~ブラックガーディアン戦地入りより数日経過、ニャンゴラ海岸付近密林

ザッザッザッザッザ・・・・

ザッザッザッザッザ・・・
ユーリィ「・・・・・・・・・」ザッザッザッザッザ・・・
??「ゴッゴッゴッ・・・ブッブッブッ・・」
ユーリィ「・・・・・・・・」ちら

モス「ゴッゴッゴッ・・・ブッブッブッ・・」
ユーリィ「・・・・・・・・・」
モス「ブッブッ・・ゴッゴッ」すりすり(お姉ちゃんのブーツに顔面を擦りつけてくる)
ユーリィ「・・・・・・・・・」
モス「ンゴッ・・ゴッゴッゴッ」すりすり
ユーリィ「・・・・・・・・・」がさりごそり(ポッケをあさってる)
モス「ンゴッンゴッ・・ブッブッブッ」すりすり
ユーリィ「・・・ほれ・・」すっ

モス「ゴフッ!!」バクバクバクバク

ユーリィ「・・さぞ・・うまかろうに・・」
モス「ゴッゴッゴッゴッゴッゴ」ぺちょり~ん(よだれがすっごい)
ユーリィ「・・・もう・・ない・・」
モス「ゴッゴッゴッ、ブッブッブッ!!」とすとすとすとす

ユーリィ「・・・・変な・・子・・」
「あたちのモンハン日記」
猫民戦線
モス「ゴッゴッゴッ!ブッブッブッ!」ゴスッゴスッ(ユーリィの足元に頭突きをしてくる)
ユーリィ「・・・いたい・・」
モス「おべええええええええ

ユーリィ「・・おい・・」
モス「ゴフッ!ゴフッ!!」
ユーリィ「・・・あなた・・・病気・・?」スッ(手を差し伸べようとする)
??「触るなっチャ!!」
ユーリィ「・・ちゃ・・」くる
??「そいつは病気ヂャないっチャ。幻覚キノコを食べたンバ~」
ユーリィ「・・・んば・・・」きょろきょろ
??「ここっチャ。ゴスロリのおねえちゃま」
ユーリィ「・・・・・・・」ちら(声のする方に向く)
??「プップ~♪」(土の地面から首だけ出している、ドレッドヘアで褐色の少女。頭にはゴーグルと何やら「おかしげなお面」を付けている。竜人族なのか耳は尖っており、瞳は綺麗なターコイズブルーをしている)
ユーリィ「・・・こんにちわ・・」ぺこ
??「驚いたンバ~?」ボコッ

ユーリィ「・・・けっこう・・」
??「それよりンバ。こいつが問題っチャ」
モス「ゴッゴッゴッゴッゴッゴッ」ブクブクブク(いつの間にか泡を吹いて倒れている)
ユーリィ「・・・っチャ・・・」
??「きっとアマニタ・ムスカリアを食べたンバ。お~よちよち」ペンペン

ユーリィ「・・・毒テングダケの・・種類・・」
??「そうっチャ。おねえちゃま、よく知ってるっチャね」
ユーリィ「・・・「わんぱくキノコ大好き図鑑」で・・読んだことある・・」
??「そうだっチャか。おねえちゃまはご本が好きなんだっチャね?ヂャあ幻覚キノコを誤って食べてしまったモンスターがどうなるか知ってるっチャ?」
ユーリィ「・・・そこまでは・・」
??「気がおかしくなって、やがて死んでしまうっチャ」
ユーリィ「・・・・・・じゃあ・・・その子も・・」ちら
モス「ゴッ・・・・・ゴッ・・・・・」ブクブクブク・・・(痙攣している)
??「放っておいたら死んでしまうっチャ」
ユーリィ「・・・・・・・・」
??「安心するっチャ。ワガハイが治してやるンバ~♪」サッ(頭につけてる何やら「おかしげなお面」を取る)
ユーリィ「・・・・・・・・」じー
??「このお面をこいつの顔面に被せるっチャ」ガポッ

