
ザッザッザッザッザッザッ・・・
(アーメットのバイザー越しによる一人称視点。夜の畦道を抜け、一棟の古びた木造二階建て共同居住型住宅の前に到着する)
デミル「ここで間違いないな?」(ガーディアンシリーズに身を包んだ邪龍教徒のアサシンが、同じ装備を纏ったもう一人の同志に語りかける)
タナー「他に共同住宅は見えないし・・・きっとここにいるはずよ。コニー・ファウラーは」チャッ・・(甲冑のバイザーを上げ、周囲を確認する)
デミル「伏せておけ。誰かに見られるかもしれない」
タナー「平気よ。ギルドにだって、女性のガーディアンは腐るほどいるでしょ?」
デミル「この村には来てないかもしれない。完璧に事をこなすんだ。いいな?」
タナー「分かってるわよ。あんた、ジーナ様にぞっこんだもんね。ここでしっかり点数稼いで置かなきゃね」カシャン(ウィンクすると同時にバイザーを下げる)
デミル「・・・・・・・・・。よし、行くぞ」
ザッザッザッザッザッザッ・・
(アーメットのバイザー越しによる一人称視点。目の前に見える木造共同住宅に歩み寄っていく)
タナー「どうするわけ?」ザッザッザッザッ・・
デミル「ガーディアン達はコニー・ファウラーの警護にあたると言っていた。それを装い、ターゲットが一人になったところを一気に連れ去る。抵抗するようなら、眠らせればいいさ」ザッザッザッザッ・・
タナー「ちょっと待って。二階を見て」スッ・・(先を行くデミルの肩を掴み、足を止める)
デミル「・・・・・・・・・・・・・」ちら
かちゃりこちょり・・・
(二階の窓より、ロープで吊るされた「お洗濯物」を取り込んでいる「ニャでしこ」シリーズを着た可愛らしいアイルーの姿が見える)
デミル「・・・・・・・・(獣人・・・・・)」
「コニーちゃ~~~ん!!お夕飯ができたわよぉ~~~~!!」
(アパートの中より若い女性の大きい声が聞こえる)
「はぁ~い。今すぐ行きまぁ~す」(返事をし、窓越しに洗濯物を部屋に下ろす「ニャでしこアイルー」)
がちゃ・・とったったったったったった
(部屋のドアを開け、廊下に出て階段を下っていく音が聞こえる)
タナー「見つけたね」
デミル「ああ。一階に下りていった」
タナー「食堂に他の住民がいる可能性が高いわね」
デミル「その為に、この装備があるんだ。コニー・ファウラーと断定出来たら、他の住民も眠らせてしまえばいい。行くぞ」
ザッザッザッザッザッザッ・・・
(アーメットのバイザー越しによる一人称視点。アパートの正面口に向かっていくと、玄関脇に「緑色の毛をしたブルドッグ」がふて寝しているのが見える)
デミル「・・・・・・・・・・・」ザッザッザッザッ・・(歩きながら犬を警戒する)
ちら・・(実にふてぶてしい顔でガーディアン達を見上げる緑色のブルドッグ。首には「ものすごい鋭利な」棘状型のパンキッシュな首輪を巻いている)
タナー「・・・・・・・・・・・」ザッザッザッザッ・・
ごがぁ~~~~~~~~~(何事もなかったかのように、豪快ないびきをたてながら再び眠りにつくブルドッグ)
タナー「・・・・・・・・・・・」フーーーーーーー
ザッザッザッザッザッザッ・・・
(玄関の中に入っていく二人のガーディアン)
デミル「・・・・・・・・・・・」きょろきょろ(一階廊下を見渡す)
「コニーちゃん、ちょっとお醤油切らしちゃったんで、村まで借りに行ってくるわねぇ~。裏口から出ていくから~」(一階廊下の突き当り奥より、先程の若い女性の大きい声が聞こえる)
「ハーーーーーーーーイ」(突き当り手前、食堂と思われる部屋の中より返事がする)
ばたーーーーん

