カポぉ~~~~~~~~~~~ん
(と、板張りの壁と床に覆われた、風情溢れる大浴場に浸かるカトリーヌとチェレスティーナ)
カトリーヌ「最高・・・死んでもいいかも♪」はぁ~~~~(もわもわ上がる湯けむりの中、仄かに赤くなった顔でお湯を楽しんでいる)
チェレスティーナ「フレッカーさんって、いっつもこんな豪勢なお風呂に一人で入ってるわけ?って、そっか。メイドさんやボディーガードもいるんだっけ。にしても気持ち良すぎ♪」はぁ~~~~(同じく、金髪を束ね、お風呂の縁に両腕を乗せ、さらにその上に顎を乗せるといった典型的な「女子風呂萌え姿勢」を見せている)
カトリーヌ「いつまでもこうしてたいわぁーーー」ブクブクブクブク
チェレスティーナ「ロック達のクエストがいつまでも終わりませんよーに・・・♪」んふふふふふ
カトリーヌ「で?いつ実行するんだろう」ブクブクブクブク
チェレスティーナ「知らない。肉まん君に聞いてみたら?」ばしゃばしゃばしゃ(縁に掴まったまま、バタ足をかましだす)
カトリーヌ「あの人って、近づきがたいよね。よく一緒になるけど」ブクブクブクブク
チェレスティーナ「そう?クールでいいじゃない♪」ばしゃばしゃばしゃ
カトリーヌ「過ぎるのよ。何考えてるか分かんないじゃない?この前だって、物資の補給とか言ってサザンゴッドに戻ってたみたいだし・・・それなら最初から持ってくればいいのに。怪しすぎ」
チェレスティーナ「なんか注文してた武器が出来たから、って言ってたわよ?ほら、サザンゴッドにいる、「ぜんぜんイケてない科学者くずれ」いるでしょ?名前、まったく思い出せないけど。そいつの所に行って、注文の品を取りに行ってたらしいわ」ばしゃばしゃばしゃ
カトリーヌ「それで風呂敷いっぱいの「お土産」持って帰ってきたっていうの?あやしい。あやし過ぎ」ブクブクブクブク・・(完全に頭部を湯に潜らせていく)
チェレスティーナ「いいじゃない。いっつもおいしいクエストは彼が持ってきてくれるんだし。それに、サザンゴッドで「訳あり」は当たり前でしょ?ロックだって、裏切らないうちは仲間だって、いっつも言ってるじゃない♪」すいすいすいすい(今度は足を「平泳ぎのやつ」に変える)
カトリーヌ「ブクブクブクブク(信用できないし)」
チェレスティーナ「だったらサザンゴッドの連中、みんなそうよ♪ねぇ、そんなことより、フレッカーさんの貯蔵庫からブレスワイン頂戴してきたんだけど、どう?」ちゃぽん(湯の中から高級ワインを出す)
カトリーヌ「意義なぁ~~~~~~し♪」ざばぁ~~~~~ん(お湯から元気よく上半身を出すも、湯けむりでよく見えない)
チェレスティーナ「お昼にね、ランチ取ってくるって嘘ついて、頂いてきちゃったの♪」コポコポコポ・・(ぬるくなったワインをふたつのグラスに注いでいく)
カトリーヌ「さすが♪よくバレなかったわね」ちぃ~~ん(注がれたワイングラスで乾杯をかます)
チェレスティーナ「なんかね、その時ちょうどボディガード達が、あやしい人影を見たって、大騒ぎしてたの」ゴクゴクゴクゴク(一気にワインを飲んじゃう)
カトリーヌ「侵入者?やばくない?」ゴクゴクゴクゴク(同じく)
チェレスティーナ「結局、見間違いだったみたい。私にしてみればラッキーだったけどね♪」コポコポコポ(空になった2つのグラスにワインを「すぐに」注ぐ)
「だれか私の「年代ものの」ワインを知りませんかぁ~~~」(遠くから主の悲痛の叫びが聞こえてくる)
カトリーヌ「クックックックッ・・・物取りの犯行ということで」
チェレスティーナ「乾杯~~~♪」ちぃ~~~~~ん
~フレッカーの屋敷近くの密林エリア.....