ユーリィ「・・・・・・・・」じーーー
モス「・・・・・・・・・」
??「プップ~♪」
モス「ボフッ♪」むくっ(起き上がった)
ユーリィ「・・・起きた・・」
モス「ボフッ♪ボフッ♪」すててててて(ユーリィの周りを小粋に走りだす)
ユーリィ「・・・あなた・・何をしたの・・?」
??「簡単なことだっチャ。このお面を被ると、どんな状態異常でも正気を取り戻すっチャ♪と~っても「おかしい」気持ちになって、どんなに辛い状況でも笑えるンバ♪」ひょっひょ~(踊ってる)
モス「ボフッ♪ボフッ♪」すりすり(ドレッドの少女になついている)
??「よちよち。いい子だンバ


モス「ボフッ♪」(すっかり元気になって心なしか嬉しそうな顔面をしてる)
??「もう嫌なまやかしは見なくなったっチャね?お~よちよち。もう危なげな赤い色の「しいろくてまあるい斑点」をしたキノコを食べちゃダメっチャよ♪」ぽんぽん(頭をなでてやる)
モス「ボフフゥ~ン」(頷いているらしい)
ユーリィ「・・・あなた・・・だれ・・?」
??「ウルっチャ♪ワガハイの名前はウルチャマっッチャ♪ンバ~」ひょっひょ~(踊ってる)
ユーリィ「・・ワガハイ・・ウルチャマ・・??」はて

ウル「ウルだっチャ!!

~ニャンゴラ密林地区


猫陳景「ふむふむ」ガサリゴソリ(採取中)

ゾフィ「ふぁ~あ・・・朝早くから研究熱心なことだ。よいしょっと」ぽすん(でっかい毒テングダケの上に腰掛ける)
猫陳景「竜仙花の変種だ・・これは貴重だぞ」
ゾフィ「健気なもんだ。よう陳景さん。「ノッてる」最中わりぃ~が、あんたの採取クエストの期限は今日までの約束だ。契約時に言ったと思うが、俺の同伴は延長なしだぜ。こっちもあんたを無事に帰還させなきゃクエスト成功とは言えないんでね」
猫陳景「分かっています。もうしばしお待ちを」ガサリゴソリ(草花を漁る)
ゾフィ「学者って生き物は状況に関わらず貪欲なんだな」
猫陳景「・・・・・・・・」ガサリゴソリ
ゾフィ「しっかしよぉ~、そこのアヤワスカのつる草といい、幻覚キノコだったりってよ、ほんとあぶねぇもんばっかだなニャンゴラはよ。入植者共がなんでこの辺境のジャングルを選択したのか理解出来るぜ」
猫陳景「実に悲しいことです。本来はその特性や成分を、医療にのみ利用しなければならない植物ばかりなのに、それらを独占して背徳的な薬物を作るとは・・・大陸の宿痾はその根が深くなる一方、この問題を全大陸民がいつまでも看過していてはいけないのですが・・・甘い理想論ですかね」ぴた(採取の手が止まる)
ゾフィ「専門分野が違うさ。それにその問題を解決するのはギルド中央捜査局の仕事だろ。陳景さんが胸を痛める必要はねぇさ」
猫陳景「あまりそうとも言えません。現に私の様に探索をしに来たプラントハンターの中にも、反社会的勢力に雇われた者も多いはずですよ。ニャンゴラ自然物の中には、まだ大陸全土には出回っていないグレートドラッグの元となる植物ばかりですからね」ガサリゴソリ
ゾフィ「その横流しがこの戦争を裏で操る連中の大本命ってか。悪の大元は暗黒商会をはじめ、大陸に名を馳せるマフィア共だろうよ。だがあんたは違う。だから余計な害虫は気にせずあんたが正しいって思ってることを貫けばいい」
猫陳景「ありがとうございます。ゾフィさんはサザンゴッドの住人なのにお優しいんですね」にこ
ゾフィ「偏見偏見偏見~!って、説得力ねぇよな。俺の街の資本は、ほとんどギルティで構成されてるからな。キャハハハハハ