デミル「・・・・・・・・・・・・」ガチャ・・(同じく甲冑を纏ったタナーと顔を見合わせる)
タナー「・・・・・・・(ターゲットは一人だわ。今のうちにさらってしまいましょう)」こそ
デミル「・・・・・・・・・・・・」こくり
ドッ・・ドッ・・ドッ・・ドッ・・ドッ・・・・
(アーメットのバイザー越しによる一人称視点。甲冑の重厚な足音が目立たぬよう、木床を慎重に踏みつけながら廊下を進んでいく)
デミル「・・・・・・・・・・・・」ぴた・・(食卓と思われる部屋の手前で止まる二人のガーディアン)
タナー「・・・・・・・・・・・・」ビッ(GOサインを出す)
デミル「・・・・・・・・・・・・」こくり
ドッ・・(鎧に包まれた脚を一歩踏み出すデミル)
デミル「失礼します。ギルドより参った警備の者です」
「ハーーーーーーーーイ」(食堂の中より返事が聞こえる)
デミル「・・・・・・・・・・・・」ちら
タナー「・・・・・・・・・・・・」こくり
ザッ

デミル「!!」
クワックワックワックワックワッ
(食堂の中には、ぽつんと食卓の上で鳴いている「やけに派手な色をしたインコ」の姿しか見えない)
デミル「!?」バッバッ(慌てて周囲を確認する二人)
バショーーーーーーーーーーン!!
(突如、天井より眩い閃光が走る)
デミル「くそっ!!罠だ!!」カーーーーーーーーー(閃光に飲まれていく二人)
タナー「なにっ!?」ズデーーーーーーーン

デミル「なんだ!?何が起きているんだ!?」カーーーーーーーー
BOWWOW!!BOWWOW!!
(廊下より、けたたましく吠える犬の鳴き声が急接近してくる)
デミル「!!」
タナー「きゃああああああああああ!!」BOWWOW!!BOWWOW!!(仰向けになったところを緑色のブルドッグに襲われている)
デミル「ええい!!どけ!!」クワックワックワッ!!(先程のインコが頭部に襲いかかっていく)
ブブブブブブブブブブ!!(続いてデミルに襲いかかっていくビートル型の猟虫)
ブッ

デミル「なんだ!?ぐわぁあああああああ!!」ジュウウウウウウウウウ

ズガーーーーーーーーーン!!
(突如、溶解しかけたアーメットを被っているデミルの横顔を「白いブーツを纏った強靭な右足」が、兜諸共「部位破壊」しながら強打する)
デミル「・・・・・・・・・・・・・・」カハッ・・

ガシャーーーーーーーーン!!
(食器棚に衝突して倒れ込むデミル)
タナー「デミル!!」BOWWOW!!BOWWOW!!(緑色のブルドッグにマウントされながら、なんとかアーメットのバイザーを上げ、相棒の安否を確認しようとする)
バチーーーーーーーーーン!!
(上げたバイザーの中に見える鼻を目掛け、おもいっきり棍棒をフルスイングする「シックスパックな銀蝿」)
タナー「ぎゃあああああああああああ!!!!」(鼻から酷い流血を流しながら悶える)
「これで、おしまいです」
タナー「!!」(仰向けに倒れたまま、両眼を見開いて上を見上げる)
ダギャーーーーーーーーーーン!!
(白い装束を纏った右足により、横顔をシュートされ、食卓の奥へ吹っ飛ぶタナー)
ガシャーーーーーーーーーーン

(半壊した食器棚を中の皿ごと破壊しながら衝突するタナー)
ずるずる・・・・・・・ばたん・・
(そのまま蹲るように、既に倒れているデミルの上で気絶してしまうタナー)
ざしゅっ

王羽美「我々の勝利です」ブイッ

ブルオウガ「ボフッ」(よだれを垂らす「しわくちゃ」になったおでこの上に、脚を組みながら座っている金子もまた、ピースサインを決め込んでいる)

コニー「終わったにゅ?」こそぉ~~~~

王羽美「はい。この通り」ピース

??「ただいまぁ~~~~どすえ~~」(どこか京都弁チックな声が玄関から聞こえる)
王羽美「!?」バッ
コニー「雪左さんにゅ♪」
王羽美「え・・・・・」
雪左「どないしはったんどす?」ぬう

