ロージー「さぁ!急がなくっちゃ~!!」すてててて(変な走り方)
ファイヤージンガー「その調子だぜ!走り方はへんてこりんだがな!!」
ニャ太郎「暗黒団よりも早く金色の丸鳥を見つけねば!!」シュタタタタ(忍者走り)
ファイヤージンガー「連中に渡しちまったら、そんなにまずいのか!?」
ニャ太郎「暗黒商会は利潤のみを優先とした背徳的資本主義の権化!そんな輩に金のたまごしか産まない丸鳥を渡せぬ!!」
ファイヤージンガー「なるほどな。大陸は種を問わず欲に満ちた悪い連中で溢れてるってことか。清廉潔白のこの島には無縁の話だぜ」
ロージー「ちょっと待って!!」キキーッ(両足踏ん張り急ブレーキ)
ファイヤージンガー「なんだよ!?もう疲れちまったのか!?」
ロージー「あったあった」ガサガサ(茂みをあさる)
ニャ太郎「何を発見したのですかな?」
ロージー「ふふふ・・これよイヒヒヒ」
ずべーん(ペイントの実)
ファイヤージンガー「ああ?どうすんだよ、そんな匂いのキツイもん拾って」
解説しようペイントの実とは、その内側に強烈な臭気を放つどぎつい色の樹液をたっぷりふくんだ果実なのだ。投げたりすると簡単に破裂してしまい、周囲にその樹液を撒き散らすのだ。樹液にはあまり粘着性は無いが、服に付くと染みついてしまい、非常にクリーニング泣かせな一面も持つキュートな実なのである!
ロージー「ふふふ・・これをさっきの大木から採取しておいたネンチャク草と混ぜ混ぜして・・・」ぐっちゃぐっちゃ
ファイヤージンガー「へぇ、手先は器用なんだな。見た目によらず」
ロージー「そうよ。あたしは製薬会社の娘さんなんだから、これくらいの調合なんて「ちょちょいのちょい」なのよ」コネコネコネ
ニャ太郎「うーむ。手練の調合さばきですな。調合の書など読まずとも、いとも簡単にやってしまわれるとは」
ロージー「できた」ぺちょりーん
解説しよう我らハンターが常日頃お世話になっているこのペイントボールだが、かつては素材玉を使って作られていたこともあるのだ。現在ではペイントの実を直接ネンチャク草で巻いた簡易タイプが普及しているのである。使用方なのだが、どちらかと言えばペイントの実から発せられる強烈な「臭気」で追跡を可能としているのだ。ペイントの実自体をそのまま投げ付けてもすぐに落ちてしまうため、これを付着させるために素材玉やネンチャク草を巻いているのである!尚、MHP3のOPでアオアシラに使っているシーンがあり、そこでは臭気によって周りのハンターに場所を知らせているという効果が見られるのでみんなも今一度見てみよう!
ファイヤージンガー「ペイントボールを作ってどうすんだ?」
ロージー「こうするのよ」ベッチャ
(自分の服につける)
ファイヤージンガー「ああ?なんだよ、そんなことしたら洗濯が大変だぜ?」
ニャ太郎「ご自分がマーキングの対象に・・・そうか、川村殿が分かるように!?」
ロージー「そう。お兄ちゃんは必ずあたしを探知して助けに来てくれる」
ファイヤージンガー「信用されてんだな。お前の兄貴は」
ロージー「愛しい妹のためですもの」
ニャ太郎「フフフ・・・」
ロージー「さぁ、行きましょう」スッ
「おおおおおおおおおおおい」
ニャ太郎「ん?この声は・・」
ロージー「うっそ!もうお兄ちゃんが来てくれたの!?って、早すぎてちょっとキモイんだけど」
ファイヤージンガー「いや、違うぜ・・あれは・・」
キャメロン「お~い!!」ズドドドドドドドド
ファイヤージンガー「スーパー山菜爺さんだ!!」
ロージー「すっごい足の速いお爺さんなのね」
キャメロン「よっと!!」キキキキキィ~~(ロージー達の目の前で急ブレーキ。もちろん「両足ふんばり式」で)
ロージー「お爺さん、無事だったのね」
キャメロン「ん?なんじゃ、おぬしら。ワシを知っておるのか?」パンパン(服を叩いてる)
ファイヤージンガー「スーパー山菜爺さんだろ?「下の島」であんたを知らねぇ仲間(植物)はいねぇよ」
ロージー「スーパー山菜爺さん・・略してSSGさん」してやったり
キャメロン「うーむ。著名過ぎるのも問題じゃな・・っと、そんなことより、おぬしらここまでどうやって来たのじゃ?」
ニャ太郎「話せば長くなる。ひとつだけ理解して欲しいのは、我々の目的は、あなたを拉致した連中の目論見を阻止すること。して連中は何処に?」
