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「ようこそ、いらっしゃいませ♪」の巻

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~コニー誘拐未遂事件解決より明けて翌朝、村長宅....

カポぉ~~~ん・・・・
(風情ある鹿威しの音が、丁寧に整備された庭園エリア内に心地よく残響する中、朝靄晴れる好天を雄大に見上げているナルガ装備の御庭番。その肩には「やけに派手な色」のインコがとまっている)

六本木「『チョウジュウガイ(鳥獣害)』タイサクノ、ダイヒョウテキナソウチ・・・シシオドシ・・。ダガ、インテリジェンスカネソナエル、コノオレニハ、キキマイテ。ソレトモ、ユウカイハンヲ、オイカエセルトデモ?ンナワケナイ」カポぉ~~~ん・・


宗光「うむ・・・まさか昨晩、そんなことがあったとはな・・・」

六本木「ヒガイハ、サイショウゲン。コワレタノハ、エリーゼガ、オキニイリダッタ、ショッキダナト、ナカニ、ハイッテイタ、「サラ」ノミダ」カポぉ~~~ん・・

宗光「何よりだ。それで、警部補達の反応はどうだった?」

六本木「ソレガ・・・・」ぽわわわぁ~~~~~ん(回想を示唆するようにインコの顔が揺らいでいく)



~コニー誘拐未遂事件解決直後、サムソンのアパート....

にゃ~~ぽぉ~~にゃぁ~~ぽぉ~~
(警官らしきスーツを着た獣人達(夜でもよく光って見える蛍光色のパトランプ(おそらくは緋鳶石(エルトライト鉱石)を削って作ったものであろう)を頭に括り付けている)が、アパートの下で何やら、やたらとウロウロしている。そんな「猫まみれ」の中、ベップとトオルが、コニー、雪左、そしてリックに対し、おそらく事情聴取をしていると思われる)

トオル「じゃあ、コニーちゃんをさらおうとしていた、その誘拐犯二人を捕まえたハンターというのは、もういないんですか?」カキカキ(「警官装備」を纏い、「手帳」って書いてある手帳になんか書いている)

コニー「は、はいにゅ。なんでも「通りすがりのハンター」だと仰っていましたにゅ」にゃ~~ぽぉ~~~にゃぁ~~ぽぉ~~~

ベップ「何処に向かったか聞いたかい?」にゃ~~ぽぉ~~にゃぁ~~ぽぉ~~(いぶし銀な顔が真っ赤な灯りに照らされている)

雪左「さぁ・・・わかりまへん・・。なにせあちきなんかとリックはんは、騒動が終わった後に到着しましたさかい・・」

ベップ「うむ・・。そして君は、ギルドの関係者だと偽っていた誘拐犯達に騙され、ロックラックからユクモに来たというのかね?」にゃ~~ぽぉ~~にゃぁ~~ぽぉ~~

リック「はい・・。ですが、なぜ彼らが自分も誘拐しようとしていたかは分かりません・・・」にゃ~~ぽぉ~~にゃぁ~~ぽぉ~~

ベップ「なるほど。では、それは直接、あちらさんから聞くとしよう」ちら


にゃ~~ぽぉ~~にゃぁ~~ぽぉ~~
(がっつり手錠をされたガーディアン装備の男女が、本物のガーディアン達に連行されながら外に出てくる。その周りを更にパトランプを頭に括り付けた獣人達が取り囲む)


トオル「おまかせください。ユクモマーシャルを代表して、自分が尋問かましてやりますから。絶対に吐かせてみせますよ」ふふんはぁ

コニー「うにゅ・・・・」ちら


にゃ~~ぽぉ~~~にゃぁ~~ぽぉ~~~
(ガーディアン達に連行されながら、コニーを恨めしそうに睨んでいるデミルとタナー)


コニー「・・・・・・・・・・」スッ・・(すかさず目を逸らす)

トオル「容疑者をネコパトに乗せろ!」にゃ~~ぽぉ~~にゃぁ~~ぽぉ~~(と、ネコタクみたいな「檻付き台車」に向かっていく一同)


ぐわぁああああああああああ・・・
(突如、ガーディアン達の人混みの中より、悶絶の声が聞こえる)


トオル「どうした!?」バッsss

ガーディアン「容疑者が自殺を図りました!!」にゃ~~ぽぉ~~にゃぁ~~ぽぉ~~

トオル「なんだと!?」


・・・・・・・・・・・・・・・・・
(ガーディアン達に囲まれた中央で、泡を吹きながら倒れているデミルとタナー)


