」を積んだ荷車を牽引しており、どうやら輸送中の様子である。また、一機の火竜車には黒衣のフードコートを纏った人型女性が搭乗しており、獣人サイズの前面装甲からその上半身を覗かせている。そして何よりも珍妙なのは、その火竜車二機に付きそうように、一頭の灯魚竜(チャナ科)が並走していることだ)

ガンピー「ねぇ、ちょっと休まない?あたしもぉ~お腹ペコペコ」(すんごい酒焼けした「おネエボイス」のチャナ科系女子が、火竜車の上で「ぴったりと」肩を並べて搭乗している青いどんぐりシリーズを装着した獣人兵士二人に話しかける)
猫兵A「まだたいして歩いてねぇだろうが

猫兵B「お前、一応ボディガードで派遣されてきたんだろ?まったくぺちゃくちゃうるせぇチャナだぜ」ガガガガガガ・・

ガンピー「あたしだって好きでやってるわけじゃないしぃ~


猫兵A「その女帝様が所望だっていうから、ブツを運んでるんだろうが」ちら(牽引しているカジキマグロを振り返って見る)
ガンピー「あんた達もよく考えるわよね。漁船を偽って、いにしえ麻薬を魚の胃袋に詰めて輸送するなんてさ。タンジアみたいに検問がゆるゆるな場所なら、簡単に運べるものねぇ~」ぎゅるるるるるる~~(腹の虫がおさまらない)
猫兵A「そのアイデアを考えたのはこいつらさ」ちら(右隣に並走する火竜車を見る)
ガガガガガガガガガ・・・

(黒衣のフードを纏った人型女性と、その従者と思しきゴアネコシリーズを纏った獣人が黙ったまま一直線を見つめながら火竜車の小さな甲板上に並んで立っている)
ガンピー「ねぇ。あんた達、タラスクギルドってブラックギルドの傘下なんでしょ?やっぱり薬の製造はブラックギルドがやってるわけ?」
ジーナ「・・・・・・・・・・・・」ガガガガガガ・・(澄んだバイオレットの瞳は遠くを眺めたままである)
ガンピー「生意気

ジーナ「無償ではありません。あなた方の製品とご交換ならば。その交渉をする為に私は参りました」ガガガガガガ・・
ガンピー「必要な質問には答えるのね。あんた達、人型の耳って都合良く出来てるのねぇ~!」ぷんすか

ジーナ「あなた方のパフューム・・ヒロインドミネーションは大陸でも唯一無二の媚薬・・。残念ながら殿方にしか効力はないということですが、是非、体験してみたいものです」くすっ
猫兵A&B「・・・・・・・・・・・・・」ガガガガガガ・・(ジーナの微笑に魅了されてしまったかのように二人揃って見つめている)
ガンピー「嫌な女。あんた達、邪龍教がパフュームを手にしたところで、結局は暗黒商会に渡るだけじゃない。せいぜいフレデリック様の前では、大人しくしてることね。生意気言ったら、頭から丸かじりしてやるんだから」
猫兵B「おいおい、お前ら孤島だって、援軍ついでに交易をしにきたんだろう?だったら五分五分じゃねぇか」ガガガガガガ・・
ガンピー「嘘!とかなんとか言っちゃって、あたし達の戦力を盾に自軍の消費を減らそうって魂胆なくせして」
猫兵A「どっちがだよ。東部に駐留したまま、一向に動かねぇくせして」ふん
猫兵B「おおかた、騎士団とクルセイダーズの戦力が弱まったところにとどめを刺そうってんだろ?みえみえだぜ」ガガガガガガ・・
ガンピー「ほんと、人間も猫も生意気



猫兵A「この辺りは元々狩猟エリアだったんだ。その辺に釣りカエルでも泳いでねぇか?」
猫兵B「その大口を開けながら歩いてりゃ、向こうの方から勝手に入ってくるかもな」ニャハハハハハハ
ジーナ「フフ・・」
ガンピー「なによ!!揃いも揃ってバカにしちゃってさ!!今すぐあんた達を食べたっていいんだからね!!」しょきぃ~~ん