キャメロン「ならば話は早い。奴らはこの先で目下、戦闘中じゃ。相手が相手じゃ。おぬしらが行く前に連中は全滅かもしれんな」
ファイヤージンガー「おいおい、まさか伝説の巨神と戦闘中だなんて言うんじゃねぇだろうな?」
キャメロン「その危険な「巨神の巣」で、それよりももっとタチが悪いやつと戦闘中じゃ」
ロージー「どういうこと?SSGさん」
キャメロン「炎王龍じゃよ」
ニャ太郎「なっ・・!?」
ロージー「えんおう・・りゅう」ほけー
「あたちのモンハン日記」
~巨神の島編
シュオオオオオオオオ
暗黒団兵「戦闘準備完了。これより任務遂行に移る」
ゼルベス「・・・・・(なんだ・・今さっきまで悶絶していたのが、この凄まじい闘気は・・。何があの兵士の中で起きたのだ・・)」
ピピピピピピピ
暗黒団兵「ターゲット捕捉。データ照合開始」ピピピピピ
ハッキネン「おい!なんだ、その狂竜ウイルスってのは!?」
カペラ「現段階ではあまり公にされていない、ギルド関連の公的機関も現在慌てて調査中の・・新種のウイルス」
ハッキネン「なっ・・・」
カペラ「それを私たち暗黒商会の龍科学テクノロジーラボが独自に培養したのよ。王立科学研究所のお堅い頭の科学者じゃ、到底解明出来ない究極の神薬をね・・・ウフフフフ」
暗黒団兵「ターゲット分析完了。現在大陸で確認できる炎王龍とは比較にならないほどの生態を保持。データ上の同種と同等に推測するのは不可能と思われる。よって、ターゲットを知的生命体種の炎王龍とみなす」ピピピピピ
ゼルベス「・・・・(なぁに?あのヘルメット。なんかガラス越しにピコピコ言ってるけど・・ひょっとしてゼルべっちゃん・・分析されてる!?やだ、恥ずかしい!!)」
ハッキネン「そのウイルスをあの女に注入したってのか!?」
カペラ「生物が狂竜ウイルスに感染すると「狂竜症」というステータス異常を引き起こす。狂竜症になった生物は、その種、特有の凶暴性に襲われ、潜在能力以上の力を発揮することも実験で確認された。もちろん、ハンターにもね」
ハッキネン「なんだと!?」
カペラ「私たちはその特性を人工的に更に倍加させ、「宿主」の遺伝子配列を新たに組み替え、理性を保ったまま、より獰猛に、より冷徹に戦える、究極の狂戦士を生む特効薬の開発に成功したのよ!!」
暗黒団兵「殲滅開始」スチャッ
ゼルベス「!!」
バババババババババ
ゼルベス「ふん!!異常速射の改良ボウガンだろうが、当たらねば意味がなかろう!!」ブワッ
暗黒団兵「ターゲット浮上。追跡を開始する」
バッ
ハッキネン「嘘だろ!?あの女、あんなに高く飛びやがった!!」
カペラ「アハハハハハハ!!いいわ!いいわよ!!」
ハッキネン「ああん!?」
カペラ「こんな所で人体実験をできると思ってもみなかったわ!!成功よ・・!!私の勝ちよ!!王立科学研究所め!!」
ゴオオオオオオオオオオ
ゼルベス「飛ばれてはどうしようもできまい!人間め!!」
ビュウウウウウウウウウウウ
ゼルベス「なに!?(この距離を飛んできただと!?)」
暗黒団兵「ターゲットロックオン。滅龍弾、速射」カチャッ
ババババババババ
ゼルベス「!!」
ズシャアアアアアアアア
ゼルベス「ぐはぁっ・・!(しまった・・滅龍弾をまともに貫通させてしまった・・しかもありえない速射の数を喰らうとは・・!!)」フラッ
ハッキネン「直撃だ!!キメラが落ちるぞ!!」
ヒュウウウウウウウウウ
ゼルベス「ええい!なんの!!」くるりん(空中大回転からの・・)
シュタッ(上手な着地)
ゼルベス「見たか!!ゼルベっちゃんの必殺技「獅子空中大車輪」・・って、はっ」
暗黒団兵「ターゲット捕捉」
ギュウウウウウウン(狙撃状態でゼルベスの真上を急降下)
ゼルベス「なんだと!?」
バババババババババ
ゼルベス「ええい!!やかましい人間だ!!」ヒラッフワッ
ブワッ
ハッキネン「あのキメラ・・真上からの銃弾をなんて速度で交わしてやがるんだ!!」
カペラ「炎王龍はその突進の速度と正確な方向転換が特徴でもあるのよ。でも、いつまで交わしていられるかしら」
暗黒団兵「ターゲット旋回区域にグレネード弾(拡散弾)投下」スチャッ
ズドオオオオオオオオオオオン
ゼルベス「嘘だろ!?ゼルべっちゃんピンチ!!」
ドガーーーーーーーーーーーン!!
