「お嬢って世間知らずでバカだけど」の巻

一方、緑安商店街通りでは....


ロージー「フウマさん！？ライマさん！？」


ライマ「があああああああああ！！」（もの凄いよだれを垂らしながらロージーに襲いかかってくる黒目の大男）

フウマ「うがああああああああ！！」（同じく白目の大男）


ファイヤージンガー「お嬢！こっちに来るぞ！！」

ロージー「うひいいいいいいいいいい」



彭関越「どうしちまったんずら！？二人とも！！」


ガルグイユ「ロージーおねえちゃん！サメ君達の後ろに！！」ザッ

ロージー「うひいいいいいいいいいい」スタコラサッサ


ライマ「うおおおおおおおおおおおお！！」（両手を挙げて襲い掛かってくる）

フウマ「うごおおおおおおおおおおお！！」（同じく鬼気迫る）

彭関越「なんのこれしきぃいいいいいい！！」


ガシーーーーーーーーン
（二人の大男が振り下ろす両手を片手ずつ受け止める河狸獣）


ファイヤージンガー「いいぞ出っ歯！お嬢！今のうちにその狩猟笛を使って援護だ！！」

ロージー「はっそうね！！」

ゴイン（ユクモノホルンを抜く）

ロージー「ふうううううううううううう」

プップクプップップ～♪

ロージー「スピード・・・ア～ップ」シャキーーーーーーーーーーン（自分の移動速度アップ）

ファイヤージンガー「え？」

ロージー「じゃ、ガルグイユ君！関君！頼んだわよ！！」ちゃき

ガルグイユ「へ・・」


すたこらさっさっさぁ～
（でっかい笛を担いだまま勢い良く遠くへ逃げる海賊Jのカリピスト）


ガルグイユ「・・・・・・・・」（絶望的な顔）






「あたちのモンハン日記」
☆カーブーの東方見聞録編☆







～緑安、路地裏


カーブー「お前が習得できなかった龍の型！！とくと見せてやろうじゃねぇか！！」シュオオオオオオ

黄「フフ・・・お手並み拝見だ」シャホオオオオオ・・・・


雪左「いやぁ～二人共、えらい練気力どすなぁ～♪」（物置小屋の角から顔を出して見てる）

宗方「特に川村殿の発勁は今まで見た中で一番猛っているでござる・・！」


カーブー「いくぞ！！龍意六合！！」ガッ

黄「・・・・・（龍意六合・・？）」ザッ


雪左「あちきもはじめて見ましたわぁ～。あんなに激してる川村はんの姿」

宗方「おそらく問題があるとすれば・・そこなのでござる」

雪左「え・・？」


カーブー「てめぇのその傲岸不遜なプライドを、轟竜の猛進が如き突きで粉砕してやるぜ！！（さぁ轟竜よ！！陸の絶対王者たるその豪胆さを俺に貸してくれ！！）」


宗方「今の川村殿が発している練気の原動力は怒り・・・それが問題なのでござる！！」

雪左「どういうことどす？怒りは力の源、ってよう言いますが・・？」

宗方「あくまでも太刀真山というのは活人剣。怒りと憎悪は破壊と殺戮しか生み出さないのでござる・・！」


カーブー「ハァ！！（思い描け！！轟龍が勇ましく大地を駆けるその姿を！！）」


宗方「龍の型は決して人を殺める為の剣技にあらず・・さすれば大いなる龍の意志もまた、怒りに満ち足りた殺意と同意することは拒否してしまう！！」


カーブー「！？（どうした・・！？龍意六合出来ない！！）」


雪左「じゃあ今の川村はんでは・・」

宗方「龍発勁を起こせぬ」


カーブー「なんでだ！？いつもなら上手くいくはずだろ！？」ブンブン（太刀を振り回す）

黄「・・・・・・。それが龍の型か？所詮は生ぬるい戯言をほざく活人剣の使い手がでっち上げた虚構の剣技なのだろう」

カーブー「違う！！太刀真山の奥義は確かに存在するんだ！！」

黄「もういい。貴様には心底失望させられた。蛮勇を強勇と勘違いした貴様の様な虚栄心だけの狩猟者が、常に自責の念を背負った剣豪の真似事をする事自体、笑止千万。殺すにも値しない愚命。今すぐ、太刀を放棄しろ」ザッ


