~アヤ南部、グレート・グラシス・ウォール....

ヒョオオオオオオオオオ!!
(幅は茫洋広大に、全長は天を貫くような高さを誇る氷河の大絶壁の高層部に上向き弓形の巨穴がぽっかりと空いており、その暗がりの奥から人工建造物による灯りがちらほら確認できることから、絶壁の穴の中に「都市」があることが確認でき、またその崖縁には、冰龍、炎妃龍、風翔龍が揃って「箱座り」している)

ゼット「はぁ~~~~、マジでこんな場所に街があるなんてな」
キラキラキラキラキラキラ・・・

(巨大な洞窟内の入り口には白い輝きを見せる「半壊した」氷の防壁が聳えており、現在、修築中と思われる補修跡が見られる。また防壁の両脇に建てられている監視塔の周りにも足場が立てられている)

ボワコフ「氷結晶ベースにアイシスメタル・・グラシスメタルも使っているでアリマスね・・」ふむ・・
ゼット「今から作ってる様子じゃなさそうだが・・・何があった?」

スリー「ル’ヴォーよ。私が生まれる前、コズタン一世が南征してきた時に破壊された」
ゼット「・・・・・・・って、ことは中もか?」よっ(ボワコフと肩を組みながら、半壊している氷の防壁をよじ登り、共にその上に立つ)
キラキラキラキラキラキラ・・・

(防壁の内側、右端には兵舎と思しき同じく氷の建築物(かまくら型)が、左端には武器庫と思しき同素材の倉庫が見え、奥にも同じく半壊した防壁と監視等(こちらも同様に修復中)が見られ、さらにその奥にはクリスタル系の鉱石で作られているのであろう美しい輝きをみせるモダン建築のような流線型建造物(ドーム型の住居)が幾何学的に軒を並べており、一軒一軒を区切るように白くて低い塀が設けられていることから、きちんと区画整理もされている様子が窺える)
ボワコフ「ほほぉ・・あの光具合はノヴァクリスタルでアリマスね」(額に手をあて街並みを観賞)
キラキラキラキラキラキラ・・・

(ドーム型の住居はその素材からか、中の灯りが反射して、独特な温かみを感じるオレンジ色に輝いている住居もあれば、さらに色温度が高いと思われる、爽やかな印象を受ける青白い輝きをみせる「お宅」もある)
ゼット「なるほどねぇ・・・紅蓮石で暖を取りながらのライフスタイルが基本ってわけか」
スリー「そういう他のフィールドにしかない素材を買いにパパグラーナへ行くのよ。ここだけの話、あなた達の大陸でしか手に入らない「インテリア向けな鉱石」もね。ちょっと値は張るけど」
ボワコフ「なるほど。白いお宅がそうでアリマスね」
ゼット「ん~~~・・確かに、うちの姐さんも「ココットライトにハマってた時期」もあったなぁ。「なんだか癒される」ってな」(おもむろに顔をあげ、上の様子を窺う)
ホワホワホワホワホワホワホワ

(アーチ状に続く巨大な洞窟内で独特な輝きを見せる市街地の天井付近では、意図的に放たれたのであろう光蟲や雷光虫の群れが天然の明かりを提供してくれている)
スリー「彼らは大切に養殖しているのよ。にが虫さん達もね」
ゼット「大したもんだ。姐さんが起きたら、どえらい感動するだろうな」よっ(と着地する)

リリエンタール「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」(崖縁の外から押し寄せる寒波の防波堤となっている冰龍、炎妃龍、風翔龍に守れながら四肢を畳んで座っている幻獣と寄り添いながらスヤスヤと眠っている白いドレスの少女)
スリー「ほんと、親子みたいね」フフ

カーラ・スノウ「彼女も中へ連れていく?」
ゼット「ご厚意に甘えるか?リリエンタール」
リリエンタール「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」すやすや・・(とオクサーヌと共に眠ってしまっている)
ゼット「あんなところでいいってよ」(その光景を見て微笑むスリー)