王羽美「雪左・・・・・・・」
雪左「??」
リック「何かあったんですか?」うんしょ・・(続いて豪勢なカジキマグロの活造りが乗った舟盛り器を「運搬スタイル」で運んでくる浴衣姿の男が入っていくる)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(食堂奥で大破した食器棚や皿と一緒に倒れている二人のガーディアンは、共に兜が脱げており、顔を露わにしたまま気絶している)
リック「あれは・・・ダミルさん!タナーさん!!」
雪左「コニーちゃん・・・何があったんどすか?」ハッハッハッハッハッ

コニー「にゅにゅにゅ・・それはぁ・・・


王羽美「私からご説明しましょう。一条青左雪」ハッハッハッハッハッ

雪左「あなたは・・・・羽美(ウーメイ)ちゃん・・!?」ハッハッハッハッハッ

王羽美「お久しぶりです」ハッハッハッハッハッ

「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
~数十分前、サムソンの部屋....

ジェイムズ「マジかよ!?それじゃあ、これからコニーちゃんをさらいに刺客が来るっていうのか!?」(畳の上で二足立ちをしている少し不良チックなドスヘラクレス。その証拠に長い角のさきっぽがリーゼントのように反り返っている。また、背中の上翅(じょうし)は黄金色に輝いており、表面に「レウスのドクロ型タトゥー」をいれている)
金子「カナ」こくり(窓の縁に腰を下ろし、腕を組んだまま頷いてみせる。横には棍棒を担いでいる「ユクモノ銀蝿」のボブの屈強な姿も)
コニー「そんな・・本当に紫のヴォルの人の予感が当たるなんて・・」(畳の上で正座している頭巾の上にはブッチャービートルが乗っている)
ブッチャービートル「カナカナカナカナ、カナケッソン、カナクッソン、アンド、カナキッソン?」
金子「カナカナカナカナ。ケーーーカナカナカナカナ。カナッ!!カナナッ!!カナケッソン」こくり
王羽美「なんて言ったんですか?」(コニーの隣で同じく正座をしているホワイトナイト。ハットは被っておらず、黒髪ショートボブと凛とした表情の素顔が露わになっている)
ジェイムズ「猟虫はこう聞いたんだ。「そいつらは何者で、目的はなんだ?そして特徴は?」ってな」(上からドスヘラクレスを見下ろすウーメイとコニーの顔)
六本木「タイシ、カネコハ、コウイッタ。「ナニモノカハ、シラネェガ、クロイ、ブキミナショウゾクヲ、マトッテイタゼ。ソシテ、ココニクルヨテイダッタ、ガーディアンタチヲ、オソイ、ソノソウビヲ、ヌスンデ、コニーチャンヲ、サラウツモリナノダ」トナ」
コニー「さらうつもりなのだ・・・なんて・・目的は一体なんだにゅ・・?」
王羽美「間違いありません。その二人は邪龍教徒です。コニーさんをさらってくるよう、命令されたのでしょう(ジーナ・ジラント・・・そして彼女にコニーさんをさらってくるよう仕向けたのは姜淑さん・・・私怨の復讐を果たしたいのでしょうが、私がそんなことは絶対にさせません・・!!)」
ジェイムズ「まったくとんでもねぇ奴等だぜ。ユクモアベンジャーズを「アッセンブル」して正解だったな、六本木」
六本木「アア。カネコノ「ミハリ」ニ、カンシャダ」
金子「ケショリ」(舌(正確には「筆先のような左右2本のブラシ」)を出して照れ笑いしている)
ジェイムズ「しっかしきったねぇ部屋だな。こんな所に住んでる奴の顔を見てみてぇぜ」(周囲に転がっている空きビンやら砥石を見つめている。それを見下ろしながら微笑んでいるコニー)
とっとっとっとっとっ・・(徐に部屋の中に入ってくる緑色のブルドッグ。パンキッシュでトゲトゲな首輪の下から、「BULLOGA(ブルオウガ)」と刻まれたギター型のネームプレートをぶら下げている)
ジェイムズ「こっちも何か感じたようだぜ。よぉ、どうした?ブルオウガ」
ブルオウガ「ウ~~~~~ッ、ボフッ」
王羽美「なんて言っているのですか?」
金子「カナカナカナカナ。ケショリ~~ン」
ジェイムズ「お前が伝えてもダメだ