猫兵A「文句言うな!こっちだって好きでおめぇに護衛してもらってるわけじゃねぇんだぞ!?」
猫兵B「ごちゃごちゃ言うなら、麻酔弾の連射をお見舞いしてやる!!ゆっくり眠れるぜ!!」スチャッ(短機関銃型ライトボウガンを向ける)
ガンピー「やってみなさいよ!!そんなことしたら、せっかく結んだ盟約だって「おじゃん」なんだから!!そしたらあんた達が最も恐れる宰相様が黙っちゃいないわよね!?ええ!!」ぎゅるるるるるる
ジーナ「ニャン=ジュスト様は最初からどなたも頼りにしてはおられません」
猫兵A&B&ガンピー「はぁ?」
ジーナ「あの御方は孤独なペシミスト・・。有機体が繰り返す永劫的かつ円環的な食物連鎖に、終焉という救済を与えようとなさっているだけなのです」
ガンピー「意味わかんないし。それが猫における独裁社会だっていうわけ?」
ジーナ「既にあのお方は猫の形にして猫にあらず・・・合一に成功された境地とは、その御方にしか体験出来ない無限の秘奥にあるのです。ならば私達は見届けるまで・・・闇の彼方に何が待っているのか・・・・」
猫兵A&B「・・・・・・・・・・・・・・・」ガガガガガガ・・
ガンピー「・・・・・・・・・・。って、なに言ってんの?薬とヤバイ宗教にのめり込み過ぎ。思想や信仰に憑かれたって何もいいことないわよ?真理なんて存在しないんだから。それを知りたければ石にでもなることね」馬鹿らしい

ジーナ「栄枯盛衰・・・真理の根源とは誕生ではなく、破滅にこそあるのかしら・・・」
しゃばしゃばしゃばしゃば・・
(火竜車と灯魚竜は、やがて広大な疎林が広がる浸水林エリアへと入っていく)
ガンピー「あたしは平気だけど、そっちは大丈夫なわけ?」じゃばじゃばじゃば・・(次第に深くなっていく水場を進んでいく灯魚竜)
猫兵A「心配すんな。こいつは小舟代わりにもなるんだ」よっせよっせ

ジーナ「私も手伝います」(従者からオールを貰い受ける)
すいすいすいすいすい・・・
(マングローブの間をぬって奥へと進んでいく一行。ガンピーは空腹を満たす為、口を半開きにして水を「ざぶざぶ」と飲みながら泳ぎ進んでいく)
猫兵A「交渉は任せたぞ。一応、俺達も付きそうが、それはあくまでもブツを守る為だからな」がぽん

ジーナ「殿方にとってはそれほどの脅威ですか・・」すいすいすい
スファアアアアア・・・・・
(薄茶色の水面に映える、紫色の化合物が懸濁液のような軌跡を描きながら流れてくる)
猫兵B「おいでなすったぞ。俺たちはここで待機している。慎重にな」(オールの手を止め、水面上に火竜車を待機させる)
ジーナ「寛容であることを願います」すいすいすい・・
ガンピー「いいこと?フレデリック様の前で生意気言ったら、その可愛らしい顔をまるのみするからね」(横で微笑むジーナ)

ジャブジャブジャブジャブ

(樹々を抜け、水面上の毒液を辿っていくと、熱帯雨林に囲まれた小さな湖の真ん中で、小舟に乗ったルドロスZ女子(剣士&ガンナー)二名に挟まれながら、ショッキングピンクをした「まあるい海綿質」の襟巻を「優雅に」洗ってもらっている紫水獣の姿が見えてくる)

フレデリック「・・・・・・・・・・・・」ジャブジャブジャブ♪(従者のルドロス女兵士達が嬉しそうに襟巻をすんごい泡立てながら丁寧に洗っている)
カーブー「彼女との約束・・・それが俺の生きる証だ!!」
フレデリック「・・アンジェリカの意志を継ぐもの・・それがお前というわけか」
カーブー「だからこそだ・・・」
フレデリック「・・・・なんだ?」
カーブー「お前の理非曲直を、彼女に代わり俺が正す!!」
フレデリック「・・・・・・・(川村・・・愚直なまでに己を律する男・・・・だが・・・・私もまた・・・・・)」ジャブジャブジャブ♪
ピンク毛そばかす顔のルドロスZ女子「お痒いところはございませんかぁ~♪フレデリック様ぁ~♪」ジャブジャブジャブ♪
同じくピンク毛そばかす顔のルドルスZガンナー女子「あったらじゃんじゃん言ってくださいましねぇ~♪」ジャブジャブジャブ♪
フレデリック「・・・・・・・・(南部に駐留するクルセイダーズに、ドボルヘルムを被った男の目撃情報は未だ届かん・・・。だが、いずれ戦局は動き出し、北部南部共に激しい戦闘が起きるはず・・・川村よ。お前はその時を待っているのか・・?)」ジャブジャブジャブ

