Massive Unidentified Target/PART11

ヒョオオオオオオオオオオン！！
ヒュオオオオオオオオオオオン！！
（大砂漠の砂上に碧い流星が次々と急降下していく）

ドゴオオオオオオオオン！！

女兵士「ぎゃあああああああああ！！」ゴオオオオオオうぉーっ！

黒の兵士「うわあああああああ！！」タッタッタッタッタッタ

シュオオオオオオオン（流星に直撃した兵士達は一瞬にして燃え上がり塵と化す）

エヴェレッソン「なんのよ・・一体何が起きてるのよぉ～！！」バッサバッサジャンプ

（上空から戦地を傍観している）

ドゴオオオオオオオオオン！！
（言ってる側から真下で大爆発が起きる）

エヴェレッソン「って見てる場合じゃないわねあせる

早く孤島に帰って女帝に報告しなければ！！」

バサバサバサバサ・・・・ ｓｓｓ

（アクアパラダイスモーテル、リタイヤ（エヴェレッソン以外は全滅）離脱エリア12）

「あたちのモンハン日記」
～Massive Unidentified Target～

GOTOGOTOGOTOGOTOGOTO ｓｓｓ

エリクセン「ジャギィの護衛さん！今度は後ろで何がおっぱじまったんだ！？」バシーン

アイアンロック「知らねぇ方がいい。それにしたって「あんなもん」がこの砂漠に来るとはねぇ・・凍土ってのはとんでもねぇ軍事力を誇っているってのは本当だったみたいだな」じー（コンテナの上であぐらをかきながら双眼鏡で爆炎地獄を観察してる）

エリクセン「追手は来てるか！？」

アイアンロック「そういやそうだな。遠方ばかり見てたからな・・」サッ（双眼鏡を覗くのをやめる）

ドシャーーーーーーーーーン！！
（何の前触れもなく、荷車後方の砂場から一角竜の角が突き出してくる）

アイアンロック「うおおおおおおおお！？」グラッぶるぶる

エリクセン「おいでなすったか！」バシーンびっくり

（両手に持った手綱を力強く振り下ろす）

ガーグァ「アンガァ～！！」ドスドスドスドスｓｓｓ

（更に速度上昇

）

アイアンロック「さっきの盾蟹だ！！突き上げられない様に速度を上げろ！！」

エリクセン「やってるって！！」バシーンびっくり

アイアンロック「そうかい。それなら・・・」

ズターーーーーーーーーーーン

（何かがコンテナに片膝をついて着地してくる）

アイアンロック「！？」

ＵＢＵ「ひょっひょっひょっひょ。打ち上げ作戦、大成功でしょ」にぱっ（出た。我らがあんまん女）

アイアンロック「なっ！？そうか、盾蟹の角にしがみついて砂中から飛び出してきやがったんだな！！」（黒ひげ危機一発方式みたいに）

ＵＢＵ「ひょっひょっひょっ。そうでしょ。大正解でしょ」パンパン

（服についた砂を払う）

アイアンロック「あんたもこいつ（真下のコンテナを顎で指す）が目当てか？」

ＵＢＵ「そうそうダイスキッッ！！

」ぺっぺっ（口に砂が入ってるらしくそれを吐く）

アイアンロック「ほぉ・・そうかい。それと・・奇遇にもあんたと獲物は同じ様だな」クイッ（自信が背負ってる族長の大剣を親指で指す）

ＵＢＵ「ですなにま～

」ゴイン

（アルレボを抜く）

アイアンロック「しゃあねぇ。ハンターとはいえ、女相手にクレイモアを向けたかねぇが・・」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・！！
（地中が再び揺れ出す）

エリクセン「もう一回来るぞ！！しっかり掴まってろ！！」バシーンびっくり

ドシャーーーーーーーーーン！！
（コンテナの真横に突き出してくる一角竜の角）

アイアンロック「お～～～～っとあせる

」ガシッ

（コンテナに腹這いになりしがみつく）

ＵＢＵ「うへ～～～～～～ガーン

」ガシッ

（同じく）

シュオオオオオオオオ・・・・・

（灼熱地獄は止み、ひたすらに火煙を上げてる大砂漠）

ルナストラ「・・・・・・・・・」（砂丘上からその様子を眺めている）

シュオオオオオオオオ・・・・
（先ほどまで群れをなしていた人型の群れは跡形もなく消滅している。残されたのは遠方に見える墜落船のみである）

ルナストラ「本日はこのくらいにしておいて差し上げましょう」

ちら（砂丘麓沿いを見る）

ルナストラ「・・・・・・・（コンテナは無事に離脱したようですね。では一足先にエリア13に向かうとしましょう・・）」

ちら（空を見る）

ルナストラ「・・・・・（傍観者の方々は、戦意はないようですしね）」

ドスンドスン・・・

（砂丘を静かに降りていく炎妃龍）

ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・・・
（雲の上の高度（対流圏と成層圏の境目（参考高度：エヴェレエストで8,848m）あたりを優雅に飛ぶ、メラルーの風船型をした気球船。小さいゴンドラには三匹のメラルーが乗っている）

