巨神の島編～しょの⑩

カーブー「あの二人が君の息子を拉致しようとしたんだ！ママガーグァ！！」

金色のガーグァ「コケー（そうだよ、ママ）」カーブーに抱っこされてる

ママガーグァ「ゴケー！！（なんですってぇ～！！）」すごく怒ってる


ハッキネン「な、なな、なんだこのバケモンは・・！！」

カペラ「巨神伝説は本当だったってことよ・・それにしても・・・サイアクの状況ね」


カーブー「さぁ怒れ！ママガーグァ！！」

ママガーグァ「コケラーー！！」（咆哮特大）


カペラ「きゃあああああああ」すてーん（尻餅）

ハッキネン「ひええええええええええ」びくびくびくぅ～



ニャ太郎「なんという凄まじい咆哮なんだ！！」←耳を抑えてる



ロージー「やっちゃえ～ママガーグァ～」←耳を塞ぎながらもはや他人事

キャメロン「ふぉっふぉっふぉっふぉっふぉ」←耳が遠い


カーブー「天まで叫べ！ママガーグァ！！」



ママガーグァ「コケラーーーー！！」





コケラーーーー






ケラーー








ラー







ー










「あたちのモンハン日記」
～巨神の島編











～ママガーグァの巣


暗黒団兵「はぁはぁ・・・・・」ザッザッ



ゼルベス「・・・・（なにか得体の知れないものがあの女兵士を増強しているに違いない・・制御出来ないパワーがあの者を苦しめているのだ）」


暗黒団兵「滅龍弾装填・・・」スチャッ


ゼルベス「その体でまだ歯向かうというのか・・・いいだろう。望み通り止めを刺してやろう（それが唯一、あの兵士を救える方法か・・）」


暗黒団兵「はぁはぁ・・・ターゲット・・確認・・・」ジリジリ（スコープを覗きながら前進する）


ゼルベス「その強靭な信念、賞賛に値するぞ」


暗黒団兵「ロック・・・オン・・」チャッ




「さぁ踊れぇ！！大地をも激高させる我が爆炎と共に！！」



チリチリチリチリ



暗黒団兵「はぁはぁ・・・炎王龍の羽に付着している粉塵が放散・・と同時に、驚異的な高熱反応確認・・・」



ゼルベス「ジ・アンダーグラウンド・ボルケーノス～ファイナル・デッド・ボルケイン！！」



暗黒団兵「回避不可能。生存確率・・」



ゼルベス「カチン！！」



暗黒団兵「０％」







ドガーーーーーン！！






暗黒団兵「・・・・・・・」（爆破で宙に舞う）





ドカン！！ドカン！！ドカン！！ドカン・・・・・







ボガーーーーーーーーン








暗黒団兵「・・・・・・・・」フワッ（ゆっくり地面に落ちていく）



ゼルベス「五体が灰にならぬよう加減してやった。貴様を土に埋めてやる為にな」



暗黒団兵「・・・・・・・・」バターーーーン




シュウウウウウ・・・・・




ゼルベス「・・・・・・・・」ドスッ・・ドスッ・・（兵士に近づく）




プスプスプスプス・・・・



暗黒団兵「・・・・・・・・」


ゼルベス「戦士としての誇りを尊重し、土に返してやろう」スッ（咥えようとする）

暗黒団兵「ゴフッ・・・」

