~ニャンゴラ密林地区

馬「ヒヒ~~~~~ン!!」

ゼット「早く馬を穴から出せ!!あのガキ、ターゲットを海岸まで連れて行き、船でニャンゴラを脱出するつもりだろう・・・ってことは必ず架け橋を渡って海岸方面の陸地に行くはずだ!早くしろ!!ガキを追うぞ!!」
馬「ブヒヒ~~~~~~~ン!!」
「あたちのモンハン日記」
猫民戦線
~ニャンゴラ海岸付近密林

パンパン


(地面にシビレ罠を設置するちいちゃいお手)
ウル「これでいいっチャ♪」
ビリビリ・・ビリビリ・・・


ユーリィ「・・ほんと・・罠設置・・早くて上手・・」パチパチ


モス「ボフッ♪」(褒めてるらしい)
ウル「いやぁ~照れるっチャ♪」
ユーリィ「・・それにしても・・・すごい数・・」ちら
ぼへ~~~~~~~ん



(同エリア内に落とし穴やらシビレ罠やら、中には樽爆弾も無造作に置いてある)
ウル「これで悪徳軍人どもが橋を渡って「こっち側」の陸に来れたとしても安心だっチャ♪プップクプ~♪ンバ~!!」あば~(大口を開ける)
ユーリィ「・・・・・・」じー(ウルを見てる)
ウル「ンバ?どうしたっチャ?虫歯でもあったかっチャ?」ん~(口の中に指を突っ込む)
ユーリィ「・・罠にかかった軍人を・・どうするの・・?」
ウル「決まってるっチャ


ユーリィ「・・それ・・片手剣のもの・・」
ウル「そうっチャ♪でも普通に工房で作られてるハンターナイフの強度とは桁違いの代物だっチャよ!アミノタイトの更に希少な種類の合金をウルチャマ専用に鍛造して作ったんだっチャ~♪」ブンブン

ユーリィ「・・アミノタイト・・チャチャブーが秘宝によって・・アミノタイトの鉱脈を呼び寄せてるって・・本で読んだことがある・・」
ウル「そうだっチャ!奇面族は凄いんだっチャよ~♪プップ~」へっこへっこ(踊ってる)
ユーリィ「・・超技術の軽銃といい・・奇面族には謎が多いって・・・そのナイフも奇面族が・・?」
ウル「そうだっチャ♪ワガハイの仲間がウルチャマの為に作ってくれたんだっチャ~♪」
ユーリィ「・・お面と同じ・・形見・・?」
ウル「そうだっチャ

ユーリィ「・・・・・・・・」
ウル「このナイフとこの「おかしいお面」はワガハイの宝物だっチャ」ぎゅっ

ユーリィ「・・・・・・・・」
ウル「おねえちゃまも大切なものはあるっチャ?」
ユーリィ「・・ある・・・・っていうか・・いる・・」
ウル「大切な「人」なんだっチャね?」
ユーリィ「・・・・・」こくり
~ニャンゴラデスフォール付近のジャングル


ゾフィ「陳景さん!見えてきたぜ!デスフォールの架け橋だ!!」ダッダッダッダッダ(陳景をおぶってる)

猫陳景「おお・・絶景ですなぁ~」
ボバーーーーーーーーン!!
(密林を抜けた二人の目の前に広がる景色とは、大地を見渡す限り横に切り裂いた巨大な断崖絶壁であった。裂け目の上を繋ぐ唯一の通行手段として、木製の橋が架けられている。橋の向こう側の断崖上にも同じく密林が大地を支配しているのが見える)
猫陳景「なんとも、自然の力が我々に魅せる風格とはあまりにも偉大すぎて、自分の小さい命を鷲掴みにされたような感覚に陥りますな・・」しみじみ
ゾフィ「詩的な感想は生きて帰ってからにしてくんな!っつーかよ、ユーリィの野郎、まだ来てねぇじゃんか!!橋で合流だっつーのによ!!」ぷんすか

猫陳景「誰かと待ち合わせですか?」
ゾフィ「ああ、姉ちゃんだ。早くしねぇとさっきの猫騎馬に追いつかれちまう!」
猫陳景「先に海岸に行けないのですか?」
ゾフィ「さぁな!姉ちゃんの指示なんだよ。橋の上で待機だって」
ザッザッザッザッザ・・・

(ユーリィとその横を並走するモス。その上にウルが跨っている)
モス「ボフッ♪」とすとすとす

ウル「プップ~♪」ゆっさゆっさ
ユーリィ「・・・・・・」じー(ウルを見てる)
ウル「なんだっチャ?」
ユーリィ「・・そのナイフの相棒・・・まあるい盾は・・?」
ウル「盾なんてあんな重たいものいらないっチャ~。ウルチャマは「まだちいちゃい」から、あんな重くてまあるい盾なんかいらないっチャよ~