雪左「あの構えは・・！？」

宗方「居合い斬りの構え・・！！」




～緑安、商店街通り

ライマ「グオオオオオオオオ！！」

フウマ「ウガアアアアアアア！！」

彭関越「なんのぉおおおおおおおおお！！」

ど～～～～～～～ん
（両手で二人を押し退ける河狸獣）


ガルグイユ「すごい力えしゅ！今のうちにサメ君も成体化して手助けするえしゅよ！！」

彭関越「待つずら！！ガルグイユ小人が大型化してしまってはまた町がパニックになっちまうずら！！それにこの二人を殺してしまうかもしれないずら！！」

ガルグイユ「じゃあ、どうするんえしゅか！？」

彭関越「二人はきっと一時的におかしくなっているだけずら！！ロージー小姐はおそらく二人を治す手がかりを探りに出かけたんずら！！おら達はそれまでこの二人をここに釘付けにしておくことが・・」ちら

ライマ＆フウマ「ウガアアアアアアアアア！！」ドシーーーーーーン（ダブルタックルしてきた）

彭関越「ぐわああああああああああ」

ドシャーーーーーーーン！！
（主屋に激突し倒壊させる）

ガルグイユ「河狸さん！！」




すたこらさっさっさぁ～♪
（商店街通りを意気揚々とでっかい狩猟笛を担ぎながら疾走する海賊J娘）

ファイヤージンガー「よぉお嬢！！何処まで逃げる気だ！？」

ロージー「逃げてるんじゃないの！！作戦を練るためよ！！」すたこらさっさ

ファイヤージンガー「で！？何か策が浮かんだか！？」

ロージー「PCP（フェンサイクリジン）による、一時的な総合失調症が引き起こす攻撃性増加・・・」タッタッタッタッタッタ！！

ファイヤージンガー「なんだぁ～！？じゃあ、あの二人は不安から来る恐怖心で凶暴化しちまったってわけか！？小心者ほど怒りっぽいって言うが、要するにおっかねぇからそいつを振り払うために攻撃するってわけだ」

ロージー「それだけじゃないわ！PCPの乱用は総合失調症を引き起こすの！虚しさと絶望感のみに支配され、やがて死を考えるようになる・・・放っておいたら二人は自我が崩壊して廃人になっちゃうわ！！」タッタッタッタッタッタ

ファイヤージンガー「暗黒商会のクソ共が・・・ろくなことにその知恵と技術を使いやがらねぇ！！」ペッ（受粉を吐く）

ロージー「抗不安薬・・・緩和精神安定剤・・マイナートランキラザー代わりになるもの・・！！」タッタッタッタッタッタ

ファイヤージンガー「お嬢って世間知らずでバカだけど、学はあるよな」

ロージー「ロラゼパムの効力に等しい成分を持っているもの・・・どれなの！？」タッタッタッタッタッタ

ファイヤージンガー「マヒダケとかでよ、眠らせちまうのは駄目なのかよ？」

ロージー「特効性のある麻酔薬じゃ余計に副作用である幻覚効果を強めちゃう可能性があるの！！今のあの二人は鎮静化させることが必要なのよ！！」

ファイヤージンガー「だったらよ、お嬢達が狩猟の時、モンスターを眠らせるあれ・・なんつったか？捕獲するっつーのか？あん時にお前ら（ハンター）が喜んでぽいぽい投げるあれを使えばいいじゃねぇか？」

ロージー「捕獲用麻酔薬で鎮静化・・・そうだわ！それよ！！」タッタッタッタッタッタ

ファイヤージンガー「狩猟に使う品物を売ってる万屋なら、この近くで見たぜ！そこ左だ！！きっと！！」

ロージー「あんたって、ほんっとにお喋りだけど、人間界の観察が大好きで、と～っても頭のいい素敵なドスビスカスよね！！そこがたまらなく愛おしいのよ♪」タッタッタッタッタッタ