ジャブジャブジャブジャブジャブジャブ・・・

(水面に浮かぶ紫水獣が全身泡に包まれていく中、灯魚竜と火竜車の小舟が一艇、緩やかに流れて来る)
ジーナ「あの方が貴方方の女帝ですか?」すいすいすい・・
ガンピー「そう。入浴中みたい。フレデリック様ぁ~!タラスクギルドの使者を連れて参りましたぁ~♪」ぷかぷかぷか
フレデリック「ご苦労。例の物も持参してきたか?」ブクブクブクブク

ガンピー「はい。少し離れた所に。なにせ獣人兵が雄なもので」ぷかぷかぷか(口を半開きに、顔面を半分水に浸からせながらアホな顔して言う)
フレデリック「そうか。では、使者というのは女なのか?」ブクブクブクブク

ジーナ「ジーナ・ジラント。お初にお目に掛かります」へこり(と、従者と共に頭を垂れる)
フレデリック「・・・・・・・・・・・・・」クンクン・・
ジーナ「??」
フレデリック「既に毒牙に侵されている人型か・・くだらん」
ジーナ「・・・・・・・・・・・・・」(憮然とした表情で紫水獣の背中を睨む横では、嬉しそうな顔をした灯魚竜の顔面が)
フレデリック「それで、そのいにしえ麻薬を交換条件に、我がパフュームと取引したいと申すのか?」ブクブクブクブク
ジーナ「はい。貴方が創出する芳しきその清香たるや・・」
フレデリック「阿るのはよせ。それとも、交渉相手に媚び諂うのも精神刺激薬の副作用であると?」ウフフフフフ(と軽やかに冷笑するルドロスZ女子二人)
ジーナ「では率直に申し上げます。我がタラスクギルドはヒロインドミネーション一瓶につき、いにしえ麻薬10万ゼニーに相当する量を差し出します。これは末端価格でもなければ最高額でもありません。妥当な取引額と察して頂ければ幸いです」
フレデリック「値上げには応じないということか・・」ブクブクブクブク

ジーナ「・・・・・・・・・・」こくり
フレデリック「取引の量に問題はない。支障があるとすれば、卿らタラスクギルドに我がパフュームが渡るということは、即ちブラックギルドにパフュームを複製される恐れがあること・・。最も、ドミネーションパフュームのスキルを持つ私抜きでは、完全なるパフュームの再現は出来ぬがな・・。とは言え、この取引自体、我々がブラックギルドに対し、一方的に塩を送る形になるのではないかという懸念もまたある・・そこでだ」ブクブクブクブク

ジーナ「他に何が欲しいのです?」
フレデリック「暗黒団が使っている通信技術。あれは素晴らしい。これからの戦争を大きく変える可能性を秘めている」ブクブクブクブク

ジーナ「伝えておきましょう」
フレデリック「ほぉ・・やけに素直だな。卿はそれほど位が高い官職に就いているのか?」ちら
ジーナ「我が眼は宿命の戦いと共にあり、我が口が発する契約は避けられぬ死を意味します。天と地とを覆い尽くす、彼の者の名をお忘れないように」ファッ・・・(風と共に被っていたフードが取れ、婉美艶やかな黒髪と印象的なバイオレットの瞳が露わになる)
フレデリック「!!」(紫水獣の瞳に投映されるジーナの美顔)
ジーナ「??」
フレデリック「・・・・・・・・・・・・・」
ジーナ「如何なさいますか?交渉を一旦中断し、我々の次なる返答が揃い次第、また再開するか・・」
??「フレデリック様ぁ~~~~~~!!」
ガンピー「あらやだ。この汚らしい、如何にもペッコ感丸出しの声の持ち主は・・」ちら(上空を眺める)