ユーリィ「・・ちいちゃいから・・盾、必要なんじゃ・・?」
ウル「いらねぇっチャ

ユーリィ「・・ハンター顔負け・・ね・・」
ウル「そういうことだっチャ。ウルチャマの様に「まだちいちゃい」子供だからってバカにするハンターには尚更負けられないっチャ。ハンターだけが強いからって優遇される世の中をワガハイが変えるンバ。そしたら乱獲されるモンスター達や、虐待される獣人族も減っていくっチャよ」
ユーリィ「・・・・・・・」じー(ウルを見てる)
ウル「ンバ♪」(健気にユーリィを見上げる。その美しいターコイズブルーの瞳に汚れはない)
ユーリィ「・・・そういう世の中・・・小生も見てみたい・・」
ウル「だっチャ♪それが分かったらおねえちゃまもコロコロ元気良く転がったらいいっチャ♪今すぐ!今すぐっチャ!!」
ユーリィ「・・いい・・」ぷい
ウル「ダッ!!素っ気ねぇおねえちゃまだっチャね!」ぷんすか
モス「ブッブッブッブッブ」(笑ってるらしい)
ユーリィ「・・・それより・・橋は・・まだ・・?」
ウル「もうすぐっチャ!ほれ、見えてきたっチャ♪」
ゾフィ「ちぇ・・まだ来ねぇのかよ

猫陳景「早くお姉さんに会いたいのですね」じーー

ゾフィ「別行動が性に合わないだけだ。それよりそんな下ばっか覗いてて落ちんじゃねぇぞ。あんたが死んぢまったらクエスト失敗なんだからな

猫陳景「双眼鏡でも暗くて穴の先が見えません。一体どうなってるのでしょうね」じーー
ゾフィ「地殻の先はマントルっていうんだろ?姉ちゃんがガキの頃、よく本で読んでくれたっけ。「ザ☆大陸穴掘り図鑑」っていうの」
猫陳景「お姉さんは博学な方なのですね。ゾフィさんはいいですね、とてもいいお姉さんをお持ちで」にこ
ゾフィ「まぁな。俺の唯一の自慢だよ・・・って、噂をすればだ。お~~~~~い♪」ふりふり

猫陳景「おや・・お姉さんだけじゃないのですね」
ゾフィ「んあ?」
ユーリィ「・・やっほ・・」ふりふり

ウル「プップ~♪」
モス「ボフッ」
ゾフィ「なんだぁ・・

ひゅううううううう・・・・・

(巨大な断崖を繋ぐ架け橋の上に一同が揃う)
ゾフィ「おいユーリィ。なんだ?こいつら」
ウル「無礼な奴っチャ!お前こそ誰だっチャっていうンバ!先に名前を名乗るのが筋っていうもんっチャ!!」ぷんすか
モス「ゴッゴッ!!」(怒ってるらしい)
ユーリィ「・・妹・・」すっ

ウル「おねえちゃまの妹ちゃまっチャ~?」
ゾフィ「そうだよ。ゾフィだ。こっちは陳景さん。んで、おめえは?」
ウル「ワガハイはウルちゃまだっチャ♪こっちはモスのブタ吉っチャ」
モス「ボフッ」ぺこ(挨拶したらしい)
ゾフィ「おい、ユーリィ

ユーリィ「・・なんだっチャ・・」
ゾフィ「こそこそ(約束がちげぇじゃんかよ。当初の予定ではユーリィだけがここに来るはずだったろ?)」
ユーリィ「・・ンバ・・」
ゾフィ「こそこそ(なんだよ?このガキのへんてこりんな奇面語に感化されちまったのかよ。しょうがねぇな。で?これからどうすんだよ?)」
ユーリィ「・・プップ~・・」
ウル「そうっチャか~・・おじさんが猫陳景さんっチャか~」じろじろ(猫陳景を物色するように周りを回る)
猫陳景「ん・・私をご存知で・・?」
ユーリィ「・・・!・・」
ゾフィ「んあ?なんだよ、おめぇ陳景さんを知ってんのか?」
ウル「知ってるっチャよぉ~」にやぁ・・
猫陳景「え・・・・」
ユーリィ「・・離れて・・!」バッ

ウル「動くなっチャ!!」ガバッ

ゾフィ「てめぇ!!何しやがる!!」
ユーリィ「・・なぜ・・?」
ウル「プップ~。これも「ミッチョンコンプリート」の為だっチャ」グッ

ユーリィ「・・やっぱり・・あなた・・地元民じゃないのね・・?」
ウル「ンバ。聞いて驚くなっチャ・・・・ちょりゃ~~~~!!」バッ

ババーーーーーーーーン

(一瞬にしてウルの装備がグリーンカラーの装束衣装に変貌する)
ゾフィ「なっ・・こいつ・・!!」
ユーリィ「・・ギルドナイト・・」
ウル「ンバ~♪」
To Be Continued





次回の「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはぁ~・・
3/4(火)0時更新予定 猫民戦線~PART6
をお送りします☆なんともウルがギルドナイトだった!?だとすれば「まだちいちゃい」彼女の目的とは一体!?それを知った双子がとる行動とは・・・!?思惑渦巻くニャンゴラデスフォールに斬鉄の激音が響く!!そんだこんだで次回もおおきい声を出して読もう!!ほいや~