トオル「なっ・・・一体、何があったんだ!?」

獣人警官「にゃんか揃って、お口を「モゴモゴ」していたと思ったら、突然、倒れて、このざまですニャあせる」にゃ~~ぽぉ~~にゃぁ~~ぽぉ~~(と、頭に括り付けているパトランプ(鉱石)が光っている)

ベップ「うーーーん・・。こりゃ、毒だね」(冷静に検死をしている)

トオル「毒・・?」

ベップ「おそらく、奥歯にでも毒を詰めていたんだろう。悪党が口を割らない為の常套手段だね」やれやれ

トオル「そんな・・ありがちってありかよ・・汗」がっくし(と肩を落とすトオルを慰める獣人警官たち。小さい声で「よくやったニャ」とか「あんたは悪くないニャ」とか激励してやってる)

リック「命を懸けてまで、彼らが守りたかった秘密とは何だったんだろう・・・うっ・・!!」ゲホッゲホッ!

雪左「どないしはりました?」

リック「なんでも・・・ちょっと、薬を打ってきます・・・」(息を切らせながらアパートの中に入っていく)

雪左「・・・・・・・・・・・・」にゃ~~ぽぉ~~にゃぁ~~ぽぉ~~

ベップ「なんにせよ、これで事件の動機は深い溝の中に落ちてしまった。コニーさん」

コニー「はいにゅ?」

ベップ「これは提案なんだが、今回の事件のことは、物取りということで村人達にお伝えしようと思うのだが・・どうかね?」

コニー「私からもお願いしますにゅ。こうして私とリックさんが無事だったのが、何よりですにゅ。そしておそらく犯人達は、フェイリンメイリン国から亡命してきた私を水没林に連れ戻そうと、命令されてきたのだと思いますにゅ」

ベップ「水没林・・・警部達が向かったフィールドか・・。コニーさんを誘拐する動機はそれだとして、なぜ、ロックラックからリックさんをここ(ユクモ)まで・・・」

トオル「リックさんは?」

雪左「さぁ・・急に体調が悪なったようで、中に入って行かれました」

トオル「自身の身が危なかったと突然知ったんだ。リックさんの事情聴取は明日にされてはどうでしょうか、警部補」

ベップ「そうしよう。トオル君。遺体の処理を任せられるかね?」

トオル「お任せを!村人に見つからぬよう、大タルにでも入れて運び、ひよこ寺で供養してもらいます!」

ベップ「うむ。ユクモ新聞には、私の方から物取りであったと伝えておこう。では任せたよ」はっ!!(と敬礼かますユクモマーシャル一同)


にゃ~~ぽぉ~~にゃ~~ぽぉ~~
(と、「不気味な大タル」ふたつをネコパトの檻の中に積んだ荷台を牽引していく獣人警官たち。トオルはその荷台の端っこに掴まりながら、「はいやぁ~!!はいやぁ~!!」と激を飛ばしている)


ベップ「うむ。実に頼りになる」にゃ~~ぽぉ~~・・にゃ~~ぽぉ~~・・・・(と「にゃ~ぽぉ~」が遠のいていく)

コニー「警部補。今回はお騒がせしてしまって申し訳ございませんにゅ」ぺこり

ベップ「頭を上げなさい。君は悪くない。悪いのは悪事を働く連中だ。それに、今回の騒動は我々の落ち度にある。これを教訓に、より厳重な警備をすることを誓おう」

雪左「誘拐犯に眠らされたガーディアンはどないしはったんどす?」

ベップ「全くもって健康そのもの。しかし・・彼らとて、ハンター以上に訓練された強者なのだが・・・どうやら誘拐犯は彼らを上回っていたらしい。それが何よりも口惜しいよ」フーーーーー

ガーディアン「我々もギルドナイトのように鍛えねばいけませんね」

ベップ「そういうことだ。それじゃあ、コニーさん。今日は念のため、アパート周辺にガーディアン小隊を配備致しますので、今度は安心して眠ってください」どんはぁ(鳩胸を叩く)

コニー「何から何までご迷惑おかけしますにゅ」ぺこり

ちら・・(頭を下げるコニーの頭巾の中より、顔を覗かせるブッチャービートル)


