~水没林、東部の密林エリア....
あきゃ~あきゃ~~・・おえっおえっ・・
(謎の「ジャングル系生物」の鳴き声が雑然と鳴り響く密林エリア)
クンクンクンクン・・・(「四つん這いモード」で地面を嗅ぎながら探索するミッチを先頭に、カーブー、破斎と人型ハンターが続き、岩竜、桃岩竜、蒼火竜、桜火竜といった飛竜種四頭が同行している)
ミッチ「間違いねぇです。この、つい「メロメロ」しそうな匂い・・昨日の紫水獣に間違いねぇっす」クンクンクンクン
カーブー「でかしたぞ。おい、みんな。ミッチに遅れるな」
はぁ~~~~~~~~~い
(と返事する飛竜種四頭。破斎もその風貌に似合わず元気に声を出している)
ザッザッザッザッザッザッ・・
(再び「四つん這いモード」のミッチに続いていくカーブー一味)
じーーーーーーーーーーーーー
(その光景を凝視する誰かしらの「一人称視点」)
アンソニー「あれはカーブー君達・・・それに破斎さんまで・・」(木陰に身を潜めて覗いている「ネイビーカラー」のギルドナイト)
ずでん・・
(アンソニー視点。ツル草に足をとられ「顔面から」豪快にすっ転ぶカーブー。それをアマテラスが「もう仕方ないわね」的な顔しながら嘴で咥えて起こしてやる)
アンソニー「実にグルーミー極まりない・・。彼らがここにいるということは、クルセイダーズがついに動き出したのか・・・よし。尾行してみよう」ガサッ
クンクンクンクン・・ずんずんずんずん
(「四つん這いモード」のミッチ視点。くんくん匂いを嗅ぎながら、ジャングルの湿った土の上を「ずんずん」と突き進んでいく。道中、蜘蛛の巣や地面から顔を出すモグラにエンカウントするも、すべて「お手」で「ばちぃ~~ん」って処理しては直進していく)
スサノオ「すげぇなミッチさん。まったく頼りになる獣人だぜ」
バサ雄「どこぞの大陸じゃあ、モンスターの形跡を狩人に知らせてくれる蟲がいるって大先生が言っていたけど、今のミッチさんはそれ以上だね」
ぴた・・(停止する「四つん這いモード」のミッチの後ろ姿(可愛らしい黄毛のおしり))
ミッチ「近いっすね・・」クンクン・・(顔をあげるその顔は蜘蛛の巣とかモグラに「ひっぱたき返された手形」等がついている)
カーブー「ということはこのエリアの何処かに・・・・」
破斎「あれを御覧ください」
ぽへぇ~~~~~~~ん・・・・
(苔に覆われた地面の一部が、小高い丘のように隆起しており、洞窟の入り口と思しき穴がぽっかりと口を空けている)
バサ雄「間違いない。あれが洞窟の入り口だよ」
バサリン「あの中にバステトちゃんが・・」
アマテラス「いきましょう!カーブーちゃん!」
スサノオ「ちょっと待てよ。俺達はどうすればいいんだよ?」
破斎「うむ・・。だからと言って川村殿に同行すれば、またあの紫水獣の匂いによって「骨抜き」にされてしまう・・」がじり(燻製肉をかじりながら答える破戒僧)
カーブー「ここからは蓄膿の俺と「女子」だけが行く。他の「男子」は、ここで待っていてくれ」
ミッチ「でもフレデリックはカーブー殿、一人で来いと言っていたっす」
カーブー「対策なら考えてある。洞窟に入ったらバサリンには岩に擬態してもらい、アマテラスはその岩に隠れるのだ」
破斎「ふむ・・どこぞの伝承で聞いたような作戦だが・・・そらなら万が一、カーブー殿に何かあっても、洞窟内で声を出せば、バサリン殿達に聞こえる・・。そしてその危険を察知したバサリン殿かアマテラス殿が、外にいる我々に知らせる・・・そういうことですな?」
カーブー「Goodだ、破斎さん。これぞ名付けて「天岩戸作戦」だ」
スサノオ「よくわかんねぇっすけど、なんだか因果を感じる作戦名っすね。さすがカーブー先輩だ」すりすり(自慢げになっている「先輩の頭」を翼で愛でる)
アマテラス「さ、早く行きましょう。こうしている今も、バステトちゃんが孤島のマフィアからネグレクトを受けているかもしれないのよ!?」あ~~可哀想に・・(と、竜のナミダを流す)
ミッチ「でわ、くれぐれもお気をつけて」
