~大砂漠非狩猟エリア13
エリクセン「ガーグァ!!あと一息だ!!無事に任務が遂行したら、お前の大好きなヤングポテトをたらふく食わせてやるからな!!」バシーン
ガーグァ「コケー!!」
GOTOGOTOGOTOGOTOGOTOGOTO・・
(広大な砂漠を全力疾走していくガーグァ便)
アイアンロック「ふぅ・・ようやく盾蟹を振り切って最終エリアに到着か」ゴトゴトゴト(コンテナの上で腹這いになってしがみついている)
UBU「早いとこ決着をつけなきゃね」パンパン(その後ろで服を叩きながら立ち上がる、おお!我らがあんまん女)
アイアンロック「やれやれ。俺にとっちゃ、あんたが一番の難題だよ」スッ(葉巻をくわえながら立ち上がる、ジャギフェイクを被った上半身裸のちょび髭おやじ)
GOTOGOTOGOTOGOTO・・・
(荷車が速度を低下させていく)
アイアンロック「ん・・・・?」ちら(コンテナの上から運転席を見下ろす)
エリクセン「このくらいの速度なら、十分立ち回れるだろ?」
アイアンロック「フッ・・。マッチの火を点けるのにもな」シュボッ(口元で素早くマッチの火を点け葉巻に点ける)
UBU「たいした演出だこと。でもそんな余裕・・あるわけ?」ジャキーーン(アルレボを向ける)
アイアンロック「さぁな。俺はこの行為をありがたく使わせてもらうだけさ」ふかぁ~
エリクセン「その意気だ。それに元々、ここいらで速度を落とす「予定」になってるんでね」
アイアンロック「??」
スパッ(アルレボの刃先で咥えている葉巻を斬られる)
UBU「さぁ、はじめましょ。移動ステージでの殺し合いを・・ね」にや
アイアンロック「やれやれ。高いんだぜ?このブランドの葉巻はよ」
「あたちのモンハン日記」
~Massive Unidentified Target~
~エリア12、飛空船墜落現場
ショットリーパー「ええい!!」ザバーーーン(砂中から姿を現すモヒカンの大男)
シュウウウウウウウ・・・・
(辺りはまだかすかに煙が立ち上っている)
ショットリーパー「凍土の炎妃龍め・・・我が部隊を全滅させたか」スチャ(双眼鏡で辺りを見回す)
シュオオオオオオオ・・・・・・・
ショットリーパー「孤島も撤退したようだな。サザンゴッドの刺客は・・・・」
じーーーーーーーーーー
(砂丘の麓で、頭から砂に串刺しになったままのゴアシリーズを着たハンターの遺体が見える)
ショットリーパー「このエリアにはもういないか」スチャ(双眼鏡を外す)
ブオオオオオオオオン!!
ショットリーパー「ん・・・?」ちら
ブオオオオオオオオオオン!!
(三台のデルクス型砂上バイクに跨った三大翁が近づいて来る)
ショットリーパー「まったくしぶとい爺さん達だ・・」フッ
ザッ(一歩全身する)
ショットリーパー「三大翁!!我らも撤退だ!!本隊と合流し、次の戦いに備える!!それから凍土との盟約を解除し、宣戦布告を行った上で徹底抗戦を開始する!!この砂漠で散って逝った同志の敵を討つぞ!!」
~ブッラクガーディアン、リタイヤ。離脱地点エリア12
~再びエリア13
シャカシャカシャカシャカシャカシャカ!!
(広大な大砂漠を大胆なカニ走りで疾走していく盾蟹)
信長「早く103コンテナに追いつかなければ!!UBUの身が心配だ!!」
シャカシャカシャカシャカシャカシャカ
信長「む・・・!?」ちら(カニ走りしながら横目で進行方向を見る)
ビリビリ・・ビリビリ・・
(進行先の砂場に仕掛けられたシビレ罠)
信長「なんと・・!!」
ズシャアアアアアアアア・・・・・
(砂埃を立てながら慌ててブレーキをかける)
信長「ふぅ・・・・・・」ちら
ビリビリ・・ビリビリ・・
(目の前に設置されているシビレ罠の音が風流に聴こえる)
信長「危うく拘束されるところであったが・・しかし一体誰が・・」きょろきょろ
バシューーーーーーーーン
(目の前の砂中から突如姿を現す緑色の装束を纏ったちいちゃい子)
信長「しまった・・・!!」
ガシーーーーーーーーン(盾蟹強ガード体勢)
信長「我が防衛体勢は鉄壁の塊!!それを承知ならばかかってくるがよい!!」ガッ(身をすくめてる)
チーーーーーーーーーーーン
(音爆弾の炸裂音が耳をつんざく)
信長「ぬおおおおおおおおおおおおお!!」クラッ(思わずガード姿勢を解く)
ザシューーーンザシューーーーーーン
(すかさず投げナイフが甲殻の隙間に突き刺さる)
信長「・・・シビレ罠と奇襲の二段構え・・この信長様と狩猟するなど毛頭なかったということか・・・すべてはこの眠り投げナイフで・・確実に眠らせる為・・・・」
