ドドドドドドドドドドド!!
(俯瞰図。広大な湿地帯の平原エリアの中央に陣取る弩岩竜の両脇から疾走してくる猫騎馬隊と足軽猫蛮族隊。そして弩岩竜の先頭には、両軍の部隊長と思しき単騎のアグナネコが目の前に聳える大密林に向かって睨みを効かせている)
![]()
カレン「隠れてないで出てきたらどうだい!?龍之鉄平!!」ドドドドドドドド!!(背後に合流してくる猫騎馬隊と猫蛮族隊)
燃焼ジジイ「こりゃ面白い展開になってきたぞい」
クイーン「彼女、君たちやあたし達をないがしろにするつもりみたいね」やれやれ
ドラモンド「そうスネるな。最高の戦を見せてやるぜ。っと、なんかあったら、こいつで連絡してやるよ」バッ
(雷光虫型の通信機を片手に弩岩竜の背上より飛び降り、下を通過していく猫騎馬隊の「空き馬」に号令をあげながら跨がるとそのまま陣の先頭へと駆けていく)
クイーン「だって。なにか飲み物でもある?」(その場にあぐらをかく横から、ジョッキに入った達人ビールを手渡す燃焼ジジイ)
カレン「革命の申し子が聞いて呆れるね!!要するに本格的な邪魔が入る前に、あたし達だけで決着をつけようって言ってるのさ!!!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(カレン視点。目の前に広がる密林エリアから物音がピタッと止まる)
ドラモンド「姐さん」パカラッパカラッ・・(馬に跨ったドラモンドが静かにカレンの横に並ぶ)
カレン「出てくるよ」(その目は森の中に潜む敵だけを捉えている)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(木々の間から、トボトボとかったるそうに歩いてくるドボルネコは、左腕に円盾を装着し、右手にはドボルネコアックスを携帯している)
ドラモンド「・・・・・・(挑発に乗ってきやがった・・・しかも本当に一人で・・)」
カレン「あっちもこっちの意図を汲み取っているのさ」パカラッパカラッ
(心を見透かされ、驚愕しているドラモンドをよそに単騎で前進していく)
![あたちのモンハン日記]()
鉄平「よぉ、カレン。少し太ったか?なにせ、戦好きのお前がいい子にしてたんだからな」ゴキッゴキッ
(と首を回す)
カレン「悪いのはあいつらさ。革命の延長戦を邪魔したんだからね」(背後には意気消沈した弩岩竜のでかい顔が見える。そしてその両翼には西に猫蛮族隊、東に猫騎馬隊が控えている)
鉄平「お前たちだけで俺たちを討伐するって?それも罠と知っててか?」(背後には静寂した密林エリアが広がっている)
カレン「どうせモンスターの伏兵だろ?面白い狩猟ゲームじゃないか。乗ってやるよ」ドッドッカッ♪ドッドッカッ♪(後続、東側に配置する猫蛮族隊が盾を各々の得物で叩き、戦歌のリズムを奏でる)
鉄平「じゃあ、その代わりと言っちゃなんだが、俺もお前の遊興に付き合ってやるよ」ドッドッカッ♪ドッドッカッ♪(左腕に装着した円盾を前方に構えると、盾に刻まれたユクモクルセイダーズのエンブレムが露わになる)
カレン「革命の決着をつける時が来ただけさ」ブルルルルル
(騎乗する愛馬もまた静かに猛りながら鬣を逆立てている)
鉄平「革命はとっくに終わったんだ。お前はその終わった戦いをほじくり返して、ただ戦地を求めるだけの亡者だ。だったらそのゾンビ退治が今の俺に課せられたクエストだ。だがな、カレン。主役はあくまでも俺たちじゃねぇぞ。それはお前だって分かっているはずだ」ドッドッカッ♪ドッドッカッ♪
カレン「百も承知さ。あたし達はいつだって捨て駒だった。ジャック隊でも、猛豚軍でも、そしてフェイリンメイリン国でもね。主役はいつも上の連中なのさ」ドッドッカッ♪ドッドッカッ♪
鉄平「違うね。猛豚やニャン=ジュストなんて、とっくにこの戦いの渦中から消えちまってる。肝心なのは、奴等がいなくなった領内を誰が立て直すかなんだ。本当の主役はそいつらだ」ドッドッカッ!ドッドッカッ!!
カレン「戯言だね。亡者に政なんて無縁。あたしは戦場に生きるだけさ」ドッドッカッ!!ドッドッカッ!!!!
鉄平「亡者と呼んだのは撤回してやる。ならば純真な獣人戦士よ。とっととかかってきやがれ!!」ガイン
(ドボルネコアックスを構える)
カレン「カレン隊!!突撃だよ!!!!」(満面の笑顔で号令を掛けながら単騎突進する)
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
シャアアアアアアアアア!!
(カレンの突撃と同時に、その両翼から怒号と共に怒涛の勢いで爆進していく猫騎馬隊と足軽猫蛮族隊)
カレン「これがあたしらの戦いだぁあああああ!!!!」ギューーーーーーン!!(左右から猫騎馬隊と足軽猫蛮族隊が駆けていく中、馬上からアグナネコランスを鉄平に向かって突き下ろす)