ザッザッザッザッザッザッザッ・・・
(静まり返った夜の不気味な密林エリアを進む、頭部以外、ゴールドルナシリーズに身を包んだ金色の男狩人。背中には黒刀を背負っている)
肉まん君「・・・・・・・・・・・・・・・」ザッザッザッザッザッ・・・
モワモワモワモワモワ・・・・・
(木々の向こう側から広がってくる、霧のような白い靄がエリア全体をまたたく間に包んでいく)
肉まん君「・・・・・・・・・・・・(ケムリ玉のそれか・・・)」きょろきょろ・・
??「こっちだ」
肉まん君「・・・・・・・・・・・・・・」
すぅ・・・・・(霞んだ靄の中より、ゆっくりと姿を露わにしてくる青銀のギルドナイト)
シリウス「時間きっかりだ。流石だな」フッ
肉まん君「屋敷の正面口より月の位置が北西に見える頃、夜露漂うエリアにて待つ・・・逢引の手紙が女だったらもっと良かったのだがな」チャッ(手紙を掲げてみせる)
シリウス「フッ・・これでも侵入するのに少し苦労したんだぞ?」スッ・・(木にもたれかかる)
肉まん君「みたいだな。ボディガードの一人が人影を見たと言っていた。すぐに分かったよ。案の定、部屋に戻ってみれば、手紙が置いてあった。ずいぶん待ったんじゃないのか?」
シリウス「そうでもないさ。おかげであんた達が「どんなメンツ」で来てるのか、見させてもらったしな」チャッ(双眼鏡を見せる)
肉まん君「いいメンバーだろ?」フッ
シリウス「ああ。賞金首の額が高い連中ばかりだ。それに、あのフレッカーという獣人も噂以上に腹の黒い男のようだな」
肉まん君「今は依頼人だ。裁きを下す命令は下っていまい?」フッ
シリウス「本題に移ろう。あんたを呼び出したのは、少しこっちで動きがあったからだ」
肉まん君「聞かせてくれ」スッ・・(その場に座り込む)
シリウス「相棒が探索中、東部の洞窟内で面白いものにエンカウントしたという報告を受けた」
肉まん君「なんだ?」
シリウス「オクサーヌ・ヴァレノフだよ」
肉まん君「・・・・・・やはりな・・。既に彼女も来ていたか」ふむ・・
シリウス「驚きなのは、彼女一人だけでなく、どうやら仲間も上陸済みで、その洞窟に潜伏しているという。そうなれば、彼女の手にかかった古龍種も同行している可能性が高い」
肉まん君「ウィンターナイツの目的は?」
シリウス「それが定かじゃないという。相棒が見た話では、クルセイダーズのハンターの一人が、ウィンターナイツに迎えられたということだけだ」
肉まん君「ユクモの・・・同盟を結んだというのか?」
シリウス「どうかな。そのハンターは、コードネーム「シャークハンター」。クルセイダーズの中でも、政治的な事には一切関わりを持たされていないハンターだ」
肉まん君「そんな男が何故・・」
シリウス「それを探るため、相棒が引き続き監視を行っている。まだもう少し、南北の戦局が動かないとみているのだろう。俺も、あんたも、そしてオクサーヌもだ」
肉まん君「・・・・・・・・・。了解した。分かってはいると思うが、慎重に行動してくれ。相手がウィンターナイツとなれば話は別だ。しかし、連中がこの紛争に参加するメリットはないはず・・・問題はそこか・・・」ふむ・・
シリウス「また何かあれば報告する」ザッ
肉まん君「待て」
シリウス「??」
肉まん君「相棒というのは、この前のロックラック装備を着た男・・・ポール・ベインズのことか?」
シリウス「・・そうだ。何か問題でも?」
肉まん君「いや。ポール・ベインズはユクモにいると聞かされていたのでな・・。それだけだ」
シリウス「人手不足だ。あんたが本当に「上の連中」と繋がっているのなら、もっと優秀な人材を登用してくれるよう伝えてくれ。結局は決まった少数精鋭だけでやりくりをしている現状だ。一人欠けるだけで相当の痛手を負う。頼んだぞ」
モワモワモワモワモワ・・・・・
(白い霧の中に同化して消えていく青銀のギルドナイト)
肉まん君「・・・・・・・・(今の会話で確証が取れた・・。やはり奴は俺に嘘をついている。俺が本部より聞いた話では、ここに来ているナイトのナンバーは2と6。ポール・ベインズは10のはずだ。おそらくシリウス・ハントは俺を心から信頼していないのだろう・・。ナンバー6のハンターを隠すことで、独自の諜報活動を行っているのか・・?それとも、その役目はポール・ベインズが・・・。ナンバー2のシリウス・ハントか・・。「今も昔も」ナンバー2の位置にいるのは、何の因果か・・・・そしてオクサーヌ・ヴァレノフもまた・・・・)」フッ・・
モワモワモワモワモワ・・・・・
(シリウスが消えていった方向とは対照的に、姿を消していく肉まん君の後ろ姿)
じーーーーーーーーーーーーー
(そして夜露に覆われた一連の光景を眺めている「なんだか虫っぽい」一人称視点)
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
~フレッカーの屋敷、エントランスホール....