六本木「マチガイナイ。フンソウシタ、ジャリュウキョウトタチダ」
コニー「うにゅ・・・こわいにゅ・・

王羽美「・・・・・・・・・・・・・」(俯くコニーを見つめる)
なでなで(不安な面持ちを浮かべるコニーの頬を優しく撫でるウーメイ)
コニー「ほにゅ・・?」ちら
王羽美「大丈夫です。あなたは絶対に、私と彼らで守ってみせます」にこ(その奥で各自サムズアップしてみせる屈強な虫達)
コニー「ウーメイさん・・・みんな・・」
ジェイムズ「うかうかしてらんねぇぞ。作戦はよ?」
王羽美「私に考えがあります。皆さん、いいですか?」こそこそこそ(畳に顔を近づけるウーメイの下に集ってくる虫やらインコやらブルドッグやら)
ひしょひしょひしょひしょ・・・
ブッチャービートル「カナ!!」(窓の外を覗きながら叫ぶ)
王羽美「来たようですね。では指示通りにお願いします」(頭にインコを、肩には虫達(ボブ、ジェイムズ、金子)を従え、サムソンの部屋を出ていこうとする)
コニー「上手に出来るかにゅ・・

王羽美「大丈夫。賢いあなたならきっと出来ます♪」パチリん(ウィンクして部屋を出ていく。虫達もそんなウーメイの真似をしてウィンクしてみせる)
コニー「・・・はいにゅ!じゃあ、ブッチャーちゃん。ここに」ひょいっ(頭巾を上げる)
ブッチャービートル「カナカナ」ブブブブブブブブ

コニー「ふ~~~~~。落ち着くにゅ・・。私にはみんながついているにゅ!」よしっ
とっとっとっとっとっ・・(サムソンのおパンツを持ちながら、窓の方に向かっていく「ニャでしこ装備なアイルー」の後ろ姿)
コニー「・・・・・・・・・・・・・」ちら(おパンツを外に干しながら、アパートの玄関を見下ろす)
ブルオウガ「・・・・・・・・・・・・」ハッハッハッハッハッ(実に頼もしい目つきでコニーを鼓舞するように見上げている)
コニー「・・・・・・・・・・・・・」こくり
かちゃりこちょり(おパンツや「サムソンのステテコ(精算アイテム)」などを干していく)
ブルオウガ「・・・・・・・・・・・・・」くんくんくん
ザッザッザッザッザッザッ・・・・
(暗がりの畦道より、二人のガーディアンがアパートエリアに「イン」してくる)
コニー「・・・・・・・・・・・」かちゃりこちょり・・(少し緊張した表情で一旦、干したお洗濯物を再び取り外している)
ザッザッザッザッ・・・・・・・・
(アパートの下で立ち止まり、二階の方を見上げているガーディアン達)
ブルオウガ「・・・・・・・・・・・・・」(寝たふりをしながら、細目でそれを見つめている)
ブブブブブブブブブブ・・(アパートの中よりブルオウガの下に金子が飛んでくる)
ブルオウガ「・・・・・・・・・・・・・」こくり(金子に向かって、ただ頷いてみせる緑色のブルドッグ)
金子「・・・・・・・・・・・」こくり
ブブブブブブブブブブ・・・・(ブルオウガのサインを見届けると、再びアパートの中に戻っていく金子)
ブブブブブブブブブブ・・・・(アパートの突き当り奥を左に曲がっていく王族カナブン)
王羽美「どうでした?」しゅとっ