鉄平「認めてやるよ!!!!だから迎え撃つ!!!!」ガイーーーーーーン
(カレンの挨拶代わりの一撃をドボルネコアックスで豪快に弾くその左右を突き抜けていく猫騎馬隊と足軽猫蛮族隊)
ドラモンド「野郎ども!!小賢しい伏兵共を皆殺しにするぞぉおおおお!!!!」ドドドドドドドド!!(猫騎馬隊の先陣をきりながら猛進していく)
ライアン「討伐では生ぬるい!!!!消滅するまで斬り刻み、屠り穿てぇえええええええええ!!!!」ウミャアアアアアアアア!!!!(雄叫びと共に凶器を掲げながら突進していく足軽猫蛮族隊)
ドドドドドドドドドドドド!!
(二方向から地鳴りをあげ、広大な密林エリアに突入していく猫騎馬隊と足軽猫蛮族隊。その背後で対峙する鉄平と馬上のカレン)
カレン「安心しな。あんたは仲間より先に天国へ行かせてやるから」バッ
(馬から飛び降り、目線を鉄平に合わせる)
鉄平「だったらはお前は一生、地獄の淵で悪夢を見てろ」
ダッ
(ランス突進を開始するカレン。対し、斧を振りかぶりながら迎え撃つ鉄平)
ガキーーーーーーーーーーン!!
![]()
シャアアアアアアアアア・・・・・・
![$あたちのモンハン日記]()
ロージー「うひいいいいいい
荒くれ猫達の叫びがここまで聞こえよる!!」ガバッ
(その場にまあるくなって身を伏せる)
ファイヤジンガー「情けねぇ。って、本当にここまでは来ねぇんだろうな?軍師のにいちゃん」うひいいいい![あせる]()
劉珍「無論。私の策と仲間を信じなさい」(切り株の上で偉そうに座禅するユクモノシリーズを身に纏った軍師は、その頭に笠は被っておらず、綸巾(かんきん=諸葛亮でお馴染み文官が被ってる「食パンみたいにモコっとした頭巾」。もちろん、左右はぐるぐる巻きの模様になってるタイプで色は水色)を被っている。これぞ劉珍オリジナルユクモノシリーズ頭部「ユクモノカンキン【三顧の礼】」である!必要素材:ケルビの皮(特に蒼っぽい部分)一枚)
ファイヤジンガー「けどよ、なんだって敵の部隊が西と東から密林の中に侵入してくるって分かったんだ?」うひいいいい
劉珍「そういう風に丘の上に配置していたからさ。いいかい?彼らは、老獪で腹黒い政略からは程遠い、純粋な戦士達だ。ならば小賢しい戦術も無用。絶対的かつ狂信的な武力を頼りに直進あるのみ。邪魔するものは殺して進む。だからそれに対抗する伏兵を配置したまでさ」にや
ドドドドドドドドドドドド!!
(モヒカンメラルーを筆頭に密林内を駆ける猫騎馬隊)
ドラモンド「お望み通り来てやったぞ!!!!こそこそ隠れてねぇで、とっとと襲ってきやがれぇえええええ!!!!」ドドドドドドドド![sss]()
ファイヤジンガー「で?騎馬隊はどう対処するんだ?」うひいいいい
劉珍「彼らの武器はなんといっても、過酷な戦地で鍛え抜かれた脚、つまり馬にある。ならばその速さをも上回る神速をもってこれを両断すべし」バッ
(と、羽扇(ユクモノハネオウギ【泣いてケルビを斬る】必要素材:極彩色の羽根少々)を振りかざす)
ドラモンド「隠れているだけが作戦か!?それがユクモのやり方かよ!!」ドドドドドドドド![sss]()
??「ユクモではない。火山だ」
ドラモンド「!?」バッ(慌てて側方を見る)
![]()
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!
(木々を薙ぎ倒しながら迫りくる爆走全開のガンキンタイヤ)
ドラモンド「前後に切り離せぇえええええええ!!!!!」ズドドドドドド!!(猛進する前部隊と急停止する後続)
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!
(前後に二分された猫騎馬隊の間を塗っていくガンキンタイヤ)
ドラモンド「ハッハ~~~!!それがてめぇらの奇襲か!?たかが知れて・・・」ちょんちょん(隣で騎乗しているメラルーが目をまあるくして遠くを見つめながら副官の肩を肉球で叩く)
![]()
キュウウウウウウウウウン!!
(独特な高周波の雄叫びをあげなら飛びかかってくる迅竜)
ドラモンド「左右に散開だぁああああああ!!!!」ヒヒィ~~~~ン
(指示通り素早く左右に散っていく前部隊)
ドシャアアアアアアアアン!!
(左右に二分した前部隊が空けたスペースをナルガネイルで叩きつける迅竜)
ファイヤジンガー「両断って、部隊を散り散りにするのか?」うひいいいい
劉珍「猫騎馬隊は優れた用兵術を持っている。奴等はその変幻自在の陣形を武器に大型モンスター相手にでも立ち向かうことが出来る」
ドラモンド「恐れるな!!両翼から迅竜を挟撃!!後続は後方から頭をかち割れ!!」ズドドドドドド![sss]()
劉珍「ならばその武器を粉々にして連携を断ち切るまで」にや
ドラモンド「今日こそ殺してやる!!クソ迅竜がぁああああああ!!!!」ドドドドドドド!!(迅竜の左右、前方から迫りくる猫騎馬隊)
