
ボギャアアアアアアアアア!!

ギャオオオオオオオオオオ!!
ガシーーーーーーーーーン!!
(世紀末のような頽廃した薄暮の下、あの「ちっさい腕」で取っ組み合う二頭のブルートワイバーン)

まさひこ「うぬぬぬぬぬぬぬぬ・・!!」ぷるぷる・・

あきひこ「ほぬぬぬぬぬぬぬぬ・・!!」ぷるぷる・・
ギャボエエエエエエエエエエ!!
ドワアアアアアアアアアアン!!
(近距離で向き合ったまま、互いに龍ブレスを吐くと同時に膨大な龍エネルギーが衝突し、その衝撃波によりそれぞれ後方に大きくヒットバックしていく)
まさひこ「あきひこコラぁあああああああああ!!」ダッ

あきひこ「まさひこコラぁあああああああああ!!」ダッ

ガシーーーーーーーーーーン!!
(再び「あのちっさい腕」で取っ組み合う恐暴竜まさひこと獰竜あきひこ)
あきひこ「うどおおおおおおおおおん!!!!」ギリギリギリギリ

まさひこ「ラーーーーーーーーーメン!!!!」ギリギリギリギリ

ゴチィーーーーーーーーーン!!
(取っ組み合ったまま直近より、互いに「怒涛の頭突き」を浴びせ合うと実に鈍い龍頭骨のきしむ音がエリアに響き渡る)
あきひこ「これぞ宿命の戦い!!我が恨みをすべて晴らしてくれようぞ!!」ギョリギョリギョリ

まさひこ「貴様の私怨はただの逆恨みに過ぎん!!笑わせるな!!このっ!!」ギョリギョリギョリ

あきひこ「忘れたとは言わさんぞ!!お前のせいで俺の夢は「カピカピ」に固まってしまったうどん粉と共に砕け散ってしまったんだ!!」ギョリリィ~~~~ン

まさひこ「それが馬鹿野郎ぉおおおおおおおお!!!!」グン

バチぃ~~~~~~~~~ん

(あの「ちっさいお手」であきひこに「近距離びんた」かます恐暴竜まさひこ)
あきひこ「痛い


まさひこ「夢は見てるだけじゃ叶わねぇんだぞ!!」
あきひこ「!!」
まさひこ「お前が本当にうどんを愛しているのならば、傭兵だろうが何だろうが、休みを使って店をやればいいじゃねぇか!?携帯食料に代わる「携帯うどん」を開発すればいいじゃねぇか!!」
あきひこ「!!!!!」ガガーーーーーーーン

まさひこ「獰竜のその名の由来は、一度狙いをつけた獲物を執拗に追い続けることからきているんだろうが!?だったら貴様のうどんに駆ける情熱を俺が今一度、呼び起こしてくれるわぁあああああああ!!!」スゥ~~~~~~~

ギャバエエエエエエエエエエエエ!!
(尻もちをつくあきひこに向かって「最大級のリミット解放型龍属性ブレス」を吐き散らす元祖恐暴竜まさひこ)
あきひこ「あつつつつ!!あつつつつつつつつ

シュウウウウウウウウ・・・・・
(女子のように「へなん」となったあきひこの体から、龍属性ブレスの残り香が硝煙のように上がっていく。その様を実に冷徹な眼差しをもって威風堂々と見下している元祖恐暴竜まさひこ)
あきひこ「忘れていた・・・暗黒商会から借りた借金のことで頭がいっぱいになり、休みを使って大好きなうどんを作るのを・・・」うううう・・・

まさひこ「・・・・・・・・・・・」シャぼおおおん・・・(全身を包む龍属性エネルギーが弾け、もとの「可愛らしい」まさひこの姿に戻る)
あきひこ「傭兵生活に疲れ、つい休みを「寝がち」にしてしまっていたんだ・・・。笑え・・。こんな怠惰な獰竜あきひこをな・・」ううううう・・
スッ・・(あきひこの前に差し出される「ちっさい恐暴竜のお手」)
あきひこ「??」ちら
まさひこ「笑ワナイヨ」にこっ
あきひこ「まさひこ・・・笑ってはいるが、「そういう意味」での笑いではないということか・・?」
まさひこ「モウ一度、店ヲ開キナサイ。全大陸ノ「ウドンファン」ノ為ニモ」
あきひこ「全大陸の・・・うどんファン・・」ゾクゾク・・!!
ガシッ