金子「ケション」こくり
王羽美「かしこまりました。でわ、コニーさんに合図を」
ジェイムズ「ちょい待ち。コニーちゃんは右耳が悪いんだ。合図するなら、でっけぇ声で知らせてやりな。そうすりゃ、外の連中にも聞こえるだろうぜ」(ボブと共にウーメイの左肩の上に乗っている)
王羽美「ふふ・・。本当にあなた達は賢すぎで優し過ぎます」にこ
ジェイムズ&金子「・・・・・・・・・」ぽっ(顔を見合わせて「虫顔」を赤らめる二匹。ボブだけが屈強スタイルで棍棒を担いで前だけを睨みつけている)
王羽美「いきますよ・・・・」
すぅ~~~~~~(大きく息を吸うホワイトナイト)
王羽美「コニーちゃ~~~ん!!お夕飯ができたわよぉ~~~~!!」
ジェイムズ「・・・・・・・・・・」ごくり・・(慎重な面持ちで返答を待つドスヘラクレスの顔面)
「はぁ~い。今すぐ行きまぁ~す」(二階よりコニーの返答が聞こえる)
ジェイムズ「ふ~~~。上出来だぜ。あとはコニーが下りてくるのを待つだけだ」ぱぁ~~ん

がちゃ・・とったったったったったった
(ドアを開け、階段から一階の廊下へ下りてくるコニー)
王羽美「こっちです」ちょいちょい(曲がり角から半身を出して誘導する)
コニー「はぁ~~~、緊張したにゅ

王羽美「それじゃあ、御三方。お願いします」(人差し指の上にいる王族カナブン、そして左肩の上に乗っている銀蝿とドスヘラクレスに声を掛ける)
ジェイムズ「任せとけよ。それとよ、これが成功したら、俺と一緒にアマンダっていう喫茶店でデートなんて・・うおっ


ブブブブブブブブブブ・・・
(廊下を飛び、食堂へと入っていく御三方の虫達)
王羽美「・・・・・・・・・・・・・・・・」(コニーと共に息を殺し、曲がり角に身を潜める)
ごがぁ~~~~~~~~~・・・・
(玄関の外より、ブルオウガの豪快ないびきが聞こえる)
コニー「合図にゅ・・」
王羽美「さぁ・・・来なさい・・!」
ザッザッザッザッザッザッ・・・
(警戒しながら玄関より一階の廊下へ入っていくる二人のガーディアン)
コニー「・・・・・・・・・・・・」ぎゅっ(俯きながら、ホワイトナイトの腕をしっかり掴む)
ブッチャービートル「・・・・・・・・・・・」にゅっ(コニーが被っている頭巾の中より顔を出す)
王羽美「・・・・・・・・・・・・」こくり
すぅ~~~~~~~~~~(再び大きく息を吸うウーメイ)
王羽美「コニーちゃん、ちょっとお醤油切らしちゃったんで、村まで借りに行ってくるわねぇ~。裏口から出ていくから~」(廊下の方に向けて声を出す)
コニー「・・・・・・・・・・・」どきどきどき
「ハーーーーーーーーイ」(突き当り手前、食堂と思われる部屋の中より「インコっぽい声」の返事が聞こえる)
王羽美「・・・・・・・・・・・・・」そっ(勝手口のドアに手を伸ばす)
ばたーーーーん(中よりドアを開け、少し間をおいてからもう一度閉めるウーメイ)
王羽美「・・・・・・・・・・・・・」(壁に背をあて、耳を澄ます)
・・・・・・ドッ・・ドッ・・ドッ・・ドッ・・ドッ・・・・
(重厚な足音が廊下に響き渡る)
王羽美「・・・・・・・・・・・・・」ごくり
ドッ・・(ウーメイ達が隠れている曲がり角の向こう側より、一歩踏み出す足音が聞こえる)
「失礼します。ギルドより参った警備の者です」
「ハーーーーーーーーイ」(食堂の中より「インコっぽい」声が聞こえる)
・・・・・・ザッ(少し間をおいてから一気に部屋に踏み込んだと思われるガーディアン達の足音)
王羽美「・・・・・・・(頼みましたよ・・ユクモアベンジャーズの皆さん・・!)」(その隣で祈っているコニーの姿も)
クワックワックワックワックワッ
(食堂の中で、ぽつんと食卓の上で鳴いている六本木)
「!?」バッバッ(天井から食堂を見下ろす俯瞰視点。食堂の光景を見て、慌てて周囲を確認している二人のガーディアン)
ジェイムズ「喰らえ馬鹿野郎!!」ブーーーーーン