シュン(一瞬、ドラモンドの横を何かが追い越していく)
ドラモンド「!?」バッ
![あたちのモンハン日記]()
フラワー「お土産♪」(ドラモンドの前方に突如現れた紫毛の獣人が両手に持つは小型の爆弾であった)
ドラモンド「!!!!」
ブーーーーーーーーーン!!
(ジャンプしたフラワーは躊躇なく両手の爆弾を左右に位置する猫騎馬隊に向かって投下する)
グレンジャガー「おおおおおおおおお・・・・」(スーパースロー開始。頭上を通り過ぎていく爆弾を見上げている)
ドラモンド「やぁ~~~めぇ~~~ろぉ~~~~~」(スーパースロー継続。慌てて散開していく猫騎馬隊)
![$あたちのモンハン日記]()
ドガアアアアアアアアアアン!!
(迅竜の左右を挟む猫騎馬部隊にそれぞれ大爆破が起きる。同時に迅竜の前方に位置する後続の部隊もまた、突撃を急停止させる)
猫騎馬兵士「副官!!」ヒヒィ~~~~ン
(爆風を受けながら馬首を返す)
ファイヤジンガー「なるほどな。馬を上回るフラワーの脚力で騎馬隊の自尊心を爆破と一緒に砕くってわけか。性格悪いぞ、お前」うひいいいい
劉珍「こっちは連中に上官を殺されたんだ。敵を討つ為なら徳行を売り払う。三部隊に切り離された部隊を更に切り刻むは、怒れる大猪の激走」
猫騎馬兵士「二部隊を救護するぞ!!」(激しい硝煙に包まれながらも馬を走らせようとする猫騎馬隊)
![]()
ドドドドドドドドドドドド!!
(突如、突進してきた大猪に弾かれていく猫騎馬隊)
猫騎馬隊「なんだ!?」ズデェーーーン
(落馬して尻もちをつく猫兵達)
![]()
ジョー「次。かまされたい奴、前に出ろ」モワモワモワモワ・・・(硝煙の中、ゆっくりと前進してくる獰猛な大猪の顔面)
モワモワモワモワ・・・
(同じく白煙の中、地面に尻もちをついているドラモンド)
ドラモンド「クソ・・・(今の爆発で馬が逃げちまった・・!!敵は俺たちから足を奪うことが目的だったんだ!!)」
ファイヤジンガー「爆弾にケムリ玉も詰めたってのか?」
劉珍「その賢い頭で想像してみろ。視界の悪い中、遭遇する大型モンスターほど怖いものはないぞ」
ズシーーーーーン・・
ズシーーーーーン・・!!
(白煙に包まれた密林エリアに轟く恐怖の足音)
ドラモンド「!?」バッ
![]()
ギャオオオオオオオオオ!!
ドラモンド「イビル・・・ジョー!!」
ドシャアアアアアアアアアン!!
(近くから激しい衝撃音が聞こえると同時に、白煙の中より四方に飛び散っていく猫兵達)
ドラモンド「!?」バッ
![]()
ガアアアアアアアアアア!!
(右腕にシャークキングをはめた牙獣が、その鋭利な矛先を地面に突き刺したまま片膝をついている)
ドラモンド「クソ・・・撤退だ!!」ダッ![sss]()
??「すでに包囲したぞ」
ドラモンド「!!」
![]()
カニーーーーーーーーーーン!!
(背負う一角竜の頭骨上では、あぐらをかき、かけているメガネをそっと直すユクモノシリーズを纏った細身な狩人の姿も)
マナブ「後続も絶った。敢えて援軍を拒んだお前たちは、どうやら清洲同盟が足りなかったようだな」チャッ(メガネをかけ直す)
ブシュウウウウウウウウウウ!!
(明らかに鋭い水流ブレスの放水音がけたたましくエリアに響き渡る)
ドラモンド「なっ・・・・・・・」ちら
![]()
ドシーーーーン・・ドシーーーーーン・・
(後続が「いたはず」の場所にて、白煙の中より薄っすらと姿を露わにしてくる化け鮫。その背中には両眼からビームを放射しては、周囲を逃げ惑う猫兵を次々と捉えていくネブラネコの姿も)
![$あたちのモンハン日記]()
ニャーク「お前たちは過信しすぎ、自分たちの未来を予測できなかったのだ」フィーーーーーーン・・・(冷淡な表情で両眼を発光させながら見下ろす背後では、大回転のウラガンキンと大爆走のドスファンゴが獅子奮迅の活躍をみせている)
劉珍「猫騎馬隊は以上にて殲滅。次、猫蛮族隊」ふぁたふぁた
(と、涼し気な表情を浮かべた顔を羽扇で優雅に仰いでいる。そしてロージーはまだまあるくなって怯えている)
To Be Continued![sss]()
ランキング参加中ナンダ!ミンナノ激アツ一票デ応援シテオクレ![ガオー]()
![]()
次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
4/22(日)0時更新 「容赦ねぇな。確実に」の巻
をお送りいたします♪ほいだらさ!!次回も扇ふぁたふぁたさせながら読も見ようよ![ぽけ~]()
(俯瞰図。広大な湿地帯の平原エリアの中央に陣取る弩岩竜の両脇から疾走してくる猫騎馬隊と足軽猫蛮族隊。そして弩岩竜の先頭には、両軍の部隊長と思しき単騎のアグナネコが目の前に聳える大密林に向かって睨みを効かせている)