あきひこ「行け」
まさひこ「ウン。俺ニハ、ラーメン以上ニ、大切ナ仲間ガ待ッテイルンダ」グッ(あの「ちっさいお手」の親指っぽい部分を突き上げサムズアップをかます)
ドスンドスンドスンドスン・・・・(密林越しに見える巨大なピラミッド型神殿に続く道を迷いなく一直線に走っていく恐暴竜の後ろ姿を見送る獰竜あきひこ)
あきひこ「仲間・・・・か」フッ・・(そう微笑みながらあの「ちっさい指」で鼻らしき部分の下をコスコスする)
ちら(鼻をコスコスする獰竜が見上げる空の全貌は、いつの間にかすっかり薄暗くなってしまっている)
あきひこ「これは・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
(密林越しに見える神殿エリアからモクモクと硝煙が上がっている)
あきひこ「こうしちゃおれん」グッ

ドシーーーーーン

あきひこ「そうさ・・俺にも仲間はいるじゃないか・・・待ってろ!!クイーン!!スラッシュ!!カール!!」ドシーンドシーンドシーン

「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~

シャアアアアアアアアア!!
(右腕に装着したシャークキングを振りかざしながら飛びかかってくる河狸獣)
クイーン「ギルドは何やってるわけ!?あれこそ緊急討伐指令でしょ!!」チャッ

ドウウウウウウウウウウウン!!
(カノン砲より火を吹きながら勢いよく発射されるカラ骨砲弾)

彭関越「鮫王!!」ガイン


張虎「任せな!!ウォーターシャーーーーーーーークッ!!!!」
ブシャアアアアアアアアア!!
ドガアアアアアアアアアン!!
(シャークが口から放つ水流ブレスが見事、迫り来る砲弾を撃沈すると同時に空中で激しい爆発が起こる)
彭関越「どこずら!?」ドシュン

張虎「下!!来るぞ!!」
彭関越「!?」バッ
PRRRRRRRRRRRRR!!
(リップロールと共に高速回転しながら襲いかかってくるミニタイフーン)
彭関越「なんずら!?」
張虎「足引っ込めろバカ!!」
ズシャアアアアアアアアアアア

(咄嗟に「フワフワ茶毛」な足を引くもミニタイフーンの旋風により鮮血が迸る)
彭関越「いてええええええええ

キュルルルルルルルルルルル!!
(回転速度を弱めながら停止していくスラッシュ。その右手には妖気を放つ奇王剣(大剣)を握っている。またその小さい奇面族の背後から、膝射姿勢のクイーンがカノン砲を向けて構えている)
張虎「やべぇ!!」
クイーン「あたしもそう思う♪」ドシューーーーーーーン

張虎「クソがぁあああああああああ!!!!」(飛んでくる砲弾目掛けて大口を空けて迎え討つ)
あむっ

クイーン「食べちゃった・・

ぷっ

スラッシュ「いっ

ドガアアアアアアアアアアアン!!
(爆破を背景にスラッシュを抱きかかえ緊急ダイブするクイーン)
クイーン「最悪・・・クルセイダーズって」パンパン

彭関越「おい!お前!!」いちちち(出血する脚をおさえながら物申す)
クイーン「??」
彭関越「ダニエラはこの戦場にいるのか!?」
スラッシュ「なんだっチャ?あいつ?ダニエラ?」
彭関越「お前たちの仲間で、眼鏡をかけた金髪の高慢ちきな女ずら!!」
クイーン「ああ・・。たぶん知ってる」ぽん

彭関越「ほんとかずら!?」
クイーン「ダニエル・カペラじゃない?直接は会ったことないけど、軍内で「よく聞く第一印象」と一緒」ボガアアアアアアン・・(背後では激しい戦闘を意味する爆発が起こっている)
彭関越「今、何処にいるずら!?」
クイーン「ん~~。そのうち来ると思うけど」ガシャン

彭関越「そうずらか・・・すまないずら」
クイーン「いいえ、こちらこそ。時間稼ぎ、ありがとうね♪」
彭関越「??」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(河狸獣を包囲する黒いスカルフェイスの軍人達が、アサルトボウガンを構えながらにじり寄ってくる)
彭関越「ありゃ・・