シュタッ
暗黒団兵「生存反応開始」ピピピピピ・・
ハッキネン「なんなんだよ・・これは」あっけらかーん
カペラ「第三世代の戦闘情景じゃない?そのうち、こういうのが当たり前になるでしょうね。ついこの前までの、いにしえ麻薬を使ってモンスターを異常食欲種に変える実験をしていたのも束の間・・科学の進歩で大陸の未来は大きく変わるのよ」
ハッキネン「あの女兵士はモルモットってわけか」
カペラ「あら、ずいぶんな言い方ね。確かに人体における狂竜ウイルス投与はまだ実験段階だったけど、あの子の様子を見る限り成功と言っていいんじゃない?それにあんたじゃ、あのウイルスの激痛に耐えられないと思うしね。当然の人選じゃない?」
ハッキネン「・・・・ちっ(やっぱりこいつは冷徹クソメガネだぜ。こんな女に一瞬たりとも女を感じちまった自分を・・呪い殺してやりてぇよ)」
「グアッ?」
カペラ「!?」
ハッキネン「なんだ?今度はガーグァになる注射でも・・・って、あれは!?」
「コアッコアコアッ
」(岩陰から戦闘地域を心配そうに覗いてる)
カペラ「いた!!金色の丸鳥よ!!」
ハッキネン「おいおい。この状況で捕まえに行くのか?だいたいあの女兵士を見捨てていいのかよ?実験段階の薬を注射されたんだ。いつ副作用が起きてまた激痛が走るかどうかも分からねぇじゃねぇかよ」
カペラ「いい加減・・!」
ハッキネン「ああ?」
バン(ハッキネンの顔を挟んで両手を岩につける)
ハッキネン「なっ・・!?」
カペラ「あんたも腹くくんなさいよね!!」
ハッキネン「!!」
カペラ「いい!?あんたは大陸一の誰もが恐れる死の商人、暗黒商会から依頼を受けた!つまりあんたは共犯ってわけ!それだけで十分重罪なのよ!?分かる!?依頼を受けた以上、クライアントの言うことは絶対!!もう・・後戻りなんて出来ないんだから!!」
ハッキネン「ドクター・・・」
カペラ「あたし達がこの島に来た目的はひとつ。金色の丸鳥の捕獲。それだけなの。そのためなら、人の命も顧みない・・それがあたし達(暗黒商会)なのよ!!」
ハッキネン「・・・・・」
カペラ「はぁはぁ・・・」
ハッキネン「だったらあんたも認めな・・」
カペラ「??」
ハッキネン「俺が世界一のトレジャーハンターだって事をな」
プスプスプスプスプス・・・・
暗黒団兵「弾幕の中、ターゲットのマーキングカラー、レッド。生存確認を認める」スチャ
プスプスプスプスプス・・・・
ザッ
ゼルベス「いい心構えだ、兵士よ。その辺の口だけのハンターどもより、よほど貴様の方が戦士と呼ぶに相応しい。かかってこい。その勇猛な猛る炎を、灰になっても我が業火で紅に染めてやろう」
金色のガーグァ「コアコア
」(ゼルベスたちを見て何事かと心配してる)
ハッキネン「やつがこっちに気づいていない!チャンスだ、行くぞ!!」ぐいっ(手をひっぱる)
カペラ「ちょっ、今度こそ作戦はあるの!?」
ハッキネン「あんたも腹をくくりな!ハンターにあるのは頼れる第六感のみ!!いいか!?俺があんたの正式なボディガードになってやる!!俺が息をしている限りはこの命、あんたの好きに使いな!!」
To Be Continuedランキング参加中ぼっち!皆様の一票があたち達の支えだぼっち!!
それにしても出番がないぼっち
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巨神の島編~しょの八
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