イジャラ「そんだらニャンともすごい光景だったにゃんだ！！」（手持ちタイプの双眼鏡で下を覗く、黄色いキノコ（マヒダケ）の帽子を被る「アイルー様メラルー様（双剣）」使い（こちらはハンターサイズ。元がちっさいから丁度いいらしい）

ブルーノ「少しはおら達にも双眼鏡を貸してくれぶる！！」ぷんすか（ファンゴの頭蓋骨をマスク代わりに被るブルタクスハンマー使い（にゃんこサイズのレプリカ））

アダン「イジャラさん。では下の爆炎騒動はその炎妃龍の仕業だとおっしゃるのですね？」（西洋風の銀色甲冑を全身に纏ったアクエリアス（ランス）使い（もちろんこちらはニャンコサイズ）

イジャラ「ああ。突然現れたと思ったら、そんだらえれぇ火の玉を降り落としてな、大爆発にゃんだ。あんなおっそろしい炎妃龍初めて見たにゃんだ」じー

アダン「まだエリア12に？」

イジャラ「いんや。そんだら炎妃龍はエリア13の方に向かったんだにゃ」じー

アダン「降りましょう」

ブルーノ「ええ！？」ガポーンジャンプ小

（頭に被ってるファンゴの頭蓋骨が真上にすっ飛ぶ。その素顔は実につぶらな瞳のメラルー）

イジャラ「そんだら大丈夫にゃんだ。炎妃龍は去ったから、今なら安全にゃんだ。偵察しに行くにゃんだ？」

アダン「ええ。一応、戦地の痕跡を直に見ておきたいのです」

ブルーノ「炎妃龍がいないなら安心だぶる。いるとしても死にぞこないの人型兵士ぶる？それならおらのブルタクスハンマーでミンチにしてやるぶる！」

アダン「ええ。期待していますよ。では高度を下げましょう」

～ブラックガーディアン飛空船墜落現場

シュオオオオオオオ・・・・・

（墜落した飛空船の辺り一面に立ち込める硝煙）

フラワー「・・・・・・・・」（飛空船の残骸一部に身を隠しながらその光景を見てる）

シュオオオオオオオオ・・・・・

フラワー「・・・・（一体さっきの爆撃は何だったのかしら・・突然、碧い火の玉が次々とまるで隕石の様に落下して来たと思ったら大炎上を起こし、砂漠の艦隊の兵士とアクアパラダイスモーテルの兵士を一瞬にして殲滅してしまった・・・）」

