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Channel: あたちのモンハン日記
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「名残惜しいのは計算外」の巻

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ガヤガヤガヤガヤガヤ・・
(船内会議室、並べられた木製丸椅子に姿勢良くきちんと腰を下ろしている緑色のチェーンシリーズな「実は兵士達」が一斉に視線を向ける先には、クエストボードのような黒板がつけられた壁の前で講師のように資料片手に立つ、頭部以外緑色のチェーンシリーズな美人講師の姿も)


クイーン「だいたい集まったかしら?講義ってわけじゃないけど、退屈しないよう努力するわ」ハハハハハ(と最前列に座っている兵士達)


ザワザワザワザワザワ
(そんな会議室の後列左端にて、ちょこんと存在が決して目立たぬよう、気配を消しながら腰を下ろしつつ、周囲に目を配る、取り分けて特徴のない顔立ちのチェーン男子)


荒波ケンジ(もとい鈴木純平)「・・・・・・・・・(さてさて・・アイオロスの緊急クエスト・・・はじめましょうか)」きょろきょろ


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(同じく後列の端に軍人らしく背筋を垂直に伸ばしながら腰を下ろしている、見るからにベテランハンターな黒人男性)


ベン・ルイス伍長(もといシリウス・ハント)「・・・・・・・・・・・・・・・・・」ザワザワザワ・・・・

荒波ケンジ「・・・・・・(おお、こわい・・。如何にも命令には従順なタイプのソルジャー。サムソンにもああいう「ちゃんとした」威厳が欲しいもんだ)」ザワザワザワ・・

ベン・ルイス伍長「・・・・・・・・・・・・・・・・・」ちら・・(こちらの存在に気づいたかのように視線を向けてくる)

荒波ケンジ「・・・・・・(必要以上の詮索はするなってか?教えてくれてありがとう、模範兵士さん)」(それとなく視線を逸らし、女教師へと目を向ける)

クイーン「はいはい。静かにして。魔法学校の教室じゃないのよ」パンパン(同時に前列の兵士達も笑っている)

荒波ケンジ「・・・・・・・(アシュリー・クイーン・・・・ボニーからファンクラブも存在すると聞いたが、確かに魅力的・・もとい、人望もあるようだ)」中尉の魔法なら喜んでかかりますよ(などと戯言を言う兵士に対し、「それより口の中に睡眠弾を打ってあげるわ」と返答するクイーン。同時に「俺もお願いします」と嘆願する変態ソルジャー達)


ザワザワザワ・・・・・・・・・・・・
(次第に声が静まっていく)


クイーン「グッボーイ。って、だいたい集まったかしら・・・」(おもむろに「生徒達」を見回しながら、その一人に視線を向ける)

荒波ケンジ「・・・・・・・・・・・(俺が本当はネコで、更にその正体が人間だって気づいた?まさかね)」

クイーン「あれ。君は確か、正規のクルーだったわよね?」

荒波ケンジ「はい。従軍している以上、我々のチームが作戦の邪魔にならぬよう、内容だけはしっかりおさえておこうと思い、代表して参りました(さすが。これでも特徴のない顔に仕上げたつもりだったが、従軍メンバーの顔はすべて覚えていそうだ・・)」

クイーン「もっともらしい意見ね。そもそも君たち(正規のクルー)は、どこまで聞かされているの?」

荒波ケンジ「各自、あなた方(暗黒団)が無事にタンジアから出港できるよう、偽装工作と航海中の支援をしろとだけ(・・なんて、「同僚達」の立ち話から得た情報で対抗してみたり・・・)」

クイーン「口外も禁止されて来ているわけでしょ?だったら内容だって知らない方が身のためだと思うけど」

荒波ケンジ「おっしゃる通り、コンチネンタル・サイクルのスタッフ全員が、あなた方の任務を知る必要はなくとも、誰か一人は、どこまでが「サポート範囲」なのかは知っておくべきかと。不安になっている仲間もいます。もちろん、他言は致しません。約束します(・・なんて、これも、もっともらしい意見・・・こっちの希望としては、作戦の内容を知ってしまった俺も、現地まで強制的にエスコートしてくれれば嬉しいんだが・・・・さて、どうでる?美人の中尉さん)」