ゼルベス「！！」

暗黒団兵「ブハッ・・・・・はぁはぁ・・・・」

ゼルベス「なんと・・まだ息をしてるのか」

暗黒団兵「・・・・・はぁはぁ・・・」

ゼルベス「ただ、意識はない・・無理もない。しかし・・・」

暗黒団兵「・・・・・・・・」

ゼルベス「一体なにがこの兵士の体をここまで・・・」



スウウウウウウ・・・・・（ピンクの煙が漂ってくる）



ゼルベス「む・・・この香り・・・ペイントの実のものか・・・。ということはハンターがこの島に・・？」

暗黒団兵「・・・・・・・」

ゼルベス「仕方あるまい。見に行ってみるか」


パク（兵士を咥える）


暗黒団兵「・・・・・・・」

ゼルベス「・・・・（ここで犬死させる訳にもいくまい・・まったく。人間というやつはこれだから嫌気がさす）」


バッサバッサ・・バッサバッサ・・（兵士を咥えたまま浮上）









ママガーグァ「コケラー！！」

カーブー「いいぞ！もっと怒れ！ママガーグァ！！」

金色のガーグァ「コケー（カッコイイよ、ママ）」



ハッキネン「くそぉ！！」ジャキーン

カペラ「なに？あんなの相手に、あんたの刃こぼれした太刀で立ち向かう気？覇竜以上よ、あの丸鳥の大きさは」

ハッキネン「デカさだけの勝負なら、あんたの肝っ玉の方が上回ってるよ。だってそうだろ？ハンターでもねぇのに、あんなバケモン見て一歩も引かねぇんだからな。俺の仕事はその男勝りな豪胆を覆ってる、きゃしゃな入れ物を守るだけさ」

カペラ「なにそれ。この期に及んでまだカッコつける気？」

ハッキネン「言ったろ。俺はあんたのボディガードだってな」ザッ（構える）

カペラ「・・・・無知で無謀な男って・・あたし、嫌いだから」

ハッキネン「へん。せいぜい期待に添えましょ」カチャリ



ニャ太郎「あの男・・巨神相手に立ち向かう気か」

ファイヤージンガー「おいおい！あのクソハンター、エメラルドの長剣抜いたぜ！？巨神とやろうってのか！？」

ロージー「そうよ。ハンターっていうのは、例え勝ち目のない狩りでも、最後の最後まであきらめないの・・そういう生き物なのよ。って、「よい子でも分かる！ちびっ子モンスター図鑑☆愛蔵版」に書いてあったわ」

キャメロン「ほほう・・あやつめ。男を見せるつもりか？」



ハッキネン「ヘイ！そこのドボルマスク！！」


カーブー「ん・・誰のことだ？」きょろきょろ

金色のガーグァ「ゴケー」


ハッキネン「おめぇしかいねぇだろ」


カーブー「はっはっはっはっは。で、なんだ？」


ハッキネン「おめぇに一騎打ちを申し込む！！」


カーブー「むう・・？」


ロージー「ふぁ・・」

ファイヤージンガー「ハンター同志のタイマン勝負かぁ！？くぅ～！！シビレるぜ！！」

キャメロン「ほう・・考えたな。あやつめ」

ニャ太郎「時間稼ぎ・・と？」



ハッキネン「どうした！？それとも、その頭の上のでっけぇアヒルの顔面した鳥竜種に助けてもらうか！？おめぇもハンターなら腹くくりやがれ！！その背中にしょってるサメ型のクロス（十字架）は伊達かぁ！？ああん！？」