猫陳景「ふふ・・はっはっはっはっは」
ズキューーーーーン(遠くからボウガンの発砲音が聞こえる)
ゾフィ「ん・・

猫陳景「そういえば数日前からたまに見かけていた同業者を見なくなりましたな」ガサリゴソリ
ゾフィ「ちょうどその頃から戦闘音が激しくなったせいだよ。みんな既にお役御免で脱出したか、戦地に入り過ぎちまって殺されたかだ。あんたが植物に鼻が利くように、俺もまた、鉄と血の匂いには敏感なんだぜ?きっと解放軍か人型武装勢力のどちらかに「プロの戦争屋」が加担したにちげえねぇ。たぶん黒の軍人共だろうな・・・・って、聞いてんのか?」
猫陳景「ええ。ただ、戦いの分野は専門外ですので」ガサリゴソリ
ゾフィ「ったく・・自分の命も関わってるんだぞ。あんたを自勢力のプラントハンターとして利用したい連中にとっ捕まってみろ?やべぇもんしか採取させてくれなくなるぞ。このクソでけぇ毒テングダケとかな」ぺんぺん(腰掛けてるキノコを引っぱたく)
猫陳景「それを防いでくれるのがゾフィさんです。あ、それと毒テングダケには気をつけて下さいね。基本的には動物やモンスターの死骸に寄生して養分を限界まで吸収するのですが、吸えれば吸えるほどいいらしいのです。現にガノトトスの死骸に寄生した、6メートルの毒テングダケを観察した成長記録も残っていますのでご注意を」ガサリゴソリ
ゾフィ「脅かすなよな


猫陳景「ふふふふふ」ガサリゴソリ
ゾフィ「そんなことより、俺が昨日出したクイズの答え、分かったか?「耳を済ますと中から潮騒のような音が聞こえるという貝はなんでしょう?」の答え。昨日の晩は陳景さんが答える前に眠っちまったからな。あ、それともわかんねぇのか?なぁなぁ

猫陳景「失礼しました。答えを考えていたら眠ってしまったのです。正解はユクモを流れる川に生息する巨大な巻貝「うなりうねり貝」でしょう。どうです?」
ゾフィ「ちっ・・


猫陳景「やりましたね」ガサリゴソリ
ゾフィ「き~!ちきしょー


猫陳景「ふふふふふふ」ガサリゴソリ
ゾフィ「次のクイズ考えるまで黙っててやるからよ、撤退の時間まで思い残すこと無く採取してくんな」
猫陳景「はい。どうも」にこ
ゾフィ「しっしっしっしっし」
ド・ド・ド・ド・ド・ド・・・・
ゾフィ「・・・・・・地響き・・・この音は・・・モンスター・・・いや・・」
猫陳景「おや、どうしました?クイズが思いつきましたか?」
ゾフィ「ちげぇ・・・・この振動は・・・・軍馬の進軍音・・・陳景さん!!採取は終了だ!!来い!!」グイッ

猫陳景「な、な、な、兵隊ですか?」タッタッタッタ

ゾフィ「ああ!けど普通じゃねぇな!!こんな密林に騎馬を走らせるんだからな!!」ちら(後ろを振り向く)
ドドドドドドドドドド!!

ゼット「手配書通りの分かりやすい格好してやがるぜ!!野郎ども!!あのヤツホシネコテスタを着てる野郎が猫陳景だ!!一番先に捕らえた野郎には報奨金をたんまり出すぜ!!」バカラッ!バカラッ!(勇ましく軍馬を乗りこなし、凄まじい速度で密林を突っ切ってくる猫騎馬隊)
猫陳景「な、なんですかぁ~?あれは?」
ゾフィ「なぁ!?まともじゃねぇだろ!!猫にゃんが馬乗りこなすなんてよ!!しかもジャングルでだ!!バッカじゃねぇの!!陳景さん!しっかり掴まってろよ!!」ガバッ

ゼット「ああ!?なんだあの人型は・・そうか、ターゲットの護衛か。構わねぇ!!邪魔するならぶっ殺せ!!」
猫騎馬兵「おおおおおおおお!!」
ドドドドドドドドドドド!!
ゾフィ「好き放題言いやがって!!(陳景さんを守るっていう任務がなきゃ、あんな野郎ども俺一人でもなんとかなるけどよ・・・に、しても数が多すぎるか・・!)」ザッザッザッザッザ