クイーン「じゃあ、今、教えてあげる。君達は現地の沿岸であたし達が帰ってくるまで待機。搭乗しているモンスターは、ひとまず、あきひこ君・・獰竜以外は置いていくつもり。君たちを戦いに巻き込むつもりはないから安心するよう、友達にも伝えて。仲間思いの船舶技師さん」

荒波ケンジ「了解しました(護衛艦も含めて補給船として利用するつもりか・・・用意周到、頭も切れるときたもんだ。ほんと、ファンになっちゃいそう・・)」スッ・・(ゆっくりと立ち上がる)

クイーン「あ、ちょっと待って」

荒波ケンジ「はい(ひょっとして気が変わった?それとも俺との別れが惜しくなった?)」

クイーン「うちの子がまだ一人来ていないのよ。ほら、海賊の格好をした「かわいい奇面族のぼうや」いたでしょ?見つけたら早く来るよう伝えてくれる?でないと会議が始められないわ」やれやれ

荒波ケンジ「わかりました(会議に参加できないのは想定内。名残惜しいのは計算外。だけどラッキーなのは、そのタイムロス。活用させてもらいましょう)」ザッ・・(足早に作戦室を出る)





「あたちのモンハン日記」
Anthem of a Dying lights






あきひこ「どうしたんです?先生。さ、早く彼女を診てあげて」さぁさぁ(と、あのちっさい手で催促かましながら)


クリニカル礼子(もとい王羽美)「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ちら


アイオロス「ZZZZZZ・・・・・・・・・」クスクス・・

クリニカル礼子「裏切り者」キッ

あきひこ「あれ?先生。今日は「お注射」はお持ちでないんですか?」

クリニカル礼子「え・・・ああ・・そうですね。あれは本来、彼女たちが使うものですし・・私にはちょっと重たいので・・」(と、広大な甲板の上に「ちらほら」と見えるフルフルネコチクリを抱いたフルフルネコナース達を見ながら)

あきひこ「ちょっと「ピリついて」気持ちいいんだよなぁ・・あれ・・・・っと、行きましょう」さぁさぁ(羽美を促し、無理やり歩かせる)

クリニカル礼子「・・・・・・・・(完全に困りました・・。このままではアンソニーに顔を見らてしまいますタラー)」さぁさぁ(背後には彼のぶっといジュラシックな逞しい脚が)



シオン「はぁ・・・・・・・・・・・」(体育座りで両膝を抱えたまま「しっかりと俯いて」落ち込んでいる)

アンソニー「僕以上のグルーミー、君には似合わないよ?」

シオン「忘れてた・・・自分もどっちかっていうとペシミストだったの・・」はぁ・・


どすんどすん・・(檻と檻の間から、獰竜に促されながら、こちらへと「しぶしぶ」歩いてくる「俯いたフルフルXガンナー天使モードなメディカルスタッフ)


シオン「げっ・・戻ってきたタラー

アンソニー「診てもらうといいかも。それじゃ」

シオン「あ!裏切り者!」


クリニカル礼子「はぁ・・・(良かった・・アンソニーは、きっと私を「正規のクルー」だと勘違いして退避したんですね・・)」

あきひこ「やぁ。調子はどうだい?」

シオン「・・・・最悪・・」ぼそっ(再び「しっかりと俯く」)

あきひこ「ごめんよ。迷惑だと思っていても、やっぱり診てもらった方がいいと思うんだ。ほら、先生を連れてきたよ」

シオン「・・・・・・(完全に困った・・。どうやり過ごそう・・)」しょんげり

あきひこ「先生、彼女を診てあげて」ほらほら

クリニカル礼子「ええと・・・どこか具合が悪いですか?(なんて狩人レベルの「あらっぽい」医療術しか知りませんが・・)」

シオン「・・・・・(どうしよう・・・急に元気になったフリする元気も今はほんとにないし・・)」はぁ・・

あきひこ「ほらぁ~。先生、もっと問診して!」んもぉ~

クリニカル礼子「ええと・・・頭が痛いですか?(適当に聞いてみましょう)」

シオン「・・・いいえ・・(適当に答えよう・・)」

クリニカル礼子「ええと・・・お腹が痛いとか?」

シオン「・・・特別には・・」

クリニカル礼子「う~~ん・・(困りました。これ以上、聞くことが思いつきません)」

あきひこ「ほら、先生」こそっ(身を屈めて耳打ちしてくる獰竜)