カペラ「・・・（挑発だけなら・・一流ねそれともあれがスキル「挑発」ってやつなのかしら）」


カーブー「ハンター同志の争いはしちゃ駄目なんだぞぉ～。俺はすでにライセンス剥奪ぎりぎりなんだ。これ以上、ギルドポイントを減らしたくない。だからやんないぞ」


ロージー「こらぁ！お兄ちゃん！！情けないぞ」ぷんすか


カーブー「ああ・・？」


ロージー「真のハンターなら一騎打ちを受け入れなさぁ～い」

ファイヤージンガー「そうだぜ！妹の前でだせぇ事すんなよな！？この流れで断ったらドン引きだぜ！？マスクの兄ちゃんよ！！」


カーブー「うるさい！だいたいなんなんだ！その肩に乗っかってるドスビスカスは！！」


ハッキネン「ヘイ、ドクター」こそ

カペラ「なに？黄色い声援が欲しいなら、まずはこの窮地をクリアしてからよ」

ハッキネン「クエストってのは、クリアだけが報酬を得る唯一の方法じゃねぇんだぜ？あんた、無線持ってんだろ？飛行船をこの天空の島の端まで呼び寄せておけ」

カペラ「・・・・この状況じゃ・・あんたの未知数の作戦にのるしかないのね。いいわ」カチャッ（無線のスイッチを押す）


ロージー「やれ！お兄ちゃんつーか、はよやらんかこのアホ兄貴ボケカスこらぁ～！！おう！？」


カーブー「なんなんだお前は！！この悪魔に憑依された変態妹め！！エクソシストにその腐った性根を除霊してもらえ！！」

金色のガーグァ「コッコッコッコッコ」笑ってる

ママガーグァ「コケー？」足元を見て首をかしげてる


キャメロン「ほっほっほっほ。面白い兄妹じゃな」

ニャ太郎「やれやれ・・」


ハッキネン「ドクター、俺があのドボルマスクに斬りかかったら、あんたは目の前の巨大な丸鳥の足元をスライディングでくぐり抜けてそのまま走れ。あんたなら出来るだろ？」

カペラ「金色の丸鳥はどうするの？」

ハッキネン「言ったろ？クリアだけが報酬を得る手段じゃねぇ、ってな」ウィンクする


ロージー「そこのみすぼらしい太刀使いさんあなたもお兄ちゃんに言ってやって！！俺と戦えって！！」


ハッキネン「ああ？みすぼらしいって・・」

カペラ「クックックック・・だって？どうするの？ジャンクハンターさん」

ハッキネン「お、おう。そういうことだ、ドボルマスク！！愛する妹に恥をかかすのか！？」


カーブー「妹じゃないが・・いいだろう！めんどくさい連中だ！やればいいんだろ！！」ザッ


ハッキネン「ＯＫ・・グッドボーイだ、ドボルマスク」にや


ロージー「おお・・」食いつく

ファイヤージンガー「お嬢、狩猟笛でバカ兄貴を応援してやれよ！」

ロージー「ふぁ・・そ、そうね！」ゴイン（抜刀する）

キャメロン「なんじゃおぬし、旋律がわからんのではないのか？」

ロージー「愛するお兄ちゃんの為だもの・・わかんなくても「適当に」吹いてみる！！」ゴオオオオ（燃えてる）

キャメロン「うーむ」


カーブー「ちょっと待っていてくれな」とすっ（抱いていた金色のガーグァを下に置く）

金色のガーグァ「コケラ？」

カーブー「ママガーグァ、悪いが俺にあいつらを成敗させてくれ」ザッ

ママガーグァ「コケー？」←あんまし分かってない


ハッキネン「さて・・準備はいいか？ドクター」

カペラ「合図はあんたに任せるわよ」

ハッキネン「いい子だ、ベイビー。せいぜい天に祈るんだな」


カーブー「よし！こっちはいつでもいいぞ！！」ジャリッ

ハッキネン「威勢いいな、ドボルマスク」ザッ



キャメロン「これは見ものじゃな」

ニャ太郎「うむ・・・」


カペラ「・・・・・・・・」


カーブー「どうした！？かかってこないのか！？」

ハッキネン「それはこっちの台詞だ。てめぇこそ、その背中のシャークキングを使わずにやろうってのか？」

カーブー「よほど死にたいらしいな・・」スッ（抜刀しようとする）

ハッキネン「・・・・（抜刀時のランスが変形中に・・斬りつける！！）」グッ


ぷっぷくぷっぷっぷぅ～♪
ぷっぷくぷっぷっ、ぷっぷっぷぅ～♪


ハッキネン「なんだ・・狩猟笛の音？」きょろきょろ

カーブー「ん・・・」


ぷっぷくぷっぷっぷぅ～♪
ぷっぷくぷっぷっ、ぷっぷっぷぅ～♪


ロージー「ふううううう」一生懸命吹いてる