ゼット「木にぶつかんなよぉ~!!つる草にも気をつけろ!!馬の足を引っ掛けちまわねぇように操れ!!」ドドドドドドド

ゾフィ「ハァ・・ハァ・・!!(やべぇな・・止まってやり合うか!?いや、ちげえ・・何かもっと・・・ん?あの先の地面に微かに見えるのは・・・・)」ザッザッザッザッザ
猫陳景「・・・・・・」ちら(おぶられたまま後ろを向く)
ゼット「射程範囲だ!!野郎ども!!あのクソガキの足をボウガンで吹っ飛ばせ!!」スチャッ(騎乗したままボウガンを構える)
猫陳景「・・・・・・・」(その様を黙って見ている)
ゾフィ「こえーか?陳景さん」ザッザッザッザッザ

猫陳景「いいえ。ゾフィさんを信じていますから」にこ
ゾフィ「ケッ。反吐が出る台詞だが・・・よく言ったぜ!!しっかり捕まってろよぉおおおお!!おりゃあああああああああああああ!!」
バッ

(垂直に飛び上がる)
ゼット「なんだぁ~!?」
ゾフィ「ていっ!!」パシッ

ゼット「それでどうするって!?ターザンみてぇに飛び移るってか!?構わねえ!!撃て!!」ドドドドドドド

ゾフィ「馬ごと堕ちな、クソ野郎ども」にや
ゼット「ボウガン構え!!あの女目掛けて・・・・」
ドシャアアアアアアアアアアアアン

(落とし穴に一斉に落ちる猫騎馬隊)
ゼット「なんだぁ~~~~~~!?」ドシャーーーーーン

ゾフィ「バ~カバ~カ!!引っかかってやんの!!馬に乗ってて肝心な足場が見えなかった様だな!?そもそもジャングルで乗馬なんかすっからだよ!!じゃあな、バ~カ♪」
ぴょ~~んぴょ~~ん

ゼット「ちきしょ~!!」ぷんすか(落とし穴に騎馬隊みんなで落ちてる)
ザッザッザッザッザッザッザ!!
(陳景をおぶりジャングルを駆けていくゾフィ)
ゾフィ「助かったぜぇ~!!まさかあんな所におとし穴が設置してあったなんてな!!」
猫陳景「ゾフィさんが仕掛けておいたのですか?」
ゾフィ「まさかよぉ~!俺はあんたに付きっきりだったんだぜ!?解放戦争のどこぞの兵隊が地雷として設置しておいたんだろうよ!!それもこれも俺達の日頃の行いがいいからだ!!キャハハハハハハ

猫陳景「あの猫兵は?」
ゾフィ「侵攻勢力だろうな。しかもさっきの騎馬隊の連中は確実にあんたを狙ってた。言ったとおりの展開になっちまったな?これであんたも立派な賞金首の仲間入りってことだ。って~ことは・・潮時だ!」ザッザッザッザッザ

猫陳景「そうですか・・残念です。それでこれからどこへ?」
ゾフィ「決まってんだろ!来た時と同じルートで脱出だ!!俺のクエストはあんたを無事に帰還させること!それだけだ!!」
猫陳景「ということはまた、あの裂け目の上に架かる吊り橋を渡れるのですね?」キュピーン

ゾフィ「そういうこった!」ピ~ン

猫陳景「ニャンゴラの大地を裂く、巨大な地割れ地点・・ニャンゴラデスフォール・・。このニャンゴラのジャングルと、最南の海岸付近の密林を隔てるプレート同士の境目を、古代に起きた大地震が断層ごと引き裂いてしまったという全長数キロに及ぶ巨大な裂け目・・・その裂け目の穴底からモンスター達が這い出てきて新大陸を支配していった、なんていう学説もあるんですよ?大陸の神秘ですなぁ~」
ゾフィ「あんたなぁ~!!ここは観光地じゃねぇんだぞ!!戦場なの!!」カッ

猫陳景「あの裂け目の底・・一体どうなってるんですかね?」
ゾフィ「残念だが今回のあんたのクエストには地下探索はなかったぜ!ってことでデスフォールの架け橋を目指すぞ!!」ふんふん

猫陳景「気合入ってますね」
ゾフィ「ったりめぇよ!橋があいつとの合流地点なんだからな!!」
猫陳景「??」
~ニャンゴラ海岸付近密林

ザッザッザッザッザッザッザ・・・

(密林を歩く褐色の少女とお姉ちゃん。それに並走して付いて来る一匹のモス)
ウル「チャっチャ~♪ンババ~♪チャッチャッンババ~♪」(スキップしてる)

