ガベーーーーーーーーン!!
![]()
蒼井ちゃんの想い鳥は俺たちが探してみせる!!
まもる君を仲間に迎えた導きの一行!!今日こそは蒼井ちゃんの想い鳥を見つけることができるのでしょうか!?ちなみに上画像のUBUは立ったまま仮眠しています。
![]()
トド美ちゃんの弟にも手伝ってもらい、川も探索。ビーの「ブック」に記された地図を頼りにえんやこら♪
![]()
道中、温泉を楽しむまもる君(川でボートが転覆、「ニャんだか寒い」とまもる君。風邪をひかせて帰らせてはお母さんに悪いので)。
![]()
「絶対こんなんで見つかるわけないんですけど」
新春SP「緊急恋愛クエスト★蒼井ちゃんの想い鳥を探せ!!」~PART3
「へぇ~、それじゃあ、まもる君、その子のことが好きなんだぁ~♪」
「ちげぇ~よ!!なんでも勝手に恋愛に結びつけんなっての!!」
「今度その娘を荒れ地のバー、「アントンクラブ」に連れてこいや。俺が手引きをしてやるよ」
「だからちげぇ~っての!!」
![]()
「って、バカ!!真面目にやりなさいよ
」
ケストドン系LJKトド美ちゃんの一喝を浴びせられ、ようやく本来の目的を思い出した導きの一行。
気づけばもうあたりは真っ暗になっていました。
「あ、やべぇ~。母ちゃんと約束の時間だ。俺、じゃあ今日はこのへんで帰りまぁ~す」
と、真面目なまもる君。
「おう。それじゃあ、俺が送っていってやるよ。お前になにかあったらおふくろさんに合わせる顔がねぇからな」
「ビーおじさんが一緒なら安心だ。きっと死んだ父ちゃんもビーおじさんみたいに屈強な山猫族だったんだろうなぁ・・」
「・・・・・・。そう言ってもらえると光栄だぜ。さ、冷えないうちに行こうぜ。道中、お前の親父さんの武勇伝をもっと聞かせてくれや」
「ほんと!?じゃあ今日はうちに泊まっていってよ!!」
「う~~~ん・・・・」ちらっ
と、こちらの様子を窺うビーに
「いいんじゃない?こう暗くっちゃ探索はできないし、また明日、探索しましょう。それからお母様にお弁当を作ってもらってきなさいな。明日もまた、長い一日になりそうだからね」
と、あたちが小粋なあんまんウィンクかましながら言うと
「やったぁ~♪それじゃあ一緒に帰ろう!ビーおじさん!!」
と、まもる君に手を引っ張られながら、照れくさそうにその場を去っていくビーのなんだか猫背な後ろ姿を見届けると
![]()
「よし。探索に行こう。できる限りのことはしないとね」
「OK、UBUちゃん。あとであたしにも元気ドリンコちょうだいね」
と、トド美ちゃんと二人で夜の探索へ。
「眠くない?平気?トド美ちゃん?」
![]()
「大丈夫。夜の探索って、なんだか好きなの♪」
と素敵なトドン系スマイルを見せてくれるトド美ちゃん![キラキラ]()
「ふふふ。ほら、お空を見てご覧、トド美ちゃん」
![]()
「わぁ~~きれいな夜空」
「あたちはね、トド美ちゃん。トド美ちゃんとこうして一緒に夜空を見られることが・・」
「黙ってUBUちゃん!あれを見て!」
と、あたちが雰囲気に相応しい「良いこと」を言おうとした途端、食い気味に止められ、仕方なく、トド美ちゃんが見ている視線の先を見ると・・
![]()
「トウゲンチョウだよ」
「でもあの子ほど大きくはなさそうだね・・。トウゲンチョウはたくさんいるわけだし、本当に見つかるのかな・・」
「あきらめちゃダメだよ、UBUちゃん。蒼井ちゃんはUBUちゃんのことを信じておうちで待っているんだよ?」
「でもさ、よく考えたら、飛べないあたち達が探すより、飛べる蒼井ちゃんが探す方が早くない?相手の顔も知っているわけだし」
「う~~~ん・・確かにそうかも」
「でしょ?急にバカバカしくなってきた。あたち、もう寝る」
と、トド美ちゃんのあたたかい背中の上でごろりと寝ようとしたその瞬間
「サボってばかりなんてバカ!!」
なんて聞き覚えのある美声による罵声が荒れ地に反響してきました。
「UBUちゃん!あそこ見て!!」
バベーーーーーーーーーン!!
![]()
「ゲーーーーーーー!!蒼井ちゃん!!」
「聞いたわよ。いえ、聞いてしまったわよ。いつ逢えるか分からない想い人(=鳥)を胸に独り寂しくお家で泣いているなんて思うたら大間違い!!案の定、見に来てみればサボってばかりの上、あたしの悪口も言うなんて・・・見損なったわよ!!UBUちゃん!!最初っからだけど!!」ピ~チクパ~チク![ムカムカ]()