バショーーーーーーーーーーン!!
(食堂全体を眩い閃光が覆い尽くす)
「くそっ!!罠だ!!」(と、戦くガーディアンの足元にこっそり忍び寄る、金子とボブ。共に「虫用」のサングラスをかけている。そこに上から飛んできたジェイムズも合流する)
がしっ

ボブ「ウガアアアアアアアアアア!!」むお~~~~~ん

「なにっ!?」ズデーーーーーーーン

「なんだ!?何が起きているんだ!?」(引き続き虫達の視点、眩い閃光が薄らいでいく中、頭上で慌てふためいている巨大な人型ガーディアン)
金子「ブルオウガぁああああああああ!!!!」
BOWWOW!!BOWWOW!!
(すかさず現れたブルオウガが、仰向けになって倒れているガーディアン目掛けて襲いかかる)
王羽美「成功したようですね!行きましょう!!」ダッ

ジェイムズ「出番だぜ!!キャプテンインコ!!」
六本木「オウヨ!!」バサバサバサバサバサ!!
「ええい!!どけ!!」クワックワックワッ!!(もうひとりのガーディアンの頭部に襲いかかっていくインコ)
ブブブブブブブブブブ!!
(続いて上空より強襲を仕掛けるブッチャービートル)
ブッ

「なんだ!?ぐわぁあああああああ!!」ジュウウウウウウウウウ

ブッチャービートル「カナーーーーーーー!!」
王羽美「おまかせあれ!!」ダッ

ズガーーーーーーーーーン!!
(食堂に飛び込むやいなや、悶え苦しむガーディアンの溶解しかけたアーメットの横顔に向かって「必殺飛び蹴り」を浴びせるホワイトナイト)
ガシャーーーーーーーーン!!
(血しぶきをあげながら、食器棚に衝突して倒れ込むガーディアン)
王羽美「あとひとり」フーーーーーーーー
「デミル!!」BOWWOW!!BOWWOW!!(ウーメイ視点。緑色のブルドッグにマウントされながら、必死にアーメットのバイザーを上げているガーディアン。そのアーメットの上に飛び降りるボブの英姿)
ボブ「フンがぁああああああああああ!!!!」ブーーーーーーーン

バチーーーーーーーーーン!!
(空いたアーメットの中に見える鼻を打ち砕かんばかりの勢いで棍棒が強打する)
「ぎゃあああああああああああ!!!!」(ウーメイ視点。鼻から流血し、悶絶する女性ガーディアン)
王羽美「これで、おしまいです」キッ(少女の顔が気迫と共に鬼神の如く形相と化す)
ダギャーーーーーーーーーーン!!
(倒れている刺客の横顔を容赦なく、渾身のシュートで穿つ王羽美)
王羽美「フーーーーーーーーーーーーー」ガシャーーーーーーーーーーン!!
(食器棚に衝突する破壊音と共に、大きく一呼吸して自制するホワイトナイト)
ざしゅっ

王羽美「我々の勝利です」ブイッ

ブルオウガ「ボフッ」(よだれを垂らす「しわくちゃ」になったおでこの上に、脚を組みながら座っている金子もまた、ピースサインを決め込んでいる)
王羽美「とまぁ、こんな感じでした」ぽわわわぁ~~~~~~ん

雪左&リック「・・・・・・・・・・・・・・」ぽかぁ~~~ん(口をあんぐりさせている下では、引き続きブルオウガが「ハッハッ、ハッハッ」と息を切らせながらぐるぐる回っている)
To Be Continued

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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
2/27(火)0時更新 「ようこそ、いらっしゃいませ♪」の巻
をお送りいたします♪ほいだらさ!!次回も屈強な「漢虫」みたいな顔しながら読も見ようよ