カーブー「ウッス」
ザッザッザッザッザッザッ・・・
(DQのような効果音を鳴らしながらダンジョンに入っていくカーブー、桜火竜、桃岩竜)
ミッチ「くれぐれも・・・くれぐれもっすよ・・」(後ろで頷く破斎)
じーーーーーーーーーーーーーーー
(一連の光景を密林内から眺めている一人称視点)
アンソニー「フレデリック・・・孤島のマフィアの女帝・・・・そしてバステトちゃんがあの洞窟内に・・・・。やっぱりグルーミーじゃないか。仕方ない。アシストしてあげるか」
じーーーーーーーーーーーーっと・・
(と、ダンジョンの入り口に「べったづき」になって待機している蒼火竜、岩竜、ミッチ、破斎の姿。実にいじらしい)
アンソニー「問題はどうやってカーブー君を追いかけるかだけど・・・あれを使ってみるか」ぽん
スサノオ「なぁ・・いつまでこうしてるんだ?」じーーーーーっと
バサリン「いつまでって、カーブーさんが無事に赤ちゃんを連れて帰ってくるまでさ」じーーーーーっと
破斎「座禅でもしてみればいい。いいものだぞ、座禅は。「やってる感」が溢れ出ていて、実に格好がいい」よっ(と座禅を組みだす)
ミッチ「破戒僧のくせして偉そうに・・。それより自分はバステト殿が心配でしょうがねぇっすよ・・・」しょんげり・・
バショーーーーーーーーーーーーン
(突如、閃光が走り、しょんげりするミッチの顔面を眩く照らす!)
ミッチ「なんすか!?」
バサ雄「あっちの方で光ったよ!」
破斎「もしかしたら孤島のマフィアかもしれん」
スサノオ「行ってぶっ飛ばしてやろうぜ!!」
おおおおおおおおおおおおお!!
(と、早速カーブーからの言いつけを破りながら、怒涛のエリアアウトをしていくミッチ一行)
アンソニー「予想以上にうまくいったな・・なんだか少し悪い気もするけど・・」
チャッ・・(左手首に装着しているスリンガー(小型の弓)を触る)
アンソニー「さすがギルドの新製品だ。以前より遠くに飛ばすことが出来る。っと、感心してる場合じゃない。早くダンジョンに入らないとね」バッ
ザッザッザッザッザッザッ・・・
(またしてもDQのようなエフェクト音をたてながらダンジョンの中に消えていく紺色のギルドナイトの後ろ姿。もちろん姿勢が良い)
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
~水没林、洞窟エリア....
ぱっかぱっか・・ぱっかぱっか・・
(洞窟には不似合いな幻獣が、これまた似つかわしくない白いドレスの少女を乗せて「ぱっから」と優雅に歩いている)
リリエンタール「ブルるるるるるるるる」(訝しげな顔して実に馬っぽく鳴いている)
オクサーヌ「それでね、そのムカつくハンターにこう言ってやったの。「あんたの大剣って、大きい割には軽いのね。あんたの女(ビッチ)みたいにね!!」ってさ!!」うわきゃきゃきゃきゃきゃきゃ(キリンの背中の上でのたうち回るように馬鹿笑いしている)
リリエンタール「・・・・・・・・・・」ぱっからぱっから・・
オクサーヌ「そしたらね、なんとそのビッチがサリッサ(MHFシーズン3.5で実装された「元祖極長ランス」)で突撃しながら酒場に「イン」してきたもんだから、さぁ大変。ジョッキや食器は割れるわ、歌姫のスカートにサリッサの槍先が引っかかって破けちゃうわ、「ハプニングバーじゃねぇっつ~の!!」なぁ~んて、大長老の頭をひっぱたいたものよ。はぁ~おかしい」ひぃひぃ
リリエンタール「・・・・・・・・・・」ぱっからぱっから・・
オクサーヌ「まだまだあなたの知らない私がいて、悔しいですって?そうでもないわ。だって狩人やってた時間なんて、それ以後のながぁ~い年月に比べれば序章に過ぎないもの。どう?おかしいでしょ」さわさわ(キリンの上にうつ伏せで寝っ転がり、「白銀のたてがみ」を指でさわさわしてる)
リリエンタール「ブルっ」(なんか怒ったっぽい)
オクサーヌ「わかってるわよ。この洞窟内で紫水獣を目撃したっていうんでしょ?だから今、こうしてあなたと探索に出かけているんじゃない。それともヴラドレンと一緒が良かった?」