張虎「ばぁ~~か」
ビュオオオオオオオオオオオオ!!
(右腕の鮫に叱咤される河狸獣の頭上を舞う金銀火竜の夫妻)
エリーゼ「彭が危ないわ!!」ビュオオオオオオオ

劉珍「頼みます。俺達は猛豚を撃沈します。ね、司令官!」(銀火竜の首に跨がりながら後方に向かって叫ぶ背後では、急降下していく金火竜の姿も)

サムソン「残念。カートリッジ切れだ」やれやれ(ガトリング砲後部の「持つ所」を放棄する)

サンダーソニック「プリンセスがいるぞ」ゴオオオオオオオオ

サムソン「ようやく来たか!あのじゃじゃ馬め!近くに寄れ!!」
ギュオオオオオオオオン!!
(迂回しながら屋上エリアに接近する銀火竜)
劉珍「やっほぉ~~!!丞相さぁ~~~~~ん♪」ふりふり


BBB「お?どえらい懐かしい奴らがくるぜ、UBU」

UBU「・・・・・・・・・・・・・・」(その声が聞こえていない様子で薄暮に染まった上空を見上げている)
サムソン「やい、UBU!!これは何の予兆だ!?」バッサバッサ

UBU「ご苦労、サムソン!!以後、目下の戦闘の指揮は任せる!!」(上空を睨みつけたまま賛辞と共に命令を下す撫子装備の女狩人)
サムソン「・・・・・・・・・・・・」(訝しげな顔を浮かべ、その言葉の意味をなんとか理解しようとしている様子)
劉珍「ちょっと、丞相さん!!そりゃないっすよ!?俺達はずっとこの水没林で、みんなが来るのを・・」
サムソン「行くぞ!!サンダーソニック!!」
劉珍「え・・・ちょっとぉ~~~~!!」ビュオオオオオオオ!!(号令と共に飛び立つ銀火竜)
BBB「俺から見ても、いまのはちょっとそっけないんじゃねぇの?あいつらだって、いつものお前らしい姿を・・・って、お前、マジで何企んでやがる」
UBU「・・・・・・・・・・・・・」(引き続き沈黙を貫いたまま暗がりの空を見上げている)
ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・・
(大気が擦れ合う重厚な残響音がフィールド全体に鳴り響く中、翳りに覆われた空を階段状になった神殿の外壁上から見上げるジーナ。そしてその一段階下からはジーナを見上げるウーメイの姿も)
王羽美「ジーナ・ジラント!!今すぐにリック・ベインズをもとに戻しなさい!!」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・
ジーナ「付属の事態・・・ベインズ兄弟の悲運も直に終焉を迎えましょう」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・
ドスン・・ドスン・・・(神殿の東側より外壁を伝ってくる漆黒の飛竜とその首に跨ったドボルヘルムのハンターとロックラックな少女)
ジーナ「これはまた・・不可解な来賓を連れて・・・」フッ・・
王羽美「あれは・・・シャークハンター・・ロージー・・!!」

カーブー「お?久しぶりだな、ワンさん」

ロージー「ウーメイさん♪来てくれたんだね!!」
王羽美「・・・・・・・・・・・・・」たん

カーブー「おや、そちらの女性は・・」
ジーナ「・・・・・・・・・・・・・」ちら・・(冷淡なマゼンダの瞳をもってこちらを振り向く邪龍教徒の美女)
カーブー「!!!!!!!!」
ファビオ「この店の外を歩いていた。髪の色、そしてあの瞳・・・あれは間違いなく彼女だった」
フレデリック「瓜二つの女を知っている」
カーブー「・・・・・・・・・・・・・」
ジーナ「・・・・・・・・・・・・・」
ロージー「ふぁ・・綺麗な人・・・・何処と無く、ユクモ地方の人に似ているけど・・」
「アンジェリカ・・」
ロージー「え・・・」
カーブー「本当にお前なのか・・・・アンジェリカ・・!!」
ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・
(思惑渦巻く中、宵闇の空に浮かぶ琥珀のように輝く太陽が、東側より弧を描きながら徐々にその神々しい姿を暗ましていく)
ジーナ「さぁ、ひれ伏しなさい。終焉の・・・降臨です」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・(宵闇の空から差す僅かな光の束を全身で受けながら黙祷を捧げ、両手を広げる邪龍教徒の女)
To Be Continued


次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
8/14(火)0時更新 「逢魔が時」の巻
をお送りいたします♪ほいだらさ!!次回もひっくり返って「ピクピク」しながら読も見ようよ
