~ハンターズギルド本部地下
ギルドナイツセクション、ミーティングルーム

サフラ「はいはい、そしたらこれがギルドナイツの定款になりますので、お時間ある時にでもお読みになってくださいニャ。ご質問等あればギルドのクルーに直接お聞きを・・・で、こちらが衣装ですニャ。街で売られているレプリカではないのでご安心を。ハハハハハ」はいはい(から笑いしながら淡々と、かなりぶ厚めな書類束と白と薄紫色を基調としたギルドクロスシリーズを「ぼん」とちいちゃいシックなグレーのローテーブルの上に置く)

シオン「・・・・・・それだけ?」(グレーの質素な石壁に囲まれた部屋の中、無造作に置かれた木製ソファにちんまり腰を下ろしながら、提示されたものを冷ややかな目で見下ろしている)
サフラ「はいニャ」(真顔猫顔で)
シオン「・・・・・・武器は?」
サフラ「得物はお好きなものを。後に特性に合わせた専用武器のご注文も受け付けますニャ」にこり
シオン「それって・・クエストから帰って・・・」ノンノン(台詞が終わらぬうちにシオンの目の前に「ノンノン猫指」が)
サフラ「ミッション。ナイツではそう呼ばれておりますニャ」にこり
シオン「・・OK。じゃあ、まずはそのミッションをクリアして認めさせればいいのね?で、そのミッションはいつから?内容は?」
サフラ「整い次第、追って知らせますニャ。それまではロックラックの観光でも・・・っと、私はご案内できませんが」ニャハハハハハ(ザ・から笑い)
シオン「人手・・・ナイト不足なわけ?」
サフラ「ええ・・近頃いろいろとありましてニャ・・・それはまた他のナイトの方々・・・シオンさんにとっては先輩というか上司にあたるというか、頼もしい御方ばかりですので、彼らからお聞きくださいニャ」
シオン「そう。階級があるのね。チーム内の競争は相互作用をもたらす・・いいわ。慣れているから。オトモの子も同伴していいのね?」(書類に目を通しながら)
サフラ「はいニャ。シオン様は・・・」
シオン「ヴェルド出身。ハンター歴はカムラ」(書類を読みながら)
サフラ「ほほぉ~!そうでしたそうでした。かの百竜夜行を終結させた英雄。期待しておりますニャ」
シオン「それを何人に言ってきたんだか・・・・けど、採用してくれたことには感謝するわ。もちろん、推薦したくれた友にもね」スッ・・(書類と衣装を抱きかかえながら立ち上がる)
サフラ「推薦・・・・」はて・・
シオン「ニックマン・ヴァイデンフェラー」じゃあね(と運搬スタイルのまま暗がりの廊下へ出ていく)
サフラ「ヴァイデンフェラー・・・・・ああ・・・・・」ふむ・・
「あたちのモンハン日記」
Anthem of a Dying lights

ガヤガヤガヤガヤ・・・・
シオン「ほんっと腹立つ


ミオン「うふふ。そんなに待遇が悪かったミャお?」てててて・・
シオン「ぜんっぜんっ!!空きが出来たから仕方なく採用したって感じ。私のプロフィールなんか、まるで興味なしっ!」ぎ~~~~っ


ジークガルム「だが、自由行動はできそうだな」とっとっとっとっ(優雅に砂漠の街を堪能するガルク)
ミオン「あんまりジークは喋らない方がいいミャ。見世物にされちゃうミャ」しょっ(と相棒の背中に飛び乗る。それを上目に微笑むジーク)
シオン「見てなさい・・あの腹黒アイルーめ・・!今に私がナンバーワンだってことを知らしめてやるんだから・・・・あ゛~~~~~!!なんでこの街にはりんご飴や団子がないわけ!?香辛料香辛料香辛料!!こんな乾燥したところにいたら肌も胃も荒れちゃうじゃない!!」ぎ~~~~っ

露天商「あ、あのぉ~~~~

シオン「なに!?」ひいいいいい

露天商「見たところ観光のようで・・」
シオン「悪い!?そうよ!!どうせ田舎者よ!!でも生まれは違うんだから!!」キッ

露天商「いえいえ!!是非、うちの唐揚げでも食べていただければと思いまして

ミオン「唐揚げ!?食べたいミャ♪」ポぅWOWWOWWOW

露天商「でしょ!?ささ、こちらに!!」(強引に背中を押されるシオン。顔は鬼の形相のまま)
シオン「ちょっと!!私は絶対に食べないわよ!!唐揚げには嫌な思い出しかないの!!」ガヤガヤガヤ(えらい人気なのか店前は人だかりができている)
露天商「まま、食べてみてくだせぇ♪」ほら(椀に入ったてんこ盛りの出来たて唐揚げを爪楊枝に刺して勧めてくる)
シオン「やめてちょうだい!!」バチぃ~~ん