ギィ~~~~~~~~・・・・
(玄関のドアを開け、中に入ってくる肉まん君)
肉まん君「・・・・・・・・・?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
(広いエントランスホールの天井窓から差す、仄かな蒼白い月明かりの束を受けながら、客用のベンチに腰を下ろし、本を読んでいる黒いヒーラーシリーズを纏った少女)
肉まん君「まるで天使のようだな・・。黒衣なのが残念でならない」フッ・・
ユーリィ「・・・・・・・・・・・・・」ペラ・・(本のページをめくり、読み耽っている)
肉まん君「まだ起きていたのか?外の連中も、焚き火を囲みながらもう寝ていたぞ」カツカツカツ・・
ユーリィ「・・不眠症・・」(下を向きながら答える)
肉まん君「体調を崩さないようにな。いつ出撃するか分からないんだからな」カツカツカツ・・(ユーリィの前を通り過ぎていく)
ユーリィ「・・何処に・・行ってた・・?」(本を読みながら直球の質問をする)
肉まん君「・・・・・・。人見知りのお前に、それを聞かれるとはな・・。少し夜風に当っていた・・・では、納得がいかないか?」ちら
ユーリィ「・・今はチーム・・・嘘はダメ・・」(肉まん君の顔を見上げる)
肉まん君「・・・・・・・。そうだな。実は、独自の密偵を水没林に潜伏させてあったんだ。その報告を受けてきた」
ユーリィ「・・なんて・・?」(じっと肉まん君を見つめながら問う)
肉まん君「それが少々、厄介な問題でな・・。エヴァーウィンターナイツも水没林に潜伏しているとのことだ」やれやれ
ユーリィ「・・EWN・・・デカダンスの守護女神も・・?」
肉まん君「そのようだ。今のところ、連中の目的は不明だ。だが、クルセイダーズのハンターの一人が、ウィンターナイツに迎えられたという。これが何を意味するのかは分からない」
ユーリィ「・・・そのハンターは・・だれ・・?」
肉まん君「コードネーム「シャークハンター」といったな・・」
ユーリィ「・・・・・・・。・・ありがとう・・・・教えてくれて・・・」へこり
肉まん君「・・・・・・・。構わないさ。お前も早く寝ろよ」
カツカツカツカツカツカツ・・・
(エントランスの階段を上がっていく肉まん君)
ユーリィ「・・・・・・・・・・・・・」(それを見送るヒーラー装備の少女)
カサカサカサカサカカサ・・・・
(少し開かれた玄関のドアの隙間より、実に素早く接近してくる、一匹のダイオウゴキブリ)
ユーリィ「・・おかえりなさい・・」
ゴキ雄「ケショケショ」はっはっはっはっ(なっがい触覚を息を切らせた犬みたいに「はっはっ」と動かしている)
ユーリィ「・・どうだった・・?」
ゴキ雄「ケショリーーーン」グッ(キラキラした実にゴキブリらしい笑顔で、自信たっぷりに前脚を使ってサムズアップしてみせるダイオウゴキブリのゴキ雄)
ユーリィ「・・・・・・・・・・」グッ(無表情でサムズアップして返すおねえちゃん)
ちら・・(ベンチに座りながら、蒼白い光の束に包まれながら夜月を見上げるヒーラー装備の少女の後ろ姿。足元には同じく上を見上げるダイオウゴキブリの姿も)
ユーリィ「・・かあぶう兄君・・・・・・」
ほわぁ・・・・・ん
ほわぁ・・・・・ん
(光蟲漂うエントランスホールにて、一人月夜を見上げるユーリィ。足元のダイオウゴキブリは、そんなユーリィのブーツの上で寝てしまっている)
~水没林、EWNの隠れ家....
ヴラドレン「おい!!なんで俺のスープだけ肉が入ってねぇんだよ!?ドボルヘルム!!」
カーブー「そうだっけ?」ぷいっ(っとするその姿はヘルムの上にコック帽、胴には白いベスト、腰にはエプロンを巻いた「しっかりとした」ビストロシリーズを纏っている。また、その後ろでは男女のウルク装備を着た凍土の兵士達が雑談をしながら食事を楽しんでいる)
ヴラドレン「モンスター性タンパク質を取らないで戦えるかっつーの!!作り直してこぉ~~い!!」パシャ~~~ん(熱々のスープをドボルヘルムの顔面に浴びせる)
カーブー「あちぃ~~~~~~!!てめぇ!!食事を無駄にしちゃいけないって教わってないのか!!」ぷんすか(熱々の汁が垂れるドボルヘルムの背後では、箱座りした炎妃龍がでっかいこんがり肉をお上品に食べている)
ヴラドレン「うるせぇ!!俺は孤児だ!!てめぇみてぇにぬくぬくと「村」で育ってきてねぇんだよ!!」ぱぁ~~~~~ん(ビンタした)
カーブー「上等だ!!この前の続きをここでやってやるよ!!」ぱぁ~~~~~ん(ビンタし返した)
ミッチ「ちょっと!!二人共やめるっすよ!!」そうニャそうニャ(と、コックの格好をしたミッチと、キッチンアイルー達)
やったなぁ~~~~こぉ~の野郎ぉ~~~~~
かかってきやがれぇ~~~~変態めぇ~~~~
(と、胸ぐらを掴み合うブランゴヘルムの男とドボルヘルムの男)
ミッチ「全然人の話を聞いてねぇっす止めたらどうすっか?オクサーヌ殿」ちら
オクサーヌ「はい、あ~~~~~~~ん♪」ぺちょりぺちょり(と、でっかいスプーンですくったスープを「赤ちゃんチェアーに座った」同じく上機嫌なバステトに食べさせている白いドレスの少女)
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
3/23(金)0時更新 「それこそ偏見なのでは?」の巻
をお送りいたします♪ほいだらさ!!次回もあんまん決め込みながら読も見ようよ
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「ケショリーーーン」の巻
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