エヴェレッソン「フレデリック様!!北部より伝令に参りましたぁ~!!」しゅとぉ~~~~ん

フレデリック「・・・・・・・・・・・・・・」ブクブクブクブク・・

エヴェレッソン「フレデリック様・・・?」もしかして、あたしが「ちっさ過ぎて」見えてないとか・・
ルドロスZ女子二名「はい、できあがり~~♪」ざぱぁ~~~~ん

フレデリック「・・・・・・・・・。ああ・・・エヴェレッソンか・・・」びしょんびしょん・・

エヴェレッソン「ええ・・大丈夫ですか?」
フレデリック「うむ・・・それで。一体どうした?そなたはオステルマン隊の食客として北部に入っていたはずでは?」
エヴェレッソン「そのオステルマン将軍より伝言を授かって参りました」
フレデリック「ほぉ・・修羅尊威と呼ばれる鬼将軍が何用と?」
エヴェレッソン「コホン・・「これより北部に駐留する忌々しき神殿の騎士団に対し、本格的な戦闘を開始する。よって貴殿らアクアパラダイスモーテルには北上して頂き、我らと共に神殿の騎士団を挟み撃ちにして欲しい」以上です!!」はぁ・・はぁ・・
ガンピー「なによ。結局、あたし達の戦力が必要なんじゃない。素直にお願いしますって言えばいいのよ」ふん

フレデリック「戦局がついに動き出したか・・・」ちら
ジーナ「・・・・・・・・・・・」
フレデリック「ジーナと申したな」
ジーナ「はい」
フレデリック「聞いての通り、我々は軍を動かさねばならなくなった。よって交渉は次回に持ち越したいが、それまでに返答を用意出来そうか?」
ジーナ「必要あらば」こくり
フレデリック「うむ。ご苦労であったな・・・ジーナ」
ジーナ「・・・・・・・・。では・・」へこり
フレデリック「待て」
ジーナ「??」
フレデリック「貴殿、出身は何処の者か?」
ジーナ「残念ながら記憶がございませぬ。タラスクギルドが帰る場所・・・とでも言っておきましょう」
フレデリック「・・・・・・・・・・。また逢おう、ジーナ。これは嘘ではない」
ジーナ「・・・・・・・・。是非。私も次の謁見を楽しみに・・」へこり
すいすいすいすいすい・・・・
(礼をしたジーナをそのままに、小舟と化した火竜車をオールを漕いでバックさせていく従者。その姿が霧に紛れて見えなくなるまで見送るフレデリック)
フレデリック「・・・・・・・・・・・・」
ガンピー「少し甘すぎたんじゃないんですか?あんな小生意気な小娘、ガブっと噛んでやれば良かったのよ!」ぷんすか
フレデリック「小生意気な小娘か・・・フフ・・・まったく、他人の空似とはよく言ったものだ」
エヴェレッソン「??」(下の灯魚竜と目を合わせて不思議がる)
フレデリック「アンジェリカ・・・・・」
アンジェリカ「嬉しいからよにこあなたと一緒にいれて♪」
フレデリック「・・・・・・・・・・・(声色こそ違えど、恐ろしいほど似ていた・・・・アンジェリカ・・・・・まさか本当にお前が・・・・・)」
ガンピー「フレデリック様。どうします?北上するんですか?」
フレデリック「ああ・・・その件だが、軍を二分する」
エヴェレッソン「と申しますと?」
フレデリック「北上部隊、つまりオステルマン隊への援軍は、エヴェレッソン、そしてガンピー、お前たち二人に委任する」
ガンピー「やったぁ~♪って、フレデリック様はどうするんです?」
フレデリック「お前たちの出撃と共に南下する。行くぞ、アルマ、テルマ」はぁ~~い♪(と紫水獣の両脇を挟む小舟に乗ったルドロスZ女子が快い返答をする)
エヴェレッソン「南下・・・ということは、クルセイダーズと決着を!?」
フレデリック「無論・・だが、その前に・・・・」
バシャアアアアアアアン!!
(沿岸の密林地帯目掛けて毒液ボールを吐く紫水獣)
アルマ「敵襲ですかぁ~?」きょろきょろ
テルマ「もういないみたぁ~い」きょろきょろ
フレデリック「騎士団の密偵・・・またはナイトだろう。いけ好かない連中だ。姿は眩ませても、その雄の汚らわしい臭いだけは誤魔化せん」
ガンピー「盗み聞きなんて超最悪~!だから男って嫌い!!」ぷんすか