「いや、あたち達を監視する余力があるなら、一緒に探して・・」
「だまらっしゃい!!あたしはいじらしく自分の家(正確にはあたちの家)で待っていたいの!!この乙女心がわからないの!?」
「つまりおうちの中でぬくぬくと食っちゃ寝ての毎日を過ごしていたいんだな
そんなんだから太るんだよ?」
「だぁ~~っしゃ~~~っい!!!!いいこと!?少しだけ仮眠をとらせてあげる!!これ以上、文句を言われたらかなわないしね!!起きたらすぐさまあたしの彼を見つけに行くのよ!?わかった!?返事は!!」
「はいはい」
「返事は一回!!」
「はい・・」
そんなわけで仮眠を許されたあたちとトド美ちゃんは、愚痴を言う間もなく(いつまた蒼井ちゃんがどこぞで盗み聞きしているのか分からないので)、少しだけ眠ることにしました。
それから数時間後・・
![]()
ちゅんちゅん・・ちゅんちゅん・・
「う~~~ん・・・・」
ちゅんちゅん・・ちゅんちゅん・・
「うっさいなぁ・・・・もうちょっとだけ・・」
ちゅんちゅん!!ちゅんちゅん!!
「はっ
」
![]()
むっすぅ~~~~~
起きるやいなや、ぷんすか状態の蒼井ちゃん発見。
「さぁ、出かけるわよ」
「へ?」
「一緒に彼を探すんでしょうが!!!!」
「ひいいいいいい
ごめんなさい!ごめんなさい!もう二度と死んでるモンスターには近づきませぇ~ん!!」
なんてあたちの隣でぐっすり眠っていたトド美ちゃんもさすがにびっくりして起床。
と、そこに仲睦まじく肩を寄せ合いながらビーとまもる君も合流。まもる君はしっかりその胸にお母様に作ってもらった「どんぐり型」のお弁当箱を抱いています。
「なにしてんだ?おう、蒼井じぇねぇか。どうしたんだ?こんな朝早くから」
「彼女がおじさんが言っていた「小生意気なブルーディーヴァ」?」
「どいつもこいつもむきぃ~~~~~
ケルビビスキー君から「早朝皇帝バッタ便」が届いたのよ!!今朝早く、彼が展望台に向かって飛んでいく姿を目撃したって!!行くわよ!!」こちん![ハッ]()
と、寝ぼけ眼のあたちの頭に飛び乗ってきた蒼井ちゃんの鋭い嘴により、頭をえぐられながら、しぶしぶ移動開始。
![]()
「いい?次サボったら、出ていくからね。そっちのおじさんも。わかった?」
「すっげぇ~おっかないブルーディーヴァっすね
そんなに文句言うなら自分で探せばいいのに・・あ、分かった。あんなに「ぷっくり」しているから、飛べないんじゃ・・」
と、まもる君が真相を言いかけた途端・・
「あんたも!!しっかりやらないとあんたに好きな子がいることを「荒れ地中」に言いふらすかんね!!」
「ひえええええええ
それだけはご勘弁を!!」
「中学生を脅かしちゃだめよ、蒼井ちゃん。それより見てご覧なさい」
![]()
あきゃ~~あきゃ~~
高台に登ると、いつものように無数のトウゲンチョウが舞っていました。
「え~と・・昨日の子は・・・」
と、あたち達がキョロキョロしていると
「いた!!」
と、蒼井ちゃん。
![]()
はいやぁ~~~~~!!
念願の想い人=鳥を見つけた蒼井ちゃん。勇猛果敢に飛んでいくではありませんか。
「ほら。やっぱり自分で探すのが面倒だったんだよ」
そんなまもる君の感想をよそに想い人=鳥を追いかける蒼井ちゃん。
![]()
「ねぇ、待って!!話があるの!!」
「え~~?って、君はいつしかのクールビューティーじゃないかぁ~♪」
「あのね・・あたしね・・・」
「え~~?聞こえよぉ~~?」
と、お空で恋のラリーを続ける二人。
「ったく。何やってんだ。捕まえたほうが早いっすよ!」
その光景を見かねたまもる君。
自前の盾をバンバンと叩き
「おいコラ!!そこのなんだかチャラいトウゲンチョウ!!チャラチャラしてないで、いい加減、腰を据えた鳥類になったらどうなんだ!!そんなんじゃニクイドリに笑われちまうぞ!!!」バンバン![ハッ]()
とお得意の挑発開始。それを見たトウゲンチョウは
「なんだと、このクソガキ!!あんなスカベンジャーなんか相手じゃねぇ!!俺は一生チャラい鳥類のまま、未だ見ぬユートピアへと導かれていくのだぁ~!!」びゅううううううん!!
そのまま、まもる君目掛けて急降下。