ルナストラ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ガルルルルル(何かの存在に気づき、上体を起こして洞窟の方に敵視を向ける)
ゼット「ん・・・・・」ちら
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(いつの間にか防壁の向こう側に、全身が神秘的なグレイシャーブルーのカラーリングを施したアロイシリーズ、同じくインゴットシリーズ、ブランシリーズ、ギエナシリーズを身に纏い、背中にも同色のマントを装着した氷河の戦士達が、各々各自に納刀状態である氷属性と思われる得物(もはや王道のフロストエッジをはじめとした氷結晶武器各種、ブラン&ギエナ武器各種)を携えながら横一列に立ち並んでいる)
ゼット「・・・・・・(ルナストラ達もあいつらが忍び寄る気配を感じ取れなかった・・)」
スリー「紹介するわ。彼らが月蝕の翳氷よ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(氷河の戦士達はピクリとも動かず、おそらくスリーとゼットの背後にいる古龍達を警戒しているのであろう)
ゼット「おいおい、ちゃんと説明をしてからきたんだろうな?ここまで来て追い返すつもりか?」ふぅ~
スリー「みんな、大丈夫よ。私が彼らと共に、南部まで帰ってこれたのが何よりもの証拠。エヴァーウィンターナイツは信頼できる同志よ」
ザッ・・(横並ぶ列の真ん中から、一人のギエナシリーズ(メンズ・フルフェイス)を纏った戦士が一歩前に出る)
ゼット「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」スッ・・(男に目を向けたまま、背後に控える古龍の同志に動かぬよう手を向ける)
チャッ・・(ギエナシリーズの男がそのバッタのような触覚を持つギエナヘルムを脱ぐと、中からロング黒髪スパイラルパーマ&きっちり薄ヒゲの勇猛な顔をさらけ出す)
??「月蝕の翳氷のリーダー、イースラン・ザパだ。そちらの代表は?」
ゼット「俺様が優秀な外交官にして、現ウィンターナイツの副官を務める・・」
ルナストラ「我れらがプリンシアは休息中です。代わりにこのゼットに要件をお伝えください」
おおお・・・(エルダードラゴンの言葉に驚きを隠せない氷河の戦士達)
ゼット「ケッ。せいぜい神の啓示を受けやがれ」(スネるゼットを見て微笑むスリー)
??「神の啓示とはなんぞや?必然の安息は何を意味するか?この大陸に潜む邪神もまた同じ。よくぞ、グレート・グラシス・ウォールを這い上がり、この穹冥の要塞まで来た。穹冥の民もまた、歓迎いたすぞよ」(氷河の戦士達の背後から、何やら、へんてこ甲高だが、どこか可愛らしい声が聞こえる)
ゼット「ぞよ?」
ぺたぺたぺたぺたぺたぺた
(横並ぶ氷河の戦士達が左右に分かれ、その間から・・)
ペギーーーーーン!!

ふおっふおっふおっふおっ
ボワコフ「これはまた珍しい色の・・」
ゼット「ペン・・ギン・・?」
カーラ・スノウ「えでちゃんよ」
ゼット「えでちゃん?」ダッ(横のスリーがペンギンに駆け寄っていく)

えでちゃん「よく無事に帰ってきたのぉ。スリー」
スリー「ただいま!えでちゃん!!」ぎゅっ(青いペンギンをおもいっきり抱きしめる)
えでちゃん「こりゃまた、ずいぶんと頼もしい味方を連れてきてくれたのぉ」ぐるぐるぐる(ハグぐるぐるされながら、視界に映る古龍達を見ている)
ゼット「俺は、喋るペンギンの方が珍しいと思うけど」ザッ(彼の前に立つギエナシリーズの男)
イースラン・ザパ「さぁ。中まで案内しよう」にこっ
ゼット「・・・・ほいじゃ、俺様が凍土を「代表して」行ってくるからよ。お前たちは大人しく待ってろよ」(対し、全員そっぽ向いている古龍組)
オクサーヌ「えっくち

「あたちのモンハン日記」
Anthem of a Dying lights
~アヤ東部、パパグラーナ.....
っくしょん!!
(真っ暗闇の中、なんだかネコっぽいクシャミが)
ハイモ「地下はさみぃんだミャ」ズズズ・・(真っ暗だから顔が見えない)
ラインハルト「しーーーーーっ

ガチャ・・・(上よりドアを開ける音が)
ラインハルト「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」グッ(おそらくは「おしゃべりなハイモ」の口を片手で塞ぎながら抱き寄せたのだろう)
ドッドッドッドッ・・・・・・
(上の石床を踏む数名の重たいブーツ音)
デヴィマッツォ「ご覧の通りです。ここにはいません」(上から彼の声が小さく聞こえる。おそらく部屋へ招いた赤装束の男たちと話しているのだろう)
赤装束の男A「どこに行った?」(無骨な声が石床のフィルターを挟んで、よりこもって聞こえる)
フェデリコ・パパグラーナ「我々が留守の間、出かけたようだ。何か聞いているか?グランドマスター」
デヴィマッツォ「彼女が向かうとすれば、首都だと思いますが」
コズマ「・・・・・・・・・・・・・・・・」
赤装束の男A「クソッ・・。行き違いか」
赤装束の男B「もし首都に向かっているなら、ジ・ゾゲージョで捕まるはずだ」
赤装束の男A「何も知らずにか?」
赤装束の男B「逃亡した使者団のメンバーが扮装して街に入ったとも考えられる」
赤装束の男A「グランドマスター。コズマ・ブリーニが使者団のメンバーらしき人物と連絡をとっていた様子は?」
デヴィマッツォ「・・・さぁ・・・街に信者は大勢います。そうなると全員、調べてみないと・・」
赤装束の男B「我々の姿を見て、慌てて逃げ出した可能性が高いな。聞き込みするか?」
ラインハルト「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
赤装束の男A「逃げたのだとすれば、ラ・エメシスだが・・・・コズマ・ブリーニは安息の守護者ではない。聖域への立ち入りは禁止されているはずだ」
赤装束の男B「だったら、やっぱり首都に向かったと考えるのが妥当じゃないか?引き返そう」
赤装束の男A「いや、待て」
ドッドッドッドッ・・・
(生々しい足音が真上に聞こえる)
ラインハルト「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ググッ(ハイモの口を塞ぐ手に力が入ったのだろう)
赤装束の男A「・・・・・・・・・・・・・・・・・」ドッドッドッ・・・
ラインハルト「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ひぃ・・ひぃ・・・
赤装束の男A「まだ街に潜伏している可能性もある」
赤装束の男B「一軒一軒、しらみつぶしにあたるか」
デヴィマッツォ「手荒な真似はご遠慮願いたい。それとも貴方方は、すべての竜信者を捕まえる気ですか?」
フェデリコ・パパグラーナ「そうなれば、東部との関係性にも支障を来すな・・・」
ラインハルト「・・・・・・(いいぞ!フェデリコおじさん!!もっとつけ!!弱みをつけ!!)」グッ(おそらくハイモと共にガッツポーズをしているのだろう)
ダッ(入り口の方から新たな足音が)
赤装束の男C「街の人間から、グランドマスターが黒装束の人間三名と、獣人一匹を連れて走っていったと情報を受けた」
ハイモ「