カレン「隠れてないで出てきたらどうだい!?龍之鉄平!!」ドドドドドドドド!!(背後に合流してくる猫騎馬隊と猫蛮族隊)
燃焼ジジイ「こりゃ面白い展開になってきたぞい」
クイーン「彼女、君たちやあたし達をないがしろにするつもりみたいね」やれやれ
ドラモンド「そうスネるな。最高の戦を見せてやるぜ。っと、なんかあったら、こいつで連絡してやるよ」バッ

クイーン「だって。なにか飲み物でもある?」(その場にあぐらをかく横から、ジョッキに入った達人ビールを手渡す燃焼ジジイ)
カレン「革命の申し子が聞いて呆れるね!!要するに本格的な邪魔が入る前に、あたし達だけで決着をつけようって言ってるのさ!!!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(カレン視点。目の前に広がる密林エリアから物音がピタッと止まる)
ドラモンド「姐さん」パカラッパカラッ・・(馬に跨ったドラモンドが静かにカレンの横に並ぶ)
カレン「出てくるよ」(その目は森の中に潜む敵だけを捉えている)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(木々の間から、トボトボとかったるそうに歩いてくるドボルネコは、左腕に円盾を装着し、右手にはドボルネコアックスを携帯している)
ドラモンド「・・・・・・(挑発に乗ってきやがった・・・しかも本当に一人で・・)」
カレン「あっちもこっちの意図を汲み取っているのさ」パカラッパカラッ