「あんまんのねえちゃん!!いまだ!!」バンバン![ハッ]()
「よしきた!!そりゃあああああ!!」ショハッ![DASH!]()
とスリンガーから網を飛ばすあたち。
「げっ
」
トウゲンチョウが網に気づいた瞬間、
![]()
ぽさっ
「やったぜ!!」
ハイタッチして喜ぶビーとまもる君をよそに捕獲成功と思いきや
「出せぇ~~~~~!!」もがもが![DASH!]()
と網の中で暴れるトウゲンチョウ。
「よしなさい
網がちぎれる!」もがもが
ぶちぃ~~~~~~~~~~ん![ハッ]()
案の定、網がスリンガーから引きちぎられ、網にくるまれたままのトウゲンチョウは崖の下へ落ちていってしまいました。
「誰か!!彼を助けて!!」
落下していく彼を追いかけようと蒼井ちゃんが悲痛の叫びをあげるのと同時に
「任せろ!!」
と、ビーが身を挺して高台を頭からダイブ。
「ビーおじさああああん!!」
大好きなおじさんの名前を叫ぶまもる君と崖下を覗くと
「そりゃあああああああ!!」ぱしっ![ハッ]()
急降下したままトウゲンチョウがくるまれた網を「実に男らしく」全身でキャッチするビーの姿が確認できました。ですが、あのままでは二人とも地面に叩きつけられてしまいます。そう思った次の瞬間、
![]()
「どぉ~~?いたのぉ~~?」
と、高台の下からこちらを見上げるトド美ちゃんのでかい顔が。
「トド美ちゃん!!受け止めて!!」
「え?」
ボス~~~~~~~~~~~ん![DASH!]()
見事、トド美ちゃんの顔面がクッションとなり、二人共、助かりました。
「いちちちちち
」
と網の中から脱出してきたトウゲンチョウ。
「だいじょうぶ!?」
すかさず急降下してきた蒼井ちゃんが心配して寄り添いました。
「へへへへ。これくらいでくたばる俺っちじゃねぇ~っつ~~の」
「良かった・・あなたに何かあったら、あたし・・・。蒼井っていうの。よろしくね」
「思ったとおり、イカした名前じゃん。俺っち、トウゲンチョウの陶玄ってんだ。よろしくな、蒼井!」
と蒼井ちゃんのおでこに嘴でキッス。
「やれやれ。誰のおかげで助かったと思ってやがるんだ。なぁ?」
と、気絶しているトド美ちゃんを介護しているビーに
「ビーおじさん!!無事で良かった!!」はぐっ![DASH!]()
まもる君に抱きしめられながら、ビーはこちらを見上げてサムズアップ![グッ]()
「なんとかクエスト達成だな」
「うん。さぁ、みんなでおうちに帰りましょう♪」
その日はまもる君も(お母さんの許可をもらって)あたちのおうちで新人歓迎会に参加。陶玄君もまた、おうちのみんなにあたたかく迎えられ、家族のいち員として、夜通し宴を楽しみましたとさ![照れ]()
その後の蒼井ちゃんと陶玄君なのですが・・
![]()
二人一緒に仲良く過ごしています♪
蒼井ちゃんは公約どおり大人しくなり、フワ吉たちに嫌がらせをすることもなくなったのですが、サイズだけはそのままでいることに。なんでも「金冠同士」意気投合したそうです♪人間でいうところの背の高いモデルカップルというところでしょうか。セリエナに美男美女の「鳥カップル」が誕生したのです![ルンルン]()
こんな感じのみんな仲良し「あたちのモンハン日記」![乙女のトキメキ]()
![]()
PS.まもる君も学校がない時はビーと一緒に探索や狩猟を手伝ってくれています♪ビーと陶玄君を「顔面で救った」トド美ちゃんは数日間、鼻が腫れていたのですが、今はすっかり良くなって、元の可愛いトドン系LJKとして張り切っています♪
今年もみんなで一緒にあれやこれやがんばろうね![音符]()
新春SP「緊急恋愛クエスト★蒼井ちゃんの想い鳥を探せ!!」/END
■現在連載中のモンスターハンター:アイスボーン(MHW:I)の狩猟日記はこちらから
■MHW:I 狩猟日記~観察記録のやり方と記録の提出の仕方
■モンスターハンターワールド(MHW)関連記事はこちらから
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蒼井ちゃんの想い鳥は俺たちが探してみせる!!
まもる君を仲間に迎えた導きの一行!!今日こそは蒼井ちゃんの想い鳥を見つけることができるのでしょうか!?ちなみに上画像のUBUは立ったまま仮眠しています。