シュタッ(砂上に着地する緑色の「ちいちゃい」ブーツ)
信長「そうか・・・貴様らが・・・噂の・・・・・ギルドの騎士・・か・・」
ガクーーーーーーーーーーン
(そのままの姿勢で深い眠りにおちる)
??「・・・・・・・・・・・・・」じー
シュタタタタタタタタタ(それを見届けると、素早くその場を去る緑色のギルドナイト装束を纏った「ちいちゃい」子)
GOTOGOTOGOTOGOTOGOTO・・
(ある程度速度を抑えて進むガーグァ便)
アイアンロック「さて。お望み通り、ちゃっちゃとやりますか」
UBU「おりゃ~~~~~~」ブーーーーーーン
(いきなしアルレボを振り下ろしてくる)
アイアンロック「ちょっとタンマ」
ガイーーーーーーーーーン
(族長の大剣で抜刀ガード)
アイアンロック「ふぅ・・大剣を大剣でガードなんて、クエ完了後の狩猟者同士のお遊戯じゃねぇんだからよ・・」
UBU「ふぬううううう」ジャキーン
ジャキーーン
(すかさず溜め斬りモーション)
アイアンロック「おい!!少しは人の話しを・・」
UBU「ちょいらぁ~~~~~~!!」バショオオオオオン(溜め完了と共に大剣を振り下ろしてくる)
アイアンロック「うおおおおおおっと」
バギャアアアアアアアアン
(すかさずジャンプして交わすロック。大剣はコンテナに叩きつけられる)
アイアンロック「危なかったぜ・・・って、しまったぁ~!!」(空中に浮かんでるロック)
UBU「まったねぇ~♪」ふりふり(アクション「手を振る」)
アイアンロック「ちきしょうめぇ~~~~~~~~!!」びゅううううう・・・
GOTOGOTOGOTOGOTOGOTO
(無情にも突風で吹き飛ばされるロックを尻目に直進する荷車)
アイアンロック「いてえ!!」ズデエエエン(砂漠に尻もちをつく)
パンパン(お尻を叩きながら立ち上がるロック)
アイアンロック「さて・・参ったな。どうすっか」はむ(と言いつつも葉巻を咥える)
ド・ド・ド・ド・ド・ド・ド・・・
アイアンロック「ん~?」シュボ(マッチに火を点けながら音のする方を向く)
ド・ド・ド・ド・ド・ド・ド・・
(遠方よりポポが牽引する荷車が現れる)
ゾフィ「お~い♪」(運転席よりアクション「手を振る」)
ユーリィ「・・砂漠・・・あちぃ・・」(手綱を持ってる)
肉まん君「どうやらロックも生きていたようだ」(同じく三人乗りの運転席に座ってる)
アイアンロック「ああ?肉まん・・・それにトラブルシスターズだと?」ふかぁ~
ユーリィ「・・どうどう・・」(手綱を引く)
ド・ド・ド・ド・ド・・・・・ド・ド・・
(ロックの前でポポがゆっくり停止する)
ゾフィ「よっと」シュタッ(運転席から飛び降りる)
アイアンロック「よぉ。お前ら、今回の話には乗らなかったんじゃなかったか?」
ゾフィ「ああ、そうだよ。しっかし、このクソあちぃ砂漠で元気なこったね」ゴクゴク(水筒に入ったクーラードリンク(あんみつ味)を飲む)
アイアンロック「じゃあなんでここに来たんだ?まさか今頃クエストに参加しようなんて言うんじゃないだろうな。だが遅かったぜ。もうコンテナはとっくに・・」ふかぁ~
ユーリィ「・・別の依頼・・」ちら(横に座ってる肉まん君を見る)
アイアンロック「・・・・・。どういうことだ?肉まん」
肉まん君「俺がトラブルシスターズに依頼したんだ。エリア13で俺達を拾いに来いとな」
アイアンロック「回収依頼か・・なるほど、保険をうっておいたってことか。実に用意周到だが、そのカートじゃ103コンテナには追いつけないぜ?」
肉まん君「いや、これはあくまで「帰宅用」だ。すでに俺達は任務を敢行した」
アイアンロック「なに・・?俺達の任務はコンテナを護衛することだろ?確かに三騎のうち二騎はロストしちまったが、まだ103を積んだガーグァ便は生きている。ということは俺達のクエストも生きているっていうことじゃないのか?」
肉まん君「ここまで来ればもう十分に果たしたさ。クライアントもそれで納得するはずだ」
アイアンロック「・・・・・・。いいのか?本当に」
肉まん君「最初に言ったろ?報酬の支払いに嘘はないとみている・・とな」クイッ(首を傾け「乗れ」と合図する)
アイアンロック「・・・・・わぁ~ったよ。お前を信じる」バッ(ポポが牽引する荷台に飛び乗る)
ぬぼーーーーーーん(荷台の上に横たわっているゴアシリーズを着たハンターとハプル装備を着たハンター)
アイアンロック「ああ?ディッキンソンとジョニーじゃねぇか。なんでこんなところで綺麗に横になって・・」