鉄平「よぉ、カレン。少し太ったか?なにせ、戦好きのお前がいい子にしてたんだからな」ゴキッゴキッ

カレン「悪いのはあいつらさ。革命の延長戦を邪魔したんだからね」(背後には意気消沈した弩岩竜のでかい顔が見える。そしてその両翼には西に猫蛮族隊、東に猫騎馬隊が控えている)
鉄平「お前たちだけで俺たちを討伐するって?それも罠と知っててか?」(背後には静寂した密林エリアが広がっている)
カレン「どうせモンスターの伏兵だろ?面白い狩猟ゲームじゃないか。乗ってやるよ」ドッドッカッ♪ドッドッカッ♪(後続、東側に配置する猫蛮族隊が盾を各々の得物で叩き、戦歌のリズムを奏でる)
鉄平「じゃあ、その代わりと言っちゃなんだが、俺もお前の遊興に付き合ってやるよ」ドッドッカッ♪ドッドッカッ♪(左腕に装着した円盾を前方に構えると、盾に刻まれたユクモクルセイダーズのエンブレムが露わになる)
カレン「革命の決着をつける時が来ただけさ」ブルルルルル

鉄平「革命はとっくに終わったんだ。お前はその終わった戦いをほじくり返して、ただ戦地を求めるだけの亡者だ。だったらそのゾンビ退治が今の俺に課せられたクエストだ。だがな、カレン。主役はあくまでも俺たちじゃねぇぞ。それはお前だって分かっているはずだ」ドッドッカッ♪ドッドッカッ♪
カレン「百も承知さ。あたし達はいつだって捨て駒だった。ジャック隊でも、猛豚軍でも、そしてフェイリンメイリン国でもね。主役はいつも上の連中なのさ」ドッドッカッ♪ドッドッカッ♪
鉄平「違うね。猛豚やニャン=ジュストなんて、とっくにこの戦いの渦中から消えちまってる。肝心なのは、奴等がいなくなった領内を誰が立て直すかなんだ。本当の主役はそいつらだ」ドッドッカッ!ドッドッカッ!!
カレン「戯言だね。亡者に政なんて無縁。あたしは戦場に生きるだけさ」ドッドッカッ!!ドッドッカッ!!!!
鉄平「亡者と呼んだのは撤回してやる。ならば純真な獣人戦士よ。とっととかかってきやがれ!!」ガイン

カレン「カレン隊!!突撃だよ!!!!」(満面の笑顔で号令を掛けながら単騎突進する)
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
シャアアアアアアアアア!!
(カレンの突撃と同時に、その両翼から怒号と共に怒涛の勢いで爆進していく猫騎馬隊と足軽猫蛮族隊)
カレン「これがあたしらの戦いだぁあああああ!!!!」ギューーーーーーン!!(左右から猫騎馬隊と足軽猫蛮族隊が駆けていく中、馬上からアグナネコランスを鉄平に向かって突き下ろす)
鉄平「認めてやるよ!!!!だから迎え撃つ!!!!」ガイーーーーーーン

ドラモンド「野郎ども!!小賢しい伏兵共を皆殺しにするぞぉおおおお!!!!」ドドドドドドドド!!(猫騎馬隊の先陣をきりながら猛進していく)
ライアン「討伐では生ぬるい!!!!消滅するまで斬り刻み、屠り穿てぇえええええええええ!!!!」ウミャアアアアアアアア!!!!(雄叫びと共に凶器を掲げながら突進していく足軽猫蛮族隊)
ドドドドドドドドドドドド!!
(二方向から地鳴りをあげ、広大な密林エリアに突入していく猫騎馬隊と足軽猫蛮族隊。その背後で対峙する鉄平と馬上のカレン)
カレン「安心しな。あんたは仲間より先に天国へ行かせてやるから」バッ

鉄平「だったらはお前は一生、地獄の淵で悪夢を見てろ」
ダッ
(ランス突進を開始するカレン。対し、斧を振りかぶりながら迎え撃つ鉄平)
ガキーーーーーーーーーーン!!