ファイヤージンガー「よせやい。気持ちわりぃ。おっと！そこの看板が出てる店がそうだぜ！！」





黄「さて・・こっちは任務があるんだ。遊びはこれまでだ」チャッ（左腰にぶら下げてる天上天下無双刀の柄に手をかける）

カーブー「なんでだ・・・どうして龍意六合出来ないんだ・・！！」ワナワナ・・


宗方「川村殿！！怒りを沈め戦いに集中するでござる！！」


カーブー「土蔵さん・・・しかし、こいつはＵＢＵさんを愚弄したんだぞ！？その怒りをなぜ抑える必要があるっていうんだ！！」ブン（太刀を力強く振り下ろす）

黄「貴様に太刀は相応しくない」

カーブー「いちいちうるさい奴め！！少しは黙ってろってんだよ！！」グワン（太刀を振りかぶる）

黄「ならばそのなまくらを破壊するまで」にや

カーブー「うるせえぞぉおおおおおおおおおお！！」ブーーーーーン（縦斬り）

黄「・・・・・・・・・・」フッ


ジャキーーーーーン
（目にも留まらぬ速さで抜刀する黄）


宗方「！？」

雪左「川村はん！！」


カーブー「・・なんだ・・・？」ぷるぷる（大きく振り上げたユクモノノダチを持つ両手が震える）

黄「言ったはずだ。貴様に太刀は相応しくないとな」チン（刀を鞘に納める）

カーブー「・・・・・・・・・・・・・・？」


バギャアアアアアアアアアアン！！
（ユクモノノダチの刃が粉々に砕け散る）


カーブー「！！」


宗方「なっ！？」

雪左「武器破壊・・・混隻魔王は最初から川村はんのユクモノノダチを狙って斬ったんどす！！」


カーブー「そん・・な・・・・・」

パラパラパラパラ・・・・・
（鈍い光りを放ちながら飛散する刀の破片）

黄「某が出来る弱者への慈悲は、その獲物を破壊し戦闘不能にすること。どうだ？これぞスキル「破壊王」の正しい使い方だと思わないか？」にや（無造作に乱れた前髪の隙間から左目に当てた眼帯が不気味に見える）


宗方「破壊王・・・その技能を活かして川村殿のユクモノノダチを・・！！」


黄「言ったはずだ。某に龍の型など不要だと」


宗方「そうか・・その答えが今の一刀なのでござる・・！」

雪左「え・・？」

宗方「残された右腕を限界突破まで練磨し、異常強化を果たしたその高度な片手抜刀の威力に、破壊王という技能を組み合わせる・・・黄思文は一撃必殺の抜刀斬りを完成させたのでござる！！」


黄「分かったか？ユクモの川村。これが・・実力の差というものだ」にや

カーブー「・・・・・・・・・・・」ガクーーーーーーン！！（両膝から崩れ落ちる）


パシュウウウウウウウウウ・・・・
（カーブーを覆う練気が静かに音を立て弾け散る）


雪左「川村はんの練気が・・！！」

宗方「いかんでござる・・萎縮した為に川村殿を覆う練気が消失してしまった・・！！」


カーブー「・・・・・俺は・・・俺は何も出来やしないのか・・！？」

黄「哀れユクモの川村。獲物を失い戦意喪失したか。お前は所詮、その程度の男だったというわけだ」

カーブー「・・・・・・・・・・・」ガクガクガクガク・・・・

To Be Continued..





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三連休三連休珍道中～皆様の連休冒険録はどないでっか！？え！？それなりにですって！？そうですか！！そりゃよかったですそんだこんだの次回「あたすのモンハン日記」ストーリーモードを思案する為に必要不可欠なザ・中継ぎ記事はぁ～

9/17（水）0時更新 まったく何をやるか未定だす

をお送りしますだすだ！！とにかく次回もでっかい声出してコロコロ回りながら読もう叫ぼうのたうち回ろう