・・・・・・・・・・・・・・・・
(ブッチャー視点。宵闇のアパートの屋根を見上げている)


王羽美「なんとか我々の存在は誤魔化せたようですね」(屋根の上に潜み、下の様子を窺うその様は、頭の上にやけに派手な色のインコを乗せており、また、両肩には小さな虫達がとまっている。そしてウーメイの隣では緑色のブルドッグがふて寝している)

ジェイムズ「でもよ、別に俺たちのことは知れても良かったんじゃね?」

六本木「アマイナ、ジェイムズヨ。クルセイダーズガ、ユクモノ「タイヨウシュゴシン」ダトスレバ、ワレワレハ「ツキノシュゴシン」ナノダ。ユクモアベンジャーズハ、ケッシテ、シラレテハナラヌソンザイナノダヨ」

ジェイムズ「なのだよ・・って言われてもなぁ・・汗損な役割だぜふん

金子「カナカナカナ。カナケッション、ケショーーン、ゲリリリリリリ」

ジェイムズ「そりゃいいな。ナイスアイデアだぜ」うわっはっはっはっはっ(と笑うドスヘラクレスとインコ。ユクモノ銀蝿のボブは、相変わらず棍棒を担ぎながらひたすらに一点を見つめている)

王羽美「何が可笑しいのです?」うわっはっはっはっはっ(頭の上と肩の上で「わろけている」小さな隣人に問いかける)

六本木「カネコハ、アンタモ、ユクモアベンジャーズノ、メンバーダト、イッテイル」

王羽美「ええ?」

ジェイムズ「いいじゃねぇか。ユクモアベンジャーズ初の人間だ。歓迎するぜ」ぷにっ(と、虫脚でウーメイの頬をぷにっと押す)

王羽美「そんな・・私は正しいことをしただけです。それが成功できたのも、あなた達のおかげです」にこ

ジェイムズ&六本木&金子&ボブ「・・・・・・・・・・・・」ぽっ(っとする中、ブルオウガだけが豪快にあくびをしている)

ジェイムズ「なぁ、あんた、まだ帰らないんだろ?一晩くらいゆっくりしてけよ。空き部屋(サムソンの部屋)だってあることだし」

王羽美「え・・・・」

六本木「スジョウナド、カマワナイ。アンタハ、オレタチトオナジ、「ホコリタカキ」ココロザシヲモッタ、リッパナハンターダカラダ」

王羽美「・・・・・ありがとう」

イェ~~~~~~イ♪(と、虫達が歓喜する中、ただ一人、目下の雪左を見下ろすホワイトナイト)

王羽美「・・・・・・・(雪左・・・本当に生きていたんですね・・・良かった・・・・・)」

六本木「・・・・・・・・・・・」(その少女の安堵した表情を頭の上から覗き見るインコの顔)



六本木「・・・・・・・・・・・」ぽわわわぁ~~~~~~ん(回想終了を示唆する揺らぎと共に明確になっていく「トボけたインコ」の凛とした鳥顔)

宗光「どうした?六本木」

六本木「イヤ・・ナンデモ・・・ナンデモネェデサァ・・」

宗光「??」


カポぉ~~~ん・・・


宗光「コニー殿が無事で何よりだ。もうひとり、リック殿という観光客を何故、誘拐犯が狙ったのかは不明だがな・・・」ふむ・・

六本木「オレモ、ソレガキニナルノダ。オヒルニ、ランチヲシナガラ、イマイチド、カネコガ、ユウカイハンカラ、キイタコトヲ、セイリスルヨテイダ」

宗光「サムソン殿のアパートでか?」

六本木「ウム。コニーガ、キョウハ、コウキュウビデナ。セッサト、イッショニ、ランチパーティーヲ、ヒライテクレルノダヨ」クワックワックワックワッ(実に鳥っぽく笑う)

宗光「お前、俺に何かを隠しているな?」じろっ

六本木「エあせる

宗光「通りすがりのハンター・・・アパートに匿っているのだな?」

六本木「ピピィ~~~~♪プ~~~~~♪」(実にへったくそな口笛を吹いている)

宗光「誤魔化すのが下手のは、飼い主と同じだな。だからこそ、お前を信頼している。楽しんでこい」

六本木「トテモ、イイコ・・イヤ、イイ、ハンターダ。アンシンシテクレ」

宗光「プッ・・・・」

六本木「ナニガ、オカシイカ?」

宗光「オマエ、そのハンターに恋をしたな?」

六本木「・・・・・・・・・・・」ぽっ(鳥顔に恋の炎がほてる)