トド美ちゃんの弟にも手伝ってもらい、川も探索。ビーの「ブック」に記された地図を頼りにえんやこら♪

道中、温泉を楽しむまもる君(川でボートが転覆、「ニャんだか寒い」とまもる君。風邪をひかせて帰らせてはお母さんに悪いので)。

「絶対こんなんで見つかるわけないんですけど」
新春SP「緊急恋愛クエスト★蒼井ちゃんの想い鳥を探せ!!」~PART3
「へぇ~、それじゃあ、まもる君、その子のことが好きなんだぁ~♪」
「ちげぇ~よ!!なんでも勝手に恋愛に結びつけんなっての!!」
「今度その娘を荒れ地のバー、「アントンクラブ」に連れてこいや。俺が手引きをしてやるよ」
「だからちげぇ~っての!!」

「って、バカ!!真面目にやりなさいよ

ケストドン系LJKトド美ちゃんの一喝を浴びせられ、ようやく本来の目的を思い出した導きの一行。
気づけばもうあたりは真っ暗になっていました。
「あ、やべぇ~。母ちゃんと約束の時間だ。俺、じゃあ今日はこのへんで帰りまぁ~す」
と、真面目なまもる君。
「おう。それじゃあ、俺が送っていってやるよ。お前になにかあったらおふくろさんに合わせる顔がねぇからな」
「ビーおじさんが一緒なら安心だ。きっと死んだ父ちゃんもビーおじさんみたいに屈強な山猫族だったんだろうなぁ・・」
「・・・・・・。そう言ってもらえると光栄だぜ。さ、冷えないうちに行こうぜ。道中、お前の親父さんの武勇伝をもっと聞かせてくれや」
「ほんと!?じゃあ今日はうちに泊まっていってよ!!」
「う~~~ん・・・・」ちらっ
と、こちらの様子を窺うビーに
「いいんじゃない?こう暗くっちゃ探索はできないし、また明日、探索しましょう。それからお母様にお弁当を作ってもらってきなさいな。明日もまた、長い一日になりそうだからね」
と、あたちが小粋なあんまんウィンクかましながら言うと
「やったぁ~♪それじゃあ一緒に帰ろう!ビーおじさん!!」
と、まもる君に手を引っ張られながら、照れくさそうにその場を去っていくビーのなんだか猫背な後ろ姿を見届けると

「よし。探索に行こう。できる限りのことはしないとね」
「OK、UBUちゃん。あとであたしにも元気ドリンコちょうだいね」
と、トド美ちゃんと二人で夜の探索へ。
「眠くない?平気?トド美ちゃん?」

「大丈夫。夜の探索って、なんだか好きなの♪」
と素敵なトドン系スマイルを見せてくれるトド美ちゃん

「ふふふ。ほら、お空を見てご覧、トド美ちゃん」

「わぁ~~きれいな夜空」
「あたちはね、トド美ちゃん。トド美ちゃんとこうして一緒に夜空を見られることが・・」
「黙ってUBUちゃん!あれを見て!」
と、あたちが雰囲気に相応しい「良いこと」を言おうとした途端、食い気味に止められ、仕方なく、トド美ちゃんが見ている視線の先を見ると・・

「トウゲンチョウだよ」
「でもあの子ほど大きくはなさそうだね・・。トウゲンチョウはたくさんいるわけだし、本当に見つかるのかな・・」
「あきらめちゃダメだよ、UBUちゃん。蒼井ちゃんはUBUちゃんのことを信じておうちで待っているんだよ?」
「でもさ、よく考えたら、飛べないあたち達が探すより、飛べる蒼井ちゃんが探す方が早くない?相手の顔も知っているわけだし」
「う~~~ん・・確かにそうかも」
「でしょ?急にバカバカしくなってきた。あたち、もう寝る」
と、トド美ちゃんのあたたかい背中の上でごろりと寝ようとしたその瞬間
「サボってばかりなんてバカ!!」
なんて聞き覚えのある美声による罵声が荒れ地に反響してきました。
「UBUちゃん!あそこ見て!!」
バベーーーーーーーーーン!!