リリエンタール「ブルるるるるる」(素早く首を左右に振る)
オクサーヌ「そうでしょ?だからいい子ねぇ~♪」さわさわさわ
リリエンタール「ブルるるるるるるる・・・」
オクサーヌ「え?その紫水獣は普通種とは違って見えたっていうの?」
リリエンタール「ブヒヒン」こくり
オクサーヌ「あなたがそう感じたなら間違いないわね・・。一度ね、謁見したかったのよ。孤島の女帝にね」
リリエンタール「ブヒヒン?」
オクサーヌ「そう。だから、いい機会じゃない?なんの目的で私達の隠れ家に来たのか、聞いてみるも面白いかも♪」さわさわさわさわ(高速さわさわ)
リリエンタール「ブルるるるるーーーーーー」(ため息をつくように鳴いてみせる)
??「いててててて!!こら!頭を噛むんじゃない!!アマテラス!!」
オクサーヌ「あま・・・?この淀みのない声は・・・・あっちよ、リリエンタール」(岩陰の方へ誘う)
ぱから・・ぱから・・・すっ・・(言われたとおり岩陰に隠れ、それはそれは見事な「箱座り」をみせるリリエンタール。白いドレスの少女はその背の上に立ち、岩塊の上から向こう側を覗いている)
オクサーヌ「むう・・・・・」じーーーーーー(紅と蒼の綺麗なオッドアイを細めて遠方を確認する)
どすん・・どすん・・(オクサーヌ視点。広いダンジョン内に桜火竜と桃岩竜を従えた、ドボルヘルム以下ユクモシリーズを纏った狩人が姿を見せる)
オクサーヌ「・・・・・・・・・(間違いない・・カーブーおにいさんだわ・・・)」じーーーーーー
アマテラス「どうして駄目なの?まほ子が甘噛みして運んであげるって言ってるのに」どすんどすん・・
カーブー「俺は子供じゃないの!それにお前に噛まれるとヘルムがよだれでびちょびちょになるしな」ふん
バサリン「ふふふふふふふ」
アマテラス「ひっどぉ~い!!まほ子はね、カーブーちゃんが心配なの。だから優しくしてあげたいのよぉ~♪」めぇ~~ろぉ~~~~ん(でっかい舌で先を行くカーブーのヘルムの後頭部を舐める)
バサリン「アマテラスさんはカーブーさんのことが好きなんですか?」
アマテラス「まほっ♪相思相愛なの♪」誰がじゃ!!(とカーブー)
バサリン「すごいですね・・アマテラスさんは・・」どすん・・どすん・・(どすんの足取りが更に重くなり、俯いて歩く桃岩竜)
アマテラス「あらやだ。まほ子、何かいけないこと言った?」いつもそうだよ(とカーブー)
バサリン「私なんて、同じモンスター同士なのに、うまく気持ちを整理できないでいるのに・・・」どすん・・どすん・・
カーブー「どうしたんだ?そんなに落ち込んで」
アマテラス「もぉ~。ほんとにカーブーちゃんは鈍感なんだから。スサノオのことよね?」
バサリン「えっ!!ち、違います!!私、そんな・・スサノオ君のこと・・・」もじもじ
アマテラス「好きなのよね」にこっ
バサリン「・・・・・・・・・・」ぽっ(頬を赤らめながら頷いてみせる、いじらしいティーンの桃岩竜)
カーブー「えーーーーーーーーー!!そうだったのぉ~~~~~~~!?」だまってて(と、カーブーを翼でひっぱたくアマテラス)
アマテラス「あたしはあの子の姉なのよ?弟を見る時のあなたのつぶらな瞳を見れば分かるわ。同じ飛竜種の女としてね」
バサリン「・・・・・・・・・・」かぁ~~~~~~~(更にホットになる桃岩竜)
カーブー「それで、スサノオはどう思ってるんだ?」
バサリン「え・・・」
アマテラス「もう!!デリカシーなさすぎ!!」ボウン(カーブーの間近で火球を浴びせる。吹っ飛ぶカーブー)
バサリン「・・・・・・・・・(スサノオ君は私のこと・・・どう思ってるんだろう・・・)」
アマテラス「バサリン」
バサリン「はい・・?」
アマテラス「あなた、スサノオのことが心配で、ついてきてくれたのよね?」
バサリン「・・・・・・・・・・・・・」こくり(照れくさそうにちいちゃく頷く)