ズキッ（左肩の傷が疼く）

フラワー「うっ・・！（何かしら・・今頃さっきの傷が痛みだした・・！）」

？？「いやぁ～！おったまげたぞい！！」

フラワー「！？」バッｓｓｓ

（慌てて残骸の木片に身を隠す）

操舵ジジイ「こっちに退避して来て正解だったぞい」

燃焼ジジイ「まったくだぞい。危うく焼死するところだったが・・それにしてもどえらい火力の火球じゃったな。激突した兵士を一瞬にして塵と化しちまうんだからな」

砲撃ジジイ「・・・・・・・・」こっくりこっくり（今にも寝そうな感じで歩いてる）

フラワー「・・・・・・・（あの格好は・・砂漠の艦隊の老兵士・・・）」

ズキズキィ～（左肩の傷に激痛が走る）

フラワー「うっ・・！！」

操舵ジジイ「ぞい・・・？」きょろきょろ

燃焼ジジイ「どうしたぞい？」

操舵ジジイ「今、声が聞こえたような・・」きょろきょろ

フラワー「はぁ・・はぁ・・・・・」

燃焼ジジイ「爆音の連続で耳がおかしくなったんじゃろうて。それより早いとこデルクス型デザートバイクを探すぞい」

操舵ジジイ「おっと。そうだったぞい。これ！砲撃ジジイ！起きんか！！」ぽかオーッ！

（お爺さんがお爺さんの頭を叩く）

砲撃ジジイ「はっびっくり

」

操舵ジジイ「行くぞ。キャプテンを探し拾って、ここから離脱じゃ」

砲撃ジジイ「・・・・・・・・・」こく（頷くも今にも寝そう）

ザッザッザッザッザッザッザ・・・

フラワー「・・・・・・・・（どうやら行ってくれたようね）」

ズキズキ！！

フラワー「くぅっ！！」

バタン

（その場に倒れる）

フラワー「はぁ・・はぁ・・・（遅延型の毒効果・・！！あの狙撃手が言っていた「お手製の毒」とはこの事を言っていたんだわ・・・！！）」

ググググ・・・・（腹這いに進もうとするも体が痺れてきていうことをきかない）

フラワー「はぁ・・はぁ・・・・・（一刻も早く・・・ＵＢＵさんの元に・・・・）」

？？「おい！誰か倒れてるぶる！！」

フラワー「・・・・・・・・・・（今度は・・・誰・・・・）」（目がかすんで見える）

ブルーノ「なんだ！同族じゃねぇかぶる！？」

イジャラ「そんだらこいつ、怪我してるにゃんだ！！アダン！！こっちにゃんだ！！」

フラワー「・・・・・・・・（砂漠の猫民・・・・でも何処か雰囲気が違う・・・・）」（薄れゆく意識と共に視界もぼやけていく）

アダン「気球に乗せて水没林に連れて行きましょう」

フラワー「・・・・・・・・（水没林・・・・猛豚軍の配下・・・・・駄目・・・・・・鉄平・・・・・・助けて・・！！）」

パタン

（意識を失う）

ブルーノ「気絶しちまったぶる。安心するぶる。すぐに水没林で手当してやるからな」

フラワー「・・・・・・・・・・・・」

ザッザッザッザッザッ・・・（ブルーノがフラワーを担ぎ、その場を後にする三匹のメラルー。猛豚軍退却.....離脱エリア12）

エリクセン「ハァッ！！ヤァッ！！」パシーンパシーーンぎくっ

GOTOGOTOGOTOGOTOGOTO ｓｓｓ

（砂漠を疾走するガーグァ便）

ズシャーーーーーーーーン！！
（その横スレスレの砂中から突き上げてくる一角竜の角）

アイアンロック「うおおおおおおお！！」ガシッ（腹這いでコンテナにしがみつく）

ＵＢＵ「ふぬううううううううう！！」ガシッ（同じく腹這いで倒れながらそのロックの足を掴む。もう片方の右腕ではアルレボをしっかり握っている）

アイアンロック「あ！こいつ！！きたねぇぞぉ～！！」

ＵＢＵ「ひょひょひょひょひょ。ほれ、しっかりきばりなさいな」

アイアンロック「ったく、いい気なもんだぜ。あんまり女にこういうことはしたくねぇが・・・」グイッｓｓｓ

（掴まれていないもう片方の足裏でＵＢＵの顔面を押す）

ＵＢＵ「いてえええええダイスキッッ！！

なにすっだ！！このやろう！！」ぷんすか（顔面を足の裏で押されながら猛抗議）

アイアンロック「お転婆過ぎるのも玉にキズってね・・」

ドシャーーーーーーーーーン！！
（またしてもコンテナギリギリに突き上げてくる一角竜の角）

アイアンロック「うおおおおおおおお！！」グラグラグラグラぶるぶる

ＵＢＵ「よし・・今のうちにコンテナの中身を・・・！！」グン（腹這いになりながらアルレボを持ち上げる）

ザシュッ（木製のコンテナに大剣を突き刺す）

ＵＢＵ「ぐぬぬぬぬぬぬえっへん

」

グググググ（左腕でロックの足を掴みながら、右腕で大剣をコンテナに突き押す）

ＵＢＵ「ぽぬぬぬぬぬぬぬぬぬダイスキッッ！！

（なかなか貫通しないわね・・これならどうだ！！）」グン

（更に突き刺す）

コチーン（コンテナに突き刺す刃音が変化する）

ＵＢＵ「！！（金属音！？）」

GOTOGOTOGOTOGOTOGOTO！！
（突然の急カーブで激しく揺れるコンテナ）

ＵＢＵ「クッ・・・！！」グラッぶるぶる

