
この新大陸はまだまだ知らないことばかり
自然、モンスター、人、獣人、そして環境生物・・
「なんて世界は広いんだろう!」
純真な王立古生物書士隊は、その無垢な探究心から、あたちの目には眩し過ぎる故、正直、苦手だ・・。
けど、今回ばかりは彼らのように素直に、この新大陸の大自然に対し、感服させられてしまった。
フワフワクイナ
彼らもまた、純然たる大自然が生んだ純一な命にして、その純潔純白な姿は今だ未解明な存在・・。
あたちは今回も彼らが見せる奇跡の回想に耽りながら、こうしてハンターノートにペンを記している・・・・
~A few days ago....

うそぉ~~~~~~~~!!
口を「つぶれたあんまん」のように開いて驚愕する女狩人・・。
どうぼ。UBUです。
何をそんなに「あんぐりあんまんフェイス」で驚いているのかというと、それもそのはず。配信クエスト「丘の上の雪見桜」を受注し、いつものように風漂竜を捕獲し、もう一頭のターゲットである桜火竜がいるエリアまでスリンガーを匠に使いこなし、移動する最中、突然、「例の」聞き慣れた鳥類の鳴き声が・・
断崖を飛び越えながら、上を振り向く。
するとこともあろうか、三羽のフワフワクイナが、あたちの上から「ボロボロ」と落ちてくるではないか!!
「うそぉ~~~~~~~~!!」
と、目の前の信じられない光景に驚きの声をあげながら着地するやいなや、彼らが落ちた断崖を見上げる。
フワフワクイナは「乗り癖」のある環境生物・・。
どいつだ?
今、あたちが通り過ぎてきた中に、彼らが「乗りたくてたまらない」生き物がいたとでもいうのか・・!?
どこだ!?
どいつだ!?
すっかりクエストの目的を忘れたあたちは、狩猟モードから採取モードへシフトチェンジをぶちかまし、首がもげんばかりに四方を「きょろきょろ」してみた。
フワが乗りたい衝動に駆られる生き物・・・
嘘だ・・!!
ここは陸珊瑚の台地よ!?
しかも彼らがこよなく愛してやまない「背中」を持つ、アプケロスやアプトノスはこのエリアにはいない!!
いるのは今にもその危険な「壺爆弾」や「状態異常効果を持つナイフ等」を持つ奇面族ばかり・・。
待てよ・・。
フワ達はあたちと一緒に断崖を落ちてきた・・。
しかも、あたちの「上」から・・。
あんまんのように口をまあるく空けたまま、空を見上げたあたちの目に入ってきたのは
そう・・・

ムカシマンタゲラ
そうだ・・。きっと彼ら(フワでフワなあいつら)は、あいつ(ムカシマンタゲラ)に乗っていたのだ・・!!
あたちは猛ダッシュで桜火竜を血祭りにあげると、報酬などには目もくれず、すぐさまアステラの高級住宅街にある特等マイハウスのドアを蹴り破り、今日もお庭で「ぬくぬく」と日向ぼっこをしている「あの子」に聞いてみたのです!!

フワ吉「あ~UBUちゃん、おかえりなさぁ~い。あんまん買ってきてくれた?」
UBU「フワ吉、あんたに聞きたいことがあるんだけど」
フワ吉「あんまんくれなきゃ絶対に答えない」ぷいっ
すかさず大剣の刃を向けたあたちを見たフワ吉は
フワ吉「いいよ。少しだけの問答なら。ちょうど暇だったしぃ~」
UBU「ねぇ、あんた達(フワフワクイナ)って・・そのぉ・・・あれに乗ったりなんか・・するぅ・・?」
少しおちょぼ口で自信なさげにそう聞いたのは、この時点では目撃したわけでも無かったし、確信がなかったからだ。何よりも、フワ吉に「嘲笑」かまされるのが何よりも悔しかったのだ。
フワ吉「??」ぴよぴよ
UBU「・・・・だからそのぉ・・・・あれっていうのは・・・・・ムカシ・・マンタゲラ・・みたいな?」
フワ吉「やるよ」
UBU「え・・やるって?」
フワ吉「乗るよ」

え~~~~~~~~~~~
(もちろん甲高い声で)
フワ吉「何処かで見たの?」
UBU「うん・・陸珊瑚の台地で・・。直接、乗ってるところ・・いえ、「やってる」ところは見てないんだけど・・」
フワ吉「そうか・・。たぶんそれは「フワフワクイナ御一行様、陸珊瑚の台地観覧ツアー」だよ」
UBU「御一行・・観覧・・?」はて・・
フワ吉「んもぉ~。ほんとUBUちゃんはなんにも知らない「とんちき」だなぁ~。君たち人間だって、丸鳥のタクシーなんかに乗って観光ツアーをするだろう?それは僕らも同じなのさ。普段はケロスやトノスが多いんだけど、陸珊瑚の台地は「乗り物」が違うだけ。つまり、そのツアーはムカシマンタゲラを「お空のバス」にしてるのさぁ~♪」ぴ~よぴよぴよ

フワ吉達が草食種の彼らを「ケロス」「トノス」と呼んでいたことも意外でしたが、それ以上に驚いたのが、彼ら(フワフワクイナ)がムカシマンタゲラ相手に「やる=乗る」ということであった。
そしてあたちはこの確たる証言者から聞いた情報をもとに、是非、この目でフワ達がムカシマンタゲラに「やっている」姿をみたく、探索に出かけたのでした・・。
陸珊瑚の台地に赴くこと10回ほどでしたでしょうか・・
時間は明け方・・
彼らはお日様を好む傾向にあるので、少しだけ遭遇できる自信があったのですが、それはすぐに確信に変わりました。
その貴重な目撃録がこちら
雄大に舞うムカシマンタゲラに

8羽のフワ御一行様
捕まえたい「いけないハンター心(ごころ)」から、彼らを乗せたムカシマンタゲラが「もう一周」するまで待っていましたが、残念ながら二週目に現れたムカシマンタゲラの背中に彼らの姿はありませんでした。
危険を察知し、断崖の向こう側で飛び降りたのか、はたまた、二週目に現れたムカシマンタゲラは別の子だったのか・・。
もしかしたらあたちが見たのは幻だったのでは!?
なんて眼をこすってみたり・・。
それにしても、もし捕獲するとして「このケース場合」、どうすればいいのだろうか・・。
ムカシマンタゲラはスリンガーに小石をセットして、それをぶつけることで落下してきますが、同時にフワフワクイナ達も「ボロボロ」と落っこちてしまい、例のごとく、どこかの茂みに向かって逃げ去ってしまうのがオチ・・。むしろ、その落下中を網で?
或いは、楔虫を利用し、シャ~~~~~ってやりながら網でシュッ!?
どちらにしても難易度が高すぎる・・。
こうして優雅にムカシマンタゲラと共に去っていくフワフワクイナ達を見送ったあたちだったのですが、今回は貴重な目撃証拠をGETできただけでも満足♪捕獲の実践はちゃんと戦術を練ってから挑戦しようと思いました。
そしてまた、フワフワクイナは「きっと羽はあるけど上手に飛べないんだなぁ・・」ということにも気づきました。
おうちに帰ってフワ吉に「なぜ飛ばないのか?」と単刀直入に聞いてみると
まだちいちゃいから
という答えが返ってきました。
「なんて世界は広いんだろう!」
ほんとそう・・。
世界はまだまだあたちの知らないことばかりなのです。

だからこうして、日々ハンターノートを一生懸命読むのでした♪
PS:あたモン風★環境生物特集を目次録にしました♪
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