「ゲーーーーーーー!!蒼井ちゃん!!」
「聞いたわよ。いえ、聞いてしまったわよ。いつ逢えるか分からない想い人(=鳥)を胸に独り寂しくお家で泣いているなんて思うたら大間違い!!案の定、見に来てみればサボってばかりの上、あたしの悪口も言うなんて・・・見損なったわよ!!UBUちゃん!!最初っからだけど!!」ピ~チクパ~チク

「いや、あたち達を監視する余力があるなら、一緒に探して・・」
「だまらっしゃい!!あたしはいじらしく自分の家(正確にはあたちの家)で待っていたいの!!この乙女心がわからないの!?」
「つまりおうちの中でぬくぬくと食っちゃ寝ての毎日を過ごしていたいんだな

「だぁ~~っしゃ~~~っい!!!!いいこと!?少しだけ仮眠をとらせてあげる!!これ以上、文句を言われたらかなわないしね!!起きたらすぐさまあたしの彼を見つけに行くのよ!?わかった!?返事は!!」
「はいはい」
「返事は一回!!」
「はい・・」
そんなわけで仮眠を許されたあたちとトド美ちゃんは、愚痴を言う間もなく(いつまた蒼井ちゃんがどこぞで盗み聞きしているのか分からないので)、少しだけ眠ることにしました。
それから数時間後・・

ちゅんちゅん・・ちゅんちゅん・・
「う~~~ん・・・・」
ちゅんちゅん・・ちゅんちゅん・・
「うっさいなぁ・・・・もうちょっとだけ・・」
ちゅんちゅん!!ちゅんちゅん!!
「はっ


むっすぅ~~~~~
起きるやいなや、ぷんすか状態の蒼井ちゃん発見。
「さぁ、出かけるわよ」
「へ?」
「一緒に彼を探すんでしょうが!!!!」
「ひいいいいいい

なんてあたちの隣でぐっすり眠っていたトド美ちゃんもさすがにびっくりして起床。
と、そこに仲睦まじく肩を寄せ合いながらビーとまもる君も合流。まもる君はしっかりその胸にお母様に作ってもらった「どんぐり型」のお弁当箱を抱いています。
「なにしてんだ?おう、蒼井じぇねぇか。どうしたんだ?こんな朝早くから」
「彼女がおじさんが言っていた「小生意気なブルーディーヴァ」?」
「どいつもこいつもむきぃ~~~~~


と、寝ぼけ眼のあたちの頭に飛び乗ってきた蒼井ちゃんの鋭い嘴により、頭をえぐられながら、しぶしぶ移動開始。

「いい?次サボったら、出ていくからね。そっちのおじさんも。わかった?」
「すっげぇ~おっかないブルーディーヴァっすね

と、まもる君が真相を言いかけた途端・・
「あんたも!!しっかりやらないとあんたに好きな子がいることを「荒れ地中」に言いふらすかんね!!」
「ひえええええええ

「中学生を脅かしちゃだめよ、蒼井ちゃん。それより見てご覧なさい」

あきゃ~~あきゃ~~
高台に登ると、いつものように無数のトウゲンチョウが舞っていました。
「え~と・・昨日の子は・・・」
と、あたち達がキョロキョロしていると
「いた!!」
と、蒼井ちゃん。

はいやぁ~~~~~!!
念願の想い人=鳥を見つけた蒼井ちゃん。勇猛果敢に飛んでいくではありませんか。
「ほら。やっぱり自分で探すのが面倒だったんだよ」
そんなまもる君の感想をよそに想い人=鳥を追いかける蒼井ちゃん。

「ねぇ、待って!!話があるの!!」
「え~~?って、君はいつしかのクールビューティーじゃないかぁ~♪」
「あのね・・あたしね・・・」
「え~~?聞こえよぉ~~?」
と、お空で恋のラリーを続ける二人。
「ったく。何やってんだ。捕まえたほうが早いっすよ!」
その光景を見かねたまもる君。
自前の盾をバンバンと叩き
「おいコラ!!そこのなんだかチャラいトウゲンチョウ!!チャラチャラしてないで、いい加減、腰を据えた鳥類になったらどうなんだ!!そんなんじゃニクイドリに笑われちまうぞ!!!」バンバン