エリクセン「よし！砂丘を迂回出来たぞ！！」ゴトゴトゴトゴトｓｓｓ

アイアンロック「で、ゴールは近いのかい！？」グラグラグラ（コンテナの上から運転席の方に顔を出してきた）

エリクセン「あの街を突っ切ればエリア13への近道になる！！」パシーンびっくり

アイアンロック「なに・・？」

GOTOGOTOGOTOGOTO
（目の前に小さな砂漠の集落が見える）

アイアンロック「とんだラリーになっちまったな

でかしたぜって言いたいが、盾蟹を振り切らねぇと意味がねえぞ！！あとこのお転婆もな！！」

ＵＢＵ「うぎいいいいいいいいぷんぷん

」ガジッ

（ロックの足に噛み付いた）

アイアンロック「うぎゃあああああああああああ！！！！」

わいわいがやがや
（砂漠の小さな街の商店街はいつもの様に賑やかである）

GOTOGOTOGOTOGOTO・・・・・

砂漠の民「ん・・・・・？」ちら

GOTOGOTOGOTOGOTOGOTO！！
（街に猛スピードで突っ込んでくるガーグァ便）

砂漠の民「なんだぁ～～～～～～！？」

エリクセン「どけどけええええええええええ！！！！」パシーーンびっくり

ドガアアアアアアアアアアン
（八百屋の屋台をすっ飛ばして突っ切るガーグァ便）

アイアンロック「ごめんよぉ～！！次来た時にたらふく買ってやっからよ！！」かじっ（飛んできた「炎熟マンゴー」をキャッチし、そのままかじる）

ＵＢＵ「あたちにもその珍味をよこせぷんぷん

」ぷんすか

GOTOGOTOGOTOGOTOGOTO！！
（商店街の人混みは突如現れた荷車を確認する間もなく慌てて左右に散開する）

エリクセン「どいたどいた～！！」パシーンびっくり

アイアンロック「ふぅ～。さすがに街に入っちまえば、盾蟹も突いて（付いて）来れねぇだろうよ」あ～ん（マンゴーを食べようとする）

ＵＢＵ「甘いわよ」

アイアンロック「これがか？」（マンゴーを指さす）

ＵＢＵ「カニよぉ～にま～

」

ドシャアアアアアアン！！
（屋台を突き上げてくる一角竜の角）

エリクセン「なっ・・・！？」（横目でその光景を見る）

アイアンロック「う・・・そ・・・・・」ぽろん（炎熟マンゴーを落とす）

ＵＢＵ「ワ～オ♪」

ドガアアアアアアアアアアン

（宙に浮いた屋台の残骸が地面に叩きつけられる）

エリクセン「ターボだぁああああああ！！ガーグァアアアアアアア！！」

ぺちんドキッ

（すんごいソフトに叩いた）

ガーグァ「コケラ・・・・・チョエラ～！！」カッキュピーん

（覚醒した）

ズギュウウウウウウウン！！
（光速ダッシュモードで商店街を突き抜けるガーグァ便）

アイアンロック「うおおおおおおおおおおおおおおお」（空気が口に入って顔がぽわぽわしてる）

ＵＢＵ「ぶべえええええええええええええええ」（同じくすんごいブサイクな顔になってる）

ドシャアアアアアアアアン！！
（尚も商店街内のキャンプごと突き上げてくる一角竜の角）

アイアンロック「うぉええええええええええええええ！！」こち～んドキッ

（すっ飛んできた「空きビン」が頭に当たる）

ＵＢＵ「ぐひょおおおおおおおおおおおおおお！！」すぽーんｓｓｓ

（口の中に「もえないゴミ」が入る）

エリクセン「しつこい奴だ・・！だがこの危機的状況こそがうちのガーグァを覚醒させてしまったようだな・・・ハァッ！！」バシーーーン

ガーグァ「コケラ・・・・・サッ！！」きゅぴーんキュピーん

エリクセン「そうだ！！盾蟹なんかに負けるな！！」バシーーーーンドキッ

ＵＢＵ「信長ぁあああああああああああ！！」

エリクセン「！？」

ズオオオオオオオオン！！
（ガーグァ便の目の前に突き上がってくる一角竜の角）

エリクセン「・・・・・・・・・・」（スーパースロー）

アイアンロック「・・・・・・・！！」（何かを叫んでる）

ＵＢＵ「・・・・・・・・・・！！」（顔面に大破した屋台の木片が見事に2HIT）

ガーグァ「コケラッチョエ～～～～～！！」カッキュピーん

ブワッ
（間一髪、角の脇をひとっ飛びして回避するガーグァ便）

エリクセン「・・・・・・・・・」（手綱を持ちながら荷車ごと宙に浮く）

アイアンロック「・・・・・・・・・」（大口を空けながら通り過ぎる角を横目で見る）

ＵＢＵ「うそおおおおおおおおおおお」（スーパースロー解除）

ダーーーーーーーーーン

（見事着地するガーグァ便）

ガーグァ「コケー！！」ズドドドドドドドｓｓｓ

（その勢いのまま猪突猛進）

エリクセン「ハッハッハッハッハッハ！！どうだぁ～！？さすがは俺の見込んだ丸鳥の中の丸鳥だぜ！！さぁ！！行こうぜ！！最終エリア13へ！！」

GOTOGOTOGOTOGOTOGOTO・・・
（見事街を突っ切って行ったガーグァ便を唖然として見ている砂漠の民達）

砂漠の民「なんだ・・ったんだ・・