ユーリィ「・・・ご陽気・・・あなた・・地元の子・・?」
ウル「っチャ♪」らんらん
ユーリィ「・・その尖った耳・・・あなた・・竜人族・・?」
ウル「ンバ~♪」るんるん
ユーリィ「・・それ・・あなたの獲物・・?」ちら(ウルが腰の後ろに付けてるハンターナイフを見る)
ウル「プップ~♪」らんらん
ユーリィ「・・そう・・」ちら(足元を見る)
モス「ゴッゴッゴッゴッ・・ブッブッブッブ」へっこらへっこら
ユーリィ「・・・あなたも・・何処まで付いて来る・・?」
ウル「おねえちゃまがブタせんべいをくれたことに大変感謝してるっチャ。ワガハイはそいつの命の恩人だし、友達と思ってるみたいっチャ♪」
ユーリィ「・・・あなた・・言葉使い・・・変・・」
ウル「おねえちゃまもだっチャ」
ユーリィ「・・・・・・・・」しょんげり
モス「ボフッ」(笑ったっぽい)
ウル「あ、ブタ吉!そっちは危ないっチャ」
ユーリィ「・・いつから・・そんな名前・・」
モス「ボヘッ?」
ウル「そっちの方向は罠が仕掛けてあるっチャ。しかも爆雷針を埋め込んだから危ないっチャ。焼き豚になりたくなければウルチャマと一緒にいるっチャ。おねえちゃまもだっチャ。いいっチャね?」
モス「ボフッ」(返事をしたらしい)
ユーリィ「・・・あなた・・罠に詳しいの・・?」
ウル「仕掛けるも解除するもお手のもんだっチャ♪プップ~♪」へっこへっこ(片足でへっこへっこと変な踊りを見せる)
ユーリィ「・・じゃあ、その罠も・・あなたが・・?」
ウル「っチャ。この辺りだけじゃなくって、このニャンゴラ一帯に落とし穴をはじめとする、危ない罠をた~っくちゃん仕掛けたっチャ!!これで悪い軍人達も一網打尽っチャ!!ンババ~!!」アバ~(口を開ける)
ユーリィ「・・危ない子・・・戦争は嫌い・・?」
ウル「ったりめぇ~っチャ!!大陸自然を破壊する悪い奴は、ハンターでも許さねぇっチャ

ユーリィ「・・小生も・・ハンター・・キライ」
ウル「気が合うっチャ。ワガハイもハンターは嫌いっチャ!あいつらはウルチャマの大切なものをたくさん奪ったっチャ!!戦争を喜んでする悪い奴らも同じっチャ!!ワガハイはウルチャマなりのやり方で大陸自然を守るンバ!!」グッ(拳を握りお空に誓ういたいけな少女)
ユーリィ「・・ワガハイと・・ウルチャマは同じ・・・でも・・それでいいと思う・・」
モス「ボフッ」
ウル「おねえちゃまとブタ吉もそう思うっチャ?ひょっひょ~」へっこっへっこ
ユーリィ「・・・その頭に付けてるお面・・・それに・・言語は・・奇面族に・・?」
ウル「っチャ。ワガハイは奇面族に育てられたんだっチャ。この「おかしげなお面」は、みんなの・・・形見っチャ」ぽむ・・(寂しげに頭のお面を触る)
ユーリィ「・・・・そう・・・とても・・「いい面」・・」すっ(ウルの頭に優しく手を置く)
ウル「おねえちゃま・・・。被ってみるっチャ?」
ユーリィ「・・いい・・」ぷいっ
ウル「なんだっチャ!!せっかくウルチャマが「好意」で被らせてやろうと思ったのに

モス「ゴッゴッゴッ・・ブッブッブッ・・」きょろきょろ
ユーリィ「・・・今度は・・なに・・?」
ウル「くんくん・・・モンスターが来るっチャ」
ユーリィ「・・・分かるの・・?」きょろきょろ
ウル「この匂いは・・・・緑迅竜っチャ」
じーーーーーーーーーーーー