シャアアアアアアアアア・・・・・・

ロージー「うひいいいいいい


ファイヤジンガー「情けねぇ。って、本当にここまでは来ねぇんだろうな?軍師のにいちゃん」うひいいいい

劉珍「無論。私の策と仲間を信じなさい」(切り株の上で偉そうに座禅するユクモノシリーズを身に纏った軍師は、その頭に笠は被っておらず、綸巾(かんきん=諸葛亮でお馴染み文官が被ってる「食パンみたいにモコっとした頭巾」。もちろん、左右はぐるぐる巻きの模様になってるタイプで色は水色)を被っている。これぞ劉珍オリジナルユクモノシリーズ頭部「ユクモノカンキン【三顧の礼】」である!必要素材:ケルビの皮(特に蒼っぽい部分)一枚)
ファイヤジンガー「けどよ、なんだって敵の部隊が西と東から密林の中に侵入してくるって分かったんだ?」うひいいいい
劉珍「そういう風に丘の上に配置していたからさ。いいかい?彼らは、老獪で腹黒い政略からは程遠い、純粋な戦士達だ。ならば小賢しい戦術も無用。絶対的かつ狂信的な武力を頼りに直進あるのみ。邪魔するものは殺して進む。だからそれに対抗する伏兵を配置したまでさ」にや
ドドドドドドドドドドドド!!
(モヒカンメラルーを筆頭に密林内を駆ける猫騎馬隊)
ドラモンド「お望み通り来てやったぞ!!!!こそこそ隠れてねぇで、とっとと襲ってきやがれぇえええええ!!!!」ドドドドドドドド

ファイヤジンガー「で?騎馬隊はどう対処するんだ?」うひいいいい
劉珍「彼らの武器はなんといっても、過酷な戦地で鍛え抜かれた脚、つまり馬にある。ならばその速さをも上回る神速をもってこれを両断すべし」バッ

ドラモンド「隠れているだけが作戦か!?それがユクモのやり方かよ!!」ドドドドドドドド

??「ユクモではない。火山だ」
ドラモンド「!?」バッ(慌てて側方を見る)

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!
(木々を薙ぎ倒しながら迫りくる爆走全開のガンキンタイヤ)
ドラモンド「前後に切り離せぇえええええええ!!!!!」ズドドドドドド!!(猛進する前部隊と急停止する後続)
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!
(前後に二分された猫騎馬隊の間を塗っていくガンキンタイヤ)
ドラモンド「ハッハ~~~!!それがてめぇらの奇襲か!?たかが知れて・・・」ちょんちょん(隣で騎乗しているメラルーが目をまあるくして遠くを見つめながら副官の肩を肉球で叩く)

キュウウウウウウウウウン!!
(独特な高周波の雄叫びをあげなら飛びかかってくる迅竜)
ドラモンド「左右に散開だぁああああああ!!!!」ヒヒィ~~~~ン

ドシャアアアアアアアアン!!
(左右に二分した前部隊が空けたスペースをナルガネイルで叩きつける迅竜)
ファイヤジンガー「両断って、部隊を散り散りにするのか?」うひいいいい
劉珍「猫騎馬隊は優れた用兵術を持っている。奴等はその変幻自在の陣形を武器に大型モンスター相手にでも立ち向かうことが出来る」
ドラモンド「恐れるな!!両翼から迅竜を挟撃!!後続は後方から頭をかち割れ!!」ズドドドドドド

劉珍「ならばその武器を粉々にして連携を断ち切るまで」にや
ドラモンド「今日こそ殺してやる!!クソ迅竜がぁああああああ!!!!」ドドドドドドド!!(迅竜の左右、前方から迫りくる猫騎馬隊)
シュン(一瞬、ドラモンドの横を何かが追い越していく)
ドラモンド「!?」バッ