アマテラス「ありがとう。向こう見ずで雌よりも肉、女子よりも拳法に夢中になっちゃう、そんな弟だけど、これからもよろしくね♪」
バサリン「・・・・・はい!!」
アマテラス「それと・・」こそっ(翼を立ててバサリンに耳打ちする)
バサリン「??」
アマテラス「スサノオもあなたのこと、満更でもないみたい」
バサリン「!!」ドきりん
アマテラス「お姉さんが言うんだから、信じなさい」なでなで(翼でバサリンの頭を撫でてやる)
バサリン「アマテラスさん・・・」
カーブー「恋愛の相談なら乗るぞ」いちちち・・(黒焦げになったユクモノドウギを払いながら近寄ってくる)
アマテラス「カーブーちゃんがぁ~!?笑っちゃう!!おかし過ぎてミュージカルモードに入っちゃいそぉ~♪」まほほほほほほほほほ
カーブー「バカにするな。俺だってかつては純愛に溺れたものよ」えっへん
バサリン「恋人がいたんですか?」
カーブー「うむ」(すごく偉そうに頷く)
バサリン「モスの女子ですか?」
カーブー「なんでそうなる俺と同じ、人間の女の子だよ・・。とても気立ての良い、村中のみんなから愛された子だった」
バサリン「だった・・・・・?」
カーブー「さぁ、恋愛話はここまでだ。バステトを助けに行くぞ」ザッザッザッザッ・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
(顔を見合わせるアマテラスとバサリン)
バサリン「私・・・悪いことを聞いてしまったみたい・・・」
アマテラス「気にし過ぎ。カーブーちゃんはユクモいち強い子よ?もうとっくに乗り越えてるんだから」
バサリン「ならいいですけど・・・」
アマテラス「さ、追いかけましょ」
どすんどすんどすんどすん・・・
(遅れてカーブーを追いかけていく桜火竜と桃岩竜)
じーーーーーーーーーーーーーー
(その二頭の後ろ姿を眺める一人称視点)
オクサーヌ「青春(アオハル)・・・素敵ね」ぐすん・・(ハンケチを噛み、花を垂らして号泣している)
リリエンタール「・・・・・・・・・・」ふぁ~~あ・・
オクサーヌ「以外だったわ。カーブーおにいさんに、死んでしまった恋人がいたなんて・・。やっぱりあたしの目に狂いはなかったみたい。彼が発するインテンシティの源はその彼女が・・・・むぅ?」
バシューーーーーーーン!!
バシューーーーーーーン!!
(洞窟内の天井に広がる鍾乳洞に、スリンガーからフック付きのロープを着弾させ、空中ブランコの容量で華麗に宙を移動していく紺色のギルドナイト)
オクサーヌ「・・・・・・・・(おにいさんを追っている・・・?)」
バシューーーーーーーン!!
バシューーーーーーーン!!
(優雅に移動していく紺色のギルドナイト)
リリエンタール「ブルるるるるるるる」すっく(と、主人の意思を読み取るように立ち上がる)
オクサーヌ「そうね。気になりまくりよね」よっ(身を屈め、キリンの背にちゃんと跨る)
リリエンタール「ヒヒん?」(背中の上にいる少女を上目遣いで振り返る)
オクサーヌ「そうね。ここからは「一緒」に移動した方が良さそうね♪」
スッ・・・・(そっと幻獣の額に手を触れる白いドレスの少女)
カッ
オクサーヌ「孤島の女帝に、ユクモの武神。そしてそれを追う謎のギルドナイト・・。隠れ家でこれだけ好きにやられて黙ってるわけにはいかないわよね♪」ぎゅっ(全身に纏った「キリン装備」のグローブをしっかりとはめる)
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎは!?
不定期でMHWの狩猟日記でしょう
をお送りいたします♪ストーリーモードは定期的に2日更新でいきますよぉ~♪
狩猟日記もストーリーモードも合わせてみよう!読も見よう
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「ブルるるるるるるる」の巻
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