宗光「今回の件は村長には黙っておこう。念のため、丞相が帰還したら、彼女にはお前から報告してくれ」

六本木「ウッス」

宗光「では」スッ・・(肩に乗っているインコを鷲のように腕の上へと移動させる)

六本木「ヨイ、イチニチヲ」

宗光「共にな」


バサバサバサバサバサバサ!!
(満点の青空に向かって羽ばたいていくインコ。それを下から見送る宗光)


宗光「恋か・・・・。丞相も・・村長様も是非、見習って欲しいものだ」フッ・・


ぼわん煙(と、微笑を浮かべた後、一気に庭園エリアより「忍び消え」するニヒルな御庭番)






「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~








バサバサバサバサバサバサ!!

六本木「ピィ~ピピィ~~~♪プップ~~~♪」(下手くそな口笛を吹きながら青空を突っ切っていく)


すってってってってってってっはぁ
(六本木空中俯瞰視点。集会浴場の長い階段を軽やかに駆け上がっていく、水色のナデシコガール)


六本木「ササユ・・・シュッキンノ、ジカンカ・・ドレ」バサササササササ!!(急降下していく)


$あたちのモンハン日記
ササユ「えっほ。えっほ」すってってってってっはぁ(一気に集会浴場の出入り口まで進んでいく)


ぽすっsss(入り口付近にある郵便ポストから新聞を抜き取る)


ササユ「一面は・・・あら。「サムソンのアパートに強盗入る!」ですって・・・。え~と、「犯人は山賊と思われる男女で・・・すでにユクモ警察が身柄を拘束・・・被害はなし・・」さすがねぇ~♪」よしっチョキ


ホぉ~ホぉ~~~♪ホッホーー♪ホぉ~ホぉ~~~♪
(入り口脇に吊るされている伝書鳩用の鳥かごの中から、一羽の鳩が例の歌?を奏でている)


ササユ「あら。ようこそ、ユクモへ」にこ


ぽすっはぁ(優しく鳥かごから鳩を出すササユ)


ササユ「あなた、どこから来たの?」

伝書鳩「ホーホ・ホッホッホ~♪ホーホ・ホッホッホ~♪」(もうひとパターンの鳴き方をしてみせる鳩の「細っこい脚」には、手紙が入っていると思われる小さな筒を括り付けている)

ササユ「フフ。わかったわ。手紙を読めばいいのね?」

六本木「ナニシテル?ササユ」バサバサバサバサバサバサ煙(ササユの肩にとまってくる)

ササユ「おはよう、六本木さん。こちら・・え~と、お名前を窺ってなかったわね」

伝書鳩「ホーホ・ホッホッホ~♪ホーホ・ホッホッホ~♪」(首から下げているネームプレートには「ゲンゴロウ~所属:ロックラックギルド」と刻まれている)

ササユ「ゲンゴロウさん。ロックラックからいらしたみたいなの」

六本木「デンショバト、トイウコトハ、キンキュウノハズ。ハヤク、ヨンデヤレ」

ササユ「そうね。失礼します」かちゃりこちょり(と、ゲンゴロウの「細っこい脚」に括り付けられたちいちゃい筒を開けて手紙を出す)

六本木「ハヤク。ハヤク」

ササユ「はいはい♪え~と・・・ふむふむ・・。まぁ~大変」(全然そんな顔してない)

六本木「ナンテ?」

ササユ「差出人はローゼンクロイツホスピタルの医院長、カスパー・フォルツさんから」

六本木「ソレデ?」

ササユ「病院から、リック・ベインズさんっていう患者さんが、失踪したんですって。それを兄のポールさんに伝えて欲しいって書いてあるわ」

六本木「リック・・・・」

??「呼んだかい?」

ササユ&六本木「え?」

リック「おはよう。コニーちゃんの勧めで、朝風呂っていうのに浸かりに来たんだけど・・・」

ササユ「ようこそ、いらっしゃいませ♪」にこ(と、満面の笑みを浮かべる両肩では、伝書鳩とインコが共に「呆れ声」で鳴いている)

To Be Continued





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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?

3/1(木)0時更新 「チッ・・」の巻

をお送りいたします♪ほいだらさ!!次回も狩猟ついでにあたモン読も見ようよぽけ~








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