
ドドドドドドドドドドド・・・・
(呆然と立ち尽くす砦蟹の足元を重槍騎馬隊を先頭に、銃槍歩兵隊、そして太刀と弓から成る足軽隊が続いていく)
ラインハルト「はぁ~~~・・・ほんとに大きいですね・・」ドドドドドドドド

カペラ「予想通り、集まってきたわね」ふおんふおんふおん・・(ゴーグルに投映されるシェンガオレンのモンスターアイコンが、ゆっくり点いたり消えたりと「安定を意味する」点滅を繰り返している)
サマーズ「あれが噂の神殿の騎士団か・・」ふおんふおんふおん・・
スペンサー「ホワイトギルドを代表する軍隊だって?ローゼンクロイツの私設軍隊が。蹴散らしてやりましょうぜ」ふおんふおんふおん・・
アガッツィ「ソユン。再起動完了まで、あとどのくらいかかる?」ふおんふおんふおん・・
ソユン「ガオレン・ドラゴン・ブロックに消費するガオレンパワーは膨大です。再起動はエネルギーをチャージしてからになります」ちょんちょん(ネイルを塗っている)
スペンサー「クソ。早く動かしてぇぜ」がじっ

サマーズ「いつまでも止まっていたら危険じゃないのか?」
カペラ「安心して。あんな連中じゃあ、脚を傷つけることすらできないから」ふおんふおんふおん・・(する口元は実ににやけている)
ふおんふおんふおん・・(と、近未来的なエフェクト音を立てて止まっている砦蟹を見上げているカーブー一行)

カーブー「おい、貴様ら」(ぼーっと見上げているデブとパソコンを指差す)
デブ「なぁ~に?」
カーブー「ちょいと脚に攻撃をかましてみろ」くいっくいっ(顎で「いけいけ」と煽る)
パソコン「やだよ。さっきの見たろ?関節を無視して、回転しながら襲ってきたんだよ?」
デブ「そうやっていつも僕らで試そうとするんだから。そうはいかないよ」ふんだ
カーブー「チッ・・」

アイオロス「君がやってみたら?」
カーブー「・・・・・・・・・・」(実にバカな顔をしながら自分を指差すドボルヘルム)
デブ「そうだよ。ほら、そこで柱みたいに立ってるやつ。やってごらんよ」(と、巨大な石柱のようにそびえ立つ砦蟹の脚を指差す)

スサノオ「バカにしやがって。見せてやってくださいよ、川村先輩」
カーブー「ふん。いいだろう」つかつかつかつか

ちゃき~~~ん

(ユクモノノダチを実に頼りなく抜刀するカーブー)
カーブー「カニ味噌にしてやんぜ!!なんちゃって!!ほわちゃ~~~~~!!」ブオオオオオオン

かてぃ~~~~~~~ん

(ぶっとい脚に刃を弾かれるカーブー。もちろん全身に震えが走る)
カーブー「いちぃ~~~

ドドドドドドドドドドド・・・・
(重槍騎馬隊を先頭に騎士団がカーブー一行の下に到着してくる)
パソコン「きたきた」
デブ「お~~~~~い♪」
アイオロス「・・・・・・・・・・・・」ちら(砦蟹を見上げる)
肉まん君「騎士団のご登場だ。本格的な戦闘に入る前に離脱しよう」ブキッ(と頭の上に乗ってる猟虫が頷く)
ビョッ!!
(砦蟹の上から近隣のジャングルに向かって飛び降りるゴールドルナシリーズの狩人)
しょるるるるるるる!!(降下しながら木の枝に向かってスリンガーのフック付きロープを発射する肉まん君)
カルルルルルルルルル!!
(見事、枝にロープが絡みつく)
ソイ~~~~~~~~~ン

(ロープに手繰り寄せられながらジャングルの中に急降下していく肉まん君)
カーブー「ん・・・あの男・・・俺たちにヒントを残し、何処へ・・・」
アイオロス「カーブー君。あとは任せたよ」ザッ
デブ「え?行っちゃうの?」
アイオロス「ここは騎士団と君たちがいれば大丈夫だろう。お嬢さん達が気になる。だから僕は領内へ向かうよ」のしんのしん・・(雷狼竜のでっかい背中を見送る一同)
カーブー「・・・・・・・・・・・・」
ベナッツォーリ「よぉ!みんな無事だったみたいだな!!」ドドドドドドドド

デブ「ええ。なんとかこっちは・・・」
「姉ちゃん!!大丈夫かよ!?」
カーブー「ん・・・・・・」
ドシン・・ドシン・・・・
(一行の下へ岩竜と桃岩竜に支えられながら千鳥足で歩いてくる桜火竜。その全身は甲殻の表面をはじめ、ボロボロに削がれてしまっている)
カーブー「アマテラス!!」ダッ


アマテラス「ごめんね・・・まほ子、足手まといになっちゃったみたい・・・」ううう・・・
スサノオ「なにがあったんだよ!?」

バサ雄「さっきのすごい衝撃波から、俺たちを庇ってくれたんだ・・」

バサリン「その時に傷を負ってしまったの・・」
スサノオ「許せねぇ・・・・ぶっ殺してやらぁあああああああ!!!!」
ドシューーーーーーーーーーン!!
(頭上の砦蟹に向かってジェット機のように急上昇していく蒼火竜)
カーブー「待て!!スサノオ!!」
ソユン「チャージ完了しました」ぬりぬり
カペラ「あ、そう。そしたら再起動を・・・・・」(強化ガラスの前に立つ女史を覆う巨大な影)