赤装束の男A「どういうことだ?グランドマスター」
デヴィマッツォ「先日、街を訪れた顔なじみの信者達です」
赤装束の男B「そいつらをどこに匿った!!」
フェデリコ・パパグラーナ「手を出すな!!グランデキルドを敵に回す気か!?」
デヴィマッツォ「彼らは街を出ました。ですが、それはコズマさんではありません」
コズマ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
赤装束の男A「なぜ急いで街を出る手引きをした?」
デヴィマッツォ「彼らの知り合いのキャラバン隊が来たからです。今は動乱故、護衛がいないと移動できません。私は彼らを乗せるキャラバン隊が、もう出発するというから、急いで信者達に教えたのです」
ラインハルト「・・・・・(いいぞ・・!グランドマスター!!もっとつけ!!もっともらしい嘘をつけ!!)」グッ
赤装束の男A「首都へ連行しろ」
コズマ「!!」
デヴィマッツォ「私が嘘をついているのとでも?」
赤装束の男A「それはエル・ディアラ・サンドリアに到着してから証明するんだな・・・俺は引き続き、街の中を捜索する。任せたぞ」ドッドッドッドッ・・
赤装束の男B「さぁ、来い!!」グッ
フェデリコ・パパグラーナ「よせ!!手を離せ!!」
コズマ「!!」ゴッ(立ち上がり、真上の石面タイルを持ち上げたのだろう、その隙間から、外の明かりが地下室を照らす)
グッ!!(コズマの体を抑えるラインハルト)
コズマ「!?」
ラインハルト「・・・・・・・・・・・・・・・・・」(首を左右に振りながら彼女に留まるよう眉間にシワを寄せながら目で訴える)
フェデリコ・パパグラーナ「もう一度言う!!その穢らわしい手を離せ!!」
赤装束の男C「貴様らこそ、ゲ・アゲルゾンに手を下せば、どうなるか分かっているよな?」
フェデリコ・パパグラーナ「東部と戦争するつもりか?弑逆を犯したバカ息子の眷属め」
赤装束の男B「なにを!?」
デヴィマッツォ「やめてください!!東部は中立区であるということを忘れないでください!!」
フェデリコ・パパグラーナ「こいつらに信義はない!!それでも手を出すなというのか!?」
デヴィマッツォ「私なら大丈夫です。すぐに潔白を証明して戻ってきます。さぁ、行きましょう」
フェデリコ・パパグラーナ「コズンダに伝えろ・・。パパグラーナは労働には身を売るが、権威には屈しない・・とな」
ドッドッドッドッドッドッ・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ゴッ・・・(暫くして、地下室の石蓋がフェデリコによって持ち上げられる)
スッ(コズマが物申す前に、上からフェデリコの仏頂面が覗いてくる)
フェデリコ・パパグラーナ「あのままでは殺される。故の緊急クエストだ。我が盟友、グランドマスターを助けて欲しい。お前達だけが頼りだ」(床上に両手をつき、下を覗いたままの姿勢で土下座をしている)
ラインハルト「承った。ローゼンクロイツの名にかけて」ガシッ

To Be Continued
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次回「あたちのモンハン日記/Anthem of a Dying lights」
第48話 「そんなことできるのは、あいつしかいねぇな」
7/14(木)0時更新予定
みゅ~~~~・・ハイモも狩猟日記に出たいミョよ~。ミサキも出たいミョ?
私はいいです ぷいっ
そのカッコいいキツネ面がキャラメイクに出たら?
・・・・・興味ないです ぷいっ
・・・・・(ちょっとは関心があるみたいだミョ)
■あたちのモンハン日記てなぁに?
■あたモン目次録