ふぉんふぉんふぉんふぉんふぉん・・・

(スーパースロー。宙をキラキラと舞う出来たて唐揚げ)
ミオン「みゃ・あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ・・・」(スロー野太声で大口を開けながら落下地点を定める)
ふぉんふぉんふぉんふぉんふぉん・・・
(ミオンの鋭い歯むき出しの猫口へと着実に落下していく唐揚げ)
ミオン「ミャ・ミャ・ミャ・ミャ・ミャ・ミャ・・・・♪」(大口開けたまま直に訪れる幸福感を想像しながら笑うている)
ふぉんふぉんふぉん・・・・・
ガチィ~~~~~~~ン!!
(スロー解除と同時に真横からホオジロザメのようにフレームインしてきた山賊みたいな男が唐揚げを強奪してしまう)
ミオン「ミャ!?」
ヴィルヘルム「まずまずの味だな」クッチャクッチャクッチャ
ミオン「こりゃ~~!!私の唐揚げ返すミャ!!」
シオン「こら、ミオン。よしな・・・・・・・」クッチャクッチャ(してるレザーシリーズな男と目が合う)
ヴィルヘルム「んん・・・・・?」クッチャクッチャ
シオン「うっそ・・・・・あなた・・・ヴィル・・・・・」

ロージー「唐揚げくっださぁ~いなぁ~~♪」どしーーーーん

ごチィ~~~~~~ん

(モコモコパーマな男と頭をぶつけ合うシオン)
キンババ「いたぁ~~~~~~い

シオン「ちょっと!!あなた!!人にぶつかっておいて謝罪もないわけ!?」グンッ!!(何食わぬ顔して並んでいるロージーの後ろ襟を両手で掴んで持ち上げる)
ロージー「ぎゃあああああああ!!人殺しぃ~~~


シオン「自分が悪いくせに!!なんて子なの!?」グンッ!!(より高く小娘を持ち上げる)
ファイヤージンガー「このクソ怪力女め!!その「バカな豪腕」を離しやがれ!!」ひょっ(ロージーの肩付近からひょっこり現れたドスビスカスのバディ)
シオン「ぎゃあああああああああ!!喋る植物のお化け!!」
ファイヤージンガー「ほざきやがったな!?俺にとっての禁忌のワードを!!これでも喰らいやがれ!!」ぼふっ

シオン「はぁ~~~~っくしょん

キンババ「あわわわ


シオン「止めないで!!キンババ!!」ぎゃああああああ
キンババ「え・・・・・・」ぎゃあああああああ
シオン「・・・・キン・・・ババ・・・・・?」ちら
キンババ「・・・・・・・・シオン・・・・プラウズ・・・・?」
シオン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」どさっ(持ち上げてた獲物から手を離す。当然、尻もちをついて腰から落下のロージー。かわいそう。でも自業自得)
キンババ「夢じゃない・・・・・本当に・・・・・・シオン・・・・・・・」うるっ
シオン「・・・・・どうして・・・・・・・・・」バッ(彼の薄い胸に飛び込もうとした次の瞬間)
ガバッ!!
(またしても横からフレームインしてきた、がさつヴィルヘルムがその野太いレスラーのような両腕でシオンとキンババを根こそぎ、自分の厚い胸板へと強引に抱き寄せる)
ヴィルヘルム「合縁奇縁!!まさかここでお前に会えるなんてな!!再会を祝そうぜ!!」ガッハッハッハッハッ(と嫌がる二人を抱き寄せながら笑う彼の大口の中、歯と歯の隙間から「なんだか甲虫種っぽいギザギザな脚」が飛び出ている)
シオン「・・ちょっと・・・まさか・・その唐揚げって・・・」
ロージー「ロックラック名物、サソリスカラベの唐揚げよ」いたたたた

やぁ~~~~めぇ~~~~てぇ~~~~~~~
(砂漠の街に狩人娘の悲鳴が轟く)
To Be Continued

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次回「あたちのモンハン日記/Anthem of a Dying lights」
第11話「例え大陸と時を超えようとも!!」の巻
2/28(月)0時更新予定
再会を果たした悪ガキ軍団に待ち受ける次なる試練はミャ!?
ジークも気になるミャオ?
とっとっとっ・・(次回予告を無視して通り過ぎていく足音)
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