緑迅竜「・・・・・・・・・・・」じーーー(密林に紛れユーリィ達を傍観してる)
ユーリィ「・・野生の・・グリーンナルガ・・・密林で色が同化して・・気付かなかった・・」
ウル「それがあいつらの特性っチャ。ブタ吉、こっち来るっチャ」たしっ(両手で身の丈と同じくらいのモスの脇腹を両手でしっかり掴んでやる)
モス「ゴッゴッゴッゴ・・ブッブッブッブ

ウル「よちよち、こわくないっチャ。ワガハイがなんとかしてやるっチャからね」すりすり(脇腹をさすって落ち着かせてやる)
ユーリィ「・・・罠を・・使う・・?」
ウル「シビレ罠の高速設置で足止めしてやってもいいっチャが・・あいつに攻撃する意志はないようだっチャ」
ユーリィ「・・・なぜ分かる・・?」
ウル「ウルチャマはちいちゃくても元気な大地の子っチャ。然らば野生のモンスターは皆、友達・・無理に殺す必要はないんだっチャ。だからおねえちゃまもその背中に背負ってる傘を「抜く」必要はないっチャよ」すっ(ナルガの方に一歩前進する)
ユーリィ「・・・・・・・・」
ウル「・・・・・・・・」じーーー

緑迅竜「・・・・・・・・・・」
ウル「ぴぃ~~~~~~~~~~♪」(指笛を鳴らす)
緑迅竜「・・・・・・・・・・」
ウル「ぴっぴぃ~~~~~~~~♪」
緑迅竜「・・・・・・・・・・」くるっ
ドスン・・・ドスン・・・・ドスン・・・・・・
(密林の奥に去っていく緑迅竜)
ウル「いい子っチャ。帰り道、ワガハイの仕掛けた罠に気をつけるっチャよ~!プップ~♪」へっこへっこ
ユーリィ「・・・・嘘・・・」ぽかーん
ウル「言ったっチャ。モンスターは友達ンバ~♪プップ~♪」へっこへっこ
モス「ブッブッブッブ♪」とすとすとすとす

ユーリィ「・・どうしてこの傘が・・獲物だと分かった・・?」じろ
ウル「へ・・


ユーリィ「・・・・・・・」じーーーー
ウル「なんだっチャ!!緑迅竜を戦わずして追いやったのはこのウルチャマっチャ!!それなのになんだっチャ!?こんなちいちゃくていたいけな子供を疑うっチャか!?ブッブ~!!そんなのブッブッブ~

モス「ブッブッブッブ!!」(一緒に怒ってる)
ユーリィ「・・・もう行く・・」すっ
ウル「ど、何処に行くっチャ!?」
ユーリィ「・・・・・・・・」じー
ウル「ンバ?」
ユーリィ「・・・・・・・・・」ザッザッザッザッ・・
ウル「ダッ!!なんだンバ~!人を無視しゅるのは良くないことだってワガハイは教えられたっチャよ~!!」ぷんすか
ユーリィ「・・誰に・・?」ちら
ウル「・・・・・そ、そんなのどうでもいいっチャ!それより何処に行くンバ!?」
ユーリィ「・・・橋・・」ぼそ
ウル「ニャンゴラデスフォールの架け橋っチャ!?そしたらウルチャマが案内してやるっチャ!!」
ユーリィ「・・いい・・」ぷい
ウル「ダッ・・!ワガハイの仕掛けた、たっくさんの危ない罠にかかっても知らないっチャよ!!それでも一人で行くンバ!?」
ユーリィ「・・・・・・・・」ぴた
モス「ゴッゴッゴッ・・ブッブッブッ」はっはっ(お姉ちゃんのブーツに顔面をこすりつける)
ウル「ほれみたことかっチャ。ブタ吉もおねえちゃまと離れたくないって言ってるっチャ」
ユーリィ「・・・・・・・・・」じー(ウルを見てる)
ウル「・・・・・・・・・」
ユーリィ「・・・橋まで・・なら・・」ザッザッザッザッ
ウル「そうこなくっチャ!!さぁ行くンバ、ブタ吉!!」
モス「ボフッ♪」
To Be Continued




ランキング参加中どすえ!!皆様の「あ~あ。オリンピック終わっちゃったけど、今年はワールドカップもあるし、ま、いっかぁ~

そんなことより次回の「あたちのモンハン日記」は・・
2/28(金・大安)0時更新予定
何をやるのかは全然決まっていなのですのがとにかく見よう