スサノオ「喰らえええええええええええ!!!!!」ギュオオオオオオオオン!!
カペラ「!!」
ボウウウウウウウウウウン!!
(強化ガラス目掛けて怒涛の火球を口から吐き出すスサノオ)
スペンサー「ひええええええええええ


ダオオオオオオオオオオン!!
(強化ガラス越しに起きる大爆発を微動だにせず眺めているカペラの華奢な背中)
カペラ「平気。あれくらいの膂力じゃ・・・ね」フフ・・
デブ「スサノオ君の攻撃も効かない!?」
カーブー「スサノオ!!戻れ!!」
スサノオ「まだだ!!要は、あのガラスをぶっ壊して中に入っちまえばいいんだろ!?」ブワッ

カペラ「再起動はまだ?」
ソユン「今起動中・・・・3・・2・・・」

スサノオ「喰らえ!!」
ソユン「再起動完了」
カペラ「アタック」
ガイン!!(ピカピカになったネイルを持つ両手で二本の操縦レバーを倒すソユン)

スサノオ「超爆烈覇・蒼天神封滅却火凰拳!!!!!」ギュオオオオオオオオン!!
グオン!!
(砦蟹の両腕が瞬時に水平チョップの構えをとる)
バサ雄「危ない!!」
グシャアアアアアアアア!!
(空中で巨大な両鋏に挟まれるスサノオ)
バサリン「スサノオ君!!!!!」
ソユン「ガオレン・スーパーチョップ。ああ、すっきり♪」
カペラ「トドメをさしてあげたら?」フッ・・(腕を組みながら強化ガラスの前に立ち、目の前で両鋏にプレスされている蒼火竜を冷ややかに見つめている)
ギョリッ・・ギョリッ・・

(巨大な両鋏で挟んだ蒼火竜を磨り潰すように交互に腕を捏ねるガオレンボーグ)
ベナッツォーリ「なんて卑劣な・・・!!」
バサリン「もうやめてぇえええええええええええ!!!!!」バサッ

ソユン「もういいかな・・?ガオレン・ジャンク!!」ガイン

ゴシャッ
(両鋏を圧縮させた「内側」より、実に鈍い音が聞こえてくる)
バサリン「スサノオくぅーーーーーーーーーーーん!!!!」
ソユン「はい、おしまい♪」グイン

ペッ(吐き出すように両腕を左右に開く砦蟹の両鋏の中から、ボロボロになった蒼火竜がゆっくりと落下していく)
バサリン「死なせはしない・・・・こんなところで!!!!!」バサバサバサバサ

バサ雄「頑張れ!!姉ちゃん!!」
ヒョウウウウウウウ・・・・・ドスッ

(落下してきた蒼火竜を背中に乗せる桃岩竜)
バサリン「クッ・・!!」バサバサバサバサ!!(必死になって翼を羽ばたかせる)
バサ雄「だめだ!!僕らは飛行がそんなに得意じゃないんだよ

ベナッツォーリ「マッハベノム!!援護だ!!」バサッ

カーブー「見ろ!!」
ビュオオオオオオオオオオ・・
(蒼火竜諸共、急降下していくる桃岩竜)
バサリン「だめ・・・私の力だけじゃ・・・・・ごめんね・・・スサノオ君・・・・」ギュオオオオオオオオ!!
バサ雄「みんなでクッションになるんだ!!」ダッ

ベナッツォーリ「三番隊!!盾を上に掲げろ!!」ザシュッ


マッハベノム「待ってろ!!今いくぜぇえええええええ!!!!」ビュオオオオオオオ!!
カーブー「なんとか二人を・・・・・ん・・!?」
ギュオオオオオオオオオン!!
(落下する蒼火竜と桃岩竜をさらうように連れ去っていく黒い流星)
マッハベノム「なんだぁ~~~~!?」バオオオオオオオオン!!(毒怪鳥の真上をソニックブームと共に一瞬にして過ぎ去っていく漆黒の飛行物体)
ソユン「新たな大型モンスター反応あり」ふお~ん!!ふお~ん!!(エマージェンシーを示すように再び激しく点滅するゴーグル上のシェンガオレンアイコン)
ビュオオオオオオオオオオ!!
ドスッドスッ!!
ギュオオオオオオオオオン!!
(急降下してきた黒い影が、傷ついた蒼火竜と力尽きた桃岩竜を地面に置き、再びステルス戦闘機のように急上昇していく)
アガッツィ「この反応・・・飛竜種・・!!」ふおんふおん!!
カーブー「まったく・・毎回、何処から現れるんだか・・」フッ・・
サマーズ「なんだ!?何が現れたんだ!?」
カペラ「嘘・・・・・」(あっけにとられながら目の前の光景を見上げている)
サマーズ「あれは・・・・」(カペラが見上げている強化ガラスの方を見上げる)

バッサバッサバッサバッサ!!
(強化ガラス越しにこちらを確実に捉えている刻竜)
カペラ「UNKNOWN・・!!」
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~

????「・・・・・・・・・・・・」バッサバッサバッサ
カーブー「相変わらず無口な奴だが・・待ってたぜ。UNKNOWN」いやほぉ~~い♪(とハイタッチをかますデブ&パソコン)
To Be Continued


次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
7/5(木)0時更新 「さぁ。インストール開始よ」の巻
をお送りいたします♪ほいだらさ!!次回もワガママばっかり言いながら読も見よう