肉まん君「言い忘れていたが、トラブルシスターズに依頼したトランスポートは遺体回収も含めてだ」
アイアンロック「遺体・・・って、死んでのかこれ!?おいおい、死体と同席なんて随分じゃねぇか」
ブッチャービートル「カナカナ」ぬう(遺体の隙間から顔を出す目つきの悪い猟虫)
アイアンロック「ん・・・こいつは確か・・」
ユーリィ「・・不良猟虫・・」
ブッチャービートル「ブキー!!」びょーん(飛んだ)
すとん(ユーリィの頭の上に乗る)
ユーリィ「・・・・・・・・・・・」
ゾフィ「きゃははははうけるだろ!?こいつ、すっかりユーリィになついてやんの!!前の主人が死んじまったもんだから、乗り換えたんだとよ!!」
アイアンロック「ほぉ・・」ちら
ブッチャービートル「カナカナカナカナ・・・」ぺちょり~ん(よだれをたらしてる)
ユーリィ「・・やっぱり・・可愛くない・・」
ゾフィ「さてと。したらサザンゴッドにとっとと帰ろうぜ。回収すんのはこれで全員だろ?」きょろきょろ
肉まん君「リチャードがいない」
ゾフィ「ああ、あいつか・・。どこ行ったんだかな」
ユーリィ「・・彼なら平気・・・きっと・・生きてるもん・・」
ゾフィ「そっか。じゃ、いずれ街に帰って来るだろうよ。行こうぜ」バッ(運転席に飛び乗る)
肉まん君「・・・・・・・・・」
ユーリィ「・・・心配・・?」
肉まん君「いや、リチャードなら問題はないのだが・・・」ちら(砂漠の果てを眺める)
ユーリィ「??」
肉まん君「・・なんでもない。さぁ、だしてくれ」
ユーリィ「・・ハイヨォ~・・」ぱし~ん(実にやる気のない感じで手綱を叩く)
ポポ「アオ~~~~~~」
ド・ド・ド・ド・ド・ド・ド・・・
(サザンゴッドのバウンティハンター、生き残った者はクエスト完了。リチャードの生存、不明・・?)
GOTOGOTOGOTOGOTOGOTO
UBU「よっと!!」シュタッ(運転席に飛び降りる)
エリクセン「・・・・・・・・・」ゴトゴトゴト・・(静かに手綱を操縦しながら横目でUBUを見る)
UBU「さ、止まってちょうだいな。あたちも事を荒立てたくはないからね」
エリクセン「断ったら?」パシーン(手綱を叩く)
ガーグァ「コケー」
UBU「そしたら・・無理矢理にでも、停めるしかないわね」
エリクセン「・・・・・・。悪いがまだこっちの任務も終わっちゃいないんだ。だからあきらめるわけにはいかない。それだけだ」
UBU「あら、あなたを護るボディガードはもういないのよ?それともあんたが自分でコンテナを守ってみる?」コンコン(言いながら後ろのコンテナを拳で叩く)
エリクセン「いや・・それは俺の仕事じゃない」
UBU「ほえ・・?」
エリクセン「あんた、なんで俺がこの緊急時に速度をあげないか分かるか?」ゴトゴトゴト・・
UBU「え・・・・」
バシューーーーーーーーーーン
(運転席に座るUBUの真横の砂中から、突如姿を現す緑色のギルドナイト装束を纏ったちいちゃい子。パッと見、帽子は被っていないが、頭に何やら「おかしげな面」を付けている)
UBU「!!(ギルドナイト!?)」
ウル「見つけた・・っチャ♪」にや(空中で微笑む)
To Be Continuedランキング参加中でるくす♪皆様の激アツ一票お待ちしております☆
作者「なんだか最近は雷とか竜巻とか豪雨とか熱中症とかやたらと注意報、警報が出てますが、そんなおっかない時世、読者の皆様は何を考えていますか!?え!?「たいして..別に..お前なんかに..その」ですって!?まぁ悪いでもそんなところがあたモン読者たる故の所以でしょうに♪え~、あっ、さってぇ~、次回はいよいよ「Massive Unidentified Target編」のラストなのです!!突如砂漠に現れた「おかしげな面」を被ったちびっ子ナイト、ウル!!これを迎え討つのは「おお!我らがあんまん女」ことUBU!!果たしてUBUはコンテナの秘宝をGE出来るのか!?ちびっ子ナイト対あんまんハンターの戦いが読めるのはあたモンだけ!!(当たり前
)そんだこんだで次回!!
8/5(火)0時更新 「Massive Unidentified Target/PART13(完)」
作者「で、会おうぜ」
ゾフィ「って、お前誰だよ」
作者「わんにゃ~」
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Massive Unidentified Target/PART12
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