クリニカル礼子「え?」

あきひこ「お腹の調子。食べれば治るかも」こそっ

シオン「・・・・・・(こそこそ話するアビオルグ・・・おかしい・・)」クスクス

クリニカル礼子「食欲はありますか?」

シオン「・・・・・だいたい・・(そういえば、ほんとに少し減ってきたかも・・)」

あきひこ「だいたいって、どのくらいか聞いて」こそっ

クリニカル礼子「え、はい(自分で聞けばいいのに・・きっと問診の邪魔をしちゃいけないって、彼なりに気を使っているのでしょうが・・)」

シオン「・・・・・・(あきひこさんって言ったっけ・・・こんなに優しい獣竜種が敵だなんて・・・やっぱり私、この職業(ギルドナイツの)向いてないかも・・・)」はぁ~~~~~~~・・・

クリニカル礼子「あのぉ・・大丈夫ですか?そのぉ・・食欲がだいたいあるって、どのくらいですか?」(体育座り落ち込みのシオンを覗き込むように)

シオン「・・・・・・お団子くらいなら・・って感じです・・(カムラが懐かしい・・・ホームシックにもなってきった・・)」はぁ~~~~~~~・・・

あきひこ「それなら任せて!!」

シオン「え?」(すっかりやせ細ったブルーな顔を上げる)

あきひこ「先生!自分、うどんが作れるんです!お団子を食べれるくらいの食欲に等しい「ちんまりしたタイプのうどん」を作ります!」

クリニカル礼子「そ・・それは・・頼もしいですね・・」

あきひこ「専用の調理キットもあります」

シオン「・・・・・・・・・・・・・・」ちら・・(体育座りながら横目で)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(甲板の向こう側に「やたらとでかい鍋やら」が置いてある)


シオン「ククッ・・・(あれでやるんだ・・)」(必死に笑いを堪える)

あきひこ「ですが先生。肝心のうどん粉が船内の倉庫にあるんです。つまり、体の大きい自分では、船内に入るのは不可能なんです」もじもじ(あのちっさい手の指をちょんちょんしながら)

シオン「・・・ププ・・(かわいい・・)」もじもじ(する獰竜を見上げながら)

クリニカル礼子「それは困りましたね・・」う~~ん

あきひこ「だからです。先生に緊急クエストをお願いしたいんです」

クリニカル礼子「え?」

あきひこ「そのぉ・・・うどん粉を持ってきてはくれないでしょうか・・・」もじもじ

シオン「・・・ププ・・・(おねだりする姿もかわいい・・それに獰竜の緊急クエ・・・おかしい・・)」クククククク

クリニカル礼子「それは構いませんが、どのくらい必要なんですか?」

あきひこ「大タルに入っています。それを持ってきて欲しいのです」もじもじ

クリニカル礼子「大タルに・・」

シオン「・・・・・・・(ってことは・・・私が大好きな運搬系!?)」キュぴぃ~~~んキラキラ(両目が光る)

クリニカル礼子「手伝いたいのは山々なのですが、私は少し腕力に問題がありまして・・重たいものは運べないんです・・」しょんげり

あきひこ「やや!そんな事情があったとはアセアセごめんなさい、先生アセアセ」しょんげり(する羽美の天使な背中をあのちっさい手で撫でながら励ます)

シオン「いいわ」ザッ(颯爽と立ち上がる)

あきひこ&クリニカル礼子「え?」


シオン「気分転換。その緊急、運搬クエスト。私が請け負ったわ」ふぁさっ(と長い髪をかきあげるその顔はすっかり健康そのもの)


To Be Continuedキラキラ





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次回「あたちのモンハン日記/Anthem of a Dying lights」

第55話 「緊急サブクエスト発生」の巻

8/8(月)0時更新予定

狩猟日記の余談なんだけど、塔の秘境や月迅竜をはじめ、他の希少種が追加されるってことは
月繋がりで考えると、やっぱり金火竜が思い浮かぶわよね・・
そうすると銀火竜も塔ではおなじみだし、登場モンスターで考えと大轟竜もやりやすいわよね
棘白竜も希少種だし・・そのほかだとヒプノ、ラギアくらいしか・・
なぁ~んて、予想するところから、もう狩猟は始まっているのよね♪


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