とお得意の挑発開始。それを見たトウゲンチョウは
「なんだと、このクソガキ!!あんなスカベンジャーなんか相手じゃねぇ!!俺は一生チャラい鳥類のまま、未だ見ぬユートピアへと導かれていくのだぁ~!!」びゅううううううん!!
そのまま、まもる君目掛けて急降下。
「あんまんのねえちゃん!!いまだ!!」バンバン

「よしきた!!そりゃあああああ!!」ショハッ

とスリンガーから網を飛ばすあたち。
「げっ

トウゲンチョウが網に気づいた瞬間、

ぽさっ
「やったぜ!!」
ハイタッチして喜ぶビーとまもる君をよそに捕獲成功と思いきや
「出せぇ~~~~~!!」もがもが

と網の中で暴れるトウゲンチョウ。
「よしなさい

ぶちぃ~~~~~~~~~~ん

案の定、網がスリンガーから引きちぎられ、網にくるまれたままのトウゲンチョウは崖の下へ落ちていってしまいました。
「誰か!!彼を助けて!!」
落下していく彼を追いかけようと蒼井ちゃんが悲痛の叫びをあげるのと同時に
「任せろ!!」
と、ビーが身を挺して高台を頭からダイブ。
「ビーおじさああああん!!」
大好きなおじさんの名前を叫ぶまもる君と崖下を覗くと
「そりゃあああああああ!!」ぱしっ

急降下したままトウゲンチョウがくるまれた網を「実に男らしく」全身でキャッチするビーの姿が確認できました。ですが、あのままでは二人とも地面に叩きつけられてしまいます。そう思った次の瞬間、

「どぉ~~?いたのぉ~~?」
と、高台の下からこちらを見上げるトド美ちゃんのでかい顔が。
「トド美ちゃん!!受け止めて!!」
「え?」
ボス~~~~~~~~~~~ん

見事、トド美ちゃんの顔面がクッションとなり、二人共、助かりました。
「いちちちちち

と網の中から脱出してきたトウゲンチョウ。
「だいじょうぶ!?」
すかさず急降下してきた蒼井ちゃんが心配して寄り添いました。
「へへへへ。これくらいでくたばる俺っちじゃねぇ~っつ~~の」
「良かった・・あなたに何かあったら、あたし・・・。蒼井っていうの。よろしくね」
「思ったとおり、イカした名前じゃん。俺っち、トウゲンチョウの陶玄ってんだ。よろしくな、蒼井!」
と蒼井ちゃんのおでこに嘴でキッス。
「やれやれ。誰のおかげで助かったと思ってやがるんだ。なぁ?」
と、気絶しているトド美ちゃんを介護しているビーに
「ビーおじさん!!無事で良かった!!」はぐっ

まもる君に抱きしめられながら、ビーはこちらを見上げてサムズアップ

「なんとかクエスト達成だな」
「うん。さぁ、みんなでおうちに帰りましょう♪」
その日はまもる君も(お母さんの許可をもらって)あたちのおうちで新人歓迎会に参加。陶玄君もまた、おうちのみんなにあたたかく迎えられ、家族のいち員として、夜通し宴を楽しみましたとさ

その後の蒼井ちゃんと陶玄君なのですが・・

二人一緒に仲良く過ごしています♪
蒼井ちゃんは公約どおり大人しくなり、フワ吉たちに嫌がらせをすることもなくなったのですが、サイズだけはそのままでいることに。なんでも「金冠同士」意気投合したそうです♪人間でいうところの背の高いモデルカップルというところでしょうか。セリエナに美男美女の「鳥カップル」が誕生したのです

こんな感じのみんな仲良し「あたちのモンハン日記」


PS.まもる君も学校がない時はビーと一緒に探索や狩猟を手伝ってくれています♪ビーと陶玄君を「顔面で救った」トド美ちゃんは数日間、鼻が腫れていたのですが、今はすっかり良くなって、元の可愛いトドン系LJKとして張り切っています♪
今年もみんなで一緒にあれやこれやがんばろうね

新春SP「緊急恋愛クエスト★蒼井ちゃんの想い鳥を探せ!!」/END
■現在連載中のモンスターハンター:アイスボーン(MHW:I)の狩猟日記はこちらから
■MHW:I 狩猟日記~観察記録のやり方と記録の提出の仕方
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