フラワー「お土産♪」(ドラモンドの前方に突如現れた紫毛の獣人が両手に持つは小型の爆弾であった)
ドラモンド「!!!!」
ブーーーーーーーーーン!!
(ジャンプしたフラワーは躊躇なく両手の爆弾を左右に位置する猫騎馬隊に向かって投下する)
グレンジャガー「おおおおおおおおお・・・・」(スーパースロー開始。頭上を通り過ぎていく爆弾を見上げている)
ドラモンド「やぁ~~~めぇ~~~ろぉ~~~~~」(スーパースロー継続。慌てて散開していく猫騎馬隊)

ドガアアアアアアアアアアン!!
(迅竜の左右を挟む猫騎馬部隊にそれぞれ大爆破が起きる。同時に迅竜の前方に位置する後続の部隊もまた、突撃を急停止させる)
猫騎馬兵士「副官!!」ヒヒィ~~~~ン

ファイヤジンガー「なるほどな。馬を上回るフラワーの脚力で騎馬隊の自尊心を爆破と一緒に砕くってわけか。性格悪いぞ、お前」うひいいいい
劉珍「こっちは連中に上官を殺されたんだ。敵を討つ為なら徳行を売り払う。三部隊に切り離された部隊を更に切り刻むは、怒れる大猪の激走」
猫騎馬兵士「二部隊を救護するぞ!!」(激しい硝煙に包まれながらも馬を走らせようとする猫騎馬隊)

ドドドドドドドドドドドド!!
(突如、突進してきた大猪に弾かれていく猫騎馬隊)
猫騎馬隊「なんだ!?」ズデェーーーン


ジョー「次。かまされたい奴、前に出ろ」モワモワモワモワ・・・(硝煙の中、ゆっくりと前進してくる獰猛な大猪の顔面)
モワモワモワモワ・・・
(同じく白煙の中、地面に尻もちをついているドラモンド)
ドラモンド「クソ・・・(今の爆発で馬が逃げちまった・・!!敵は俺たちから足を奪うことが目的だったんだ!!)」
ファイヤジンガー「爆弾にケムリ玉も詰めたってのか?」
劉珍「その賢い頭で想像してみろ。視界の悪い中、遭遇する大型モンスターほど怖いものはないぞ」
ズシーーーーーン・・
ズシーーーーーン・・!!
(白煙に包まれた密林エリアに轟く恐怖の足音)
ドラモンド「!?」バッ

ギャオオオオオオオオオ!!
ドラモンド「イビル・・・ジョー!!」
ドシャアアアアアアアアアン!!
(近くから激しい衝撃音が聞こえると同時に、白煙の中より四方に飛び散っていく猫兵達)
ドラモンド「!?」バッ

ガアアアアアアアアアア!!
(右腕にシャークキングをはめた牙獣が、その鋭利な矛先を地面に突き刺したまま片膝をついている)
ドラモンド「クソ・・・撤退だ!!」ダッ

??「すでに包囲したぞ」
ドラモンド「!!」

カニーーーーーーーーーーン!!
(背負う一角竜の頭骨上では、あぐらをかき、かけているメガネをそっと直すユクモノシリーズを纏った細身な狩人の姿も)
マナブ「後続も絶った。敢えて援軍を拒んだお前たちは、どうやら清洲同盟が足りなかったようだな」チャッ(メガネをかけ直す)
ブシュウウウウウウウウウウ!!
(明らかに鋭い水流ブレスの放水音がけたたましくエリアに響き渡る)
ドラモンド「なっ・・・・・・・」ちら

ドシーーーーン・・ドシーーーーーン・・
(後続が「いたはず」の場所にて、白煙の中より薄っすらと姿を露わにしてくる化け鮫。その背中には両眼からビームを放射しては、周囲を逃げ惑う猫兵を次々と捉えていくネブラネコの姿も)

ニャーク「お前たちは過信しすぎ、自分たちの未来を予測できなかったのだ」フィーーーーーーン・・・(冷淡な表情で両眼を発光させながら見下ろす背後では、大回転のウラガンキンと大爆走のドスファンゴが獅子奮迅の活躍をみせている)
劉珍「猫騎馬隊は以上にて殲滅。次、猫蛮族隊」ふぁたふぁた

To Be Continued




次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
4/22(日)0時更新 「容赦ねぇな。確実に」の巻
をお送りいたします♪ほいだらさ!!次回も扇ふぁたふぁたさせながら読も見ようよ