ファイヤージンガー「いいぞお嬢！クソ兄貴にお前のクソみてぇな思いを届けろ！！」


ぷっぷくぷっぷっぷぅ～♪
ぷっぷくぷっぷっ、ぷっぷっぷぅ～♪


金色のガーグァ「コケー」のってる

ママガーグァ「コケー」おなじく


ハッキネン「きたねぇぞ笛の音で強化しようって魂胆か！？」

カーブー「はう！！」ぞくぞく

ハッキネン「ん・・？」


カーブー「うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああ」


ハッキネン「お、おい・・・・どうした」


カーブー「おげえええええええええええええ」嘔吐


ハッキネン「な、なんだぁ～」



ロージー「はぁはぁ・・どう？あたしの笛の効力は？」ちら



カーブー「おげえええええええええええええ」


ロージー「ありゃおかしいね」

キャメロン「ある意味凄い才能じゃな」

ニャ太郎「む！？」


ハッキネン「チャンス到来・・・！今だ、走れ！！ドクター！！」

カペラ「運はまだ味方しているようね・・！」ダッ


カーブー「げええええええええええええ」ずべえええええええ（凄い量を吐いてる）

カペラ「ごめんなさいね、ハンターさん」ダッダッダッダッダ（カーブーの横を駆け抜ける）


ニャ太郎「逃げる気か！！」

ロージー「ふぁ・・・」ほけー


カペラ「ほんっと・・こんな任務、二度と御免だって上司に・・言わないとね！！」


ズザアアアアアアアアア
（巨神の股下をスライディングで駆け抜ける）


ママガーグァ「コケラ～？」←でっか過ぎて下がどうなってるか良く分かってない


キャメロン「ほう、ハンター顔負けじゃな。あのドクターの身体能力は」


カーブー「ぼげえええええええええええ」ずべえええええええ（昼食べたそうめんみたいのを出してる最中）

ハッキネン「報酬ってのは」ダッ


ニャ太郎「ぬ！？」


ハッキネン「採取したもんは三落ちでも持って帰れるってね！！」ダッダッダッダッダ

金色のガーグァ「コア？」


ニャ太郎「しまった！あの男、最初から戦う気は無かったのか！！」


ハッキネン「いただきだぜ！！」ガバッ（ガーグァを掴む）

金色のガーグァ「コケー」

ハッキネン「さぁ、俺と一緒に資本主義社会へのツアーに出発だ！！お前さんなら、世界中が大歓迎してくれること間違いなしだぜ！！」ダッダッダッダッダ


ニャ太郎「逃がすかぁ！！」

ロージー「待ってニャ太郎さん！！お兄ちゃんの様態が」

ニャ太郎「む・・！？」


カーブー「ボウ・・・ハクモノハ・・・・ナニモ・・ナイゾ・・・・」フラフラ


バターーーーン


ロージー「きゃああああ、お兄ちゃんなんで！？」

キャメロン「おぬしのせいじゃろうて」

ファイヤージンガー「貧弱な兄貴だぜ。ショボイな」


ママガーグァ「コケラー！？（ボクちゃん！？どこ！？）」きょろきょろ


ロージー「お兄ちゃん！目を覚まして！！」カクカクカクカク（カーブーを揺さぶる）

ファイヤージンガー「ひっぱたけ！！」

ロージー「おっしゃ」


パンパンパンパンパンパンパン


カーブー「いてえ！！叩き過ぎだ！！バカ！！」ガバッ

キャメロン「起きたのう」

ロージー「きゃああああ、お兄ちゃ～ん」だきっ

ニャ太郎「川村殿、ご無事で」

カーブー「まぁな。なんだかすっきりしたが・・」

ロージー「お兄ちゃん、大変なのよ！ガーグァがまたさらわれて・・」

カーブー「そうだ、ママガーグァ！」ぐいっ（ロージーの頭を遠ざける）

ロージー「無視かい」ちっ

ママガーグァ「コケ？」下を見る

カーブー「俺たちを背中に乗せてくれ！あいつらが島から脱出する前になんとしても追いかけるんだ！！そして君の息子を必ず助け出す！！」

ママガーグァ「コケー！！」コクコク（頷く）

ロージー「コケー」←すぐ真似したがる

キャメロン「ふぉっふぉっふぉっふぉっふぉっ」←お爺さんだからとりあえず笑う


To Be Continued←そんで続く






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アドパであたしに会ったら、笛の音に注意・・