エヴェレッソン「本当にナイトならば、また我々の邪魔をしに来たのでしょうか?」
フレデリック「さぁな・・確かなのは、ギルドが奴等をこの地に放ったということ・・・必ず何かしらの任務を与えているということだ。そして・・演者は整いつつあるようだ(だとすれば川村・・・貴様の到着も時間の問題だろう・・・。伝えねば・・・あの娘・・ジーナのことを川村に伝えねばなるまい・・・そしてまた、私の想いも・・・)」
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~

シュタタタタタタタタ!!
(原生林から成る森林地帯を駆け抜けていく青銀の黒人ナイトとメタリックなネイビーカラーの白人ナイト)

シリウス「流石に気づかれてしまったな」シュタタタタタタ

アンソニー「けど、有力な情報は聞けたね。東部の海岸から侵入して正解だった」シュタタタタタタ

シリウス「海路の途中で見かけた漁船は、やはりタラスクギルドのものだったな。どうやら連中が、フェイリンメイリン国に出入りしているという噂は本当だったようだ」シュタタタタタタタ
アンソニー「あの女性・・・あんなに美しい人が邪龍信者だなんてね。出来れば彼女の心を救ってあげたいよ」シュシュ(と走りながら軽く十字をきる)
シリウス「そのミッションは他の連中に任せるんだな・・・・ん・・?」シュタタタタタタタ(駆け抜けていく木々の間から垣間見える空の様子を窺う)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
(遠方の曇り空に一機の「フライング・オブジェクト」が浮かんでいる)
アンソニー「UFOだったら喜ぶだろうな・・カーブー君やロージー・・・」シュタタタタタタ
シリウス「北部に向かっている・・大型飛行船・・・暗黒団のものか・・?」シュタタタタタタ
アンソニー「さっきの「ちびペッコ」が言っていたことが本当なら、北部で起きている戦闘の援軍かもしれないね。タラスクギルドが入国しているなら、既に暗黒団もこのフィールドに来ている可能性大だよ」シュタタタタタタ
シリウス「予想通りの展開になってきたな、アンソニー。これから北部の戦闘をきっかけに、戦局が大きく動き出すぞ」シュタタタタタタタ
アンソニー「ってことは、南部にいるっていうクルセイダーズも本格的な戦闘に入るってことか・・・でもそうすれば、UBUやカーブー君も水没林に現れる・・・・また会いたいな。彼らに」シュタタタタタタタ
シリウス「サフラが懸念していた通りだ。ユクモの連中に接触し過ぎると、ミッションを見失うぞ」フッ・・
アンソニー「彼らは彼ら。僕らは僕らさ。いい人達だけどね。ポールさんも彼らと一緒に来たりして」う~ん
シリウス「考えられるな。そうなればベインズからもクルセイダーズの動向を聞くことが出来る」シュタタタタタタタ
アンソニー「あれ?今回のミッションに、彼らは関係ないんじゃないの?」シュタタタタタタタ
シリウス「俺たちの目的はDEAエージェントの救出だ。領外での騒動が大きくなればなるほど、獣人国家への侵入はしやすくなる。そのタイミングを見計らう為にも、他勢力の情報は不可欠だ」シュタタタタタタタ
アンソニー「そっか。早く終わればいいね、ミッションも・・戦争も・・・まだまだグルーミーな要素満載だ・・」はふぅ~~~
シュタタタタタタタタ・・・
(森林地帯を颯爽と駆け抜けていく二人のナイトの後ろ姿。道中、野生のゲネポスがアンソニーの美鼻に魅了されたらしく、けたたましい勢いで襲いかかるも、容赦ないシリウスの飛び蹴りを喰らい、再び森の中に消えていく・・)
To Be Continued



次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事はさ!?
11/4(土)0時更新 なぁ~も。なぁ~も決まってねぇです

をお送りいたします♪ほいだらさ!!次回もマウスをおもいっきし地面に叩きつけながら読も見ようよ
